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*呪いの連鎖
呪いの連鎖#4
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下の階から何かが割れる音、そして橋本の悲鳴が聞こえた
直人「琴美…?」
琉「俺が見てくるからお前は無理せずじっとしてろ」
俺はすぐに蓮達の所に向かった
なんだ…橋本の悲鳴が聞こえた後から妙に胸騒ぎがする
階段を下りていくと橋本が蓮を何度も呼ぶ声が聞こえる
それはキッチンからだった
急いでそこに向かうと、目を疑う光景が広がっていた
そこには割れたカップが落ちていて、蓮と桜が倒れ込んでいた
それを目にした瞬間、心臓が止まりそうなほど焦った
琉「蓮っ」
俺はすぐに蓮に駆け寄った
琉「橋本何があった」
琴美「わ、分かんない…突然蓮が倒れて…」
桜「琉…」
その時、倒れ込む桜が微かに俺を呼んだ
桜「…突然…女が現れて…蓮を襲ったの…」
女…まさか平澤か…!?
蓮「ぅ…」
俺の腕の中で苦しそうに声を漏らす蓮
落ち着いて考えて整理しろ
顔色が悪く、触れている感じ恐らく熱も出ている
直人と同じ呪いの症状…
辺りには割れたカップの他に蓮が持っていた俺の護符がビリビリに散らばっている
桜も苦しそうだが、呪いは受けていない
恐らく強い邪気を当てられたせいだ
これくらいなら俺が祓える
琉「桜、お前はただ強い邪気に当てられただけだ
気を楽にしてろ
すぐに祓ってやる」
桜は邪気を祓ってやるとすぐに回復した
桜「ありがとう琉…」
琉「桜、そいつどこ行った」
桜「分からない
突然現れて突然消えたの」
ここにはまだ微かに気配が残ってる
琉「桜はここで蓮を守れ」
桜「うん…っ」
俺はすぐに外へ飛び出して気配を探った
くそっ…気配が完全に途絶えてる
そもそもすぐ上にいながら現れた気配すら俺は感じなかった
悲鳴が聞こえるまで何も分からなかった
キッチンに残った邪気も現れたのがついさっきの割りに僅かだった
気配を消すのが上手すぎる…!
これ以上今捜索しても無駄足だ
その前に蓮達を何とかするのが先だ
家の中へ戻ると桜が焦った様子で俺を呼んだ
桜「琉!!」
琉「どうしたっ」
桜「蓮が、蓮、上手く呼吸できないみたいなの…!
お願い助けて…!」
蓮は呼吸が途切れ途切れで苦しそうに、懸命に息をしようとして、余計に呼吸が乱れている
この状態が長く続けば下手したら呼吸事態止まる
呪いを受けた影響だろう
琴美「あ、安藤くん…私はどうしたらいいの…!?」
琉「橋本は下がってろ
蓮、落ち着いて呼吸整えろ」
俺の声は聞こえているみたいで、懸命に呼吸を整えようとする蓮だったが、それが上手くいかない
余程苦しいのか、目が潤んでいる蓮
このままじゃ本当に危ないかもしれない
琉「蓮、じっとしてろ」
俺はそのまま蓮に口づけして、ゆっくりと息を吹き込んだ
そして蓮の手を握りながら声をかけた
琉「蓮、ゆっくり落ち着いて呼吸しろ」
もう1度繰り返すと、徐々に蓮の呼吸は落ち着いていった
蓮の息づかいがよく聞こえる
琉「落ち着いたか?」
蓮は頷いて答えた
呼吸は落ち着いたが、それでも蓮の体調は呪いの影響で最悪だ
橋本に持ってきてもらった体温計ですぐに熱を確認した
それを見た桜の顔が一気に青ざめた
桜「嘘…!39度って…っ」
もうこんなに高熱が出てるのかよ…!
強い呪いのせいか、蓮の進行が早過ぎる!
