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第10話:「因縁の再会、緊縛輪姦の宴」◇
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――髄菩の意識は、暗闇から浮かび上がる。
その意識を揺さぶるは、鈍く不快な痛覚。そして思い起こされる、自分等が置かれていた危機的状況の記憶。
「――……ッ!」
それらから意識が覚醒に至り、髄菩は目覚めその眼を見開いた。
「……ッ?」
その見開いた目が最初に認識したのは、何か薄暗い空間の光景。
一般的な家屋の一部屋分の面積はあるが、暗い灰色一色のその様相は、お世辞にも陰気では無いとは言えない。
「――髄菩っ!」
その髄菩に、側方より良く知った声色での声が掛かる。
そこにあったのは、金髪のショートボブの映える気の強そうな美少女――他でもない芹滝の、性転換の際の美少女姿。
纏うはいつもの軽量装甲戦闘服7-型。
しかし今に在っては、普段と大分状況を異にする光景が同時にある。
芹滝は少し大げさなまでに堅牢そうな椅子に座らされ。その腕は後ろ手に回され、また頑丈そうな手錠により拘束され。足は椅子の脚部にまた足錠で拘束されていた。
その様相で、芹滝はその気の強そうな顔に。髄菩を案じ、同時に少しの不安を感じさせる、悲観とも言える色を作ってこちらを見ている。
「……っ!」
そして髄菩は次には、その芹滝が見つめる自身の状態にも気づく。
自分の身体を見下ろせば、髄菩は芹滝と並び。引き続きの美少女の身体に軽量装甲戦闘服7-型を纏う姿で、同じく椅子に座らされて手錠足錠で拘束されている状態にあったのだ。
「大丈夫……なワケは無いよな……っ」
「っ……寝覚めとしては最悪だな」
続け心配そうに、そんな尋ねる言葉を寄越した芹滝に。髄菩は皮肉を混ぜてそう言葉を返す。
ここまで確認しただけでも、自分等があの後にどうなり。現在はどういう状況に陥っているのかの推測は、遠慮したいほどに容易であった。
「――そちらのお嬢さんも、お目覚めのようだね」
そんな所へ、傍から言葉が割り込んだのはその時だ。
「!」
視線を上げると同時に、髄菩の視界の端。今の陰気なその一室の端から、髄菩と芹滝の前に一人の人物が現れ立った。
人物は30代程と見える男性。その顔立ちは整いながらも、何か狡猾そうで陰のある雰囲気を見せている。
そしてしかし目を引くは、比喩ではなく青色に染まるその肌色。そして白髪の髪に飾られるその頭部の両側から生える、闘牛のような角。
その人物は、この異世界の地に存在し見られる、魔族と分類される人種であった。
そしてその恰好は、軍服姿。それは鋼獣帝国陸軍の軍人が着用するものであった。
「こちらは?」
そんな現れた魔族の軍人男性に向けて。髄菩はその本人には尋ねずに皮肉気な表情だけを見せて、隣の芹滝に尋ねる。
「帝国軍の、中佐殿だそうだ」
それに芹滝も、その気の強そうな美少女顔にまた皮肉の色を作って。その魔族の軍人男性に関わる事項を説明する。
「フフ。今の状況下でそのような様子態度とは、さすがは内には男児を宿すお嬢さん方と言った所か?」
その二人の会話に、その魔族中佐は嘲るような声色でそんな言葉を割り入れてくる。どうやら二人の本当の性別が男性である事も、すでに掌握されているようであった。
「個人の気質であって、性が関係するとは自分は思わないが――それより、帝国軍はなかなか手荒な歓迎をしてくれるようですね、中佐?」
しかしそれに髄菩は掘り下げては付き合わず。話題を変えて、あえての高慢な色すら作ってそんな言葉を投げかける。
それは先の戦闘での一連の状況から、現在の自分等の扱いまでに不服を訴えるもの。
「おやおや。これでもその命と麗しい身体のために、配慮とケアをさせてもらったのだがね?」
それに魔族中佐は何か、ワガママなお嬢さんの注文に困るように、しかし引き続きの嘲る色を混ぜて。そんな説明の言葉を寄越す。
どうやら、戦闘状況から拘束した髄菩等の身柄の取り扱いに、一定の配慮はしたらしい。
