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*愛おしくて
愛おしくて#7
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前回父さんと来た時に訪ねた玄関に向かい、インターフォンを鳴らした
佐藤「はーい、お待たせしました
どちら様でしょうか?」
柔らかい笑みを浮かべながら出迎えてくれた佐藤さん
俺に残る記憶に面影がある
やっぱり雰囲気が父さんに似ている
琉「こんにちは、安藤です
父に頼まれて伺いました」
佐藤「えっ、安藤さん?
あ、もしかして琉くんですか?」
俺が来る事は事前に母さんが話を通してくれていたけど、やっぱり数年ぶりのせいか、少し驚いてる感じがある
琉「はい、お久しぶりです
いつもお世話になっています」
佐藤「琉くん久しぶりですね~っ
随分と立派に成長していたので最初気が付きませんでしたよ
前回来た時は高校生でしたっけ?
元気そうで何より、こちらこそお世話になっております」
琉「佐藤さんもお変わり無いようで安心しました」
佐藤「今日陸人さんはご一緒では無いのですか?」
琉「はい、父は別件がありまして
今日は俺1人でお伺いしました」
俺がそう言うと佐藤さんは少し不思議そうな顔をして、聞き返してきた
佐藤「1人?あれ…勘違いだったら申し訳ないんですけど、可愛らしい女性と一緒じゃ無かったですか?」
そう言われて思わず言葉が詰まった
佐藤「あぁ、ごめんね
丁度防犯カメラ見てたから」
琉「あ、そうなんですか…」
佐藤「もしかして彼女さんですか?」
暖かそうな眼差しを向ける佐藤さん
琉「まぁ…そうですね」
佐藤「今、彼女さんはどちらに?」
琉「表で待ってて貰ってます」
佐藤「一緒に入らしても良かったのに」
琉「いえ…佐藤さんとはお久しぶりにお会いするのに、失礼があっては問題ですから
彼女も理解してくれてますし」
佐藤「すっかり大人になりましたね、琉くん
そんな気にする必要ないですよ
それにしても琉くんがこんなに立派になって彼女さんが出来るなんて、私がフケるわけですね
彼女さんを紹介してくださらないんですか?
いえ、琉くんの彼女さんなら是非紹介してくださいな」
少しからかうような様子でそう言った佐藤さん
この様子だと変なわだかまりとかなく受け入れてくれそうだ
けど、蓮には会わなくて大丈夫って言ってあるからな…
あいつもいきなりだと緊張するだろうし…それに…
琉「…いえ、それはまたの機会にします
俺達の関係が正式な立場になったら、その時に改めて正式なご挨拶に伺わせてください」
そう答えると佐藤さんは少し驚いた表情を見せて、すぐにほころんだ
佐藤「はは、今から楽しみが出来ましたね
本当に琉くん、大人になりましたね~
陸人さん達も鼻が高いでしょうね」
琉「俺はまだまだですよ」
佐藤「またまた謙遜を
と、ついつい話し込んじゃいましたね
彼女さんを待たせてしまうのも可哀想ですから、早速本題へ移りましょうか
中へどうぞ」
琉「失礼します」
中に案内され、手土産を手渡す
佐藤「これが今回陸人さんより頼まれていた浄花と打敷ですね
確認してください」
琉「…やっぱり質や出来映えが良いですね
父さんが気に入る理由が分かります」
佐藤「ハハっ、嬉しいお言葉ですね」
琉「確かに受け取りました
ありがとうございます
父さんと母さんも喜びます」
佐藤「いえいえ、また何かあればご贔屓にお願いしますね
陸人さんと華さんにも宜しくお伝えください」
琉「はい、失礼します」
俺は佐藤さんから受け取り、挨拶を交え、無事に用事を終わらせた
そして蓮の待つ境内の方へ足を運ぶ
パッと辺りを見渡すけど蓮の姿が見えない
手水舎、授与所、池、あいつが居そうな所に目を向ける
そして最後に拝殿へ目を向けると、行き交う人の流れの中の影に真っ直ぐと佇む蓮の姿があった
普段は見せない少し凛とした様子で真剣に思いを伝えるように拝礼している蓮
琉「……」
それにしても長くないか…?
