76 / 180
*好きな子.直人side
好きな子#9
しおりを挟む
しばらく昔の思い出だったり今の現状を話したりと他愛もない会話をしていた
そんな中で突然顔をしょんぼりさせてあることを呟いた
慎悟「でもすごいショックでしたね…」
直人「は?何が?」
俺が聞き返すと和也も慎悟も驚いた表情で俺を見返した
和也「…もしかしてニュース見てねぇの?
千尋ちゃん死んだんだぞ」
直人「は!?」
ニュース!?そんなのやってたのか!?
そういえばなんか言ってたような…でもまともに見てなかったから記憶にない
慎悟「よく直人さんの後追いかけ回してましたもんね
優しくていい人だったのに…」
和也「直人の事好きだったのにな
急に引っ越した上にあんな別れ方してそのままだもんな…」
あの時の事は今でも後悔してる…
今もこうして再会できたのに俺はまだ伝えたいことをあいつに伝えられないでいる
千尋「引っ越し…?っ…頭が…痛いっ…!」
突然千尋の様子が一変した
頭を押さえて苦しそうにしてるように見えた
それに気付いた琉が和也達に怪しまれないように千尋を連れてそこから離れた
千尋…っ!
その後、和也と慎吾とは別れて、急いで琉と千尋の所へ向かった
直人「千尋!大丈夫か!?」
人気の無い所で琉は様子を見守るように千尋の側に居た
千尋は頭が痛いのかずっと頭を押さえ込んで声が出せないほど苦しんでいるように見えた
千尋「……っ!」
琉「落ち着け三上」
そんな千尋を見て、俺も気が動転した
直人「琉!千尋はどうしたんだよ!
大丈夫なのか!?」
琉「…記憶が戻りそうなんだろ
けど様子が少し変だな
まるで反発してるみたいだ」
直人「反発…!?分かりやすく説明しろよ!」
琉「思い出したくないからこれだけ苦しんでるんだろ」
千尋が記憶を思い出したくない…!?
直人「なんで…」
千尋「……うぅっ」
直人「千尋っ…」
苦しんで声を漏らす千尋に思わず俺は手を伸ばした
だけどその手が千尋に触れることはなかった
スッと千尋の体を通り抜けた俺の手
それを体験した瞬間、悔しくてどうしようもない空虚感に苛まれた
しばらくして千尋は落ちつきを取り戻した
琉「落ち着いたみたいだな」
呼吸を乱しながら俺に視線を向ける千尋
直人「何か…思い出した?」
恐る恐る聞いてみる
だけど千尋は首を横に振った
直人「そっか…」
それ以上言葉が出てこなかった
琉「今日はもう辞めたほうがいいな
無理に思い出してもしょうがないし、三上の精神的にも良くない
時間も時間だし学校に戻るぞ
蓮達が待ってる」
直人「分かった…」
そして俺達は来た道を戻った
千尋「…なおくんごめんね」
申し訳なさそうに俺に対して謝る千尋
直人「千尋が謝る事じゃないだろ…
俺の方こそごめんな
苦しかっただろ…」
失った記憶
千尋の為にも取り戻さなきゃなんないのに、千尋には苦しむほど思い出したくない記憶…
俺のやってる事は正しいのかそれすら分かんなくなってきた…
そして千尋を苦しめている原因はもしかしたら俺自身なのかも知れないとどこかで感じていた
学校に戻って来ると玄関の所で」琉はここで待ってろと言って、1人学校の中に入って蓮達を迎えに行った
千尋と2人きりになった俺
千尋はさっきまで苦しんでいたけど今ではいつものようにけろっとしていた
そんな千尋とは裏腹に俺の気分は少し沈んでいた
千尋が記憶を思い出したくないと拒み苦しむ理由がもし俺だったらと思うと…
何やってんだよ俺…
千尋と会うのは別れて以来でずっと後悔と謝りたいという気持ちがあった
でもいざとなったら言葉が出てこなくて、しかも記憶喪失の今の千尋に伝えた所で意味がないと思ってずっと後回しにして…
直人「千尋…ごめんな…」
全部伝えられたわけじゃないけど、やっと口から出た謝罪
もっと言わなきゃいけないことも話したいこともあるはずなのに今はこれ以上出てこない
今更、謝っても遅い
それに今の千尋にはその意味も伝わらないのに…
千尋「なんでなおくんが謝るの?