「それに、手荒と言う言葉はそのまま返させてもらいたいねぇ?私が君等から受けた〝歓待〟もまた、苛烈で激しいものであったよ。そう――その焼かれ裂かれる苦しみは、絶叫し、のたうち回る程にね」
そしてしかし。次に魔族中佐が紡いだのは、その眼より笑みを消してのそんな訴える言葉だ。
「?」
それが何を示し訴えるものなのか、髄菩は理解できずに怪訝な顔を作る。その言葉は何か、髄菩等とその魔族中佐に過去に関りがあったかのようだが、髄菩に思い当たる節は無い。
「反抗作戦の前。俺等が防護線で迎え撃った装甲部隊の事だとよ」
それに解答の言葉を寄越したのは、その魔族中佐当人ではなく、隣の芹滝だ。
「装甲部隊……?――まさか、あの時のッ?」
それにも髄菩はまた怪訝な顔を作ったが。しかし一拍置き、髄菩はその示す所に思い当たるに至った。
大反抗攻勢作戦が開始される数日前。髄菩等が配置し防護を担っていた戦闘地域の防護線。そこで迎え撃ち撃退した、進行を試みて来た戦車と装甲車輛の計3両から成る装甲部隊。
紡がれた話が示すは、それの事であったのだ。
「中佐殿は、その指揮を執っていたんだと。髄菩、お前が仕留めた戦車だよ」
さらに芹滝は、呆れしかし刺す視線で魔族中佐を見つつ。明かし補足する言葉を髄菩に告げる。
「まさか――いや〝あの噂〟、本当だったのか」
髄菩は最初、まさかと怪訝な色を浮かべる。あの時撃破した帝国軍の戦車は、一瞬で大破炎上して生存者など居るはずが無かった。
しかし次には思い当たる所の記憶が浮かび、また声を零す髄菩。
――この異世界の地は機械文明と、『魔法』文明が共に栄える世界であった。
そしてこの世界では、必ずでは無いが状況状態が条件を満たせば。
その魔法の内でも特殊で強力なものによって、死者を蘇生――生き返らせる事すら可能とするのだ。
その存在の噂は髄菩も聞き及んでおり。その事と今の魔族中佐の言葉が、ここにきて合致した。
「成程」
髄菩はそれに、未だ眉唾とは感じつつも一応は納得し。同時に呆れた色で魔族中佐を見る。
魔族中佐がそれからの強い恨みを抱いているのであろう事は、ここまでを聞くに明確。
そしておそらく執念から、その己を屠った存在が髄菩等である事を突き止め。現在こうしてその髄菩等を捕らえ目の前にしている現状に、何らかの企みの抱いているであろうことは想像に難くなかった。
「思い出してくれたようだねぇ、可憐な機長殿?君から受けたあの地獄の苦痛は、今も忘れられないよ」
一連の事情に納得、合致がいった髄菩に。
魔族中佐はまた目の笑っていない笑みで、髄菩にそんな言葉を掛けてくる。
おそらく魔法により蘇生されこそしたが、身を焼かれ一度死んだ苦痛は、その心と体に焼き付いているのであろう。
「よく言う、そちらは領土野心から侵略を行っている立場だろう?殺し合う今の現実は痛ましいとは思うが。貴官に同情はできないし、恨まれるのもお門違いだ」
しかしそれを受けた髄菩は、冷淡な色で率直な言葉をぶつけ返す。
「フフ、どこまでも強気なお嬢さんだ」
しかし、議論を交わす気は無いという様子で。魔族中佐はそんな嘲る言葉を降ろして来る。
「それで?中佐殿は何がお望みだ?同じ形での復讐を望むと言うのなら、戦闘の内で自分等を仕留め弾けばよかっただろう?」
髄菩もそれに限っては同じで。髄菩は話を変え、その魔族中佐の企みを探る言葉をぶつける。
「フフフ、私も当初はそれを考えはしたが――しかし、私も何も暴力などが好きなわけでは無くてね。思わぬ形で君等を手に入れられ、そして蓋を開けてみれば、それが可憐な美少女たちだったではないか」
それに、魔族中佐はまた答える言葉を紡ぎ。
「なので、君等で〝楽しむ〟方向に考えを変えたよ――」
そしてそう、含みのある言葉を、次に髄菩と芹滝に向けて紡いで見せた。
「――」
(ッ)
紡いだ魔族中佐のその顔に浮かぶは、ここまでとは少し変えられた加虐的な色の企みの色。
それだけで髄菩と芹滝が。魔族中佐がその内宿すであろう、禄でもない企みと欲望に感づくには十分過ぎた。
「まず、面白いものを見せよう」
魔族中佐のそれに感づき、軽蔑の色を浮かべ。もしくは内心で悪態を吐いた髄菩と芹滝をよそに。魔族中佐は続けてそんな言葉を発すると、次には二人の前に一歩近づき、そしてその片手を軽く翳す。
