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*愛おしくて
愛おしくて#1
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-琉side-
桜が成仏して1ヶ月が経とうとしていた
季節は秋になりつつあり、桜が居ないことに慣れ始め落ち着いて来た頃
それは夕食時に母さんから提案された
琉「京都?」
華「そ、昔からお世話になってる鈴龍寺の佐藤さん、1回会ったことあるでしょ?覚えてる?」
琉「覚えてるよ」
温和そうな人で父さんと何処と無く雰囲気が似ていたから1回会っただけだけど、印象に残ってる
陸人「佐藤さんに頼んでいた新しい浄花と打敷が完成したらしいんだ
それを琉に取りに行ってきてほしい
宅急便で送って貰うことも出来るけど、そうゆう繋がりは大切にしないとね
お前は未来の跡継ぎでもあるわけだし、交流して親睦を深めておかないと」
琉「分かった、行ってくるよ」
京都までとなると最低2日か…
桜が成仏してから初めての出張になる
護符があると言っても心配な所があるな…
自ら面倒事に首を突っ込む様な所があるから危なっかしいんだよ、あいつ…
前回の大阪の時が散々だったからな…
主にあの祐哉が悪いけど、またそんな状況が出来たら蓮はお人好しだから放ってはおかないだろうし…
1人で考えていると母さんがある提案をして来た
華「そのお使い、蓮ちゃんも連れて行きなよ」
琉「は?蓮も?」
華「お使いって言ってもそれを取りに行って挨拶してくる程度で大丈夫だし、それが終わったら自由に観光してきていいし、ついでに蓮ちゃんと旅行を楽しんできたら?
桜ちゃんが居なくなって1ヶ月近く経つでしょ?
蓮ちゃん、平気そうに見えても何処か傷が残ってるだろうし、新しい思い出でも作って気分転換して来なさいよ♪」
確かに蓮は落ち着いて以前と変わらない様子で過ごしてる
桜の話題を避けるどころか、自分から嬉々として語るような時もあるし、本人も平気って言ってるから平気なんだろうけど、それでも寂しさが残るような所もあるんだろう
見せないけど…
それにあの日帰り旅行以来、登下校は一緒でも寄り道やデートらしいデートはしてない
というより俺に遠慮してるんだよな…
蓮自身、日帰り旅行でお金使ったから節約って言ってたけど、俺の金銭面も考えて遠慮してるのが見てて分かる
まぁ、自身の節約も勿論あるんだろうけど…
俺が奢る奢らないにしろ、寄り道くらい好きにすればいいのに
最近普段からそんな感じなのに旅行なんて行くって言うか…?
いや、多分…
琉「…分かった、蓮も誘ってみる」
華「そうしなさい♪
佐藤さんには取り合えず来週の土曜くらいに伺いますって伝えてあるから、蓮ちゃんの予定聞いて、日程が決まったら教えてね
改めて佐藤さんにお伝えするから」
琉「分かった」
あとで電話して…いや、明日学校で聞くか
直接顔みたいし
陸人「もし行くことが決まっても行き帰りの交通費と宿泊費は俺達で持つから心配要らないよ
その方が蓮ちゃんも気兼ねなく行けるだろ?」
華「宿は私イチオシの所予約してあげるから
結構急な事だから予定を立てるのも色々大変でしょ?
あんた達も気に入る筈だから、その辺も含めてちゃんと蓮ちゃんに話なさいね」
琉「え、良いって
自分達で払えるから」
宿も決めて宿泊費と交通費も一部負担っていた競りつく競りというか…
けど、いつまでも父さんと母さんに甘えるのも…むしろ恩返しをしたい事ばかりなのに
華「良いから私達の行為に甘えなさいよ
琉ってば昔から私達に遠慮するんだから
それくらいのお金が無くなったって死にわしないわ」
陸人「そうそう、琉はそんな事気にしない
無償が嫌なら、これは俺達が頼んだお使いだし、遅くなったけど琉に可愛い彼女が出来たお祝いってことでどう?」
琉「…分かった、素直に受け取るよ、ありがとう」
そして次の日の朝、学校に向かいながら蓮にその話をしてみた
蓮「え?京都に1泊2日で旅行?」
琉「そ、母さん達が用事のついでに行ってきたらってさ
予定では来週の土曜あたりに
行き帰りの交通費と宿泊費は父さん達が出してくれるらしいし、宿も母さんが予約してくれるらしいから
けど、車で行く訳じゃないし、用事優先だからあちこち行けたりはしないだろうけど、行きたい?
