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カーテンの隙間から差し込む光。
外が白い。
朝かな。
「あ、」
いつの間にか眠ってた。
横に寝そべってる。
「あれ?」
肩に何か、重いものが乗ってる。
私の首のところにも。
ふわふわサラサラ。
くすぐったい毛皮。
何か抱き締めてる。
これ何?
「あぁ、起きたか」
「へ、あっ、あっ!むが、」
「しーっ、ルルドラが起きる」
リカルド王子に手で口を塞がれた!
私達の間にすやすや眠るルルドラ王子がいるし!
てか、私が抱っこしてるし!
目を白黒させてるとまたいつものようににぃって笑う。
「大声は出さないように」
こくこくと頷くと手を離してくれた。
「……あのぉ、なんで私はここで寝てるんでしょうか?」
こそこそと囁く。
「お前達が寝ぼけてお互いしがみついてたから」
三人の話し合いのあと部屋を覗いたら薬の抜けたルルドラ王子は私の服を握って離さなくて、私もうつらうつらしながらルルドラ王子の手を離さなかったそうです。
わーお。
「しばらく父と私達三人でルルドラの添い寝だ。治療になるかもしれないそうだ」
「どういうことですか?」
「ルルドラは私と父とは違って繊細だから。今まで回りの期待に応えるため無理をし続けた結果かもしれない。しかもいきなり皇太子となって頼りの母親はいなくなる。プレッシャーで心身に負荷がかかってひどくなったのかもという見立てだ。治療として、子供ならこうやって家族とべったり過ごすのがいいらしい」
ついでに離宮での暮らしを調べたら休憩を休憩と呼べない分刻みのスケジュール、全ての飲食、トイレの時間まで管理されてたって話。
頬が引きつる。
トイレって、トイレよね?
体から出すものまで管理されてたの?
そんなの生理現象じゃん!
「私ならとっとと家出する。まったく、ルルドラは真面目だ。上に馬鹿がつくぞ」
「……リカルド王子はお強いから」
私もそんな生活は嫌だって思ったけど、同じ立場ならきっとどうすればいいか分からない。
大人しく過ごしてた気がする。
「……途方にくれてたでしょうね。私も家族に押し付けられた結婚が嫌だったけど、逃げようもなくて辛かった」
結託した家族の押し付けに抗えなかったもの。
どうすればいいかも分からなくて。
しかも嫌なのに家族からの注目に喜ぶ自分もいた。
複雑なあの想いを思い出してため息がこぼれる。
「くぅぅっ!……分かっていたっ。……あの頃は特に嫌われていると分かっていたっ。だが、こうもはっきりと。普通、夫の前で言うかっ、こいつはっ」
「へ?」
リカルド王子が突っ伏してる。
意外とぼやき癖があるのね。
「しぃー、起きてしまいます」
「兄弟喧嘩の原因め」
「あっ、」
ぐしゃぐしゃと頭を混ぜられちゃった。
乱暴じゃないし、痛くないけど。
大きな手が怖い。
さっき怖かったもん。
「……ライン、今日から暴力夫の汚名返上に付き合え」
え?
はい。
…………どうやるの?
外が白い。
朝かな。
「あ、」
いつの間にか眠ってた。
横に寝そべってる。
「あれ?」
肩に何か、重いものが乗ってる。
私の首のところにも。
ふわふわサラサラ。
くすぐったい毛皮。
何か抱き締めてる。
これ何?
「あぁ、起きたか」
「へ、あっ、あっ!むが、」
「しーっ、ルルドラが起きる」
リカルド王子に手で口を塞がれた!
私達の間にすやすや眠るルルドラ王子がいるし!
てか、私が抱っこしてるし!
目を白黒させてるとまたいつものようににぃって笑う。
「大声は出さないように」
こくこくと頷くと手を離してくれた。
「……あのぉ、なんで私はここで寝てるんでしょうか?」
こそこそと囁く。
「お前達が寝ぼけてお互いしがみついてたから」
三人の話し合いのあと部屋を覗いたら薬の抜けたルルドラ王子は私の服を握って離さなくて、私もうつらうつらしながらルルドラ王子の手を離さなかったそうです。
わーお。
「しばらく父と私達三人でルルドラの添い寝だ。治療になるかもしれないそうだ」
「どういうことですか?」
「ルルドラは私と父とは違って繊細だから。今まで回りの期待に応えるため無理をし続けた結果かもしれない。しかもいきなり皇太子となって頼りの母親はいなくなる。プレッシャーで心身に負荷がかかってひどくなったのかもという見立てだ。治療として、子供ならこうやって家族とべったり過ごすのがいいらしい」
ついでに離宮での暮らしを調べたら休憩を休憩と呼べない分刻みのスケジュール、全ての飲食、トイレの時間まで管理されてたって話。
頬が引きつる。
トイレって、トイレよね?
体から出すものまで管理されてたの?
そんなの生理現象じゃん!
「私ならとっとと家出する。まったく、ルルドラは真面目だ。上に馬鹿がつくぞ」
「……リカルド王子はお強いから」
私もそんな生活は嫌だって思ったけど、同じ立場ならきっとどうすればいいか分からない。
大人しく過ごしてた気がする。
「……途方にくれてたでしょうね。私も家族に押し付けられた結婚が嫌だったけど、逃げようもなくて辛かった」
結託した家族の押し付けに抗えなかったもの。
どうすればいいかも分からなくて。
しかも嫌なのに家族からの注目に喜ぶ自分もいた。
複雑なあの想いを思い出してため息がこぼれる。
「くぅぅっ!……分かっていたっ。……あの頃は特に嫌われていると分かっていたっ。だが、こうもはっきりと。普通、夫の前で言うかっ、こいつはっ」
「へ?」
リカルド王子が突っ伏してる。
意外とぼやき癖があるのね。
「しぃー、起きてしまいます」
「兄弟喧嘩の原因め」
「あっ、」
ぐしゃぐしゃと頭を混ぜられちゃった。
乱暴じゃないし、痛くないけど。
大きな手が怖い。
さっき怖かったもん。
「……ライン、今日から暴力夫の汚名返上に付き合え」
え?
はい。
…………どうやるの?
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