直後、その手の動きに合わせて。二人の前に、透き通る半透明のスクリーンのようなものが投影された。
それはまた、この世界の魔法によるもの。
実の所、髄菩や芹滝もこの異世界の地に降り立って以来。類似のものを何度か見ており、別段それ自体に驚くでは無い。
「!」
「――ッ」
しかし、次にその魔法スクリーンに映し出された映像光景に。
芹滝は微かに目を剥き驚き、髄菩は悪態に口を慣らした。
《――んちゅっ♡んぷっ♡っ……んぅっ♡》
《ひぁ……♡んぃっ♡あっ♡やぁぁっ♡》
《あっ♡あっ♡あっ♡》
《んぶっ♡んぅ♡んんぅっ♡》
魔法スクリーンが映したのは、今のこの場よりはいくらか広い、しかし同じく薄暗く陰気な一室空間。
そして同時に届けられ響いた音声、それは複数の女の嬌声。
映ったのは、四人の女が緊縛拘束されて。中年から壮年の年齢層の男達に囲われ犯される光景。
そして何よりその四人の女こそ、薩来に藩童の二人と。そして上道(かみみち)と静別(しずべつ)という名の、芹滝機の砲手と操縦手の二人であった。
四人は一様に、その服装装備を剥がれて全裸に剥かれ。そしていずれもその身に動物用の赤い首輪を付けられ、何より赤い縄でその身体を緊縛拘束されていた。
四人のそれぞれの魅惑の女体が、緊縛によって淫靡に背徳的に魅せられている。
そしてその姿で、それぞれの形で囲う男達に輪姦されていた。
《――んぷっ……っ、んんっ♡」》
今は茶髪ポニーテールの映える、四人の中で一番のボンキュボンな美少女姿の薩来は。
頑丈な椅子にその身体を転がすように座らされ、M字開脚と後ろ手のあられもない姿勢で緊縛拘束され。
おマンコにチンポを突き込まれて、ねちっこくピストンで突かれながら。その口にも勃起チンポを捻じ込まれてフェラ奉仕をさせられ。さらにはそのポニーテールを利用されてのチンポへの髪コキを楽しまれている。
《んっ……んぅ……っ!♡》
元は感情の起伏が乏しく、普段から不気味な笑みの怪しい雰囲気の薩来だが。
しかし今は他方からのチンポ攻めに、「柄ではない」とその顔に悩ましい色で抵抗のそれを見せながらも。
だがチンポでおマンコを突かれる甘美な刺激には抗えないのか。表情は可愛らしく蕩けけ、堕ちる兆候が見え始めていた。
《――やぁっ♡んあっ♡んあっ♡》
その近く隣でまた犯されるは、今は悪魔娘っぽい美少女姿の薩来。
髄菩や薩来と比べて肉付きは控えめだが、完璧なバランスのボディをやはり緊縛で飾られ。
後ろ腕や背中、脚から伸びて天井に掛けられる縄で吊られ。片足で立たされもう片足を大きく開脚させられ、半身を横に捻って魅せられるあられもない恥辱のポーズを取らされている。
開脚した足を男に抱えて捕まえられる体位で。腰を打ち付けられ、そのおマンコをチンポのピストンで突かれながら。回された男の腕でその乳房を揉みしだかれ愉しまれている。
さらに藩童の身体の前にも男が立ち、空いたもう片方の乳房乳首に、チンポの亀頭を押し付けてその感触を楽しんでいる。
《ゃぁっ♡ひぁっ♡ああんっ♡》
それらのチンポ攻めが与える甘美な刺激に。
藩童もまた、普段はどこか読めない不気味なものであるその表情様相を。しかし今にあっては、赤らめて悩ましく可愛らしく歪め。
甘く鳴く淫靡な悲鳴を上げてしまっていた。
《――あっ♡あっ♡あっ♡!》
その近くでまた響く嬌声を上げるは。セミショートが映えて、口に覗くギザ歯がチャーミングなナイスバディな美少女。
その正体は、芹滝機の93AWVの砲手である上道。
《んぁ♡も、もうっ♡あっ、あんっ!♡》
その上道は、しかしやはり裸に剥かれたそのボディを緊縛され。背中から伸びる縄に吊られて、前屈みで立たされる姿勢にある。
そしてその体勢で背後から男に尻腰を捕まえられて、その尻に腰を打ち付けられておマンコをチンポで貫かれる、立ちバックのそれで犯されていた。
そしてそのギザ歯の覗く口元からは、しかしすでにチンポ攻めの刺激に悦んでしまっている甘い悲鳴が上がっていた。
上道は、すでにチンポの快楽に堕ちる寸前であった。
《――んじゅっ♡んぶぅぅっ!♡》