あぁでも、お前に用事とか予定があるなら話は別」
蓮「えっ、無いよ!全くもって暇!
行く!行きたい!あ…でも用事あるのに私が着いていっちゃっていいの?
どんな用事か分からないけど私邪魔じゃない?」
少し食いつくように目を輝かせて反応した蓮
やっぱり予想通りの反応だった
けど、食いついたと思った瞬間に迷惑と言う余計な言葉まで出てきたらしい
琉「頼んでいた物を取りに行くだけだから、すぐ終わるし邪魔になんかならないって
それに俺も行けるなら蓮と行きたいし」
そう何気なく言った後、何も反応が無かったから目をつけると微かに顔を赤くする蓮
琉「どうかした?」
蓮「いや…ちょっと恥ずかしかったというか…」
琉「何が?」
蓮「あ、ううん、何でもない…っ」
誤魔化すように笑う蓮
まぁ、いいか…
琉「じゃ、一緒に行くって事でいいな?」
蓮「うん!」
後で母さんに連絡して、近いうちに佐藤さんへの手土産も用意しておかないと…
俺1人で訪問するのは初めてな訳だし、父さん達の顔に泥を塗るような事はしないように気を付けないとな
琉「ま、正直蓮が一緒だと、余計な心配しなくて済むな」
蓮「あ、もしかしてそっちが本音~?」
少しムッとした顔でそう聞いてきた蓮
琉「どっちも本音」
蓮「あはは、最近は大人しいと思うんだけどなぁ~?」
琉「嵐の前の静けさっていうだろ」
蓮「わぁ、信用ないなぁ~
あ、そうだ、帰りに本屋さん行って旅行誌買いに行こ♪
一緒に計画立てようね♪」
切り替え早いな…単純…
まぁ、今から楽しそうだな
桜が成仏して1ヶ月が経とうとしていた
季節は秋になりつつあり、桜が居ないことに慣れ始め落ち着いて来た頃
それは夕食時に母さんから提案された
琉「京都?」
華「そ、昔からお世話になってる鈴龍寺の佐藤さん、1回会ったことあるでしょ?覚えてる?」
琉「覚えてるよ」
温和そうな人で父さんと何処と無く雰囲気が似ていたから1回会っただけだけど、印象に残ってる
陸人「佐藤さんに頼んでいた新しい浄花と打敷が完成したらしいんだ
それを琉に取りに行ってきてほしい
宅急便で送って貰うことも出来るけど、そうゆう繋がりは大切にしないとね
お前は未来の跡継ぎでもあるわけだし、交流して親睦を深めておかないと」
琉「分かった、行ってくるよ」
京都までとなると最低2日か…
桜が成仏してから初めての出張になる
護符があると言っても心配な所があるな…
自ら面倒事に首を突っ込む様な所があるから危なっかしいんだよ、あいつ…
前回の大阪の時が散々だったからな…
主にあの祐哉が悪いけど、またそんな状況が出来たら蓮はお人好しだから放ってはおかないだろうし…
1人で考えていると母さんがある提案をして来た
華「そのお使い、蓮ちゃんも連れて行きなよ」
琉「は?蓮も?」
華「お使いって言ってもそれを取りに行って挨拶してくる程度で大丈夫だし、それが終わったら自由に観光してきていいし、ついでに蓮ちゃんと旅行を楽しんできたら?
桜ちゃんが居なくなって1ヶ月近く経つでしょ?
