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*最後の…
最後の…#2
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リーダー「陽香の血だと!?」
リーダーもその血痕を調べると表情が更に青ざめた
リーダー「確かに陽香の血で間違いない
まだ血は固まってない所を見るとそう時間は経ってないはずだ」
依月「窓が割られてる…もしかして陽香は…」
リーダー「連れ去られた可能性が高いな」
ドクンと胸が高鳴った
依月「すぐに追いかけなきゃ!
陽香が殺されちゃう!」」
陽香のこの血の量…結構深手を負ってるはず!
でもバンパイアの血の匂いは1つ…
奇襲を掛けられたとしてもたった1人のバンパイアに手傷を負わされて誘拐される陽香じゃないのに…!
リーダー「俺も一緒に行く!匂いを追えるか!?」
依月「うん!こっち!!」
陽香…!どうか無事でいて…!
陽香の血の匂いを追って行くと山の中に続いていた
リーダー「奴等にとっては有利な地形だな
しかもご丁寧に陽香の血痕を転々と残していっている所を見ると、俺達は誘き出されているのかもしれないな」
私も途中から思っていた
バンパイアがわざわざ分かるように痕跡を残していくなんて罠に違いない
依月「リーダー、何か可笑しいよ
この山に入ってからもバンパイアの匂いはたった1つ
陽香が殺られるなんて思えない」
リーダー「確かに少し引っ掛かる
まるで何かが糸を引いているような感じもするが…」
そして匂いが強くなっていき、私達はようやくバンパイアと陽香の所へ辿り着いた
陽香はバンパイアに抱き抱えられる形で気を失っていた
依月「陽香!!」
生きてる…良かった…!
見たところまだ血を吸われたような形跡は見えないけど、この薄暗さじゃ分からない
「あらら…見つかっちゃったのか
案外遅かったんだねぇ」
バンパイアの瞳が薄暗い暗闇の中笑いながら光った
私達は直ぐ様、銃を構えた
本当ならもうその眉間を撃ち抜いていたい所だけど、あいつの側に陽香が居る以上、下手に手出しできない
リーダー「答えろ、そいつに何をした」
「うーん、面白いこと…かな」
嘲笑う様に笑って答えるバンパイアに私はカッとなり容赦なく撃ち放った
リーダー「依月!慌てるな!
奴の口車に乗せられるな」
「おっと~危ない危ない」
依月「陽香から離れろ
陽香に何かあったら私が許さない!」
陽香はたった1人、唯一側に居られる大切な家族
奪われてたまるか
兎に角、陽香の安全を先に確保しなくちゃ
私の腕前ならバンパイアだけ狙うのなんて朝飯前よ
リーダーも上手くフォローしてくれる
私は次々発砲したけどうまくかわされた
こんなに身のこなしが上手いバンパイアも久し振り…厄介な相手だな…
だけど陽香からバンパイアを引き離す事は出来た
この時の私は陽香の救出を焦って深く考えて無かったのかもしれない
まるでバンパイアが自ら陽香を手放したように見えたことに何も疑問を感じてなかった
バンパイアは木の上から私達の様子を面白そうに眺めていた
私達はすぐに陽香に駆け寄った
依月「陽香!しっかりして!!」
リーダー「依月、陽香は無事なのか!?」
私の後ろで銃を持ちバンパイアを見張るリーダー
私達を攻撃するわけでもなく、様子を伺っているバンパイアの姿にも陽香を取り戻すことができた安心感からそれどころじゃなかった
依月「何とか大丈夫みたい
息はしてるし噛まれた後もない
良かった…」
怪我を負ってるけど、大きな怪我じゃない
だけど安心したのもつかの間だった
私の鼻にある匂いがかすめた
リーダー「依月っ?どうした!?」
疑問は幾つもあった
わざわざ陽香を拐い私達を呼び出した事
血を飲んだ形跡もなければ、みすみす手に入れた純血を手離して、奪い返すわけでも私達を攻撃するわけでもなく、黙って不気味に眺めているバンパイア
そして奴の面白いことの言葉の意味
誰か嘘だと言って…
背筋が凍りつくように全身が震えた
依月「こ…の血の匂いは…陽香から…?
この…匂いは…純血のものじゃない…
それに…人間の血の匂いでもないっ…!」
私は咄嗟にバンパイアに目を向けた
私と目が合ったバンパイアはこれまでに無いくらい不適な笑みを見せた
依月「この血の匂いは…あいつ等と同じっ…
バンパイアの血の匂い…まさか…お前…!」
「あれぇ、気付いちゃった?ご名答だよ」
頭が一瞬で真っ白になった
リーダー「バンパイアだと!?
本当なのか依月!?なら陽香は…!」
「そうだよ?僕の血を飲ませたのさ♪
これで彼女は僕の下僕さ
バンパイアになったら死ぬ事もない
そして僕はいつでも純血の血が吸えるんだ
ちょっと血も変化しちゃったかもだけど、純血なのは変わらないだろうし?
それにお前等2人を美味しく頂けるわけだしね~
僕って頭いーでしょ?」
実例は聞いたことないけどバンパイアの血を飲むと適応力のある人間はバンパイア化する可能性はあった
ましてや純血というリュクの魔力を多少でも宿している私達が適応するのは当然のこと
バンパイアの血を飲んでしまうと例え魂を99個狩っていてもバンパイア化してしまう
こうしてる間にも陽香からバンパイアの血の匂いが強くなっていく
気を失ってるだけだと思っていた
そうじゃなくてバンパイアの変化に伴う眠りだったんだ…!
依月「…や…やだよ…陽香!陽香…!!」
絶望が心を支配していき、目から涙が溢れた
リーダー「諦めるな依月!
組織なら何とかしてくれるかもしれない!
