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別れから始まる物語3&4
事件その後 3幽霊の見守り 4ふたりの少年
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夏休みに入っていたこともあり、楓家に桜を預かってもらうことになった。佑も大喜びで、桜も同意したので、桜の母親「弥生」が 北海道まで送っていった。
佑は 桜の身の回りの世話を積極的に引き受け、入浴の際は、ギブスとサポーターを外して、体も髪もそっと洗い、湯上りに ギブスとサポーターをつけてやり、着替えも手伝って、ある意味至福の時を過ごした。
桜は、被害者であっても エロ中年に強姦されそうになった自分を 佑が嫌うのではないかと心配だったが、ずっと傍にいて、かいがいしく接してくれる佑に ほっとした。
桜が拉致され暴行された事件、警察の捜査が進むにつれ、加害者側にも被害者側にも、桜の通うK学園複数生徒の関与が明らかになった。
桜の両親である水島夫妻は、学校と転校も含めて相談していた。この事件に関連しての転校と明らかになるのは、どうしても避けたい。水島家の転居による転校がもっとも自然ではある。起こった事だけでもショックなのに、さらに好奇の目にさらされる追い打ちを避ける必要がある。ともかく夏休み中に転居先をみつけて、2学期からは新たな中学校に通えるように段取りをすすめた。完全に引っ越しするには、時間が不足していたので、転校先学区に住まいを確保して、東京との2拠点生活で当面を凌ぐことにした。転校先は、K学園校長の紹介で、北海道函館市になり、あわだだしく手続きと部分引っ越しをした。水島夫妻の勤務先もリモートワークが行き渡っていたので、急な転居でもネット環境さえ整っていれば、さして影響しないのが、なによりだった。
リモートワークが拡がったのは、疫病禍が大きく影響しているが、実施してみると会社側にも結構メリットがあった。例えば都心の高額賃貸のオフィスを縮小し、出勤日数によるが、通勤手当は支給せず、出勤のときは出張扱いの方が経費も削減できた。転勤したくない故の離職も防げた。
高校も 桜は函館、佑は札幌で、函館と札幌はかなり距離があり、長期の休みとか、連休とか、利用して 互いの家を行き来して、一緒に過ごした。
高校に進学する年の春休み、ふたりは札幌で落ち合って、旭山動物園デートをした。動物園近くに宿をとり、年間パスを購入して、3日間たっぷり楽しんだ。年間パスだと、何回も出たり入ったり出来るし、年間パスの値段が1日パスの2枚分とリーズナブルだった。このとき、泊まったホテルが ふたりの お互いに初めての日 になった。一緒にシャワーを浴びて、バスローブ姿の桜を 佑が抱きしめた。
桜 震えている?
なんか緊張しちゃって でも 大丈夫
佑は バスローブを脱がせながら、湯上りの上気でほんのり肌を桜色に染めている「桜」の肩に口づけた。ぎこちなく始まったベッドインだったが、肌をあわせ、キスを交わし、抱き合い、名を呼び合いながら、熱くなり、固くなり、佑は桜の受け口にジェルを塗り、指を入れを繰り返して ゆっくり慣らしてから、スキンをかぶせて入っていった。桜から漏れた声で、佑はすぐに回復して、第二ラウンドに続けた。我を忘れそうになりながらも、ネットで事前リサーチしたやり方を思いだしながら、桜を傷付けないよう懸命だった。
幽霊の見守り
「微笑ましいね なごむな」
『まるっきり何の関係もない少年ふたりが愛を交わす姿、見てて面白いのか? 彼女の方は気にならないの?』
「幽霊になってすぐのころは、彼女のまわり うろうろしてたけど、もう俺のことなんかすっかり忘れて、新たな男に夢中な姿、見たくない。このふたりを見つけたのは偶然だけど、連ドラを楽しみにしているのと同じだよ。」
これを聞いて納得した。あの少年のひとりが、攫われそうになったとき、動画撮影中の男子生徒が走りだそうとしたら、「間に合わないよ。このまま車のナンバーを撮影して110番するんだ」とささやいていたし、ラブホテルでは、居つきの幽霊に集合かけて、警察の到着まで時を稼いでいたが、それにしては あの少年に怪我を負わせてしまい、幽霊効果が薄かったのはなぜかと問わずにいられなかった。
「それはさあ、幽霊からの仕掛けは、人間の脳に訴えて騙すわけだろう。お化け屋敷に入るとなると そのつもりなわけ。積極的に騙されたいわけよ。でも、エロ中年は、あの少年で、頭も心も体もいっぱいで、他の感覚が入る余地がなかったわけ。電車の中で、物凄く面白い本を読んでいるとき、本の中の世界観に入り込んで、乗り合わせている乗客の声も電車のガタンゴトンもいっさい聞こえてないし、乗り越しさえするのと同じ。幽霊からの仕掛けをまったく感知していなかったから、効き目が薄かったんだ。」
『今頃、始めてって 遅くない?』
