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番外編※ルルドラ
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あれからちょこちょこと抜け出して僕のところへ来る。
部屋を訪ねたのはあれっきりで、空いた時間を誰か知らせてるのかお茶の誘いがある。
以前からくだけて話していたが、もっと本音を出すようになった。
それと人数が減ったけど、お目付け役のメイド達がいるからふたりっきりとはいかない。
別に気にならないけど、二人で口許を隠してこそこそと身を寄せて内緒話をする。
「ねぇ、この間のお見合いはどうだった?」
「デブ、ブス、馬鹿。しかも高飛車。あれならナメクジとキスするよ」
「ひ、ひどい」
ドン引きの義姉様をふんと鼻で笑う。
「亡くなった王妃を彷彿とさせる容姿だって。ムカついてるのに全然気づかない馬鹿女」
「あぁ、顔が似てるの嫌がってるもんね。でもそんなの他人が分かるわけないよ」
「義姉様は理解してくれるじゃないか。言ってないのに」
「なんとなくかなぁ。……それに私はヤバいのを見ちゃったから」
「なに?」
しばらく言い淀んで、母がナイフを握って兄上を襲ったと答えた。
「殺されて当然だね」
「え?殺されて?いや、ご病気でしょ?まあ、悪いことして天罰が下ったって考えたらそうかもね」
「はぁ?」
「ん?なぁに?」
「いや、何でもないよ」
処分されたことは知らないのだと理解した。
「少しは賢いと思ったけどやっぱり少しだね」
「……私のこと?」
「うん」
「もう!」
失礼ねと拗ねた。
だって本当のことじゃないか。
「いつもそうやって馬鹿にするから嫌になっちゃう」
「ふん」
昔は可愛かったのにと怒る。
昔はともかく。
あれはライン義姉様が喜ぶからぶりっ子を続けていただけだ。
「がっかりした?」
「……んーん、しない。見た目は天使みたいなのに心のなかはどろどろね。意外だったけど。でもちょっと嬉しいかなぁ」
「何?嬉しいって」
「私もどろどろがあるの」
こてん、と肩に頭を乗せて。
兄上にするように甘えて見せた。
「……?」
「お願い事を聞いてほしいなぁ」
「何かあるの?」
僕ができること?
兄上にできなくて僕に?
「私とリカルド王子の間に子供ができたらね、お金が出るの。亡くなられた前王妃のご実家から私の実家に」
「は?何それ」
知らなかった話に眉をひそめた。
「うちは降爵して……契約がどうなったか分からないけど。それまで手紙が来てたの。“早く子を産め”って。産んだらお金になるからって。産まれたらすぐ子供達は公爵家に寄越さなきゃダメなんだって。ひどくない?私の家族」
「子供達って、産まれた子供を全員?」
ひとり、ふたりならよくあることだけど全員?
「そうよ」
だいたい子供を譲るのは跡取りがいない家に対しての処置なのに。
あそこには男系家系で跡取りに困っていない。
しばらく考えて、公爵はただ兄上の血筋を欲しがってるのだと察した。
公爵家の執着よりそれを受け入れたライン義姉様の実家に引いた。
僕の親も大概だけどライン義姉様の家族も普通を上回ってる。
「……すごいね。それで?お願い事って何?」
「私はあの人達が嫌いなの」
初めて見た。
軽蔑に顔を歪めて憎しみに染まった瞳。
嘲りを混ぜた笑み。
母を思い出してゾッとするのに僕は堪らなく嬉しくなった。
「でもね、家族だからなのかなぁ。まだ好きなの。好かれてないのに。嫌われてるし私も嫌いなのに」
震えた声に哀しさが隠れてる。
その言葉に僕の家族を思い描く。
父と兄。
それと母。
「わかる?こういう自分が嫌にならない?余計寂しくならない?」
とてもよくわかる。
頷いて見せるとライン義姉様の表情がパアッと明るくなった。
「だよね、だよねー」
「そうなるよね。ライン義姉様はどんな風にしたいの?」
「どんな風?」
仕返しを望んでると思って尋ねたのにキョトンと首をかしげるから僕も分からなくて首を捻る。
「僕に何を頼みたいの?」
「あ、そっか」
無邪気なのはいつも通り。
こそこそと二人で耳打ちの会話。
もう二度と笑いかけてくれないと思っていたのに、お互いの顔が触れそうなほど近くにいる。
少し目を伏せて「んー……」と考え込んだ。
「……ディアナさんも、ルーラさんもね。……リカルド王子もなんだけどね」
言い淀む様子に相づちを返して、もう少し近くへ耳を寄せた。
「皆、私のこういう気持ちを知らないの」
「聞いてくれないの?」
「たぶん聞いてくれる。でも私は見られたくないの」
好きな人に嫌なところを見られたくないんだって。
それ、僕のこと好きじゃないってこと?
