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行き交うは 夢か現か 春の宵 18
第32章 銀月を捜す
しおりを挟む海神神社に戻った半妖:為成と妖短刀・三日月は、巫女姿の 妖:廣宮殿に 妖長刀・銀月を見失った経緯と 捜索範囲の分担を話した。
廣宮は、人間の探索網を使って調べてくれるとのこと。それを聞いて、為成は、廣宮殿が 隠密を飼っていると理解した。
妖力妖気に頼ると 人間社会で、不可思議現象が話題になったり 思わぬ事態を引き寄せてしまう可能性もあり、人間社会に適した方法で極力対処するようにしていた。
半妖にさえ気付かれずに 置き引きした手口と 高価かつ希少な盗品を捌くルートを持っていること 刀剣を欲しがる顧客は限定されること を 鑑み、 銀月の居所(保管場所)を 絞り込んだ。
一方、半半妖・山代警部補も 妖気をキャッチして 半妖・神野青年を訪ねていた。
置き引き被害にあったのだから 本来なら盗難届を警察に出すところだが、盗まれたものが、所持許可を得ていない刀剣なので、届も出せないし、公に出来ない。山代警部補は内密に捜すことにした。
刀を入れていた剣道着防具袋は、落とし物として届けられていた。盗人が 金目のもの以外を捨てたと思われる。剣道着防具袋は 名入り(学校名と氏名)だったため 森臣に連絡がきた。
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