さらに淫らな輪姦の餌食とされるは。白髪にツーサイドアップの映える、少し小柄ながらも凛とした顔立ち雰囲気の映える美少女。
その正体は、芹滝機の93AWVの操縦手である静別。
「んぷっ……♡ふもっ♡んぷぅぅっ♡」
静別は、ここまでの例外に漏れずその裸体を緊縛され、後ろ手に拘束。膝を床に着かされ前屈みなる、四つん這いに近い状態を取らされている。
そしてその前後にはまた男が立ち。静別の尻と頭を捕まえて、その可愛らしい口と小さめのおマンコに、容赦なくチンポを突きこんでピストン運動を行っていた。
静別の塞がれた口からは漏れる声色は、くぐもり苦しそうながらも、悦ぶ色が混じっている。
静別もまた、輪姦される刺激快楽に陥落間近であったのだ。
《くふふ。この娘の能面も、大分ほぐれて蕩けてきたのう》
《こちらもだ。どこか不気味だった娘が、今は面白いように鳴いて悦びよる》
《こっちの活発な娘は、もう乱れ堕ちる寸前だぞ》
《こちらもだ》
その四人を輪姦する、中年から壮年の男達からは。
四人のそれぞれの様相の変化を。堕ち掛けているそれを面白がっての、下卑た笑い声が次々に上がっている。
明かせば男達は皆、鋼獣帝国軍の将軍、士官、上級将校。
先の戦闘の果てに、髄菩と芹滝同様に捕らわれた四人は。性欲旺盛な帝国軍の中年壮年男達に戦利品として宛がわれ、そのチンポに囲われ輪姦を楽しまれる今に至っていたのである。
「皆っ!」
「ッ……」
そんな、四人を囲い愉しむ緊縛輪姦の淫らな宴。
それを魔法スクリーンの向こうに見せられ、芹滝は思わず声を上げ。髄菩は苦虫を噛みつぶしたような顔を作る。
「このように、君たちの大事なお友達の身柄は我々が抑えている。お上の方々はお盛んで手が早くてね、あの子たちの身体は先に頂く形となってしまったが……」
そんな二人に、掛かるは魔族中佐の嘲る色での説明の言葉。
《んぶっ♡んぢゅっ、んぷっ♡んっ!♡》
《ぃぁっ♡あっ、あんっ♡あっ!♡》
《あっ♡あっ♡あんっ♡あぁんっ♡!》
《んぷっ♡んぉっ♡んんんっ!♡》
その直後。魔法スクリーンの向こうより四人からの、ここまで以上の嬌声悲鳴が聞こえ届く。
見れば、四人を楽しむ男達の輪姦行為のその動きが、いずれも激しさを増している。
行為のラストスパートが間近のようだ。そして、
《!――んふぅぅぅっ!♡♡♡》
《――ふゃぁぁぁぁぁんっ!♡♡♡》
《――んあぁぁぁぁんっ!♡♡♡》
《――んぷぅんんんっ!♡♡♡》
次には男達が次々に、一斉に近いそれで射精。
止めのチンポによる突き上げと、四人のおマンコや口に勢いよく射精された濃厚な精液が。
四人を甘美で強烈な絶頂へと導いた。
四人は一斉にここまで一番の、絶頂のそれを露わす甘い悲鳴を。もしくは嬌声交じりのくぐもった声を上げ。
緊縛されたそれぞれのたまらない身体を、淫靡にビクリビクリと震わせる姿を晒した。
「っ……」
その大事な同胞の背徳的で淫らな姿を、魔法スクリーンの向こう見せられ。
芹滝はその美少女顔を微かに赤らめつつ、しかし険しい色を作る。
「まぁまだ、悦びの天国を感じているだけだ。しかし……それが悦びのそれでななく、本当の形になって欲しくはないだろう?」
そこへ紡がれ寄越されるは魔族中佐の、嘲る色をまた混ぜた、そんななにか含みのある言葉。
「っ……!」
「ッゥ」
それに、また険しく苦い顔で返す髄菩と芹滝。
二人は今の姿こそ美少女だが。その精神は、何も世の中の不条理や残酷さを知らぬ生娘では無い。
殺し合いが当たり前の戦争の地で。お盛んな下郎共の性欲遊戯に付き合わされた程度、犬に噛まれたくらいと思い割り切れる。
しかし今の魔族中佐の言葉は。薩来等四人の生殺与奪の権を、向こうが握っている事を仄めかすものだ。
二人のそれは、それを嫌でも察してのもの。
「下種めッ」
「程度が知れるな」
それを前に、芹滝は吐き捨てる言葉を発して魔族中佐に叩きつけ。髄菩は冷淡に軽蔑を示す言葉を紡いで見せる。
「クク。どこまでも気丈な、男児の心のお嬢さん方だ」
しかしそれにも、魔族中佐は嘲り揶揄う言葉で返すのみ。
「同胞の命が大事なのならば。君等にも、少し余興にご協力いただこう――」
