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0夜目  −夢現−

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……ザザッ……
ゆっくりと波が寄せては返す音が聞こえる

ゆっくりと閉じていた瞳を開ければ目の前には

透けるようにキラキラした金髪の長い髪
青く綺麗な瞳


ぴちゃん

と水から上がるのは魚の尾びれ…

それはその綺麗な人の足のようだった


その人はじっとこっちを見て

人差し指を唇に当てると


しーっ……と内緒とでも言うように笑った


そして私はその人を知っている気がした…
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