39 / 120
39※近衛隊長
しおりを挟む
「今夜、ルーラと行ってきなさい」
「は?」
リカルド王子から渡されたのは一通の招待状。
豪華を通り越してけばけばしい封筒に眉をひそめた。
あまり良くない類いのものと一目で理解した。
「日にちが急で非番の君にしか頼めない。細かな指示はルーラが把握してる」
じゃあよろしくとそれだけ言って執務机の書類を新しく捲り始めた。
「待ってください。いきなり、」
「父の許可は得ている。聞いてみろ。しかも君はお気に入りのルーラと夜会に出られる。謝礼には充分だ」
慌てて尋ねても細かい話はルーラから聞けと部屋から追い出された。
しかもしつこく尋ねたら他の男を共につけるぞと脅されて腹立つ。
根性悪の王子め。
仕方ないからルーラのもとへ尋ねることにした。
この時刻なら奥様はお勉強か針仕事をなさってるはず。
部屋を訪ねてルーラに用があると告げると中から出てきた。
待ってる間は年甲斐もなくそわそわと落ち着かなかった。
毎日会うが慣れない。
美人でスタイルがいい。
しかも勝ち気で利発そうな瞳と小さくツンっと尖った鼻が好みだ。
「ご用命の件でしょうか?」
頷くと夕方、執事長のもとに行ってくれとそれだけ。
「他に、」
「この場で話すことではありません。後程」
愛想笑いのひとつもなく冷たく言い放つ。
「……分かった」
私のこの立場でここまでツンツンした女性は初めてで、最初は戸惑った。
「ルーラ、近衛隊長をお茶にお誘いしたいわ」
ちょうど休憩なんですとルーラの後ろからかわいらしいお声。
今日もご機嫌は麗しいご様子。
「いけません。お忙しいでしょうから」
「いえ、ちょうど暇を持て余していたところです。奥様のお誘いにぜひ」
「……まあ」
ちらっと睨まれたが知らん顔をした。
リカルド王子と、ルーラの大事な奥様。
もとライラック伯爵の末子、ライン嬢。
かわいらしいお声と同じようににこにこと愛想のいい微笑みと末っ子らしい甘えを見せて側仕えの使用人達を姉のように慕い、仕える彼女らも高貴なご夫人と接するよりやんごとなき姫君として大切に扱っている。
歳と立場のわりにかなり幼くか弱い奥様。
「近衛隊長、ルーラが新しいブレンドのお茶を用意してくれましたの。ぜひご賞味ください」
「奥様」
「だって、美味しいからお裾分けしたい」
お願いと小さく呟くとむうっと困った顔で頷いた。
困った奥様と苦笑いしながら。
それなのに嬉しそうに微笑む。
幼い奥様の全てが可愛いようで目を細める。
また今日も見れたと満足した。
使用人でありながら奥様にだけこんな緩んだ表情を見せる。
薔薇やアザミのような刺々しさがあるのに、実際は魅力的。
私もこの甘い微笑みを引き出したいがどうにも壁があつい。
殺伐とした王宮の中でこの方のまわりだけ蝶が舞うような穏やかさ。
あの性悪のリカルド王子さえこの方のお側にいるといつもの意地の悪い笑みは抜けて、安心して微睡む。
従えさせる圧があるわけでなくそれだけの方。
神経の細やかなルルドラ王子にも同じように安らぎを与えた。
女性として特別目立つ容姿ではないのに人目を引く。
穏やかな話し声と柔らかい眼差しが心地よいせいだ。
近衛の部下達がふわふわと寄っていくのを毎回叱って引き留めねばならず、なのに私は奥方を守る刺々しい隣のイバラの方が好ましかった。
「さあ、参りましょう」
夕方に執事長を訪ねたら王宮の外へと馬車で案内された。
こじんまりとした別宅。
「お召し物はご用意しております」
てきぱきと近衛の鎧から着せかえて派手な夜会服。
金や原色の散りばめられたデザインにうんざりした。
……趣味じゃない。
「名はこちらをお使いください」
「……イベリア・アストロズ男爵」
渡された用紙に記された名にぎょっとした。
実在の男爵じゃないか。
「今宵は仮面舞踏会ですので。よほどのことがない限り名を出すことはないとのことです」
「ルーラは男爵夫人としてか?」
「いえ。仮面舞踏会ですよ?」
意味ありげな言い方に引っ掛かるが、すぐにルーラも支度が終わると言われて大人しく待つことにした。
「お待たせいたしました」
「ぬぉ、」