「一線を越えるって言うだろう。ボディタッチとかキスとか相思相愛を確信していても、一線を初めて超えるときは、こわいんじゃないの?これまでの良好な関係が無しになるかもしれないっていう怖さ。抱きたいけど、欲情に突っ走って大丈夫か?それに これまでのお泊まりは、それぞれの自宅で、家族も在宅しているし、秘密を守るためにリスクを冒さなかったんだと思う。それに たぶん 大柄な方の少年佑?って呼ばれたかな?は、小柄な方の少年を抱いたら、途中で離せない ってわかってたんじゃないのかな?抱いたら、一晩中、それ以上かも。だから、二人っきりのお泊りまで我慢したんだと思うよ」少年ふたりの愛のドキュメンタリーを堪能した2体の幽霊は、連れだって、この世の山奥にある秘湯に出かけた。
あの世にいって すんなり魂の生活にはいるもの、幽霊になるもの 妖になるもの と様々で、どこでどう分かれ道なのか、幽霊になった「ふたり(二霊)」にもわからない。
ふたりの少年
この世の少年、ふたりとも近い将来に、一緒に暮らす計画なので、それに備えて家事を積極的に手伝いながら、ノウハウを学んでいた。少しだけの手伝いでも両親は喜んだ。自立するには、自分の身の回りのことを自分でこなすことは、とても大事だから。洗濯機に洗濯を任せるにしても、色落ちしそうなものは一緒に洗えないとか、例えば買ったばかりのブルージーンズを白いシャツと一緒に洗えば、白いシャツは、水色に染まる。乾燥機にかけられない衣類もあるし。そういうことが面倒だから、全部洗濯乾燥機に入れたいなら、衣類を買うときから、対応する必要がある。これは電子レンジや食洗機も同じで、食器を買うときに、電子レンジ、食洗機OKかを確認する必要がある。部屋を借りるときに、コンロがガスなのか電磁調理台なのかで鍋もやかんも選ばなければならない。アルミ製のやかんでは電磁調理台では反応しない。お湯を沸かすのに やかんで沸かすか、湯沸かしポットにするか、ティファーセにするのかも考えなくては。暮らすうえで、ほぼすべて整っている両親の家と違い、新たに住まうのは、かなりの労力がいる。桜がキッチンを手伝いながら、母から聞いた話では、母の友人で、引っ越し当日、引っ越し先の荷物の片付けがやっと済んだころには、夕方で、電気を点けようとしたら、照明器具がついていないことに気づき、愕然としたそうだ。
離れて暮らす辛さを、同棲が実現するまでの準備期間として、なんとか耐えていた。おこずかいもお年玉も、ふたりで出かけるときに備えて、貯めていた。ふたりでオンラインゲームに参加しても、課金アイテムには手を出さなかった。リアルでふたりで会う機会の方が、ゲームで勝つより大事だったから。
佑は 桜の身の回りの世話を積極的に引き受け、入浴の際は、ギブスとサポーターを外して、体も髪もそっと洗い、湯上りに ギブスとサポーターをつけてやり、着替えも手伝って、ある意味至福の時を過ごした。
桜は、被害者であっても エロ中年に強姦されそうになった自分を 佑が嫌うのではないかと心配だったが、ずっと傍にいて、かいがいしく接してくれる佑に ほっとした。
桜が拉致され暴行された事件、警察の捜査が進むにつれ、加害者側にも被害者側にも、桜の通うK学園複数生徒の関与が明らかになった。
桜の両親である水島夫妻は、学校と転校も含めて相談していた。この事件に関連しての転校と明らかになるのは、どうしても避けたい。水島家の転居による転校がもっとも自然ではある。起こった事だけでもショックなのに、さらに好奇の目にさらされる追い打ちを避ける必要がある。ともかく夏休み中に転居先をみつけて、2学期からは新たな中学校に通えるように段取りをすすめた。完全に引っ越しするには、時間が不足していたので、転校先学区に住まいを確保して、東京との2拠点生活で当面を凌ぐことにした。転校先は、K学園校長の紹介で、北海道函館市になり、あわだだしく手続きと部分引っ越しをした。水島夫妻の勤務先もリモートワークが行き渡っていたので、急な転居でもネット環境さえ整っていれば、さして影響しないのが、なによりだった。
リモートワークが拡がったのは、疫病禍が大きく影響しているが、実施してみると会社側にも結構メリットがあった。例えば都心の高額賃貸のオフィスを縮小し、出勤日数によるが、通勤手当は支給せず、出勤のときは出張扱いの方が経費も削減できた。転勤したくない故の離職も防げた。
高校も 桜は函館、佑は札幌で、函館と札幌はかなり距離があり、長期の休みとか、連休とか、利用して 互いの家を行き来して、一緒に過ごした。
高校に進学する年の春休み、ふたりは札幌で落ち合って、旭山動物園デートをした。動物園近くに宿をとり、年間パスを購入して、3日間たっぷり楽しんだ。年間パスだと、何回も出たり入ったり出来るし、年間パスの値段が1日パスの2枚分とリーズナブルだった。このとき、泊まったホテルが ふたりの お互いに初めての日 になった。一緒にシャワーを浴びて、バスローブ姿の桜を 佑が抱きしめた。
桜 震えている?
なんか緊張しちゃって でも 大丈夫
佑は バスローブを脱がせながら、湯上りの上気でほんのり肌を桜色に染めている「桜」の肩に口づけた。ぎこちなく始まったベッドインだったが、肌をあわせ、キスを交わし、抱き合い、名を呼び合いながら、熱くなり、固くなり、佑は桜の受け口にジェルを塗り、指を入れを繰り返して ゆっくり慣らしてから、スキンをかぶせて入っていった。桜から漏れた声で、佑はすぐに回復して、第二ラウンドに続けた。我を忘れそうになりながらも、ネットで事前リサーチしたやり方を思いだしながら、桜を傷付けないよう懸命だった。
幽霊の見守り
「微笑ましいね なごむな」
『まるっきり何の関係もない少年ふたりが愛を交わす姿、見てて面白いのか? 彼女の方は気にならないの?』
「幽霊になってすぐのころは、彼女のまわり うろうろしてたけど、もう俺のことなんかすっかり忘れて、新たな男に夢中な姿、見たくない。このふたりを見つけたのは偶然だけど、連ドラを楽しみにしているのと同じだよ。」
これを聞いて納得した。あの少年のひとりが、攫われそうになったとき、動画撮影中の男子生徒が走りだそうとしたら、「間に合わないよ。このまま車のナンバーを撮影して110番するんだ」とささやいていたし、ラブホテルでは、居つきの幽霊に集合かけて、警察の到着まで時を稼いでいたが、それにしては あの少年に怪我を負わせてしまい、幽霊効果が薄かったのはなぜかと問わずにいられなかった。
「それはさあ、幽霊からの仕掛けは、人間の脳に訴えて騙すわけだろう。お化け屋敷に入るとなると そのつもりなわけ。積極的に騙されたいわけよ。でも、エロ中年は、あの少年で、頭も心も体もいっぱいで、他の感覚が入る余地がなかったわけ。電車の中で、物凄く面白い本を読んでいるとき、本の中の世界観に入り込んで、乗り合わせている乗客の声も電車のガタンゴトンもいっさい聞こえてないし、乗り越しさえするのと同じ。幽霊からの仕掛けをまったく感知していなかったから、効き目が薄かったんだ。」
『今頃、始めてって 遅くない?』
「一線を越えるって言うだろう。ボディタッチとかキスとか相思相愛を確信していても、一線を初めて超えるときは、こわいんじゃないの?これまでの良好な関係が無しになるかもしれないっていう怖さ。抱きたいけど、欲情に突っ走って大丈夫か?それに これまでのお泊まりは、それぞれの自宅で、家族も在宅しているし、秘密を守るためにリスクを冒さなかったんだと思う。それに たぶん 大柄な方の少年佑?って呼ばれたかな?は、小柄な方の少年を抱いたら、途中で離せない ってわかってたんじゃないのかな?抱いたら、一晩中、それ以上かも。だから、二人っきりのお泊りまで我慢したんだと思うよ」少年ふたりの愛のドキュメンタリーを堪能した2体の幽霊は、連れだって、この世の山奥にある秘湯に出かけた。
あの世にいって すんなり魂の生活にはいるもの、幽霊になるもの 妖になるもの と様々で、どこでどう分かれ道なのか、幽霊になった「ふたり(二霊)」にもわからない。
ふたりの少年
この世の少年、ふたりとも近い将来に、一緒に暮らす計画なので、それに備えて家事を積極的に手伝いながら、ノウハウを学んでいた。少しだけの手伝いでも両親は喜んだ。自立するには、自分の身の回りのことを自分でこなすことは、とても大事だから。洗濯機に洗濯を任せるにしても、色落ちしそうなものは一緒に洗えないとか、例えば買ったばかりのブルージーンズを白いシャツと一緒に洗えば、白いシャツは、水色に染まる。乾燥機にかけられない衣類もあるし。そういうことが面倒だから、全部洗濯乾燥機に入れたいなら、衣類を買うときから、対応する必要がある。これは電子レンジや食洗機も同じで、食器を買うときに、電子レンジ、食洗機OKかを確認する必要がある。部屋を借りるときに、コンロがガスなのか電磁調理台なのかで鍋もやかんも選ばなければならない。アルミ製のやかんでは電磁調理台では反応しない。お湯を沸かすのに やかんで沸かすか、湯沸かしポットにするか、ティファーセにするのかも考えなくては。暮らすうえで、ほぼすべて整っている両親の家と違い、新たに住まうのは、かなりの労力がいる。桜がキッチンを手伝いながら、母から聞いた話では、母の友人で、引っ越し当日、引っ越し先の荷物の片付けがやっと済んだころには、夕方で、電気を点けようとしたら、照明器具がついていないことに気づき、愕然としたそうだ。
離れて暮らす辛さを、同棲が実現するまでの準備期間として、なんとか耐えていた。おこずかいもお年玉も、ふたりで出かけるときに備えて、貯めていた。ふたりでオンラインゲームに参加しても、課金アイテムには手を出さなかった。リアルでふたりで会う機会の方が、ゲームで勝つより大事だったから。
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