伯爵令嬢、溺愛されるまで

うめまつ

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7、支度

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今日は朝から支度で忙しくしていました。

お母様と孤児院へ荷物を届けに行くのです。

お姉様はお忙しいのでご一緒しません。
それに大事な演奏会が近づいているので練習や準備があります。
ただ届けるだけなので、お付き合いさせるのはいけません。

「そっちのドレスにしたの?」

着付けをしているとお母様が来られました。

「アクセサリーはどれを?」

メイドがお母様に用意したアクセサリーや靴などの小物をお見せすると、ふう…とため息を吐き、こうでもないああでもないと選び直しされました。
 
今日の装いを選んでくれたメイドたちの顔色を悪くなり、私はお母様に、私は可愛いと思ったのですがダメですか?と尋ねました

「本当にあなたって子は。これではダメよ。」

「装いが合ってないのならいけませんね。行く前にお母様に選んでもらって良かったわ。」

「今年で14才にもなるのだからこんな子供のような装いを選ぶなんて。」

ぷりぷりと怒るお母様を眺め、次からはお母様に相談しましょう、とメイドに声をかけてると一人のメイドは目を潤ませて頭を下げていました。

メイドたちの落ち度にならないのならそれで良いと思いました。
経験が浅いので合わないものを選んだのでしょう。
今のお屋敷は、お姉様のドレス選びで忙しく、ベテランのメイドたちはそちらに出払っています。
ですが、メイドが用意したものもお母様が用意したものも、あまり違いが分かりません。
何か違ったかしらと首を捻り、センスがないから分からないのだと結論を出して、準備に集中しました。

きっと孤児院に行けばいつものようにお母様が院長とお話しして、その間に私は若いシスターとお喋りしたり、子供たちと絵本を読んでおままごとして遊びます。

何を着ていても構いません。
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