なおくんは何も悪くないよ
むしろ私の為にありがとね」
あの頃と同じで笑顔を見せてそう言う千尋
こいつは昔からこうゆう奴だよな…
俺の気なんて知らないで自由気ままで優しい奴…
あの頃に戻って全部やり直したいと思った
そしたら今こんな結果になってなかったかもしれないのに…
少しして琉達が戻って来た
桜「千尋ちゃん!大丈夫だった!?
心配してたんだよ?」
真っ直ぐ千尋の所へ向かって千尋の手を握って心配そうに声をかける桜先輩
そっか…霊同士だと触れるのか…
蓮「琉から事情は聞いたよ
怖かったよね?無事で良かった」
蓮も桜先輩も本当は関係無いのに初対面の千尋に対してここまで心配してくれてる…
本当に良い奴等だよな…
琉と一緒に蓮達を送り届けた後、俺は千尋と一緒に琉のお寺に行くことになった
琉「直人達は今日は俺の家に泊まれ
そっちの方が安全だし都合がいい」
琉も優しい奴だよ
蓮が惚れんのも分かる
っていつまで引きずってんだ俺は…
直人「サンキュー琉」
なんか疲れたな…
千尋の事これからどうなるんだろな…
そんな中で突然顔をしょんぼりさせてあることを呟いた
慎悟「でもすごいショックでしたね…」
直人「は?何が?」
俺が聞き返すと和也も慎悟も驚いた表情で俺を見返した
和也「…もしかしてニュース見てねぇの?
千尋ちゃん死んだんだぞ」
直人「は!?」
ニュース!?そんなのやってたのか!?
そういえばなんか言ってたような…でもまともに見てなかったから記憶にない
慎悟「よく直人さんの後追いかけ回してましたもんね
優しくていい人だったのに…」
和也「直人の事好きだったのにな
急に引っ越した上にあんな別れ方してそのままだもんな…」
あの時の事は今でも後悔してる…
今もこうして再会できたのに俺はまだ伝えたいことをあいつに伝えられないでいる
千尋「引っ越し…?っ…頭が…痛いっ…!」
突然千尋の様子が一変した
頭を押さえて苦しそうにしてるように見えた
それに気付いた琉が和也達に怪しまれないように千尋を連れてそこから離れた
千尋…っ!
その後、和也と慎吾とは別れて、急いで琉と千尋の所へ向かった
直人「千尋!大丈夫か!?」
人気の無い所で琉は様子を見守るように千尋の側に居た
千尋は頭が痛いのかずっと頭を押さえ込んで声が出せないほど苦しんでいるように見えた
千尋「……っ!」
琉「落ち着け三上」
そんな千尋を見て、俺も気が動転した
直人「琉!千尋はどうしたんだよ!
大丈夫なのか!?」
琉「…記憶が戻りそうなんだろ
けど様子が少し変だな
まるで反発してるみたいだ」
直人「反発…!?分かりやすく説明しろよ!」
琉「思い出したくないからこれだけ苦しんでるんだろ」
千尋が記憶を思い出したくない…!?