そして魔族中佐は。何かを企み、そして同時に加虐的な感情を抱いているであろう顔色様子で。二人にそんな言葉を降ろして紡いだ――
その意識を揺さぶるは、鈍く不快な痛覚。そして思い起こされる、自分等が置かれていた危機的状況の記憶。
「――……ッ!」
それらから意識が覚醒に至り、髄菩は目覚めその眼を見開いた。
「……ッ?」
その見開いた目が最初に認識したのは、何か薄暗い空間の光景。
一般的な家屋の一部屋分の面積はあるが、暗い灰色一色のその様相は、お世辞にも陰気では無いとは言えない。
「――髄菩っ!」
その髄菩に、側方より良く知った声色での声が掛かる。
そこにあったのは、金髪のショートボブの映える気の強そうな美少女――他でもない芹滝の、性転換の際の美少女姿。
纏うはいつもの軽量装甲戦闘服7-型。
しかし今に在っては、普段と大分状況を異にする光景が同時にある。
芹滝は少し大げさなまでに堅牢そうな椅子に座らされ。その腕は後ろ手に回され、また頑丈そうな手錠により拘束され。足は椅子の脚部にまた足錠で拘束されていた。
その様相で、芹滝はその気の強そうな顔に。髄菩を案じ、同時に少しの不安を感じさせる、悲観とも言える色を作ってこちらを見ている。
「……っ!」
そして髄菩は次には、その芹滝が見つめる自身の状態にも気づく。
自分の身体を見下ろせば、髄菩は芹滝と並び。引き続きの美少女の身体に軽量装甲戦闘服7-型を纏う姿で、同じく椅子に座らされて手錠足錠で拘束されている状態にあったのだ。
「大丈夫……なワケは無いよな……っ」
「っ……寝覚めとしては最悪だな」
続け心配そうに、そんな尋ねる言葉を寄越した芹滝に。髄菩は皮肉を混ぜてそう言葉を返す。
ここまで確認しただけでも、自分等があの後にどうなり。現在はどういう状況に陥っているのかの推測は、遠慮したいほどに容易であった。
「――そちらのお嬢さんも、お目覚めのようだね」
そんな所へ、傍から言葉が割り込んだのはその時だ。
「!」
視線を上げると同時に、髄菩の視界の端。今の陰気なその一室の端から、髄菩と芹滝の前に一人の人物が現れ立った。
人物は30代程と見える男性。その顔立ちは整いながらも、何か狡猾そうで陰のある雰囲気を見せている。
そしてしかし目を引くは、比喩ではなく青色に染まるその肌色。そして白髪の髪に飾られるその頭部の両側から生える、闘牛のような角。
その人物は、この異世界の地に存在し見られる、魔族と分類される人種であった。
そしてその恰好は、軍服姿。それは鋼獣帝国陸軍の軍人が着用するものであった。
「こちらは?」
そんな現れた魔族の軍人男性に向けて。髄菩はその本人には尋ねずに皮肉気な表情だけを見せて、隣の芹滝に尋ねる。
「帝国軍の、中佐殿だそうだ」
それに芹滝も、その気の強そうな美少女顔にまた皮肉の色を作って。その魔族の軍人男性に関わる事項を説明する。
「フフ。今の状況下でそのような様子態度とは、さすがは内には男児を宿すお嬢さん方と言った所か?」
その二人の会話に、その魔族中佐は嘲るような声色でそんな言葉を割り入れてくる。どうやら二人の本当の性別が男性である事も、すでに掌握されているようであった。
「個人の気質であって、性が関係するとは自分は思わないが――それより、帝国軍はなかなか手荒な歓迎をしてくれるようですね、中佐?」
しかしそれに髄菩は掘り下げては付き合わず。話題を変えて、あえての高慢な色すら作ってそんな言葉を投げかける。
それは先の戦闘での一連の状況から、現在の自分等の扱いまでに不服を訴えるもの。
「おやおや。これでもその命と麗しい身体のために、配慮とケアをさせてもらったのだがね?」
それに魔族中佐は何か、ワガママなお嬢さんの注文に困るように、しかし引き続きの嘲る色を混ぜて。そんな説明の言葉を寄越す。
どうやら、戦闘状況から拘束した髄菩等の身柄の取り扱いに、一定の配慮はしたらしい。
「それに、手荒と言う言葉はそのまま返させてもらいたいねぇ?私が君等から受けた〝歓待〟もまた、苛烈で激しいものであったよ。そう――その焼かれ裂かれる苦しみは、絶叫し、のたうち回る程にね」
そしてしかし。次に魔族中佐が紡いだのは、その眼より笑みを消してのそんな訴える言葉だ。
「?」
それが何を示し訴えるものなのか、髄菩は理解できずに怪訝な顔を作る。その言葉は何か、髄菩等とその魔族中佐に過去に関りがあったかのようだが、髄菩に思い当たる節は無い。
「反抗作戦の前。俺等が防護線で迎え撃った装甲部隊の事だとよ」
それに解答の言葉を寄越したのは、その魔族中佐当人ではなく、隣の芹滝だ。
「装甲部隊……?――まさか、あの時のッ?」
それにも髄菩はまた怪訝な顔を作ったが。しかし一拍置き、髄菩はその示す所に思い当たるに至った。
大反抗攻勢作戦が開始される数日前。髄菩等が配置し防護を担っていた戦闘地域の防護線。そこで迎え撃ち撃退した、進行を試みて来た戦車と装甲車輛の計3両から成る装甲部隊。
紡がれた話が示すは、それの事であったのだ。
「中佐殿は、その指揮を執っていたんだと。髄菩、お前が仕留めた戦車だよ」
さらに芹滝は、呆れしかし刺す視線で魔族中佐を見つつ。明かし補足する言葉を髄菩に告げる。
「まさか――いや〝あの噂〟、本当だったのか」
髄菩は最初、まさかと怪訝な色を浮かべる。あの時撃破した帝国軍の戦車は、一瞬で大破炎上して生存者など居るはずが無かった。
しかし次には思い当たる所の記憶が浮かび、また声を零す髄菩。
――この異世界の地は機械文明と、『魔法』文明が共に栄える世界であった。
そしてこの世界では、必ずでは無いが状況状態が条件を満たせば。
その魔法の内でも特殊で強力なものによって、死者を蘇生――生き返らせる事すら可能とするのだ。
その存在の噂は髄菩も聞き及んでおり。その事と今の魔族中佐の言葉が、ここにきて合致した。
「成程」
髄菩はそれに、未だ眉唾とは感じつつも一応は納得し。同時に呆れた色で魔族中佐を見る。
魔族中佐がそれからの強い恨みを抱いているのであろう事は、ここまでを聞くに明確。
そしておそらく執念から、その己を屠った存在が髄菩等である事を突き止め。現在こうしてその髄菩等を捕らえ目の前にしている現状に、何らかの企みの抱いているであろうことは想像に難くなかった。
「思い出してくれたようだねぇ、可憐な機長殿?君から受けたあの地獄の苦痛は、今も忘れられないよ」
一連の事情に納得、合致がいった髄菩に。
魔族中佐はまた目の笑っていない笑みで、髄菩にそんな言葉を掛けてくる。
おそらく魔法により蘇生されこそしたが、身を焼かれ一度死んだ苦痛は、その心と体に焼き付いているのであろう。
「よく言う、そちらは領土野心から侵略を行っている立場だろう?殺し合う今の現実は痛ましいとは思うが。貴官に同情はできないし、恨まれるのもお門違いだ」
しかしそれを受けた髄菩は、冷淡な色で率直な言葉をぶつけ返す。
「フフ、どこまでも強気なお嬢さんだ」
しかし、議論を交わす気は無いという様子で。魔族中佐はそんな嘲る言葉を降ろして来る。
「それで?中佐殿は何がお望みだ?同じ形での復讐を望むと言うのなら、戦闘の内で自分等を仕留め弾けばよかっただろう?」
髄菩もそれに限っては同じで。髄菩は話を変え、その魔族中佐の企みを探る言葉をぶつける。
「フフフ、私も当初はそれを考えはしたが――しかし、私も何も暴力などが好きなわけでは無くてね。思わぬ形で君等を手に入れられ、そして蓋を開けてみれば、それが可憐な美少女たちだったではないか」
それに、魔族中佐はまた答える言葉を紡ぎ。
「なので、君等で〝楽しむ〟方向に考えを変えたよ――」
そしてそう、含みのある言葉を、次に髄菩と芹滝に向けて紡いで見せた。
「――」
(ッ)
紡いだ魔族中佐のその顔に浮かぶは、ここまでとは少し変えられた加虐的な色の企みの色。
それだけで髄菩と芹滝が。魔族中佐がその内宿すであろう、禄でもない企みと欲望に感づくには十分過ぎた。
「まず、面白いものを見せよう」
魔族中佐のそれに感づき、軽蔑の色を浮かべ。もしくは内心で悪態を吐いた髄菩と芹滝をよそに。魔族中佐は続けてそんな言葉を発すると、次には二人の前に一歩近づき、そしてその片手を軽く翳す。
直後、その手の動きに合わせて。二人の前に、透き通る半透明のスクリーンのようなものが投影された。
それはまた、この世界の魔法によるもの。