同じように派手な夜会服。
だけどこれは貴族用のものではない。
高級娼婦か女優が好むデザイン。
「髪を整えますからこちらへ」
「ありがとうございます」
胸の大きく開いたデザインと蜂のようにねじれた細腰に執事長は気にせず化粧台の椅子へと招く。
後ろに立って手早くまとめてコテで丸めてしまう。
その間にルーラも顔に色を乗せてもとの気の強い美人がド迫力の美女に様変わりだ。
仕上げに晒した白い胸元に粉をパタパタとはたいていた。
なぜかもっと白く輝いて目を惹かれてしまい咳払いをしながら背を向けた。
あれだ。
流行りの真珠の粉だ。
「どこかの看板女優くらいに見えますか?」
“どこかの”じゃない。
これなら“有名な”がつく。
「うーん。……少し良すぎたかもしれませんね。目立ちすぎます」
「手直しした方がよろしいでしょうか」
「そうですね。少しいじりますか」
こういうのはメイド長の方が得意なんですけどねぇとぼやいて化粧の手直しをしている。
リカルド王子の使用人は才能豊かと聞いていたが、こういうことにまで長けてるとは知らなかった。
髪型と小物を少し流行遅れのものに変えただけでまた雰囲気が変わった。
「ほどほどに。このくらいでしょうね。私もすぐに支度をします」
衝立の裏で着替えるらしく、私のことも気にせずネクタイを外して手早く動く。
「お手伝いいたします」
「お、おい」
「何か?」
「女人が、」
「使用人でございます」
「ルーラ、必要ありませんよ。御者服に変えるだけですので」
「かしこまりました」
「癖になるから言葉使いも今から変えなさい」
「……ええ、分かったわ。……気を付ける」
「ようございます」
「ああ、もう。……これだけは慣れないわ」
「ふふ、慣れなさい」
鼻から額を隠す仮面をつけても若く美しいことは隠せていない。
私は頬まで隠して口元だけが出るデザインの仮面。
全面が隠れても見とれているのはバレてる。
「……じろじろ見ないでくださる?……見るにしてもそこばかり」
「……はい」
真珠の粉にまみれた肌に視線が釘付けだ。
「ちょうどいいですよ。役柄には。貴族と連れの女という立場にはぴったりです」
年老いた御者姿の執事長。
腰を屈めてもっと年老いて見せている。
前回、リカルド王子の手慣れた変装に驚いたがこの二人もか。
王宮のメイドと執事ではなくそのままの人物にしか見えない。
「……問題は私か」
着なれない服装と役柄がぎこちない。
暗躍させたいのだろうが、目的がはっきりせず何をさせたいのかさっぱりだ。
「いえいえ、お連れの女性をお相手するお金持ちに見えますよ」
「女につれ回された感があってよろしいと主の判断でございます」
「ルーラ、これ」
「ふふ、ごめんあそばせ」
くすっと揶揄する笑みに返す言葉が思い付かない。
それにしてもあの根性悪王子。
言いたい放題のようだな。
「私共だけで動くこともできましたが結局護衛が必要ですから。本日はお世話になります」
「そういうことか」
頭を下げる二人に納得し頭を揺らした。
「は?」
リカルド王子から渡されたのは一通の招待状。
豪華を通り越してけばけばしい封筒に眉をひそめた。
あまり良くない類いのものと一目で理解した。
「日にちが急で非番の君にしか頼めない。細かな指示はルーラが把握してる」
じゃあよろしくとそれだけ言って執務机の書類を新しく捲り始めた。
「待ってください。いきなり、」
「父の許可は得ている。聞いてみろ。しかも君はお気に入りのルーラと夜会に出られる。謝礼には充分だ」
慌てて尋ねても細かい話はルーラから聞けと部屋から追い出された。
しかもしつこく尋ねたら他の男を共につけるぞと脅されて腹立つ。
根性悪の王子め。
仕方ないからルーラのもとへ尋ねることにした。
この時刻なら奥様はお勉強か針仕事をなさってるはず。
部屋を訪ねてルーラに用があると告げると中から出てきた。
待ってる間は年甲斐もなくそわそわと落ち着かなかった。
毎日会うが慣れない。
美人でスタイルがいい。
しかも勝ち気で利発そうな瞳と小さくツンっと尖った鼻が好みだ。
「ご用命の件でしょうか?」
頷くと夕方、執事長のもとに行ってくれとそれだけ。
「他に、」
「この場で話すことではありません。後程」
愛想笑いのひとつもなく冷たく言い放つ。
「……分かった」
私のこの立場でここまでツンツンした女性は初めてで、最初は戸惑った。
「ルーラ、近衛隊長をお茶にお誘いしたいわ」
ちょうど休憩なんですとルーラの後ろからかわいらしいお声。
今日もご機嫌は麗しいご様子。
「いけません。お忙しいでしょうから」
「いえ、ちょうど暇を持て余していたところです。奥様のお誘いにぜひ」
「……まあ」
ちらっと睨まれたが知らん顔をした。
リカルド王子と、ルーラの大事な奥様。
もとライラック伯爵の末子、ライン嬢。
かわいらしいお声と同じようににこにこと愛想のいい微笑みと末っ子らしい甘えを見せて側仕えの使用人達を姉のように慕い、仕える彼女らも高貴なご夫人と接するよりやんごとなき姫君として大切に扱っている。
歳と立場のわりにかなり幼くか弱い奥様。
「近衛隊長、ルーラが新しいブレンドのお茶を用意してくれましたの。ぜひご賞味ください」
「奥様」
「だって、美味しいからお裾分けしたい」
お願いと小さく呟くとむうっと困った顔で頷いた。
困った奥様と苦笑いしながら。
それなのに嬉しそうに微笑む。
幼い奥様の全てが可愛いようで目を細める。
また今日も見れたと満足した。
使用人でありながら奥様にだけこんな緩んだ表情を見せる。
薔薇やアザミのような刺々しさがあるのに、実際は魅力的。
私もこの甘い微笑みを引き出したいがどうにも壁があつい。
殺伐とした王宮の中でこの方のまわりだけ蝶が舞うような穏やかさ。
あの性悪のリカルド王子さえこの方のお側にいるといつもの意地の悪い笑みは抜けて、安心して微睡む。
従えさせる圧があるわけでなくそれだけの方。
神経の細やかなルルドラ王子にも同じように安らぎを与えた。
女性として特別目立つ容姿ではないのに人目を引く。
穏やかな話し声と柔らかい眼差しが心地よいせいだ。
近衛の部下達がふわふわと寄っていくのを毎回叱って引き留めねばならず、なのに私は奥方を守る刺々しい隣のイバラの方が好ましかった。
「さあ、参りましょう」
夕方に執事長を訪ねたら王宮の外へと馬車で案内された。
こじんまりとした別宅。
「お召し物はご用意しております」
てきぱきと近衛の鎧から着せかえて派手な夜会服。
金や原色の散りばめられたデザインにうんざりした。
……趣味じゃない。
「名はこちらをお使いください」
「……イベリア・アストロズ男爵」
渡された用紙に記された名にぎょっとした。
実在の男爵じゃないか。
「今宵は仮面舞踏会ですので。よほどのことがない限り名を出すことはないとのことです」
「ルーラは男爵夫人としてか?」
「いえ。仮面舞踏会ですよ?」
意味ありげな言い方に引っ掛かるが、すぐにルーラも支度が終わると言われて大人しく待つことにした。
「お待たせいたしました」
「ぬぉ、」
同じように派手な夜会服。
だけどこれは貴族用のものではない。
高級娼婦か女優が好むデザイン。
「髪を整えますからこちらへ」
「ありがとうございます」
胸の大きく開いたデザインと蜂のようにねじれた細腰に執事長は気にせず化粧台の椅子へと招く。
後ろに立って手早くまとめてコテで丸めてしまう。
その間にルーラも顔に色を乗せてもとの気の強い美人がド迫力の美女に様変わりだ。
仕上げに晒した白い胸元に粉をパタパタとはたいていた。
なぜかもっと白く輝いて目を惹かれてしまい咳払いをしながら背を向けた。
あれだ。
流行りの真珠の粉だ。
「どこかの看板女優くらいに見えますか?」
“どこかの”じゃない。
これなら“有名な”がつく。
「うーん。……少し良すぎたかもしれませんね。目立ちすぎます」
「手直しした方がよろしいでしょうか」
「そうですね。少しいじりますか」
こういうのはメイド長の方が得意なんですけどねぇとぼやいて化粧の手直しをしている。
リカルド王子の使用人は才能豊かと聞いていたが、こういうことにまで長けてるとは知らなかった。
髪型と小物を少し流行遅れのものに変えただけでまた雰囲気が変わった。
