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スローライフに不穏な足音
赤い目
???
身体を支えられて向かった先は2階の寝室。
「あのぉ~、私 眠たくないけど?」
「疲れてないのか?」
「まったく」
「・・・気分は?」
「良好」
「・・・そうか、だが 少し休んだ方が良くないか」
「なんで」
「なんで?兎に角身体を休めろ」
「洗濯 したいんだけど!」
なんだこのやり取りは!
???なんか 私の目が悪くなったのか、無言になってしまったアオトの顔に 俺の言うことを聞いて休め!と大きく書かれてるのが 私には見える!
「そうね、下のソファーで少し休んでから洗濯しようかな?」
気まずい!もの凄く気まずい!!
右足はトントンとリズムよく音を鳴らして喜怒哀楽が抜けてアオトの顔は無の表情。
私の本能が、今のアオトに逆らうな!と言っている。
「下に行くぞ」
「ヒャッっ」
突如 アオトが私をお姫様抱っこした為に変な声が出てしまったが、アオトは完全に無視して私を抱えたまま、1階のリビングに連れて来られてそのままソファーに降ろされた。
アオトよ、いきなりのお姫様抱っことかは心臓に悪い!は、絶対に言えない。
腕組して見下ろすアオト。
大人しく座って 「ありがとう」 この言葉以外言うなと本能が警告して来る。
こんなアオトは、冒険者ギルドで怒ってるアオトしか知らない。
私がいつアオトを怒らせたのよ!?
私は何もしてないし怒らせる事をした覚えもないが、一応 思い起こす・・・コウキの山を褒めたから?引き攣らせたお顔は 怒のお顔だった?違うよな?
コウキに文句を言えなくて私に八つ当たりしてる?
「はぁぁぁ。いいか、どんなに魔法力が少ない奴でも多い奴でも、皆ステイタスでMPで表示されて自分で確かめられる。MPの数値が減れば倒れるか意識不明だ。HPの数値が0になれば死亡だ。ミホのステイタスにどちらも表示がない」
ぇっ?意識不明!?
ぇっえええええ!!死亡!
ジュナイルなんてことしてくれたんだ!!!
HP減ってるのに気がつかないまま突然死亡?!って事だよね!?!?!?
なんてことだ!HP 0であの世行きは聞いてない。HPもMPも私には関係ないって、もしかしなくても 私がいつあの世に行っても関係ないって事だったの?
酷い・・・理由がわからないままに死んで選択でこの星に自ら来たけど 迷惑だったとか?
迷惑なら最初から選択なんて無ければ良かったのに。
でも、少しは想いを果たせたかな!?
その日になにをして過ごすが決め、ゆっくり過ごすスローライフ。
夢は叶ったか。
思い残す事は・・・無いはずなのに腕組みして立ってるアオトが気になる。
私が居なくなっても きっと私が居なかった時に戻るだけ。
それだけ。たまに こんな奴が居たな。なんて思い出してくれたら良いな。
腕組みしてるアオトが、目を見開いて 私の頭ごと抱きしめられてしまった。
同じ石鹸の匂いが 鼻腔に優しく広がる。
「・・・悪かった。怖がらせたかった訳じゃない。だから泣くな」
死ぬのが怖くないっていったら嘘だ。それに私が泣いてるのも嘘に決まってる。
「我がついてるから安心しろ。な」
な。と共にアオトが顔を覗き込んで 親指で涙を拭われて益々 涙が溢れて止まらなくなる 私に何も言わずに もう一度抱き締めてくれた。
止まらない涙。
自分が なんで泣いてるのか 分かるようで分からない。
誰かにしがみついて 泣いたのはいつ以来だろう。
宣言通りに帰ってきた ユキナに目が赤いと心配されてしまった。
「ぶっかけ素麺でいい?」
ぶっかけと 言ってるけど レタスを少し太めの千切りの上に素麺。その上にキュウリ・ハム・薄焼き卵の千切りにした物とトマトを彩り良く乗っけてその上から、麺つゆをぶっかけて 食べる。冷やし中華の和風バージョンだ。
美味しいコメントを言ってくれるユキナが「美味しいです」のたった一言呟いた後は、ずっと私を探る目で見てくる。
うぅ泣いた自分が恥ずかしい。
「後でさ、おやつ作るけど手伝う?」
「今日はダメです。明日にしましょう」
ニコッと笑ってるけど 空気が絶対的にダメって言ってる。
ぶっかけ素麺も、私は 隣から口を出しても手を出すと取り上げられて、教えて下さいと言われてなにもできなかった。
「明日教えて下さい」
黙ってると 念押しで 私から返事を引き出すユキナに仕事が出来る男の片鱗を見てしまった。
「明日ね。わかった」
長いものには巻かれろ。先人の人はいい言葉を残してきたな、正しく今 逆らうと後々大変な事になりそうなよ感に、私は長いものには巻かれる事にした。
「今日はかなり力も使ったんですから大人しくゆっくりして下さい」
身体を休めればMP・HPは普通に元に戻るから 休めと進めて来るアオトもユキナも、私を心配しての言葉なんだから 素直に休んでいよう。
お昼からはウッドデッキに寝茣蓙を引いてゴロゴロして過ごした。側にアオトが当然の様に寝そべりユキナはゆっくり椅子に座って居た。
身体を支えられて向かった先は2階の寝室。
「あのぉ~、私 眠たくないけど?」
「疲れてないのか?」
「まったく」
「・・・気分は?」
「良好」
「・・・そうか、だが 少し休んだ方が良くないか」
「なんで」
「なんで?兎に角身体を休めろ」
「洗濯 したいんだけど!」
なんだこのやり取りは!
???なんか 私の目が悪くなったのか、無言になってしまったアオトの顔に 俺の言うことを聞いて休め!と大きく書かれてるのが 私には見える!
「そうね、下のソファーで少し休んでから洗濯しようかな?」
気まずい!もの凄く気まずい!!
右足はトントンとリズムよく音を鳴らして喜怒哀楽が抜けてアオトの顔は無の表情。
私の本能が、今のアオトに逆らうな!と言っている。
「下に行くぞ」
「ヒャッっ」
突如 アオトが私をお姫様抱っこした為に変な声が出てしまったが、アオトは完全に無視して私を抱えたまま、1階のリビングに連れて来られてそのままソファーに降ろされた。
アオトよ、いきなりのお姫様抱っことかは心臓に悪い!は、絶対に言えない。
腕組して見下ろすアオト。
大人しく座って 「ありがとう」 この言葉以外言うなと本能が警告して来る。
こんなアオトは、冒険者ギルドで怒ってるアオトしか知らない。
私がいつアオトを怒らせたのよ!?
私は何もしてないし怒らせる事をした覚えもないが、一応 思い起こす・・・コウキの山を褒めたから?引き攣らせたお顔は 怒のお顔だった?違うよな?
コウキに文句を言えなくて私に八つ当たりしてる?
「はぁぁぁ。いいか、どんなに魔法力が少ない奴でも多い奴でも、皆ステイタスでMPで表示されて自分で確かめられる。MPの数値が減れば倒れるか意識不明だ。HPの数値が0になれば死亡だ。ミホのステイタスにどちらも表示がない」
ぇっ?意識不明!?
ぇっえええええ!!死亡!
ジュナイルなんてことしてくれたんだ!!!
HP減ってるのに気がつかないまま突然死亡?!って事だよね!?!?!?
なんてことだ!HP 0であの世行きは聞いてない。HPもMPも私には関係ないって、もしかしなくても 私がいつあの世に行っても関係ないって事だったの?
酷い・・・理由がわからないままに死んで選択でこの星に自ら来たけど 迷惑だったとか?
迷惑なら最初から選択なんて無ければ良かったのに。
でも、少しは想いを果たせたかな!?
その日になにをして過ごすが決め、ゆっくり過ごすスローライフ。
夢は叶ったか。
思い残す事は・・・無いはずなのに腕組みして立ってるアオトが気になる。
私が居なくなっても きっと私が居なかった時に戻るだけ。
それだけ。たまに こんな奴が居たな。なんて思い出してくれたら良いな。
腕組みしてるアオトが、目を見開いて 私の頭ごと抱きしめられてしまった。
同じ石鹸の匂いが 鼻腔に優しく広がる。
「・・・悪かった。怖がらせたかった訳じゃない。だから泣くな」
死ぬのが怖くないっていったら嘘だ。それに私が泣いてるのも嘘に決まってる。
「我がついてるから安心しろ。な」
な。と共にアオトが顔を覗き込んで 親指で涙を拭われて益々 涙が溢れて止まらなくなる 私に何も言わずに もう一度抱き締めてくれた。
止まらない涙。
自分が なんで泣いてるのか 分かるようで分からない。
誰かにしがみついて 泣いたのはいつ以来だろう。
宣言通りに帰ってきた ユキナに目が赤いと心配されてしまった。
「ぶっかけ素麺でいい?」
ぶっかけと 言ってるけど レタスを少し太めの千切りの上に素麺。その上にキュウリ・ハム・薄焼き卵の千切りにした物とトマトを彩り良く乗っけてその上から、麺つゆをぶっかけて 食べる。冷やし中華の和風バージョンだ。
美味しいコメントを言ってくれるユキナが「美味しいです」のたった一言呟いた後は、ずっと私を探る目で見てくる。
うぅ泣いた自分が恥ずかしい。
「後でさ、おやつ作るけど手伝う?」
「今日はダメです。明日にしましょう」
ニコッと笑ってるけど 空気が絶対的にダメって言ってる。
ぶっかけ素麺も、私は 隣から口を出しても手を出すと取り上げられて、教えて下さいと言われてなにもできなかった。
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黙ってると 念押しで 私から返事を引き出すユキナに仕事が出来る男の片鱗を見てしまった。
「明日ね。わかった」
長いものには巻かれろ。先人の人はいい言葉を残してきたな、正しく今 逆らうと後々大変な事になりそうなよ感に、私は長いものには巻かれる事にした。
「今日はかなり力も使ったんですから大人しくゆっくりして下さい」
身体を休めればMP・HPは普通に元に戻るから 休めと進めて来るアオトもユキナも、私を心配しての言葉なんだから 素直に休んでいよう。
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