実の所、髄菩や芹滝もこの異世界の地に降り立って以来。類似のものを何度か見ており、別段それ自体に驚くでは無い。
「!」
「――ッ」
しかし、次にその魔法スクリーンに映し出された映像光景に。
芹滝は微かに目を剥き驚き、髄菩は悪態に口を慣らした。
《――んちゅっ♡んぷっ♡っ……んぅっ♡》
《ひぁ……♡んぃっ♡あっ♡やぁぁっ♡》
《あっ♡あっ♡あっ♡》
《んぶっ♡んぅ♡んんぅっ♡》
魔法スクリーンが映したのは、今のこの場よりはいくらか広い、しかし同じく薄暗く陰気な一室空間。
そして同時に届けられ響いた音声、それは複数の女の嬌声。
映ったのは、四人の女が緊縛拘束されて。中年から壮年の年齢層の男達に囲われ犯される光景。
そして何よりその四人の女こそ、薩来に藩童の二人と。そして上道(かみみち)と静別(しずべつ)という名の、芹滝機の砲手と操縦手の二人であった。
四人は一様に、その服装装備を剥がれて全裸に剥かれ。そしていずれもその身に動物用の赤い首輪を付けられ、何より赤い縄でその身体を緊縛拘束されていた。
四人のそれぞれの魅惑の女体が、緊縛によって淫靡に背徳的に魅せられている。
そしてその姿で、それぞれの形で囲う男達に輪姦されていた。
《――んぷっ……っ、んんっ♡」》
今は茶髪ポニーテールの映える、四人の中で一番のボンキュボンな美少女姿の薩来は。
頑丈な椅子にその身体を転がすように座らされ、M字開脚と後ろ手のあられもない姿勢で緊縛拘束され。
おマンコにチンポを突き込まれて、ねちっこくピストンで突かれながら。その口にも勃起チンポを捻じ込まれてフェラ奉仕をさせられ。さらにはそのポニーテールを利用されてのチンポへの髪コキを楽しまれている。
《んっ……んぅ……っ!♡》
元は感情の起伏が乏しく、普段から不気味な笑みの怪しい雰囲気の薩来だが。
しかし今は他方からのチンポ攻めに、「柄ではない」とその顔に悩ましい色で抵抗のそれを見せながらも。
だがチンポでおマンコを突かれる甘美な刺激には抗えないのか。表情は可愛らしく蕩けけ、堕ちる兆候が見え始めていた。
《――やぁっ♡んあっ♡んあっ♡》
その近く隣でまた犯されるは、今は悪魔娘っぽい美少女姿の薩来。
髄菩や薩来と比べて肉付きは控えめだが、完璧なバランスのボディをやはり緊縛で飾られ。
後ろ腕や背中、脚から伸びて天井に掛けられる縄で吊られ。片足で立たされもう片足を大きく開脚させられ、半身を横に捻って魅せられるあられもない恥辱のポーズを取らされている。
開脚した足を男に抱えて捕まえられる体位で。腰を打ち付けられ、そのおマンコをチンポのピストンで突かれながら。回された男の腕でその乳房を揉みしだかれ愉しまれている。
さらに藩童の身体の前にも男が立ち、空いたもう片方の乳房乳首に、チンポの亀頭を押し付けてその感触を楽しんでいる。
《ゃぁっ♡ひぁっ♡ああんっ♡》
それらのチンポ攻めが与える甘美な刺激に。
藩童もまた、普段はどこか読めない不気味なものであるその表情様相を。しかし今にあっては、赤らめて悩ましく可愛らしく歪め。
甘く鳴く淫靡な悲鳴を上げてしまっていた。
《――あっ♡あっ♡あっ♡!》
その近くでまた響く嬌声を上げるは。セミショートが映えて、口に覗くギザ歯がチャーミングなナイスバディな美少女。
その正体は、芹滝機の93AWVの砲手である上道。
《んぁ♡も、もうっ♡あっ、あんっ!♡》
その上道は、しかしやはり裸に剥かれたそのボディを緊縛され。背中から伸びる縄に吊られて、前屈みで立たされる姿勢にある。
そしてその体勢で背後から男に尻腰を捕まえられて、その尻に腰を打ち付けられておマンコをチンポで貫かれる、立ちバックのそれで犯されていた。
そしてそのギザ歯の覗く口元からは、しかしすでにチンポ攻めの刺激に悦んでしまっている甘い悲鳴が上がっていた。
上道は、すでにチンポの快楽に堕ちる寸前であった。
《――んじゅっ♡んぶぅぅっ!♡》
さらに淫らな輪姦の餌食とされるは。白髪にツーサイドアップの映える、少し小柄ながらも凛とした顔立ち雰囲気の映える美少女。
その正体は、芹滝機の93AWVの操縦手である静別。
「んぷっ……♡ふもっ♡んぷぅぅっ♡」