好きって言ったのにどういうこと?
「ルルドラ王子なら知られても良いかなぁって」
「ふぅん」
「私の本音を知っても嫌いにならないでしょ?私はルルドラ王子のそういうところも好きだもの」
「根暗なところ?」
「根暗かなぁ。……フフ、そうかも。本当はとっても意地悪。強くて羨ましい」
「そうだね、ライン義姉様は」
ちょっとバカだから。
お人好しの。
こんな僕さえ好きだなんてバカだよね。
「リカルド王子と違って、人が苦しんでも悲しくならない。やっぱりとっても嬉しそう」
人の嫌がることが好きと言われた。
ひどくない?
でもどうしてなのか僕の機嫌はいい。
「だめ?」
「いいと思うよ。それがあなただから」
だよね。
それが本当の僕だもの。
兄のように慈悲深く公平にと思う反面、回りに見せる優しさに偽善を感じて父が僕に同じ感傷を求めることが苦痛だった。
「兄上より僕の方がいいんじゃない?一緒にいるのは」
なんだろう。
気が楽になったら軽い気持ちで聞くことができた。
半分は本気で。
「僕と結婚すればよかったね。今からでもやり直す?」
「絶対やだ」
「なんで?」
意地悪だからと笑う。
それを言われると僕も納得した。
面白くないけどね。
「私達は子供だもの。一緒にいたら喧嘩ばかりになりそう。どっちが甘やかすかで。私が人に優しくできるのはリカルド王子がいるからだもの。ルーラさんや他の皆も。いなかったら私もルルドラ王子みたいに他人のことが嫌いなままだった」
「ルーラ?あの女は嫌いだ」
「私以外の女性全てでしょ?特にルーラさんが気に入らないっぽいけど。だからってこそこそいじめるのやめてよね」
「え?」
「分からないほどバカじゃないもーん」
今度やったら許さないんだって。
「何ができるの?」
見透かされて嫌な感じだけど。
だから何?
ライン義姉様に何ができるの?