蓮ちゃん、平気そうに見えても何処か傷が残ってるだろうし、新しい思い出でも作って気分転換して来なさいよ♪」
確かに蓮は落ち着いて以前と変わらない様子で過ごしてる
桜の話題を避けるどころか、自分から嬉々として語るような時もあるし、本人も平気って言ってるから平気なんだろうけど、それでも寂しさが残るような所もあるんだろう
見せないけど…
それにあの日帰り旅行以来、登下校は一緒でも寄り道やデートらしいデートはしてない
というより俺に遠慮してるんだよな…
蓮自身、日帰り旅行でお金使ったから節約って言ってたけど、俺の金銭面も考えて遠慮してるのが見てて分かる
まぁ、自身の節約も勿論あるんだろうけど…
俺が奢る奢らないにしろ、寄り道くらい好きにすればいいのに
最近普段からそんな感じなのに旅行なんて行くって言うか…?
いや、多分…
琉「…分かった、蓮も誘ってみる」
華「そうしなさい♪
佐藤さんには取り合えず来週の土曜くらいに伺いますって伝えてあるから、蓮ちゃんの予定聞いて、日程が決まったら教えてね
改めて佐藤さんにお伝えするから」
琉「分かった」
あとで電話して…いや、明日学校で聞くか
直接顔みたいし
陸人「もし行くことが決まっても行き帰りの交通費と宿泊費は俺達で持つから心配要らないよ
その方が蓮ちゃんも気兼ねなく行けるだろ?」
華「宿は私イチオシの所予約してあげるから
結構急な事だから予定を立てるのも色々大変でしょ?
あんた達も気に入る筈だから、その辺も含めてちゃんと蓮ちゃんに話なさいね」
琉「え、良いって
自分達で払えるから」
宿も決めて宿泊費と交通費も一部負担っていた競りつく競りというか…
けど、いつまでも父さんと母さんに甘えるのも…むしろ恩返しをしたい事ばかりなのに
華「良いから私達の行為に甘えなさいよ
琉ってば昔から私達に遠慮するんだから
それくらいのお金が無くなったって死にわしないわ」
陸人「そうそう、琉はそんな事気にしない
無償が嫌なら、これは俺達が頼んだお使いだし、遅くなったけど琉に可愛い彼女が出来たお祝いってことでどう?」
琉「…分かった、素直に受け取るよ、ありがとう」
そして次の日の朝、学校に向かいながら蓮にその話をしてみた
蓮「え?京都に1泊2日で旅行?」
琉「そ、母さん達が用事のついでに行ってきたらってさ
予定では来週の土曜あたりに
行き帰りの交通費と宿泊費は父さん達が出してくれるらしいし、宿も母さんが予約してくれるらしいから
けど、車で行く訳じゃないし、用事優先だからあちこち行けたりはしないだろうけど、行きたい?
あぁでも、お前に用事とか予定があるなら話は別」
蓮「えっ、無いよ!全くもって暇!
行く!行きたい!あ…でも用事あるのに私が着いていっちゃっていいの?
どんな用事か分からないけど私邪魔じゃない?」
少し食いつくように目を輝かせて反応した蓮
やっぱり予想通りの反応だった
けど、食いついたと思った瞬間に迷惑と言う余計な言葉まで出てきたらしい
琉「頼んでいた物を取りに行くだけだから、すぐ終わるし邪魔になんかならないって
それに俺も行けるなら蓮と行きたいし」
そう何気なく言った後、何も反応が無かったから目をつけると微かに顔を赤くする蓮
琉「どうかした?」
蓮「いや…ちょっと恥ずかしかったというか…」
琉「何が?」
蓮「あ、ううん、何でもない…っ」
誤魔化すように笑う蓮
まぁ、いいか…
琉「じゃ、一緒に行くって事でいいな?」
蓮「うん!」
後で母さんに連絡して、近いうちに佐藤さんへの手土産も用意しておかないと…
俺1人で訪問するのは初めてな訳だし、父さん達の顔に泥を塗るような事はしないように気を付けないとな
琉「ま、正直蓮が一緒だと、余計な心配しなくて済むな」
蓮「あ、もしかしてそっちが本音~?」
少しムッとした顔でそう聞いてきた蓮
琉「どっちも本音」
蓮「あはは、最近は大人しいと思うんだけどなぁ~?」
琉「嵐の前の静けさっていうだろ」
蓮「わぁ、信用ないなぁ~
あ、そうだ、帰りに本屋さん行って旅行誌買いに行こ♪
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切り替え早いな…単純…
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