後から拝礼している人が帰る中でもずっと拝み続ける蓮
いつからああやってるんだ…?
琉「蓮」
俺が声をかけると、蓮はきちんと一礼して、パッと笑みを浮かべながら、俺の方に振り返り、駆け寄ってきた
蓮「琉っ、終わったの?」
琉「あぁ、お待たせ
随分と長く拝んでたな」
蓮「見てたの?」
琉「少し、そんなに長く何お願いしてたんだよ」
蓮「えっと、お父さんとお母さんの事と桜の事と、なおや琴美達、陸人さんや華さんの事もお願いしたし…もちろん琉の事もね」
どんだけ出てくるんだか…
琉「自分の事は?」
そう聞くと少しキョトンとして、ふっと柔らかく笑った蓮
笑って誤魔化したな
忘れてたとかそんなオチだろ
お人好しだもんな
琉「欲張り」
蓮「あはは、次から次へと出てきちゃって
琉もお参りする?」
琉「…そうだな、折角だししていくか」
俺が拝殿の前に立ち、賽銭を投げ入れると、何故か蓮も隣に来て賽銭を投げ入れた
琉「まだなんかあるわけ?」
蓮「えへ、やっぱり欲張りかな?」
琉「…いいんじゃない
もう欲張ってるんだからとことん欲張れば?」
蓮「神様私の願い事でお腹いっぱいになりそうだね」
面白い例え方するな…
そんな蓮の表現の仕方に小さく笑みが溢れた
拝礼を終えると興味を持つように蓮が聞いてきた
蓮「ねぇ、何お願いしたの?」
琉「…内緒」
蓮「そっか♪叶うといいねっ」
琉「用事も終わったし、早速観光に向かうか?」
蓮「うんっ」
琉「そろそろ腹も減ってきただろ?
向こう着いたら先ずはご飯にするか」
蓮「うん!ご飯楽しみ~♪
どんなご飯があるのかなぁ~」
そのまま俺達はまた電車に乗り込み、祇園方面へと移動した
佐藤「はーい、お待たせしました
どちら様でしょうか?」
柔らかい笑みを浮かべながら出迎えてくれた佐藤さん
俺に残る記憶に面影がある
やっぱり雰囲気が父さんに似ている
琉「こんにちは、安藤です
父に頼まれて伺いました」
佐藤「えっ、安藤さん?
あ、もしかして琉くんですか?」
俺が来る事は事前に母さんが話を通してくれていたけど、やっぱり数年ぶりのせいか、少し驚いてる感じがある
琉「はい、お久しぶりです
いつもお世話になっています」
佐藤「琉くん久しぶりですね~っ
随分と立派に成長していたので最初気が付きませんでしたよ
前回来た時は高校生でしたっけ?
元気そうで何より、こちらこそお世話になっております」
琉「佐藤さんもお変わり無いようで安心しました」
佐藤「今日陸人さんはご一緒では無いのですか?」
琉「はい、父は別件がありまして
今日は俺1人でお伺いしました」
俺がそう言うと佐藤さんは少し不思議そうな顔をして、聞き返してきた
佐藤「1人?あれ…勘違いだったら申し訳ないんですけど、可愛らしい女性と一緒じゃ無かったですか?」
そう言われて思わず言葉が詰まった
佐藤「あぁ、ごめんね
丁度防犯カメラ見てたから」
琉「あ、そうなんですか…」
佐藤「もしかして彼女さんですか?」
暖かそうな眼差しを向ける佐藤さん
琉「まぁ…そうですね」
佐藤「今、彼女さんはどちらに?」
琉「表で待ってて貰ってます」
佐藤「一緒に入らしても良かったのに」
琉「いえ…佐藤さんとはお久しぶりにお会いするのに、失礼があっては問題ですから
彼女も理解してくれてますし」
佐藤「すっかり大人になりましたね、琉くん
そんな気にする必要ないですよ
それにしても琉くんがこんなに立派になって彼女さんが出来るなんて、私がフケるわけですね
彼女さんを紹介してくださらないんですか?