バカみたい。
せせら笑いで返すとライン義姉様の表情がスッと消えた。
「すぐそうやって馬鹿にする」
「……っ」
穏やかで、圧があるわけじゃないのに。
本気で嫌われそうだと気づいて息ができなくなるほど恐ろしくなった。
「私、お母様たちのこと好きだったの。とっても、とーっても。でもどんどん擦りきれて、糸みたいに細くなって、もうすぐ千切れそう。本当に髪の毛の先ほど細さよ。やめてくれないとあなたへの愛情がなくなっちゃう。あなたのこともこうなるかもしれないけどいい?」
「だ、って、あいつは、」
「私は好きなの。だからやめて」
「……」
拗ねて黙ってると小さく、ふうとため息。
「皆、あなたのリカルド王子と違う強さを尊敬してるのに」
「あり得ないね」
「他人を蹴散らす強さも大事なの。私も見習うわ」
そしてお願いしたかったことを話し出した。
内容に唖然としつつ、ひとの口を閉ざすことの難しさを知った。
「私ってふしだらな女って言われてるでしょ。だから本当っぽく言えばきっと信じると思うの。上手くやってね」
部屋を訪ねたのはあれっきりで、空いた時間を誰か知らせてるのかお茶の誘いがある。
以前からくだけて話していたが、もっと本音を出すようになった。
それと人数が減ったけど、お目付け役のメイド達がいるからふたりっきりとはいかない。
別に気にならないけど、二人で口許を隠してこそこそと身を寄せて内緒話をする。
「ねぇ、この間のお見合いはどうだった?」
「デブ、ブス、馬鹿。しかも高飛車。あれならナメクジとキスするよ」
「ひ、ひどい」
ドン引きの義姉様をふんと鼻で笑う。
「亡くなった王妃を彷彿とさせる容姿だって。ムカついてるのに全然気づかない馬鹿女」
「あぁ、顔が似てるの嫌がってるもんね。でもそんなの他人が分かるわけないよ」
「義姉様は理解してくれるじゃないか。言ってないのに」
「なんとなくかなぁ。……それに私はヤバいのを見ちゃったから」
「なに?」
しばらく言い淀んで、母がナイフを握って兄上を襲ったと答えた。
「殺されて当然だね」
「え?殺されて?いや、ご病気でしょ?まあ、悪いことして天罰が下ったって考えたらそうかもね」
「はぁ?」
「ん?なぁに?」
「いや、何でもないよ」
処分されたことは知らないのだと理解した。
「少しは賢いと思ったけどやっぱり少しだね」
「……私のこと?」
「うん」
「もう!」
失礼ねと拗ねた。
だって本当のことじゃないか。
「いつもそうやって馬鹿にするから嫌になっちゃう」
「ふん」
昔は可愛かったのにと怒る。
昔はともかく。
あれはライン義姉様が喜ぶからぶりっ子を続けていただけだ。
「がっかりした?」
「……んーん、しない。見た目は天使みたいなのに心のなかはどろどろね。意外だったけど。でもちょっと嬉しいかなぁ」
「何?嬉しいって」
「私もどろどろがあるの」
こてん、と肩に頭を乗せて。
兄上にするように甘えて見せた。
「……?」
「お願い事を聞いてほしいなぁ」
「何かあるの?」
僕ができること?
兄上にできなくて僕に?
「私とリカルド王子の間に子供ができたらね、お金が出るの。亡くなられた前王妃のご実家から私の実家に」
「は?何それ」
知らなかった話に眉をひそめた。
「うちは降爵して……契約がどうなったか分からないけど。それまで手紙が来てたの。“早く子を産め”って。産んだらお金になるからって。産まれたらすぐ子供達は公爵家に寄越さなきゃダメなんだって。ひどくない?私の家族」
「子供達って、産まれた子供を全員?」
ひとり、ふたりならよくあることだけど全員?
「そうよ」
だいたい子供を譲るのは跡取りがいない家に対しての処置なのに。
あそこには男系家系で跡取りに困っていない。
しばらく考えて、公爵はただ兄上の血筋を欲しがってるのだと察した。
公爵家の執着よりそれを受け入れたライン義姉様の実家に引いた。
僕の親も大概だけどライン義姉様の家族も普通を上回ってる。
「……すごいね。それで?お願い事って何?」
「私はあの人達が嫌いなの」
初めて見た。
軽蔑に顔を歪めて憎しみに染まった瞳。
嘲りを混ぜた笑み。
母を思い出してゾッとするのに僕は堪らなく嬉しくなった。
「でもね、家族だからなのかなぁ。まだ好きなの。好かれてないのに。嫌われてるし私も嫌いなのに」
震えた声に哀しさが隠れてる。
その言葉に僕の家族を思い描く。
父と兄。
それと母。
「わかる?こういう自分が嫌にならない?余計寂しくならない?」
とてもよくわかる。
頷いて見せるとライン義姉様の表情がパアッと明るくなった。
「だよね、だよねー」
「そうなるよね。ライン義姉様はどんな風にしたいの?」
「どんな風?」
仕返しを望んでると思って尋ねたのにキョトンと首をかしげるから僕も分からなくて首を捻る。
「僕に何を頼みたいの?」
「あ、そっか」
無邪気なのはいつも通り。
こそこそと二人で耳打ちの会話。
もう二度と笑いかけてくれないと思っていたのに、お互いの顔が触れそうなほど近くにいる。
少し目を伏せて「んー……」と考え込んだ。
「……ディアナさんも、ルーラさんもね。……リカルド王子もなんだけどね」
言い淀む様子に相づちを返して、もう少し近くへ耳を寄せた。
「皆、私のこういう気持ちを知らないの」
「聞いてくれないの?」
「たぶん聞いてくれる。でも私は見られたくないの」
好きな人に嫌なところを見られたくないんだって。
それ、僕のこと好きじゃないってこと?