この状態で呼吸が落ち着いたのは奇跡的、意識を保ってるのも不思議なくらいだ
どうして…どうしてこうなった
俺が側に付いていながら…
守ると言っておきながら、少し目を離した隙をあいつに狙われた
俺があの時、出てろなんて言わなきゃ…
最初から話しておけば…蓮が狙われることだって…
側に居たら守れたかもしれないのに
琉「蓮…蓮、悪かった…俺のせいで…」
悔しかった
俺が油断してなきゃ…2度と苦しい思いはさせたくなかったのに…
俺が悔やんでいると、不意に蓮の手が俺の頬に触れた
蓮「…りゅぅ…そんな顔…しないで…
こんなのも…う慣れっこだから…
私なら大丈夫…だから…自分を責めないで…」
蓮の手は熱くて、指先が嫌に冷たかった
喋るのも体を動かすのも今は辛いだろうに、大丈夫なわけないのに、強がって笑いかける蓮
琉「そんな事に慣れんな…」
蓮「あは…確かに…それもそっか…」
琉「無理すんな
必ず何とかするから少し寝てろ
寝ていた方が多少は楽だろ」
蓮「…なんか…怖い夢見そうで…眠りたくない…」
呪いの影響で悪夢を見ることは珍しくない
こいつだって当初は悪霊に取り憑かれただけで悪夢に犯された
不安になるのは当然だろう
琉「俺が側に居るから安心して眠れ」
蓮「…うん……」
少し安心したのか蓮はそのまま目を閉じた
…こいつにかけられた呪いは一筋縄じゃいかない
呪いが放つ邪気は祓えるが、呪いの根元が有る限り邪気は次から次へと湧き出る
こうして祓っても、祓った瞬間から再び蓮をゆっくり包み込んでいく
邪気を祓えば蓮の苦しみは多少は減るがこんなことを繰り返してたら、蓮の側を離れる事も出来ず、俺も力を無駄に使い続けるだけだ
呪いの根元であるあの女を除霊しないと延々と苦痛が続く…
桜「琉…どうするの…私に出来ることは何…?」
琉「…とりあえず直人と蓮を俺の家まで連れて行く
あそこなら結界も張ってあるし、あの女も近付けないだろうし、父さんもいるから安全だ
俺は父さんに連絡して車を用意してもらうから、橋本、直人に説明してこれるか?」
琴美「わ、分かった!伝えてくる!」
桜「蓮…」
辛そうに眠る蓮を見て不安そうに蓮を呼ぶ桜
…絶対に助ける
その後、父さんが迎えに来て一先ず直人と蓮を
俺の家まで移動させた
直人「琴美…?」
琉「俺が見てくるからお前は無理せずじっとしてろ」
俺はすぐに蓮達の所に向かった
なんだ…橋本の悲鳴が聞こえた後から妙に胸騒ぎがする
階段を下りていくと橋本が蓮を何度も呼ぶ声が聞こえる
それはキッチンからだった
急いでそこに向かうと、目を疑う光景が広がっていた
そこには割れたカップが落ちていて、蓮と桜が倒れ込んでいた
それを目にした瞬間、心臓が止まりそうなほど焦った
琉「蓮っ」
俺はすぐに蓮に駆け寄った
琉「橋本何があった」
琴美「わ、分かんない…突然蓮が倒れて…」
桜「琉…」
その時、倒れ込む桜が微かに俺を呼んだ
桜「…突然…女が現れて…蓮を襲ったの…」
女…まさか平澤か…!?
蓮「ぅ…」
俺の腕の中で苦しそうに声を漏らす蓮
落ち着いて考えて整理しろ
顔色が悪く、触れている感じ恐らく熱も出ている
直人と同じ呪いの症状…
辺りには割れたカップの他に蓮が持っていた俺の護符がビリビリに散らばっている
桜も苦しそうだが、呪いは受けていない
恐らく強い邪気を当てられたせいだ
これくらいなら俺が祓える
琉「桜、お前はただ強い邪気に当てられただけだ
気を楽にしてろ
すぐに祓ってやる」
桜は邪気を祓ってやるとすぐに回復した
桜「ありがとう琉…」
琉「桜、そいつどこ行った」
桜「分からない
突然現れて突然消えたの」
ここにはまだ微かに気配が残ってる
琉「桜はここで蓮を守れ」
桜「うん…っ」
俺はすぐに外へ飛び出して気配を探った
くそっ…気配が完全に途絶えてる
そもそもすぐ上にいながら現れた気配すら俺は感じなかった
悲鳴が聞こえるまで何も分からなかった
キッチンに残った邪気も現れたのがついさっきの割りに僅かだった
気配を消すのが上手すぎる…!
