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ああ、俺の馬鹿。
「カナン様から医師として大事な手は痛め付けるなと言われてるので手加減しますね」
俺、得意の得物使ってんのに。
継ぎはぎは小さな盾と小ぶりの剣。
ハンデあんのに強いぃ、勝てねぇぇ。
愛用の槍をアリオンの片手、片足でがっつり地面に抑え込まれてる。
両手に渾身の力を込めて押し返すのに、槍の端を踏まれて、顔の近くの先端は片手でこいつの体重と馬鹿力でぎっちぎち。
潰された胸と挟まった腕がいてぇぇ!
「ぐっ!ううう!」
意図も簡単に、固定した槍をぐりっとずらして喉が絞められた。
「……このくらいで根を上げないでください」
死にかけてたら、目の前の継ぎはぎイケメンが顔を寄せてぼそっと囁いた。
目の殺気に心臓と背筋が冷えてぞわぞわするぅ。
「不在中に、私の主人が世話になったようで」
だと思った!
組手と称してどうにもねちっこい痛ぶり方に察してたわい!
口角上げて笑ってんのに目がこぇえ!
「私もですが、カナン様もお怒りですよ」
覚悟してくださいねと殺気たっぷりの笑み。
あー!くっそ!やっぱりバレてる!
だいたい俺も馬鹿!
何にもしてないと思ったのに酔った勢いであの時キスしてちょいちょいとイタズラしてた!
朝起きて明るいところで見たら、ダグの首やら腹やら太もも周りにもキスマークべったり。
カナン様の帰還前に薄くなったけど消えてねぇし!
そりゃあ、見たら分かるわ。
青くなって最後までしたかと聞いたら、ダグは両手を横にぴっと伸ばして、セーフ!と叫んでたけど。
舐めただけって。
どこの何を?!
記憶ないのが勿体なさすぎるわ!
こんな目に遇うならせめて記憶だけでも残っててくれよ!
「ぐがぁっ!」
一気に喉仏あたりを潰されて咄嗟に大きく暴れたら、継ぎはぎはにんまり笑いながら俺の動きに合わせて大きく後ろへ飛び退いた。
「素晴らしい抵抗です。まだまだやる気がありますね。さあ、立ってください。続けますよ」
「うえ!げっほ!」
嘘だ。
びくともしなかった。
自分から飛び退いたくせに。
喉の痛みでぼろぼろ涙が出るが、上から剣が振り下ろされたから必死で転がって逃げる。
立つ暇がねぇが、じわじわ狙われてしゃがんでたらやばい。
急いで立ち上がり後ろへ飛びながら構える。
「がっ!」
寸前、追いかけたアリオンから片手に掴んだ小さな盾で横殴りに吹っ飛ばされた。
しかも上手いこと槍を間に入れて致命傷は避ける。
「防御の反応がいいですね」
俺がしたんじゃない。
そう見せ掛けたのこいつ。
嫌味ったらしいわ。
「ううっ!くっ!」
続いてすごい早さで顔に目掛けて繰り返した剣。
力を加減した打ち込みに翻弄されながら必死で跳ね返す。
「がら空き、ここは気をつけて」
「ぐふっ!」
頭上に集中していたら腹ががら空き。
鳩尾を狙われた。
手加減されてる。
長々と痛ぶる気だ。
降参してぇとよぎったら、見透かされて逃げたらみんなの前で辱しめますよと脅された。
周りに聞こえない声で、大勢の見学者の前で失禁させるのと片目を抉るのどっちがいいか聞かれた。
恐ろしいわ。
「カナン様から医師として大事な手は痛め付けるなと言われてるので手加減しますね」
俺、得意の得物使ってんのに。
継ぎはぎは小さな盾と小ぶりの剣。
ハンデあんのに強いぃ、勝てねぇぇ。
愛用の槍をアリオンの片手、片足でがっつり地面に抑え込まれてる。
両手に渾身の力を込めて押し返すのに、槍の端を踏まれて、顔の近くの先端は片手でこいつの体重と馬鹿力でぎっちぎち。
潰された胸と挟まった腕がいてぇぇ!
「ぐっ!ううう!」
意図も簡単に、固定した槍をぐりっとずらして喉が絞められた。
「……このくらいで根を上げないでください」
死にかけてたら、目の前の継ぎはぎイケメンが顔を寄せてぼそっと囁いた。
目の殺気に心臓と背筋が冷えてぞわぞわするぅ。
「不在中に、私の主人が世話になったようで」
だと思った!
組手と称してどうにもねちっこい痛ぶり方に察してたわい!
口角上げて笑ってんのに目がこぇえ!
「私もですが、カナン様もお怒りですよ」
覚悟してくださいねと殺気たっぷりの笑み。
あー!くっそ!やっぱりバレてる!
だいたい俺も馬鹿!
何にもしてないと思ったのに酔った勢いであの時キスしてちょいちょいとイタズラしてた!
朝起きて明るいところで見たら、ダグの首やら腹やら太もも周りにもキスマークべったり。
カナン様の帰還前に薄くなったけど消えてねぇし!
そりゃあ、見たら分かるわ。
青くなって最後までしたかと聞いたら、ダグは両手を横にぴっと伸ばして、セーフ!と叫んでたけど。
舐めただけって。
どこの何を?!
記憶ないのが勿体なさすぎるわ!
こんな目に遇うならせめて記憶だけでも残っててくれよ!
「ぐがぁっ!」
一気に喉仏あたりを潰されて咄嗟に大きく暴れたら、継ぎはぎはにんまり笑いながら俺の動きに合わせて大きく後ろへ飛び退いた。
「素晴らしい抵抗です。まだまだやる気がありますね。さあ、立ってください。続けますよ」
「うえ!げっほ!」
嘘だ。
びくともしなかった。
自分から飛び退いたくせに。
喉の痛みでぼろぼろ涙が出るが、上から剣が振り下ろされたから必死で転がって逃げる。
立つ暇がねぇが、じわじわ狙われてしゃがんでたらやばい。
急いで立ち上がり後ろへ飛びながら構える。
「がっ!」
寸前、追いかけたアリオンから片手に掴んだ小さな盾で横殴りに吹っ飛ばされた。
しかも上手いこと槍を間に入れて致命傷は避ける。
「防御の反応がいいですね」
俺がしたんじゃない。
そう見せ掛けたのこいつ。
嫌味ったらしいわ。
「ううっ!くっ!」
続いてすごい早さで顔に目掛けて繰り返した剣。
力を加減した打ち込みに翻弄されながら必死で跳ね返す。
「がら空き、ここは気をつけて」
「ぐふっ!」
頭上に集中していたら腹ががら空き。
鳩尾を狙われた。
手加減されてる。
長々と痛ぶる気だ。
降参してぇとよぎったら、見透かされて逃げたらみんなの前で辱しめますよと脅された。
周りに聞こえない声で、大勢の見学者の前で失禁させるのと片目を抉るのどっちがいいか聞かれた。
恐ろしいわ。
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