「ほどほどに。このくらいでしょうね。私もすぐに支度をします」
衝立の裏で着替えるらしく、私のことも気にせずネクタイを外して手早く動く。
「お手伝いいたします」
「お、おい」
「何か?」
「女人が、」
「使用人でございます」
「ルーラ、必要ありませんよ。御者服に変えるだけですので」
「かしこまりました」
「癖になるから言葉使いも今から変えなさい」
「……ええ、分かったわ。……気を付ける」
「ようございます」
「ああ、もう。……これだけは慣れないわ」
「ふふ、慣れなさい」
鼻から額を隠す仮面をつけても若く美しいことは隠せていない。
私は頬まで隠して口元だけが出るデザインの仮面。
全面が隠れても見とれているのはバレてる。
「……じろじろ見ないでくださる?……見るにしてもそこばかり」
「……はい」
真珠の粉にまみれた肌に視線が釘付けだ。
「ちょうどいいですよ。役柄には。貴族と連れの女という立場にはぴったりです」
年老いた御者姿の執事長。
腰を屈めてもっと年老いて見せている。
前回、リカルド王子の手慣れた変装に驚いたがこの二人もか。
王宮のメイドと執事ではなくそのままの人物にしか見えない。
「……問題は私か」
着なれない服装と役柄がぎこちない。
暗躍させたいのだろうが、目的がはっきりせず何をさせたいのかさっぱりだ。
「いえいえ、お連れの女性をお相手するお金持ちに見えますよ」
「女につれ回された感があってよろしいと主の判断でございます」
「ルーラ、これ」
「ふふ、ごめんあそばせ」
くすっと揶揄する笑みに返す言葉が思い付かない。
それにしてもあの根性悪王子。
言いたい放題のようだな。
「私共だけで動くこともできましたが結局護衛が必要ですから。本日はお世話になります」
「そういうことか」
頭を下げる二人に納得し頭を揺らした。
1
あなたにおすすめの小説
公爵家の次女ですが、静かに学園生活を送るつもりでした
佐伯かなた
恋愛
王国でも屈指の名門、公爵アルヴィス家。
その家には、誰もが称賛する完璧な令嬢がいた。
長女ソフィア。
美貌、知性、礼儀、すべてを備えた理想の公爵令嬢。
そして──もう一人。
妹、レーネ・アルヴィス。
社交界ではほとんど名前も出ない、影の薄い次女。
姉ほど目立つわけでもなく、社交の中心にいるわけでもない。
だが彼女は知っている。
貴族社会では、
誰が本当に優れているのかは、静かな場面でこそ分かるということを。
王立学園に入学したレーネは、
礼儀作法、社交、そして人間関係の中で、静かに周囲を観察していく。
やがて──
軽んじていた者たちは気づく。
「公爵家の妹」が、本当はどんな令嬢だったのかを。
これは、
静かな公爵令嬢が学園と貴族社会で評価を覆していく物語。
【完結】 私を忌み嫌って義妹を贔屓したいのなら、家を出て行くのでお好きにしてください
ゆうき
恋愛
苦しむ民を救う使命を持つ、国のお抱えの聖女でありながら、悪魔の子と呼ばれて忌み嫌われている者が持つ、赤い目を持っているせいで、民に恐れられ、陰口を叩かれ、家族には忌み嫌われて劣悪な環境に置かれている少女、サーシャはある日、義妹が屋敷にやってきたことをきっかけに、聖女の座と婚約者を義妹に奪われてしまった。
義父は義妹を贔屓し、なにを言っても聞き入れてもらえない。これでは聖女としての使命も、幼い頃にとある男の子と交わした誓いも果たせない……そう思ったサーシャは、誰にも言わずに外の世界に飛び出した。
外の世界に出てから間もなく、サーシャも知っている、とある家からの捜索願が出されていたことを知ったサーシャは、急いでその家に向かうと、その家のご子息様に迎えられた。
彼とは何度か社交界で顔を合わせていたが、なぜかサーシャにだけは冷たかった。なのに、出会うなりサーシャのことを抱きしめて、衝撃の一言を口にする。
「おお、サーシャ! 我が愛しの人よ!」
――これは一人の少女が、溺愛されながらも、聖女の使命と大切な人との誓いを果たすために奮闘しながら、愛を育む物語。
⭐︎小説家になろう様にも投稿されています⭐︎
婚約破棄されたので、とりあえず王太子のことは忘れます!
パリパリかぷちーの
恋愛
クライネルト公爵令嬢のリーチュは、王太子ジークフリートから卒業パーティーで大勢の前で婚約破棄を告げられる。しかし、王太子妃教育から解放されることを喜ぶリーチュは全く意に介さず、むしろ祝杯をあげる始末。彼女は領地の離宮に引きこもり、趣味である薬草園作りに没頭する自由な日々を謳歌し始める。
婚約破棄されるはずでしたが、王太子の目の前で皇帝に攫われました』
鷹 綾
恋愛
舞踏会で王太子から婚約破棄を告げられそうになった瞬間――
目の前に現れたのは、馬に乗った仮面の皇帝だった。
そのまま攫われた公爵令嬢ビアンキーナは、誘拐されたはずなのに超VIP待遇。
一方、助けようともしなかった王太子は「無能」と嘲笑され、静かに失墜していく。
選ばれる側から、選ぶ側へ。
これは、誰も断罪せず、すべてを終わらせた令嬢の物語。
--
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
乙女ゲームは見守るだけで良かったのに
冬野月子
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した私。
ゲームにはほとんど出ないモブ。
でもモブだから、純粋に楽しめる。
リアルに推しを拝める喜びを噛みしめながら、目の前で繰り広げられている悪役令嬢の断罪劇を観客として見守っていたのに。
———どうして『彼』はこちらへ向かってくるの?!
全三話。
「小説家になろう」にも投稿しています。
手放したのは、貴方の方です
空月そらら
恋愛
侯爵令嬢アリアナは、第一王子に尽くすも「地味で華がない」と一方的に婚約破棄される。
侮辱と共に隣国の"冷徹公爵"ライオネルへの嫁入りを嘲笑されるが、その公爵本人から才能を見込まれ、本当に縁談が舞い込む。
隣国で、それまで隠してきた類稀なる才能を開花させ、ライオネルからの敬意と不器用な愛を受け、輝き始めるアリアナ。
一方、彼女という宝を手放したことに気づかず、国を傾かせ始めた元婚約者の王子。
彼がその重大な過ちに気づき後悔した時には、もう遅かった。
手放したのは、貴方の方です――アリアナは過去を振り切り、隣国で確かな幸せを掴んでいた。
お前など家族ではない!と叩き出されましたが、家族になってくれという奇特な騎士に拾われました
蒼衣翼
恋愛
アイメリアは今年十五歳になる少女だ。
家族に虐げられて召使いのように働かされて育ったアイメリアは、ある日突然、父親であった存在に「お前など家族ではない!」と追い出されてしまう。
アイメリアは養子であり、家族とは血の繋がりはなかったのだ。
閉じ込められたまま外を知らずに育ったアイメリアは窮地に陥るが、救ってくれた騎士の身の回りの世話をする仕事を得る。
養父母と義姉が自らの企みによって窮地に陥り、落ちぶれていく一方で、アイメリアはその秘められた才能を開花させ、救い主の騎士と心を通わせ、自らの居場所を作っていくのだった。
※小説家になろうさま・カクヨムさまにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる