伯爵令嬢、溺愛されるまで

うめまつ

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39、お父様

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次の日の晩餐にお父様が来られました。

普段は手紙のやり取りはありますが、お父様にお会いするのは数年ぶりです。

王都でのお仕事が忙しくなかなか領地に戻られることがなく、社交シーズンになるとお母様たちはお父様のところへ向かいお会いしてるのですが。

いつもお父様から分厚いお手紙とプレゼントを頂くので大事にされていることは分かってます。

久しぶりのお父様にご挨拶をすると、顔を赤くして何度も頷いていました。
晩餐ではご夫妻とそれなりに会話をされて話が弾むのですが、あまり私とお話にならず顔を見てくれることはありませんでした。
私が余所見している時はチラチラこちらを見ている気配があるので見やすいようにお父様に視線を合わせずに過ごしました。
お会いしない期間が長過ぎて扱いかねてるんだと思います。
昨日のうちに、ヨルンガから緊張すると無口になると聞いていたので、すんなり受け入れられました。

ヨルンガに聞かなければ、この扱いはかなり衝撃を受けたと思います。
いえ、事前に聞いていても衝撃です。

自分の屋敷ならこういう対応があるかもしれませんが、ランディック辺境伯様のお屋敷でこのようなお父様で大丈夫なのかしらと不安になりました。

食事のあとはお父様とご夫妻は応接室へと向かい、私はご兄弟とラウンジで過ごすことに。

その時、お父様はダメだと仰ったので、何のことか聞き返しましたが、お父様が説明されるより早くランディック辺境伯に引きずって連れられて行きました。

何がダメなのか聞きそびれて分かりません。

多分、私のお転婆を心配しているのでしょう。

大人しく過ごそうと思います。

キース様が、お前苦労してるんだなと呟いて私の口にチョコレートを何個も放り込むので、やめて欲しいとお願いしました。
バン様は遊んでやるとカードやボードゲームを持って来て3人で遊びました。

お父様達がラウンジを訪れ、今夜、お父様と帰る予定を変更して、私は今年はこちらで御世話になるようにと言われました。

私のデビュタントは、ランディック夫人が見てくださるそうです。

青ざめたお父様と憤慨しているランディック辺境伯と満足げなランディック夫人。

三者三様の様子が不思議でした。

寂しさと不可解さが心の中でもたげましたが、疑問を口にすることなく了承しました。

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