静別は、ここまでの例外に漏れずその裸体を緊縛され、後ろ手に拘束。膝を床に着かされ前屈みなる、四つん這いに近い状態を取らされている。
そしてその前後にはまた男が立ち。静別の尻と頭を捕まえて、その可愛らしい口と小さめのおマンコに、容赦なくチンポを突きこんでピストン運動を行っていた。
静別の塞がれた口からは漏れる声色は、くぐもり苦しそうながらも、悦ぶ色が混じっている。
静別もまた、輪姦される刺激快楽に陥落間近であったのだ。
《くふふ。この娘の能面も、大分ほぐれて蕩けてきたのう》
《こちらもだ。どこか不気味だった娘が、今は面白いように鳴いて悦びよる》
《こっちの活発な娘は、もう乱れ堕ちる寸前だぞ》
《こちらもだ》
その四人を輪姦する、中年から壮年の男達からは。
四人のそれぞれの様相の変化を。堕ち掛けているそれを面白がっての、下卑た笑い声が次々に上がっている。
明かせば男達は皆、鋼獣帝国軍の将軍、士官、上級将校。
先の戦闘の果てに、髄菩と芹滝同様に捕らわれた四人は。性欲旺盛な帝国軍の中年壮年男達に戦利品として宛がわれ、そのチンポに囲われ輪姦を楽しまれる今に至っていたのである。
「皆っ!」
「ッ……」
そんな、四人を囲い愉しむ緊縛輪姦の淫らな宴。
それを魔法スクリーンの向こうに見せられ、芹滝は思わず声を上げ。髄菩は苦虫を噛みつぶしたような顔を作る。
「このように、君たちの大事なお友達の身柄は我々が抑えている。お上の方々はお盛んで手が早くてね、あの子たちの身体は先に頂く形となってしまったが……」
そんな二人に、掛かるは魔族中佐の嘲る色での説明の言葉。
《んぶっ♡んぢゅっ、んぷっ♡んっ!♡》
《ぃぁっ♡あっ、あんっ♡あっ!♡》
《あっ♡あっ♡あんっ♡あぁんっ♡!》
《んぷっ♡んぉっ♡んんんっ!♡》
その直後。魔法スクリーンの向こうより四人からの、ここまで以上の嬌声悲鳴が聞こえ届く。
見れば、四人を楽しむ男達の輪姦行為のその動きが、いずれも激しさを増している。
行為のラストスパートが間近のようだ。そして、
《!――んふぅぅぅっ!♡♡♡》
《――ふゃぁぁぁぁぁんっ!♡♡♡》
《――んあぁぁぁぁんっ!♡♡♡》
《――んぷぅんんんっ!♡♡♡》
次には男達が次々に、一斉に近いそれで射精。
止めのチンポによる突き上げと、四人のおマンコや口に勢いよく射精された濃厚な精液が。
四人を甘美で強烈な絶頂へと導いた。
四人は一斉にここまで一番の、絶頂のそれを露わす甘い悲鳴を。もしくは嬌声交じりのくぐもった声を上げ。
緊縛されたそれぞれのたまらない身体を、淫靡にビクリビクリと震わせる姿を晒した。
「っ……」
その大事な同胞の背徳的で淫らな姿を、魔法スクリーンの向こう見せられ。
芹滝はその美少女顔を微かに赤らめつつ、しかし険しい色を作る。
「まぁまだ、悦びの天国を感じているだけだ。しかし……それが悦びのそれでななく、本当の形になって欲しくはないだろう?」
そこへ紡がれ寄越されるは魔族中佐の、嘲る色をまた混ぜた、そんななにか含みのある言葉。
「っ……!」
「ッゥ」
それに、また険しく苦い顔で返す髄菩と芹滝。
二人は今の姿こそ美少女だが。その精神は、何も世の中の不条理や残酷さを知らぬ生娘では無い。
殺し合いが当たり前の戦争の地で。お盛んな下郎共の性欲遊戯に付き合わされた程度、犬に噛まれたくらいと思い割り切れる。
しかし今の魔族中佐の言葉は。薩来等四人の生殺与奪の権を、向こうが握っている事を仄めかすものだ。
二人のそれは、それを嫌でも察してのもの。
「下種めッ」
「程度が知れるな」
それを前に、芹滝は吐き捨てる言葉を発して魔族中佐に叩きつけ。髄菩は冷淡に軽蔑を示す言葉を紡いで見せる。
「クク。どこまでも気丈な、男児の心のお嬢さん方だ」
しかしそれにも、魔族中佐は嘲り揶揄う言葉で返すのみ。
「同胞の命が大事なのならば。君等にも、少し余興にご協力いただこう――」
そして魔族中佐は。何かを企み、そして同時に加虐的な感情を抱いているであろう顔色様子で。二人にそんな言葉を降ろして紡いだ――
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