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35※リカルドside
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「サーペント令嬢、久しぶりだ」
「ええ、お久しゅうございます。リカルド王子」
向かいに対峙するのはもと婚約者のマリアナ・サーペント嬢。
華やかに輝くストロベリーブロンド、翡翠の瞳。
三大公爵家のご令嬢として豪華な装いと社交界に君臨するにふさわしい品格と容姿。
会場で給仕の最中に具合が悪いと声をかけられ別室へ案内したところ問い詰められてこの有り様。
分からんだろうとたかをくくったのは失敗だった。
「よく分かったな」
知られたなら取り繕ってもしょうがない。
開き直ってそう言うと強気に見下して女なら分かると答えた。
「会場の大半には知られていたということか。間抜けだった」
「分かるのは私だけですわ。そんなことも分からない?」
ぴりついたサーペント令嬢が顔を歪ませて睨み付けてる。
「失礼した」
自分だけが特別だと言いたかったようだ。
機嫌を損ねて怒らせてしまった。
こういうところはお互いに変わらない。
「本当にご理解がないこと」
ずいっと近寄って顔に手を出そうとしたから後ろに下がる。
叩こうと言うのではないが、乱暴な様子に引いてしまう。
「なぜ逃げますの?」
「……気分の問題だな」
「その無粋な髭と眼鏡を外してくださいまし。似合いませんわ」
「まだ皇太子のお側に仕えるので乱されると困る」
似合う似合わないなどどうでもいい。
「そうですか。それよりいつまで後ろに隠れるおつもりですの。そのくせこそこそとこんなことなさって。戻りたいのであれば私がおりますから、いい加減、」
「表に出るつもりはない。弟を支えたいだけだ」
「……はぁ?ご自分の立場をご理解していませんの?」
「している。だからこの姿でここにいる」
「いいえ、しておりませんね」
ふんっと鼻で笑って見下している。
相変わらず気が強い。
「私はこれでいいと思ってる」
「いけません。物事には順番がございますの。兄であるあなたが上に立つべき。国の乱れるもとです」
「私が意を唱えればそうなるであろうが、自身が望んだことだ。陛下も采配として認めている」
「……私のためではなかったと仰るの?」
「は?」
「王妃の手から私を逃すためと信じておりましたのに、もともとの望みはそこでしたか」
また怒らせたようだ。
声が低くなってきた。
「理解していたのだな。君の安寧を求めたことだと」
「当然でございましょう。幼い頃からの仲です。あなたが私と離れるはずがありませんもの」
……雲行きが怪しい。
初めて見る熱っぽい態度と視線に後ずさった。
「サーペント令嬢、婚約破棄は周知のものだ。それに私自身が既婚者となった。もう互いが関わることはない。私は全ての表舞台から消えて君は変わらず社交界の華として活躍するだろう。今は新たな見合いが殺到していると聞き及んでる。相容れることはないのだから、そこから幸せを掴め」
「あなたほどの方がどこにおりますの?」
「捨てるほどいるだろう」
「私はあなた様の王妃となるべく育てられましたのよ?それ以外で満足せよと仰るのですか」
「道が違えた。そうするのが当然だ」
「戻ることも出来ます。もとに戻るだけ。出来るはずです」
「出来ない。あり得ない。今の地位に満足して、弟と妻に愛情がある。王妃を望む君とは合わない」
はっきりそう告げるとスンっと顔から表情が消えた。
本当にこういうところが怖い。
「そうでございますか」
「ああ、もと婚約者として君の幸せを願って、るっ、いっ!」
扇で横っ面をひっぱたかれて驚いた。
片眼鏡が飛んで床に転がる。
「口先だけなのはどうにかなさって」
燃える眼差しで睨まれて固まった。
相変わらず苛烈。
回りに隠しているがこういう性格だ。
短気でプライドが高い。
それにしても顔を殴られたのは初めてだ。
頬が痛みでじんじんする。
「どういうつもりだ」
「男でしょう。この私がここまで言ったのを無下にしたのだから、このくらい受け止めなさいませ」
頬を押さえていると、ぺしぺしと扇を私の肩に当てて、殴ったことは当然と開き直ってる。
かすった扇で口髭も取れた。
仕方ないから中途半端にぶら下がったそれをペリペリと剥がした。
「暴力はやめろ」
さすがにイライラする。
女相手にやり返しも出来ない。
落ちた眼鏡を拾って胸ポケットに捩じ込んだ。
調度品にぶつかって跳ね返ったせいでヒビが入り、使い物にならない。
「女に恥をかかせたのですからこのくらい覚悟されませ」
「新しい婚約者には手をあげないようにするんだな。破棄の理由になる」
嫌みを込めて返した。
「ご心配は無用ですわ。そんな下手なことはしません。私が本音を晒せるのはあなた様だけでしたから。受け止めてくださるのも」
「私にだけか。どうでもいいが乱暴はごめんだ。身分の上下を気にする割りに無作法で呆れる。二度とするな」
うつ向いて泣いている気配にハンカチを渡した。
感情的になって泣くのも怒るのもいつものことと割りきるしかない。
「相変わらずお優しいのですね。叩いたのに」
「怒ってはいる」
「そうですか。でも謝りませんからね」
「好きにしろ」
こういう性格と思えば気にならない。
継母に比べれば可愛いものだ。
高飛車で謝らないというだけで人の命まではとらないのだから。
「そんなによろしいのですか?……その、伯爵出の、」
珍しく言いよどむ。
「妻か?」
「ええ、そうですね」
「聞いてどうする」
「今の注目の女性ですのよ。聞きたくなるのは当然です」
なぜ?
結婚して一年。
もう話題性もなかろう。
訝しげに見ていると視線を感じたサーペント令嬢はハンカチから少しだけ顔を上げた。
「どういう話題だ」
「女からは言いづらいことなので」
「気にする質か」
「ふふっ、失礼」
私への明け透けさを思い出して笑っている。
「話の内容は?」
「庶民の次は貧乏伯爵家の令嬢に籠落されたそうで、ほほ、」
堪らないと笑いだす。
噂話が好きなのも変わらずか。
いい性格してる。
「普通の夫婦仲だ」
「あなた様がとても可愛がってらっしゃるそうで。実際いかがなのですか?とても積極的で過激な女性だと噂ですけど」
「……は?」
泣いていたくせに下品な好奇心丸出しの眼差しに引く。
「下世話だな」
「よろしいでしょう?今さら」
こちらの咎める態度に堂々と返してくるから呆れた。
幼い頃からこちらを気にせずペラペラ話す質で、大人になって回りに隠しているだけで私へは変わらない。
噂のもとは下品で奔放な実家絡みだろう。
「妻はかなりの奥手だ。噂はただの憶測だ」
奥手すぎて閨がまだ。
だが、話すつもりはない。
「そうかしら。火のないところに、と申しますもの。殿方に女心など分かりませんし。女同士にしか分からないこともありますのよ?」
「……そうか」
不快な噂が出回ってるようだ。
サーペント令嬢も噂の火付けに一役買っていそうだと嫉妬深い態度と眼差しに察した。
人をやって把握しておいた方が良さそうだ。
「何でもいいがその話題に荷担するのはやめておけ。妻は皇太子に慕われている」
意外と執念深いルルドラの性格を思い浮かべてサーペント令嬢に忠告した。
粘り強いとも言えるが、盤遊びで性格が分かった。
終盤になるといつもいたぶり癖が出る。
わざと相手に逃げ道を示してじわじわ叩く。
そこは父と私には似ていないし、歪んだ楽しみに笑ってるのを何度も見かけた。
「ええ、お久しゅうございます。リカルド王子」
向かいに対峙するのはもと婚約者のマリアナ・サーペント嬢。
華やかに輝くストロベリーブロンド、翡翠の瞳。
三大公爵家のご令嬢として豪華な装いと社交界に君臨するにふさわしい品格と容姿。
会場で給仕の最中に具合が悪いと声をかけられ別室へ案内したところ問い詰められてこの有り様。
分からんだろうとたかをくくったのは失敗だった。
「よく分かったな」
知られたなら取り繕ってもしょうがない。
開き直ってそう言うと強気に見下して女なら分かると答えた。
「会場の大半には知られていたということか。間抜けだった」
「分かるのは私だけですわ。そんなことも分からない?」
ぴりついたサーペント令嬢が顔を歪ませて睨み付けてる。
「失礼した」
自分だけが特別だと言いたかったようだ。
機嫌を損ねて怒らせてしまった。
こういうところはお互いに変わらない。
「本当にご理解がないこと」
ずいっと近寄って顔に手を出そうとしたから後ろに下がる。
叩こうと言うのではないが、乱暴な様子に引いてしまう。
「なぜ逃げますの?」
「……気分の問題だな」
「その無粋な髭と眼鏡を外してくださいまし。似合いませんわ」
「まだ皇太子のお側に仕えるので乱されると困る」
似合う似合わないなどどうでもいい。
「そうですか。それよりいつまで後ろに隠れるおつもりですの。そのくせこそこそとこんなことなさって。戻りたいのであれば私がおりますから、いい加減、」
「表に出るつもりはない。弟を支えたいだけだ」
「……はぁ?ご自分の立場をご理解していませんの?」
「している。だからこの姿でここにいる」
「いいえ、しておりませんね」
ふんっと鼻で笑って見下している。
相変わらず気が強い。
「私はこれでいいと思ってる」
「いけません。物事には順番がございますの。兄であるあなたが上に立つべき。国の乱れるもとです」
「私が意を唱えればそうなるであろうが、自身が望んだことだ。陛下も采配として認めている」
「……私のためではなかったと仰るの?」
「は?」
「王妃の手から私を逃すためと信じておりましたのに、もともとの望みはそこでしたか」
また怒らせたようだ。
声が低くなってきた。
「理解していたのだな。君の安寧を求めたことだと」
「当然でございましょう。幼い頃からの仲です。あなたが私と離れるはずがありませんもの」
……雲行きが怪しい。
初めて見る熱っぽい態度と視線に後ずさった。
「サーペント令嬢、婚約破棄は周知のものだ。それに私自身が既婚者となった。もう互いが関わることはない。私は全ての表舞台から消えて君は変わらず社交界の華として活躍するだろう。今は新たな見合いが殺到していると聞き及んでる。相容れることはないのだから、そこから幸せを掴め」
「あなたほどの方がどこにおりますの?」
「捨てるほどいるだろう」
「私はあなた様の王妃となるべく育てられましたのよ?それ以外で満足せよと仰るのですか」
「道が違えた。そうするのが当然だ」
「戻ることも出来ます。もとに戻るだけ。出来るはずです」
「出来ない。あり得ない。今の地位に満足して、弟と妻に愛情がある。王妃を望む君とは合わない」
はっきりそう告げるとスンっと顔から表情が消えた。
本当にこういうところが怖い。
「そうでございますか」
「ああ、もと婚約者として君の幸せを願って、るっ、いっ!」
扇で横っ面をひっぱたかれて驚いた。
片眼鏡が飛んで床に転がる。
「口先だけなのはどうにかなさって」
燃える眼差しで睨まれて固まった。
相変わらず苛烈。
回りに隠しているがこういう性格だ。
短気でプライドが高い。
それにしても顔を殴られたのは初めてだ。
頬が痛みでじんじんする。
「どういうつもりだ」
「男でしょう。この私がここまで言ったのを無下にしたのだから、このくらい受け止めなさいませ」
頬を押さえていると、ぺしぺしと扇を私の肩に当てて、殴ったことは当然と開き直ってる。
かすった扇で口髭も取れた。
仕方ないから中途半端にぶら下がったそれをペリペリと剥がした。
「暴力はやめろ」
さすがにイライラする。
女相手にやり返しも出来ない。
落ちた眼鏡を拾って胸ポケットに捩じ込んだ。
調度品にぶつかって跳ね返ったせいでヒビが入り、使い物にならない。
「女に恥をかかせたのですからこのくらい覚悟されませ」
「新しい婚約者には手をあげないようにするんだな。破棄の理由になる」
嫌みを込めて返した。
「ご心配は無用ですわ。そんな下手なことはしません。私が本音を晒せるのはあなた様だけでしたから。受け止めてくださるのも」
「私にだけか。どうでもいいが乱暴はごめんだ。身分の上下を気にする割りに無作法で呆れる。二度とするな」
うつ向いて泣いている気配にハンカチを渡した。
感情的になって泣くのも怒るのもいつものことと割りきるしかない。
「相変わらずお優しいのですね。叩いたのに」
「怒ってはいる」
「そうですか。でも謝りませんからね」
「好きにしろ」
こういう性格と思えば気にならない。
継母に比べれば可愛いものだ。
高飛車で謝らないというだけで人の命まではとらないのだから。
「そんなによろしいのですか?……その、伯爵出の、」
珍しく言いよどむ。
「妻か?」
「ええ、そうですね」
「聞いてどうする」
「今の注目の女性ですのよ。聞きたくなるのは当然です」
なぜ?
結婚して一年。
もう話題性もなかろう。
訝しげに見ていると視線を感じたサーペント令嬢はハンカチから少しだけ顔を上げた。
「どういう話題だ」
「女からは言いづらいことなので」
「気にする質か」
「ふふっ、失礼」
私への明け透けさを思い出して笑っている。
「話の内容は?」
「庶民の次は貧乏伯爵家の令嬢に籠落されたそうで、ほほ、」
堪らないと笑いだす。
噂話が好きなのも変わらずか。
いい性格してる。
「普通の夫婦仲だ」
「あなた様がとても可愛がってらっしゃるそうで。実際いかがなのですか?とても積極的で過激な女性だと噂ですけど」
「……は?」
泣いていたくせに下品な好奇心丸出しの眼差しに引く。
「下世話だな」
「よろしいでしょう?今さら」
こちらの咎める態度に堂々と返してくるから呆れた。
幼い頃からこちらを気にせずペラペラ話す質で、大人になって回りに隠しているだけで私へは変わらない。
噂のもとは下品で奔放な実家絡みだろう。
「妻はかなりの奥手だ。噂はただの憶測だ」
奥手すぎて閨がまだ。
だが、話すつもりはない。
「そうかしら。火のないところに、と申しますもの。殿方に女心など分かりませんし。女同士にしか分からないこともありますのよ?」
「……そうか」
不快な噂が出回ってるようだ。
サーペント令嬢も噂の火付けに一役買っていそうだと嫉妬深い態度と眼差しに察した。
人をやって把握しておいた方が良さそうだ。
「何でもいいがその話題に荷担するのはやめておけ。妻は皇太子に慕われている」
意外と執念深いルルドラの性格を思い浮かべてサーペント令嬢に忠告した。
粘り強いとも言えるが、盤遊びで性格が分かった。
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