これ以上今捜索しても無駄足だ
その前に蓮達を何とかするのが先だ
家の中へ戻ると桜が焦った様子で俺を呼んだ
桜「琉!!」
琉「どうしたっ」
桜「蓮が、蓮、上手く呼吸できないみたいなの…!
お願い助けて…!」
蓮は呼吸が途切れ途切れで苦しそうに、懸命に息をしようとして、余計に呼吸が乱れている
この状態が長く続けば下手したら呼吸事態止まる
呪いを受けた影響だろう
琴美「あ、安藤くん…私はどうしたらいいの…!?」
琉「橋本は下がってろ
蓮、落ち着いて呼吸整えろ」
俺の声は聞こえているみたいで、懸命に呼吸を整えようとする蓮だったが、それが上手くいかない
余程苦しいのか、目が潤んでいる蓮
このままじゃ本当に危ないかもしれない
琉「蓮、じっとしてろ」
俺はそのまま蓮に口づけして、ゆっくりと息を吹き込んだ
そして蓮の手を握りながら声をかけた
琉「蓮、ゆっくり落ち着いて呼吸しろ」
もう1度繰り返すと、徐々に蓮の呼吸は落ち着いていった
蓮の息づかいがよく聞こえる
琉「落ち着いたか?」
蓮は頷いて答えた
呼吸は落ち着いたが、それでも蓮の体調は呪いの影響で最悪だ
橋本に持ってきてもらった体温計ですぐに熱を確認した
それを見た桜の顔が一気に青ざめた
桜「嘘…!39度って…っ」
もうこんなに高熱が出てるのかよ…!
強い呪いのせいか、蓮の進行が早過ぎる!
この状態で呼吸が落ち着いたのは奇跡的、意識を保ってるのも不思議なくらいだ
どうして…どうしてこうなった
俺が側に付いていながら…
守ると言っておきながら、少し目を離した隙をあいつに狙われた
俺があの時、出てろなんて言わなきゃ…
最初から話しておけば…蓮が狙われることだって…
側に居たら守れたかもしれないのに
琉「蓮…蓮、悪かった…俺のせいで…」
悔しかった
俺が油断してなきゃ…2度と苦しい思いはさせたくなかったのに…
俺が悔やんでいると、不意に蓮の手が俺の頬に触れた
蓮「…りゅぅ…そんな顔…しないで…
こんなのも…う慣れっこだから…
私なら大丈夫…だから…自分を責めないで…」
蓮の手は熱くて、指先が嫌に冷たかった
喋るのも体を動かすのも今は辛いだろうに、大丈夫なわけないのに、強がって笑いかける蓮
琉「そんな事に慣れんな…」
蓮「あは…確かに…それもそっか…」
琉「無理すんな
必ず何とかするから少し寝てろ
寝ていた方が多少は楽だろ」
蓮「…なんか…怖い夢見そうで…眠りたくない…」
呪いの影響で悪夢を見ることは珍しくない
こいつだって当初は悪霊に取り憑かれただけで悪夢に犯された
不安になるのは当然だろう
琉「俺が側に居るから安心して眠れ」
蓮「…うん……」
少し安心したのか蓮はそのまま目を閉じた
…こいつにかけられた呪いは一筋縄じゃいかない
呪いが放つ邪気は祓えるが、呪いの根元が有る限り邪気は次から次へと湧き出る
こうして祓っても、祓った瞬間から再び蓮をゆっくり包み込んでいく
邪気を祓えば蓮の苦しみは多少は減るがこんなことを繰り返してたら、蓮の側を離れる事も出来ず、俺も力を無駄に使い続けるだけだ
呪いの根元であるあの女を除霊しないと延々と苦痛が続く…
桜「琉…どうするの…私に出来ることは何…?」
琉「…とりあえず直人と蓮を俺の家まで連れて行く
あそこなら結界も張ってあるし、あの女も近付けないだろうし、父さんもいるから安全だ
俺は父さんに連絡して車を用意してもらうから、橋本、直人に説明してこれるか?」
琴美「わ、分かった!伝えてくる!」
桜「蓮…」
辛そうに眠る蓮を見て不安そうに蓮を呼ぶ桜
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その後、父さんが迎えに来て一先ず直人と蓮を
俺の家まで移動させた
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