好きって言ったのにどういうこと?
「ルルドラ王子なら知られても良いかなぁって」
「ふぅん」
「私の本音を知っても嫌いにならないでしょ?私はルルドラ王子のそういうところも好きだもの」
「根暗なところ?」
「根暗かなぁ。……フフ、そうかも。本当はとっても意地悪。強くて羨ましい」
「そうだね、ライン義姉様は」
ちょっとバカだから。
お人好しの。
こんな僕さえ好きだなんてバカだよね。
「リカルド王子と違って、人が苦しんでも悲しくならない。やっぱりとっても嬉しそう」
人の嫌がることが好きと言われた。
ひどくない?
でもどうしてなのか僕の機嫌はいい。
「だめ?」
「いいと思うよ。それがあなただから」
だよね。
それが本当の僕だもの。
兄のように慈悲深く公平にと思う反面、回りに見せる優しさに偽善を感じて父が僕に同じ感傷を求めることが苦痛だった。
「兄上より僕の方がいいんじゃない?一緒にいるのは」
なんだろう。
気が楽になったら軽い気持ちで聞くことができた。
半分は本気で。
「僕と結婚すればよかったね。今からでもやり直す?」
「絶対やだ」
「なんで?」
意地悪だからと笑う。
それを言われると僕も納得した。
面白くないけどね。
「私達は子供だもの。一緒にいたら喧嘩ばかりになりそう。どっちが甘やかすかで。私が人に優しくできるのはリカルド王子がいるからだもの。ルーラさんや他の皆も。いなかったら私もルルドラ王子みたいに他人のことが嫌いなままだった」
「ルーラ?あの女は嫌いだ」
「私以外の女性全てでしょ?特にルーラさんが気に入らないっぽいけど。だからってこそこそいじめるのやめてよね」
「え?」
「分からないほどバカじゃないもーん」
今度やったら許さないんだって。
「何ができるの?」
見透かされて嫌な感じだけど。
だから何?
ライン義姉様に何ができるの?
バカみたい。
せせら笑いで返すとライン義姉様の表情がスッと消えた。
「すぐそうやって馬鹿にする」
「……っ」
穏やかで、圧があるわけじゃないのに。
本気で嫌われそうだと気づいて息ができなくなるほど恐ろしくなった。
「私、お母様たちのこと好きだったの。とっても、とーっても。でもどんどん擦りきれて、糸みたいに細くなって、もうすぐ千切れそう。本当に髪の毛の先ほど細さよ。やめてくれないとあなたへの愛情がなくなっちゃう。あなたのこともこうなるかもしれないけどいい?」
「だ、って、あいつは、」
「私は好きなの。だからやめて」
「……」
拗ねて黙ってると小さく、ふうとため息。
「皆、あなたのリカルド王子と違う強さを尊敬してるのに」
「あり得ないね」
「他人を蹴散らす強さも大事なの。私も見習うわ」
そしてお願いしたかったことを話し出した。
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