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*琉の過去
琉の過去#2
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-桜side-
うーん、これだけ大きなお寺だから琉の部屋を探すのも大変ね
雰囲気的にこの辺りにありそうなんだけど―…あ、もしかしてここかな?
勘だけどなんと無くいつも琉を纏う雰囲気みたいなのと同じ感じを感じる
霊体だと普通の人間より感覚が優れてる気がするし
兎に角、中に入れば分かるでしょ
万が一、鍵がかかってようが霊体の私には問題ないしね
そう思って私は中に入ろうとしたけど…
ドアに触れた瞬間、小さな電流が走るようにバチッと弾かれてしまった
桜「痛っ…」
これってもしかして結界ってこと?
こっち側には御札が見えないからもしかしたら内側に貼ってあるのかも
琉ってばこんな物まで用意して…私達が来るかもしれないと思って準備していたのかな
…いや、それは無さそう
琉の事だから普段から霊避けしてるんだろうな
何か少しでも琉の事を知れる手掛りになるかもと思ったけど…
なんて、諦めると思った?
何も話してくれないし、ずっと無視していた琉が悪いんだからね
私だってそれなりに琉と一緒に居たし、霊体のせいか、琉の霊力っていうのかな?
そうゆうのも伝わりやすかったし、何となくだけど分かる
大丈夫、きっとこの結界と波長を合わせれば入れる
幽霊ってやろうと思えば大概の事は出来るんだからね…!
まぁ、多分だけど
さてと、精神を集中させて…この御札の力と溶け込むように…
するとスッと中に入ることが出来た
桜「やったぁ♪成功!
私ってやればできるのね!」
こうゆう時は霊体で良かったって思っちゃうよね
さてと、勝手に入っちゃって申し訳ないけど、お邪魔しまぁす…
琉の部屋であってるかなぁと思って部屋を見渡すと、私は部屋の中の光景に驚愕した
桜「なにこれ…」
まるで泥棒でも入ったみたいに物が色々と散乱してる
琉の持ち物もあるし、琉の部屋で間違いないみたいだけど…
几帳面な琉が普段からこんな筈ないもん
さっき華さんは琉の事荒れてたって話してたけど…この様子を見ると相当酷かったみたい…
私には想像も出来ないくらい琉は何処かにどうしようもない感情をぶつけたかったのかもしれない
…荒れてたって言ってたけど華さんに当たったみたいな感じでは無かったし、蓮の時も突き放すような事はしたけど…
その分が溢れだしてこの結果なのかな…
私が散乱してる物を眺めていると、床に写真立てが落ちていた
あ…写真?これって…!
写真に映ってるのは琉とあの女の人…琉のお母さんじゃん!
あんな様子だった琉の部屋にこんな写真があるなんて…
でも埃、被ってる
飾ってあったっていうより奥にしまってあったのがいつの間にか出てきたって感じ…
裏に琉1歳って書いてある
え、これ琉が1歳の時の写真って事だよね
うわぁ…普通に可愛い赤ちゃんって感じ
今じゃ滅多に笑ったりしない琉だけど赤ちゃんらしい満面の笑みで笑ってる
お母さん…真衣さんもこの間の印象と違って、琉の事大切そうに抱き抱えて一緒に笑って映っててちゃんとお母さんって感じの雰囲気…
写真まで撮ってるってことは大切にしていた筈なのに、どうして真衣さんはそんな残酷な事を琉にして捨てたりしたんだろう…
-蓮side-
華「琉が突然着いていくって言ったのも、むしゃくしゃしていた所もあるんだろうけど、少しここから離れて自分を落ち着かせたかったからもしれないね
心配しないで?私の旦那が一緒だし、上手くフォローしてると思うから
蓮ちゃん直人君、琉の事、これからもよろしくね」
華さんは最後にそれだけ言って私達はお寺を後にした
桜も悲しそうな顔をして戻って来ていた
帰り道、私となおの間に沈黙が流れ、そのまま私の家へと辿り着いた
蓮「なお…今日は本当にありがとう」
直人「いや…別に」
やっぱりなおの様子がおかしい
ここに来る間もずっと黙り混んでいたし…
直人「…なぁ、こんな事聞いちゃ悪いかもしんないけど、華さんが言ってた蓮に憑いている霊ってまさか…桜先輩なのか…?」
漸くなおが口を開いたと思ったら、その言葉に
ドクンと私の鼓動が高く脈打った
なおの真剣で真っ直ぐな目から目が離せなかった
ど、どうしよう…
まさかなおがそんな事言うなんて…
もしかしてずっと何かを考え込むようにずっと静かだったのは、その事を考えていたから…?
で、でも…なんて答えれば良いの?
なおは桜の事が好きだった
私のせいでなおは好きな人を失って…
そんな恋の終わり方をして辛かった筈…
ううん、きっとずっと心に残るほど、なおは多分…今でも桜の事を忘れたことはない気がする
直人「蓮、答えて」
桜「…蓮、なおも薄々気付いてる
私は大丈夫だから言って?」
なおも桜もそう言うけど…っ
でもなおから好きな人を奪ってしまった私が言うの?
桜は幽霊で私の隣に居るって?
しかも2年も前から?
ずっとそれをなおに黙っていたのも?
私はこうして見て会話も出来るのに、そうだと頷いた所で、なおは会うことも言葉を交わすことも出来ない
好きな人に再会できたというのに?
そんなに残酷な事なんて無いんじゃないの?
ねぇ、なお…なおも1度は私の事を恨んだりしたことはないの?
私のせいでなおから好きな人を奪ってしまったことも、ずっと桜の存在を秘密にしていたことも…
あぁ、思えば思うほど胸が苦しい
全部私が悪くて、私が1番残酷な事をしてる
ここで誤魔化したってなおには気付かれてしまうし、それは肯定と同じこと
息が苦しい…口が重い…
蓮「…っなおの言う通り…桜だよ…」
なおの顔が見れない
まるで空気がなくなったみたいに息苦しいー…
直人「やっぱり…」
…胸が苦しい
そしてなおの事を思うと涙が溢れる
次第に視界もボヤけるように歪んでいく
蓮「は…っ…ごめ…っごめんなさい…っ」
息が…
蓮「は…っはぁ…っ」
私はあまりに大きな精神的負荷とストレスにより過呼吸を引き起こしていた
桜「蓮っ!」
直人「おい蓮!落ち着いて呼吸しろ!おいっ」
私は上手く呼吸をすることが出来ないまま、意識が途切れてしまった
うーん、これだけ大きなお寺だから琉の部屋を探すのも大変ね
雰囲気的にこの辺りにありそうなんだけど―…あ、もしかしてここかな?
勘だけどなんと無くいつも琉を纏う雰囲気みたいなのと同じ感じを感じる
霊体だと普通の人間より感覚が優れてる気がするし
兎に角、中に入れば分かるでしょ
万が一、鍵がかかってようが霊体の私には問題ないしね
そう思って私は中に入ろうとしたけど…
ドアに触れた瞬間、小さな電流が走るようにバチッと弾かれてしまった
桜「痛っ…」
これってもしかして結界ってこと?
こっち側には御札が見えないからもしかしたら内側に貼ってあるのかも
琉ってばこんな物まで用意して…私達が来るかもしれないと思って準備していたのかな
…いや、それは無さそう
琉の事だから普段から霊避けしてるんだろうな
何か少しでも琉の事を知れる手掛りになるかもと思ったけど…
なんて、諦めると思った?
何も話してくれないし、ずっと無視していた琉が悪いんだからね
私だってそれなりに琉と一緒に居たし、霊体のせいか、琉の霊力っていうのかな?
そうゆうのも伝わりやすかったし、何となくだけど分かる
大丈夫、きっとこの結界と波長を合わせれば入れる
幽霊ってやろうと思えば大概の事は出来るんだからね…!
まぁ、多分だけど
さてと、精神を集中させて…この御札の力と溶け込むように…
するとスッと中に入ることが出来た
桜「やったぁ♪成功!
私ってやればできるのね!」
こうゆう時は霊体で良かったって思っちゃうよね
さてと、勝手に入っちゃって申し訳ないけど、お邪魔しまぁす…
琉の部屋であってるかなぁと思って部屋を見渡すと、私は部屋の中の光景に驚愕した
桜「なにこれ…」
まるで泥棒でも入ったみたいに物が色々と散乱してる
琉の持ち物もあるし、琉の部屋で間違いないみたいだけど…
几帳面な琉が普段からこんな筈ないもん
さっき華さんは琉の事荒れてたって話してたけど…この様子を見ると相当酷かったみたい…
私には想像も出来ないくらい琉は何処かにどうしようもない感情をぶつけたかったのかもしれない
…荒れてたって言ってたけど華さんに当たったみたいな感じでは無かったし、蓮の時も突き放すような事はしたけど…
その分が溢れだしてこの結果なのかな…
私が散乱してる物を眺めていると、床に写真立てが落ちていた
あ…写真?これって…!
写真に映ってるのは琉とあの女の人…琉のお母さんじゃん!
あんな様子だった琉の部屋にこんな写真があるなんて…
でも埃、被ってる
飾ってあったっていうより奥にしまってあったのがいつの間にか出てきたって感じ…
裏に琉1歳って書いてある
え、これ琉が1歳の時の写真って事だよね
うわぁ…普通に可愛い赤ちゃんって感じ
今じゃ滅多に笑ったりしない琉だけど赤ちゃんらしい満面の笑みで笑ってる
お母さん…真衣さんもこの間の印象と違って、琉の事大切そうに抱き抱えて一緒に笑って映っててちゃんとお母さんって感じの雰囲気…
写真まで撮ってるってことは大切にしていた筈なのに、どうして真衣さんはそんな残酷な事を琉にして捨てたりしたんだろう…
-蓮side-
華「琉が突然着いていくって言ったのも、むしゃくしゃしていた所もあるんだろうけど、少しここから離れて自分を落ち着かせたかったからもしれないね
心配しないで?私の旦那が一緒だし、上手くフォローしてると思うから
蓮ちゃん直人君、琉の事、これからもよろしくね」
華さんは最後にそれだけ言って私達はお寺を後にした
桜も悲しそうな顔をして戻って来ていた
帰り道、私となおの間に沈黙が流れ、そのまま私の家へと辿り着いた
蓮「なお…今日は本当にありがとう」
直人「いや…別に」
やっぱりなおの様子がおかしい
ここに来る間もずっと黙り混んでいたし…
直人「…なぁ、こんな事聞いちゃ悪いかもしんないけど、華さんが言ってた蓮に憑いている霊ってまさか…桜先輩なのか…?」
漸くなおが口を開いたと思ったら、その言葉に
ドクンと私の鼓動が高く脈打った
なおの真剣で真っ直ぐな目から目が離せなかった
ど、どうしよう…
まさかなおがそんな事言うなんて…
もしかしてずっと何かを考え込むようにずっと静かだったのは、その事を考えていたから…?
で、でも…なんて答えれば良いの?
なおは桜の事が好きだった
私のせいでなおは好きな人を失って…
そんな恋の終わり方をして辛かった筈…
ううん、きっとずっと心に残るほど、なおは多分…今でも桜の事を忘れたことはない気がする
直人「蓮、答えて」
桜「…蓮、なおも薄々気付いてる
私は大丈夫だから言って?」
なおも桜もそう言うけど…っ
でもなおから好きな人を奪ってしまった私が言うの?
桜は幽霊で私の隣に居るって?
しかも2年も前から?
ずっとそれをなおに黙っていたのも?
私はこうして見て会話も出来るのに、そうだと頷いた所で、なおは会うことも言葉を交わすことも出来ない
好きな人に再会できたというのに?
そんなに残酷な事なんて無いんじゃないの?
ねぇ、なお…なおも1度は私の事を恨んだりしたことはないの?
私のせいでなおから好きな人を奪ってしまったことも、ずっと桜の存在を秘密にしていたことも…
あぁ、思えば思うほど胸が苦しい
全部私が悪くて、私が1番残酷な事をしてる
ここで誤魔化したってなおには気付かれてしまうし、それは肯定と同じこと
息が苦しい…口が重い…
蓮「…っなおの言う通り…桜だよ…」
なおの顔が見れない
まるで空気がなくなったみたいに息苦しいー…
直人「やっぱり…」
…胸が苦しい
そしてなおの事を思うと涙が溢れる
次第に視界もボヤけるように歪んでいく
蓮「は…っ…ごめ…っごめんなさい…っ」
息が…
蓮「は…っはぁ…っ」
私はあまりに大きな精神的負荷とストレスにより過呼吸を引き起こしていた
桜「蓮っ!」
直人「おい蓮!落ち着いて呼吸しろ!おいっ」
私は上手く呼吸をすることが出来ないまま、意識が途切れてしまった
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