約束の果てに

秋月

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*霊を消す者

霊を消す者#7

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その後、安藤くんは「送る」とだけ行って、私達を送り届けてくれた
ご飯を食べてお風呂から上がると、私はベットに飛び込んだ

蓮「は―…なんか今日は疲れちゃった」

怖い思いもしたから余計に…
帰り道…安藤くんあんまり話さなかったな
お母さんにもまた心配かけちゃったし…
昨日は倒れて今日は帰りが遅くなって…
これ以上お母さん達にも心配かけないようにしなきゃ

蓮「安藤くん…守るって言ってくれたけど迷惑じゃないのかな…」

私のせいで余計なことまで背負うことになって…

桜「蓮、あんまり自分の事卑下しないの
蓮が無理矢理頼んだ訳じゃないし、あいつか自分の意思で決めた事なんだから
本当優しいんだか冷たいんだか分からない奴ね」

蓮「うん…ふと思ったけど守るってまさか四六時中一緒に居る訳じゃないよね?」

桜「まさか、そんなことないでしょ
そしたら現にここに居るわけだし、するとしても今日みたいに帰り道送ってくれるくらいでしょ?」

蓮「それもそっか
私にばかり構ってたら安藤くんの時間が失くなっちゃうもんね」

桜「そうそう、あんまり一緒に居るとまた周りに騒がれるだろうし」

蓮「あ…明日も何か言われるかな」

うぅ…あぁゆうの苦手…

桜「そうゆう時はしれっとした態度で正直に離して否定すればいいの
何もないと分かればほとぼりも冷めるもんだから」

蓮「うーん、そうする」

桜「ところで蓮は恋愛しないの?」

蓮「え?唐突にどうしたの?」

桜「だって蓮のそうゆう話聞いたことないし、そろそろ彼氏とか作ってもいいんじゃないかなって」

蓮「うーん、そうゆうのはまだ…今は興味ないかな」

桜「えーっ、興味ないって相変わらずそうゆう事には疎いというか冷めてるというか…
私はこれでも蓮の花嫁姿楽しみにしてるのに」

蓮「あはっ、何それ
私、自分が結婚するなんて全然想像つかないなぁ」

桜「もう、本当だからね
蓮が幸せになる所を見るのが今の私の夢なんだから」

蓮「私もう充分幸せだけど」

桜「もうっ、そうゆう事じゃないのに」

桜と団らんしてると大きなあくびが出た

桜「色んな事があったもんね
私も疲れちゃった
蓮もゆっくり体休めなさいよ」

蓮「うん。お休み桜、また明日」

桜「お休み蓮」

そして私は夢の中へ落ちていった

-桜side-

私の隣でスースーと寝息をたてている蓮

桜「…蓮?」

寝ちゃったか…
あんなことがあったけど魘されることなく眠ってるみたいで安心した
…昨日も今日も蓮は危険な目に合った
蓮が無事で本当に心の底から安心してる
だけど安藤くんの言葉が胸に残る
いつかは帰るべき場所に帰るか…
もし、蓮が霊が見えるようになった事や取り憑かれやすい体質が私が蓮に取り憑いたせいだとしたら?
蓮が悪霊なんかに絡まれるようになった原因が私が一緒に居るせいだとしたら?
蓮はきっとそんなことないって言うだろうけど、少なからず私にも原因があると思ってる
…妹が出来た時は嬉しくて、可愛くてお姉ちゃんとしてこの子を守ってあげなくちゃって…
ずっと私の後を追いかけて周りから見ても自分でも思うくらい仲の良い姉妹だと思ってる

自分が霊だということは嫌という程分かってる
側に居られるけどいざという時こんな体じゃ蓮の事は守れない
そしてずっと一緒に居られるわけもないと…
私のせいで蓮が危険な目に合うくらいなら、私の未練なんてどうでも良くて除霊されても構わないと思った
いつかは蓮と別れる時が来る
でも…蓮もそうだけど、私も耐えられるか分からない
そして蓮に…皆に忘れられてしまうことが怖い

桜「…弱いな…私…」

蓮の前ではしっかり強いお姉ちゃんでいないとね…
だから今だけ少し弱音吐いても良いよね
蓮を見てると自然と涙が流れていた

桜「…蓮…私は……」

私はグッと言葉を飲み込んだ
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