直人「なんで…」
千尋「……うぅっ」
直人「千尋っ…」
苦しんで声を漏らす千尋に思わず俺は手を伸ばした
だけどその手が千尋に触れることはなかった
スッと千尋の体を通り抜けた俺の手
それを体験した瞬間、悔しくてどうしようもない空虚感に苛まれた
しばらくして千尋は落ちつきを取り戻した
琉「落ち着いたみたいだな」
呼吸を乱しながら俺に視線を向ける千尋
直人「何か…思い出した?」
恐る恐る聞いてみる
だけど千尋は首を横に振った
直人「そっか…」
それ以上言葉が出てこなかった
琉「今日はもう辞めたほうがいいな
無理に思い出してもしょうがないし、三上の精神的にも良くない
時間も時間だし学校に戻るぞ
蓮達が待ってる」
直人「分かった…」
そして俺達は来た道を戻った
千尋「…なおくんごめんね」
申し訳なさそうに俺に対して謝る千尋
直人「千尋が謝る事じゃないだろ…
俺の方こそごめんな
苦しかっただろ…」
失った記憶
千尋の為にも取り戻さなきゃなんないのに、千尋には苦しむほど思い出したくない記憶…
俺のやってる事は正しいのかそれすら分かんなくなってきた…
そして千尋を苦しめている原因はもしかしたら俺自身なのかも知れないとどこかで感じていた
学校に戻って来ると玄関の所で」琉はここで待ってろと言って、1人学校の中に入って蓮達を迎えに行った
千尋と2人きりになった俺
千尋はさっきまで苦しんでいたけど今ではいつものようにけろっとしていた
そんな千尋とは裏腹に俺の気分は少し沈んでいた
千尋が記憶を思い出したくないと拒み苦しむ理由がもし俺だったらと思うと…
何やってんだよ俺…
千尋と会うのは別れて以来でずっと後悔と謝りたいという気持ちがあった
でもいざとなったら言葉が出てこなくて、しかも記憶喪失の今の千尋に伝えた所で意味がないと思ってずっと後回しにして…
直人「千尋…ごめんな…」
全部伝えられたわけじゃないけど、やっと口から出た謝罪
もっと言わなきゃいけないことも話したいこともあるはずなのに今はこれ以上出てこない
今更、謝っても遅い
それに今の千尋にはその意味も伝わらないのに…
千尋「なんでなおくんが謝るの?
なおくんは何も悪くないよ
むしろ私の為にありがとね」
あの頃と同じで笑顔を見せてそう言う千尋
こいつは昔からこうゆう奴だよな…
俺の気なんて知らないで自由気ままで優しい奴…
あの頃に戻って全部やり直したいと思った
そしたら今こんな結果になってなかったかもしれないのに…
少しして琉達が戻って来た
桜「千尋ちゃん!大丈夫だった!?
心配してたんだよ?」
真っ直ぐ千尋の所へ向かって千尋の手を握って心配そうに声をかける桜先輩
そっか…霊同士だと触れるのか…
蓮「琉から事情は聞いたよ
怖かったよね?無事で良かった」
蓮も桜先輩も本当は関係無いのに初対面の千尋に対してここまで心配してくれてる…
本当に良い奴等だよな…
琉と一緒に蓮達を送り届けた後、俺は千尋と一緒に琉のお寺に行くことになった
琉「直人達は今日は俺の家に泊まれ
そっちの方が安全だし都合がいい」
琉も優しい奴だよ
蓮が惚れんのも分かる
っていつまで引きずってんだ俺は…
直人「サンキュー琉」
なんか疲れたな…
千尋の事これからどうなるんだろな…
0
あなたにおすすめの小説
結婚したくない腐女子が結婚しました
折原さゆみ
恋愛
倉敷紗々(30歳)、独身。両親に結婚をせがまれて、嫌気がさしていた。
仕方なく、結婚相談所で登録を行うことにした。
本当は、結婚なんてしたくない、子供なんてもってのほか、どうしたものかと考えた彼女が出した結論とは?
※BL(ボーイズラブ)という表現が出てきますが、BL好きには物足りないかもしれません。
主人公の独断と偏見がかなり多いです。そこのところを考慮に入れてお読みください。
※番外編に入り、百合についても語り始めました。
こちらも独断と偏見が多々あるかもしれないのでご注意ください。
※この作品はフィクションです。実際の人物、団体などとは関係ありません。
※番外編を随時更新中。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる