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欲張ったけど、オッケーが出たし。
早速ときごちないながらも、ベイル部隊長の体に腕を巻いた。
でけぇな。
女を抱くのとは違う。
すっぽり入るくらいが好きなのに、抱きつき甲斐のある固くて体温の高い胴回りにどぎまぎする。
「やる気出たのか」
「出ました」
俺の上擦った声を楽しんでる。
ずいっと顔を真正面に寄せて鼻を当てながら笑顔を見せつけてきた。
いつもの人の悪い顔は?
目を垂らして暖かい雰囲気がむず痒いのに、胸がつぶれるくらい嬉しい。
「ロニー、キス」
見とれてたら優しくそう呟いた。
俺からしろってことだよな。
目を閉じて首を傾けたら自分から。
緊張して唇触れるだけ。
それだけなんだけどスゴい昂る。
「ん、」
顔に垂れた髪の毛を耳にかけられただけなのに、吐息が漏れた。
そんな俺をぬるい眼差しで見つめてる。
繰り返される優しい手つきにそわそわ落ち着かない。
嬉しいのに胸の奥がくすぐったくてツライ。
慣れてない。
当たり前か、商売っ気のある相手としか縁がない。
しかも俺の見た目を好んで乗り気な奴はいないし、隠していても不快感を見つけてしまう。
こんな眼差しや指先でぬるま湯に浸け込んで暖められたのは初めてだ。
ふと、ダグの眼差しを思い出す。
俺への信頼や親愛の混じった暖かさがすごい好きだったのに、この人がそれをスッゲー乗り越えてくる。
今、ベイル部隊長から注がれるもっと濃い熱に、なんかもう、ごいごいえぐられてる。
この手も唇も、眼差しも、全部俺のって思って間違いないんだよな?
ずっとルガンダ兄さんの代わりと思ってたのに、俺のものなんだ。
特別に飢えてた俺には嬉しすぎるわ。
「……震えてる」
ぽそっと呟いたその言葉に恥ずかしくなった。
「んなこと、ないです」
「そうか?」
お互いの唇を重ねながらぽそぽそとしゃべって、柔いぷにぷにの皮膚が当たるのと熱い吐息がかかるのが面映ゆい。
もっと深いキスしたいって思うのに、このくすぐったさが感じたことないくらい脳ミソ揺らしてくる。
先に進みたいのにどうすりゃいい?
どう誘う?
男らしく行くのか?
どんなんが嬉しいかな。
内心、でっかい満足感と多少の悶々で唸っていた。
でも何も思い付かず背中に回した手に力を入れただけだ。
こんなんで伝わるわけないと分かってるんだけど。
うーん、勝手が分からない。
「ここ、悪かったな。俺が迂闊だった」
包帯の上から瞼に撫でるような口付け。
「迂闊は俺ですよ。このくらい。男ですし、大したことありません」
顔に怪我したのは久々だ。
あー、いや、最近ダグにボコられてる。
急所狙いにシフトしてから顔面攻撃に容赦ねぇから。
ここまでの流血はないけど。
「……まぁな。そうなんだが」
さっきまでの強気が引っ込んでボンヤリした声でまたモゴモゴしゃべってる。
でも変わらず俺の額や髪の毛に頬擦りして撫でるから、ゆっくり肩に寄り掛かってベイル部隊長の手つきを楽しんだ。
「……親父さんに叱られる。大事にするって約束したのに。こんな怪我させて。明日、謝らないと」
「……は?……ちょ、っと、……親父?……はぁ?」
思わずベイル部隊長から身を離そうと押し返すのに、がっつり押さえ込まれて動けない。
「ちょ、ちょっと、マジかよ」
焦ってじたばたしてるとますます俺を抱き締める力が強くなる。
「悪いな。俺、真面目だし逃がす気がないから先に手は打った」
カナン様と団長にも報告済みだと付け足されて頭がくらってしたわい。
「……嘘でしょぉ」
「明日、本人らに聞いてみろ」
本気だ。
ガチだ。
「……ちょっと待って、まさかさっきの姉さん達にも」
「言ってある」
「おおおい!」
真面目にも程があるだろ!
「身内にはロニーが好きだと伝えただけだ。そんなに慌てるな」
「は、反対されるんじゃ?」
庶民間で男同士は歓迎されない。
ここいらは他領に比べてカナン様の影響で男娼が多いからオープンだけど。
王都なんかはもともと貴族や兵士らが男色を好むから関係ないし。
でも男な上に、代々忌避される拷問官の家系の俺だ。
普通、嫌だろう。
「仕方ないだろ?お前にしか勃たないし、欲しくない。身内は一生一人でいるよりましだってさ。この歳になるまで一人もんなんだから納得してる。ルガンダのこともバレてるし、やっと前向きになったとむしろ喜んでる」
「そうなんですか、ちょ、うお、」
「なんだ。まだ半勃ちか」
唐突な片手のイタズラに慌てた。
「ううっ」
さっきまでギンギンでしたよ。
身内ネタ出したせいでちょっと萎えたんだ。
「お前と楽しみたいけど、今日は疲れてるって言ってたしなぁ。……ロニー?どうする?」
「くっ」
あーもう、いいかな。
さっきの話は一旦忘れよう。
親父達の件は後回しだ。
やる気を見せるためにベイル部隊長のシャツを捲って隙間から手を入れた。
肌を撫でるとベイル部隊長も隙間から手を入れてお互いに熱を確かめ合う。
爪で引っ掻いたり肉を揉んだり。
向こうが先に俺の乳首に到達して指で転がすから、ひくひくと体が揺れた。
「やっぱり可愛いなぁ」
「何、がですか?」
目線を合わすとうっとりと目を細めてた。
「なんだろうなぁ。俺には全部可愛いんだよ」
「からかうの、なしです」
「からかってない。大事なことはちゃんと伝えないと逃しちまう。俺はお前が好きだし、手放したくない。プラチナの髪と灰色の眼も好きだ。一途なところも。そうそう、笑うとタレ目になるのもいいな。年相応な感じになるのいい」
饒舌な話ぶりに苦笑いしてしまった。
「そんな顔、してますか?」
どこ見てそんなこと言ってんだろ。
結構、性格悪いんだけど?
ダグとルガンダ兄さんならそういう感じだけど、俺は気が強いし荒っぽいからぶっちゃけベイル部隊長寄りの自覚がある。
「してる。お前は家族とダグにだけ気が緩んで柔らかくなる」
……してるわ。
初めて自覚しましたわ。
「俺にもそんな顔を見せるようになったから期待した」
「んっ、」
びっと指に挟まれた突起を直に引っ張られて大きく体が跳ねて仰け反った。
「可愛い反応するし」
「く、うっ、んんっ」
繰り返されるそれに短く息が詰まる。
こんな男らしい低い声の喘ぎなんて気持ち悪いだろうに。
「す、いません、声、うるさ、」
「そうだな。静かにした方がいい」
その一言にぐっと心臓刺された。
サーセン、こんな野太い声で。
噛み締めて堪えるけど、小さく漏れる。
口を手で覆って隠すがだめだ。
へこんで目から涙がこぼれるし、格好わる!
「……ん、……ふぅっ、」
「だめだ」
萎えたかな?
サーセン。
心の中で謝ってたら、いきなり足首を掴んで寝台に引っくり返された。
「うおお!」
「お前の堪える声、余計ぞくぞくする!」
乱暴にズボンとパンツを引きずり下ろされて尻丸出し。
「え?!わ!」
「もういい!貸せ!」
「ええ?!ケツ?!マジか?!」
なんすか?!この唐突な豹変ぶりは!
「初心者同士で無理だろうが!こっちは突っ込みてぇのに!ちきしょう!」
「んぶ!んっ、ぷは!あ、」
被さったベイル部隊長に荒っぽく口内なぶられて、なんつーか、あうあう。
キスしながら乳首いじられて重ねた竿をぬっこぬっこ。
三点攻め器用すぎるって。
竿以外のキスや触りならエセルリナや商売女相手にしてるのは聞いてたけど、俺相手に本領発揮ですかい。
荒っぽい手淫が気持ちいいんすけど。
「んん、はぁっ、んっ、はあっ、」
「くそっ、静かにしろ。隣に聞こえる。こんな時間に迷惑だし、お前の声が勿体ねぇ。俺のだ」
全部俺のって何度も言うからたまんねぇ。
「あー、もう引っ越す。絶対引っ越す。お前が叫んでも平気なところにする。ガンガンにケツ掘って泣かす。ヤりてぇ、マジでヤりてぇ」
マジか。
掘りたい派だったんですか。
しかもいきなり余裕ぶち壊れて、はあはあしながら心の声駄々漏れですよ。
ベイル部隊長のがつがつに息できねぇし、重くて苦しかったけど、背中に手を回して強く抱き締めた。
竿ももっと強く刺激が欲しいから足を突っ張らせて擦り付ける。
肌の密着も欲しくてベイル部隊長の服を引っ張って脱がせた。
寒いはずなのに汗かいて湯気出てる。
おいおい。
興奮しすぎ。
俺も袖を抜いて脱ごうとしたら、なんでか止められた。
「着とけ。俺の服」
「彼シャツの続きですか?」
「馬鹿、寒いからだ。包帯も取れる」
嘘つき。
どもってる。
分かりやすすぎて顔が思わず緩んだ。
「タレ目」
「ん、」
目元にキス。
「お前はいつも回りをきつく睨んでるくせに。大事な相手にしか笑わない。そういうところもたまんねぇ。好きだ」
熱い吐息と呟きにふるっと体が反応してしまう。
何度も俺の名を呼びながら。
熱に死にそう。
いつもなら負けてられるかって仕返しするのに、脳ミソに溶けて馬鹿になったから無理。
ベイル部隊長に好きなようにされっぱなしだった。
早速ときごちないながらも、ベイル部隊長の体に腕を巻いた。
でけぇな。
女を抱くのとは違う。
すっぽり入るくらいが好きなのに、抱きつき甲斐のある固くて体温の高い胴回りにどぎまぎする。
「やる気出たのか」
「出ました」
俺の上擦った声を楽しんでる。
ずいっと顔を真正面に寄せて鼻を当てながら笑顔を見せつけてきた。
いつもの人の悪い顔は?
目を垂らして暖かい雰囲気がむず痒いのに、胸がつぶれるくらい嬉しい。
「ロニー、キス」
見とれてたら優しくそう呟いた。
俺からしろってことだよな。
目を閉じて首を傾けたら自分から。
緊張して唇触れるだけ。
それだけなんだけどスゴい昂る。
「ん、」
顔に垂れた髪の毛を耳にかけられただけなのに、吐息が漏れた。
そんな俺をぬるい眼差しで見つめてる。
繰り返される優しい手つきにそわそわ落ち着かない。
嬉しいのに胸の奥がくすぐったくてツライ。
慣れてない。
当たり前か、商売っ気のある相手としか縁がない。
しかも俺の見た目を好んで乗り気な奴はいないし、隠していても不快感を見つけてしまう。
こんな眼差しや指先でぬるま湯に浸け込んで暖められたのは初めてだ。
ふと、ダグの眼差しを思い出す。
俺への信頼や親愛の混じった暖かさがすごい好きだったのに、この人がそれをスッゲー乗り越えてくる。
今、ベイル部隊長から注がれるもっと濃い熱に、なんかもう、ごいごいえぐられてる。
この手も唇も、眼差しも、全部俺のって思って間違いないんだよな?
ずっとルガンダ兄さんの代わりと思ってたのに、俺のものなんだ。
特別に飢えてた俺には嬉しすぎるわ。
「……震えてる」
ぽそっと呟いたその言葉に恥ずかしくなった。
「んなこと、ないです」
「そうか?」
お互いの唇を重ねながらぽそぽそとしゃべって、柔いぷにぷにの皮膚が当たるのと熱い吐息がかかるのが面映ゆい。
もっと深いキスしたいって思うのに、このくすぐったさが感じたことないくらい脳ミソ揺らしてくる。
先に進みたいのにどうすりゃいい?
どう誘う?
男らしく行くのか?
どんなんが嬉しいかな。
内心、でっかい満足感と多少の悶々で唸っていた。
でも何も思い付かず背中に回した手に力を入れただけだ。
こんなんで伝わるわけないと分かってるんだけど。
うーん、勝手が分からない。
「ここ、悪かったな。俺が迂闊だった」
包帯の上から瞼に撫でるような口付け。
「迂闊は俺ですよ。このくらい。男ですし、大したことありません」
顔に怪我したのは久々だ。
あー、いや、最近ダグにボコられてる。
急所狙いにシフトしてから顔面攻撃に容赦ねぇから。
ここまでの流血はないけど。
「……まぁな。そうなんだが」
さっきまでの強気が引っ込んでボンヤリした声でまたモゴモゴしゃべってる。
でも変わらず俺の額や髪の毛に頬擦りして撫でるから、ゆっくり肩に寄り掛かってベイル部隊長の手つきを楽しんだ。
「……親父さんに叱られる。大事にするって約束したのに。こんな怪我させて。明日、謝らないと」
「……は?……ちょ、っと、……親父?……はぁ?」
思わずベイル部隊長から身を離そうと押し返すのに、がっつり押さえ込まれて動けない。
「ちょ、ちょっと、マジかよ」
焦ってじたばたしてるとますます俺を抱き締める力が強くなる。
「悪いな。俺、真面目だし逃がす気がないから先に手は打った」
カナン様と団長にも報告済みだと付け足されて頭がくらってしたわい。
「……嘘でしょぉ」
「明日、本人らに聞いてみろ」
本気だ。
ガチだ。
「……ちょっと待って、まさかさっきの姉さん達にも」
「言ってある」
「おおおい!」
真面目にも程があるだろ!
「身内にはロニーが好きだと伝えただけだ。そんなに慌てるな」
「は、反対されるんじゃ?」
庶民間で男同士は歓迎されない。
ここいらは他領に比べてカナン様の影響で男娼が多いからオープンだけど。
王都なんかはもともと貴族や兵士らが男色を好むから関係ないし。
でも男な上に、代々忌避される拷問官の家系の俺だ。
普通、嫌だろう。
「仕方ないだろ?お前にしか勃たないし、欲しくない。身内は一生一人でいるよりましだってさ。この歳になるまで一人もんなんだから納得してる。ルガンダのこともバレてるし、やっと前向きになったとむしろ喜んでる」
「そうなんですか、ちょ、うお、」
「なんだ。まだ半勃ちか」
唐突な片手のイタズラに慌てた。
「ううっ」
さっきまでギンギンでしたよ。
身内ネタ出したせいでちょっと萎えたんだ。
「お前と楽しみたいけど、今日は疲れてるって言ってたしなぁ。……ロニー?どうする?」
「くっ」
あーもう、いいかな。
さっきの話は一旦忘れよう。
親父達の件は後回しだ。
やる気を見せるためにベイル部隊長のシャツを捲って隙間から手を入れた。
肌を撫でるとベイル部隊長も隙間から手を入れてお互いに熱を確かめ合う。
爪で引っ掻いたり肉を揉んだり。
向こうが先に俺の乳首に到達して指で転がすから、ひくひくと体が揺れた。
「やっぱり可愛いなぁ」
「何、がですか?」
目線を合わすとうっとりと目を細めてた。
「なんだろうなぁ。俺には全部可愛いんだよ」
「からかうの、なしです」
「からかってない。大事なことはちゃんと伝えないと逃しちまう。俺はお前が好きだし、手放したくない。プラチナの髪と灰色の眼も好きだ。一途なところも。そうそう、笑うとタレ目になるのもいいな。年相応な感じになるのいい」
饒舌な話ぶりに苦笑いしてしまった。
「そんな顔、してますか?」
どこ見てそんなこと言ってんだろ。
結構、性格悪いんだけど?
ダグとルガンダ兄さんならそういう感じだけど、俺は気が強いし荒っぽいからぶっちゃけベイル部隊長寄りの自覚がある。
「してる。お前は家族とダグにだけ気が緩んで柔らかくなる」
……してるわ。
初めて自覚しましたわ。
「俺にもそんな顔を見せるようになったから期待した」
「んっ、」
びっと指に挟まれた突起を直に引っ張られて大きく体が跳ねて仰け反った。
「可愛い反応するし」
「く、うっ、んんっ」
繰り返されるそれに短く息が詰まる。
こんな男らしい低い声の喘ぎなんて気持ち悪いだろうに。
「す、いません、声、うるさ、」
「そうだな。静かにした方がいい」
その一言にぐっと心臓刺された。
サーセン、こんな野太い声で。
噛み締めて堪えるけど、小さく漏れる。
口を手で覆って隠すがだめだ。
へこんで目から涙がこぼれるし、格好わる!
「……ん、……ふぅっ、」
「だめだ」
萎えたかな?
サーセン。
心の中で謝ってたら、いきなり足首を掴んで寝台に引っくり返された。
「うおお!」
「お前の堪える声、余計ぞくぞくする!」
乱暴にズボンとパンツを引きずり下ろされて尻丸出し。
「え?!わ!」
「もういい!貸せ!」
「ええ?!ケツ?!マジか?!」
なんすか?!この唐突な豹変ぶりは!
「初心者同士で無理だろうが!こっちは突っ込みてぇのに!ちきしょう!」
「んぶ!んっ、ぷは!あ、」
被さったベイル部隊長に荒っぽく口内なぶられて、なんつーか、あうあう。
キスしながら乳首いじられて重ねた竿をぬっこぬっこ。
三点攻め器用すぎるって。
竿以外のキスや触りならエセルリナや商売女相手にしてるのは聞いてたけど、俺相手に本領発揮ですかい。
荒っぽい手淫が気持ちいいんすけど。
「んん、はぁっ、んっ、はあっ、」
「くそっ、静かにしろ。隣に聞こえる。こんな時間に迷惑だし、お前の声が勿体ねぇ。俺のだ」
全部俺のって何度も言うからたまんねぇ。
「あー、もう引っ越す。絶対引っ越す。お前が叫んでも平気なところにする。ガンガンにケツ掘って泣かす。ヤりてぇ、マジでヤりてぇ」
マジか。
掘りたい派だったんですか。
しかもいきなり余裕ぶち壊れて、はあはあしながら心の声駄々漏れですよ。
ベイル部隊長のがつがつに息できねぇし、重くて苦しかったけど、背中に手を回して強く抱き締めた。
竿ももっと強く刺激が欲しいから足を突っ張らせて擦り付ける。
肌の密着も欲しくてベイル部隊長の服を引っ張って脱がせた。
寒いはずなのに汗かいて湯気出てる。
おいおい。
興奮しすぎ。
俺も袖を抜いて脱ごうとしたら、なんでか止められた。
「着とけ。俺の服」
「彼シャツの続きですか?」
「馬鹿、寒いからだ。包帯も取れる」
嘘つき。
どもってる。
分かりやすすぎて顔が思わず緩んだ。
「タレ目」
「ん、」
目元にキス。
「お前はいつも回りをきつく睨んでるくせに。大事な相手にしか笑わない。そういうところもたまんねぇ。好きだ」
熱い吐息と呟きにふるっと体が反応してしまう。
何度も俺の名を呼びながら。
熱に死にそう。
いつもなら負けてられるかって仕返しするのに、脳ミソに溶けて馬鹿になったから無理。
ベイル部隊長に好きなようにされっぱなしだった。
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