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婚約式。
指輪の交換を行う。
「リリィ、幸せだ。」
「私もです。」
祝福する皆の前でお互いの指先に触れました。
目線の近かった背は伸びて顔を上げなくてはお顔が見えません。
去年はまっすぐ見て目を上げるだけで顔を見れたのにと心の中で呟きます。
「背が、伸びられましたね。」
笑みをこぼして微笑むと、ロルフ様は眩しそうに目を細めて笑みを返してくださいました。。
「うん。顔ひとつ分かな。上に伸びた。イヤじゃない?」
「いいえ、す、素敵、です。…眩しいくらい。」
目を泳がせてしまいました。
熱くて目を合わせられず、たまらず視線を下げます。
「私、恥ずかしがってばかりで、申し訳ありません。」
つっかえながらも、なんとかお伝えしました。
「それでも、妖精が好きだよ。百合が好きだ。」
「えと、…あの、…はい。…私も、です。好きです。」
一人が手を叩き鳴らし、二人、三人とまばらなだった音は広がり大きな鳴り止まぬ拍手が聞こえてきました。
ザボン公爵が間に立っていらっしゃいます。
「お二人とも。お名を。」
ペンを受け取って婚約の宣誓書にロルフ様が先に記入されました。
次に私です。
ペンを受け取ってインクをつけ足して私の名前を書きました。
ロルフ様の字はとても綺麗です。
見劣りしないように、丁寧に書きました。
ペンをザボン公爵へお返してロルフ様と並びます。
「リリィ。」
名を呼ばれて小さく手の平を向けるので、吸い込まれるように自分の手を重ねました。
柔らかな微笑みに私も微笑んで。
ザボン公爵が書記台の誓約書をご覧になり頷かれます。
「…確かに。」
ロルフに腕を差し出されて、リリィは手を添える。
「三度目のエスコートだ。緊張するなぁ。」
「失敗したら助けてくださいませ。」
「俺のこともね。頼むよ?リリィ。」
「ロルフ様は失敗しません。でも、お役に立てるように頑張ります。」
つられて笑みをこぼす。
緊張がやわらいで、ゆっくりと今を噛み締めるように高座から一歩を踏み出しました。
「見える?皆が喜んでるよ。」
「はい。お父様もお母様も、皆さん微笑んでおられます。」
「祝福されてるね。」
「はい。…幸せです。」
「うれしいよ。ありがとう。選んでくれて。」
指輪の交換を行う。
「リリィ、幸せだ。」
「私もです。」
祝福する皆の前でお互いの指先に触れました。
目線の近かった背は伸びて顔を上げなくてはお顔が見えません。
去年はまっすぐ見て目を上げるだけで顔を見れたのにと心の中で呟きます。
「背が、伸びられましたね。」
笑みをこぼして微笑むと、ロルフ様は眩しそうに目を細めて笑みを返してくださいました。。
「うん。顔ひとつ分かな。上に伸びた。イヤじゃない?」
「いいえ、す、素敵、です。…眩しいくらい。」
目を泳がせてしまいました。
熱くて目を合わせられず、たまらず視線を下げます。
「私、恥ずかしがってばかりで、申し訳ありません。」
つっかえながらも、なんとかお伝えしました。
「それでも、妖精が好きだよ。百合が好きだ。」
「えと、…あの、…はい。…私も、です。好きです。」
一人が手を叩き鳴らし、二人、三人とまばらなだった音は広がり大きな鳴り止まぬ拍手が聞こえてきました。
ザボン公爵が間に立っていらっしゃいます。
「お二人とも。お名を。」
ペンを受け取って婚約の宣誓書にロルフ様が先に記入されました。
次に私です。
ペンを受け取ってインクをつけ足して私の名前を書きました。
ロルフ様の字はとても綺麗です。
見劣りしないように、丁寧に書きました。
ペンをザボン公爵へお返してロルフ様と並びます。
「リリィ。」
名を呼ばれて小さく手の平を向けるので、吸い込まれるように自分の手を重ねました。
柔らかな微笑みに私も微笑んで。
ザボン公爵が書記台の誓約書をご覧になり頷かれます。
「…確かに。」
ロルフに腕を差し出されて、リリィは手を添える。
「三度目のエスコートだ。緊張するなぁ。」
「失敗したら助けてくださいませ。」
「俺のこともね。頼むよ?リリィ。」
「ロルフ様は失敗しません。でも、お役に立てるように頑張ります。」
つられて笑みをこぼす。
緊張がやわらいで、ゆっくりと今を噛み締めるように高座から一歩を踏み出しました。
「見える?皆が喜んでるよ。」
「はい。お父様もお母様も、皆さん微笑んでおられます。」
「祝福されてるね。」
「はい。…幸せです。」
「うれしいよ。ありがとう。選んでくれて。」
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