俺はあいつを見張るから早く連絡しろ!」
リーダーもその血痕を調べると表情が更に青ざめた
リーダー「確かに陽香の血で間違いない
まだ血は固まってない所を見るとそう時間は経ってないはずだ」
依月「窓が割られてる…もしかして陽香は…」
リーダー「連れ去られた可能性が高いな」
ドクンと胸が高鳴った
依月「すぐに追いかけなきゃ!
陽香が殺されちゃう!」」
陽香のこの血の量…結構深手を負ってるはず!
でもバンパイアの血の匂いは1つ…
奇襲を掛けられたとしてもたった1人のバンパイアに手傷を負わされて誘拐される陽香じゃないのに…!
リーダー「俺も一緒に行く!匂いを追えるか!?」
依月「うん!こっち!!」
陽香…!どうか無事でいて…!
陽香の血の匂いを追って行くと山の中に続いていた
リーダー「奴等にとっては有利な地形だな
しかもご丁寧に陽香の血痕を転々と残していっている所を見ると、俺達は誘き出されているのかもしれないな」
私も途中から思っていた
バンパイアがわざわざ分かるように痕跡を残していくなんて罠に違いない
依月「リーダー、何か可笑しいよ
この山に入ってからもバンパイアの匂いはたった1つ
陽香が殺られるなんて思えない」
リーダー「確かに少し引っ掛かる
まるで何かが糸を引いているような感じもするが…」
そして匂いが強くなっていき、私達はようやくバンパイアと陽香の所へ辿り着いた
陽香はバンパイアに抱き抱えられる形で気を失っていた
依月「陽香!!」
生きてる…良かった…!
見たところまだ血を吸われたような形跡は見えないけど、この薄暗さじゃ分からない
「あらら…見つかっちゃったのか
案外遅かったんだねぇ」
バンパイアの瞳が薄暗い暗闇の中笑いながら光った
私達は直ぐ様、銃を構えた
本当ならもうその眉間を撃ち抜いていたい所だけど、あいつの側に陽香が居る以上、下手に手出しできない
リーダー「答えろ、そいつに何をした」
「うーん、面白いこと…かな」
嘲笑う様に笑って答えるバンパイアに私はカッとなり容赦なく撃ち放った
リーダー「依月!慌てるな!
奴の口車に乗せられるな」
「おっと~危ない危ない」
依月「陽香から離れろ
陽香に何かあったら私が許さない!」
陽香はたった1人、唯一側に居られる大切な家族
奪われてたまるか
兎に角、陽香の安全を先に確保しなくちゃ
私の腕前ならバンパイアだけ狙うのなんて朝飯前よ
リーダーも上手くフォローしてくれる
私は次々発砲したけどうまくかわされた
こんなに身のこなしが上手いバンパイアも久し振り…厄介な相手だな…
だけど陽香からバンパイアを引き離す事は出来た
この時の私は陽香の救出を焦って深く考えて無かったのかもしれない
まるでバンパイアが自ら陽香を手放したように見えたことに何も疑問を感じてなかった
バンパイアは木の上から私達の様子を面白そうに眺めていた
私達はすぐに陽香に駆け寄った
依月「陽香!しっかりして!!」
リーダー「依月、陽香は無事なのか!?」
私の後ろで銃を持ちバンパイアを見張るリーダー
私達を攻撃するわけでもなく、様子を伺っているバンパイアの姿にも陽香を取り戻すことができた安心感からそれどころじゃなかった
依月「何とか大丈夫みたい
息はしてるし噛まれた後もない
良かった…」
怪我を負ってるけど、大きな怪我じゃない
だけど安心したのもつかの間だった
私の鼻にある匂いがかすめた
リーダー「依月っ?どうした!?」
疑問は幾つもあった
わざわざ陽香を拐い私達を呼び出した事
血を飲んだ形跡もなければ、みすみす手に入れた純血を手離して、奪い返すわけでも私達を攻撃するわけでもなく、黙って不気味に眺めているバンパイア
そして奴の面白いことの言葉の意味
誰か嘘だと言って…
背筋が凍りつくように全身が震えた
依月「こ…の血の匂いは…陽香から…?
この…匂いは…純血のものじゃない…
それに…人間の血の匂いでもないっ…!」
私は咄嗟にバンパイアに目を向けた
私と目が合ったバンパイアはこれまでに無いくらい不適な笑みを見せた
依月「この血の匂いは…あいつ等と同じっ…
バンパイアの血の匂い…まさか…お前…!」
「あれぇ、気付いちゃった?ご名答だよ」
頭が一瞬で真っ白になった
リーダー「バンパイアだと!?
本当なのか依月!?なら陽香は…!」
「そうだよ?僕の血を飲ませたのさ♪
これで彼女は僕の下僕さ
バンパイアになったら死ぬ事もない
そして僕はいつでも純血の血が吸えるんだ
ちょっと血も変化しちゃったかもだけど、純血なのは変わらないだろうし?
それにお前等2人を美味しく頂けるわけだしね~
僕って頭いーでしょ?」
実例は聞いたことないけどバンパイアの血を飲むと適応力のある人間はバンパイア化する可能性はあった
ましてや純血というリュクの魔力を多少でも宿している私達が適応するのは当然のこと
バンパイアの血を飲んでしまうと例え魂を99個狩っていてもバンパイア化してしまう
こうしてる間にも陽香からバンパイアの血の匂いが強くなっていく
気を失ってるだけだと思っていた
そうじゃなくてバンパイアの変化に伴う眠りだったんだ…!
依月「…や…やだよ…陽香!陽香…!!」
絶望が心を支配していき、目から涙が溢れた
リーダー「諦めるな依月!
組織なら何とかしてくれるかもしれない!
俺はあいつを見張るから早く連絡しろ!」
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