いえ、琉くんの彼女さんなら是非紹介してくださいな」
少しからかうような様子でそう言った佐藤さん
この様子だと変なわだかまりとかなく受け入れてくれそうだ
けど、蓮には会わなくて大丈夫って言ってあるからな…
あいつもいきなりだと緊張するだろうし…それに…
琉「…いえ、それはまたの機会にします
俺達の関係が正式な立場になったら、その時に改めて正式なご挨拶に伺わせてください」
そう答えると佐藤さんは少し驚いた表情を見せて、すぐにほころんだ
佐藤「はは、今から楽しみが出来ましたね
本当に琉くん、大人になりましたね~
陸人さん達も鼻が高いでしょうね」
琉「俺はまだまだですよ」
佐藤「またまた謙遜を
と、ついつい話し込んじゃいましたね
彼女さんを待たせてしまうのも可哀想ですから、早速本題へ移りましょうか
中へどうぞ」
琉「失礼します」
中に案内され、手土産を手渡す
佐藤「これが今回陸人さんより頼まれていた浄花と打敷ですね
確認してください」
琉「…やっぱり質や出来映えが良いですね
父さんが気に入る理由が分かります」
佐藤「ハハっ、嬉しいお言葉ですね」
琉「確かに受け取りました
ありがとうございます
父さんと母さんも喜びます」
佐藤「いえいえ、また何かあればご贔屓にお願いしますね
陸人さんと華さんにも宜しくお伝えください」
琉「はい、失礼します」
俺は佐藤さんから受け取り、挨拶を交え、無事に用事を終わらせた
そして蓮の待つ境内の方へ足を運ぶ
パッと辺りを見渡すけど蓮の姿が見えない
手水舎、授与所、池、あいつが居そうな所に目を向ける
そして最後に拝殿へ目を向けると、行き交う人の流れの中の影に真っ直ぐと佇む蓮の姿があった
普段は見せない少し凛とした様子で真剣に思いを伝えるように拝礼している蓮
琉「……」
それにしても長くないか…?
後から拝礼している人が帰る中でもずっと拝み続ける蓮
いつからああやってるんだ…?
琉「蓮」
俺が声をかけると、蓮はきちんと一礼して、パッと笑みを浮かべながら、俺の方に振り返り、駆け寄ってきた
蓮「琉っ、終わったの?」
琉「あぁ、お待たせ
随分と長く拝んでたな」
蓮「見てたの?」
琉「少し、そんなに長く何お願いしてたんだよ」
蓮「えっと、お父さんとお母さんの事と桜の事と、なおや琴美達、陸人さんや華さんの事もお願いしたし…もちろん琉の事もね」
どんだけ出てくるんだか…
琉「自分の事は?」
そう聞くと少しキョトンとして、ふっと柔らかく笑った蓮
笑って誤魔化したな
忘れてたとかそんなオチだろ
お人好しだもんな
琉「欲張り」
蓮「あはは、次から次へと出てきちゃって
琉もお参りする?」
琉「…そうだな、折角だししていくか」
俺が拝殿の前に立ち、賽銭を投げ入れると、何故か蓮も隣に来て賽銭を投げ入れた
琉「まだなんかあるわけ?」
蓮「えへ、やっぱり欲張りかな?」
琉「…いいんじゃない
もう欲張ってるんだからとことん欲張れば?」
蓮「神様私の願い事でお腹いっぱいになりそうだね」
面白い例え方するな…
そんな蓮の表現の仕方に小さく笑みが溢れた
拝礼を終えると興味を持つように蓮が聞いてきた
蓮「ねぇ、何お願いしたの?」
琉「…内緒」
蓮「そっか♪叶うといいねっ」
琉「用事も終わったし、早速観光に向かうか?」
蓮「うんっ」
琉「そろそろ腹も減ってきただろ?
向こう着いたら先ずはご飯にするか」
蓮「うん!ご飯楽しみ~♪
どんなご飯があるのかなぁ~」
そのまま俺達はまた電車に乗り込み、祇園方面へと移動した
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