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俺の羽の下にいて! 2
2 苺とシャンパン
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7年前、浮名類(浮名兄弟兄)は錦城大学文学部に入学した。
大学のある東京に遊びに来たことはあっても 暮らす、通学するということが日常になるまでは、まさに「お上りさん」状態。住まいは B区にあるマンションで、築年数は古くても管理がゆきとどき、セキュリティを都度上げ、大規模改修もされて、居心地がよかった。学生の分際で借りられるはずもなく、借主は父だ。めぐまれたスタートと言える。両親ともに仕事絡みで、上京することも多いため、6年ほど前から借りている。学年・学部でキャンパスが異なるが、ここからなら通学可能に思えた。
ローカルな実家暮らしから 東京での暮らしは騒がしくなった。マンションに帰宅すれば、独りなので、静かだが、通学途中でも、買い物していても、大学構内にいても やたら話しかけられる。小さいころから、きれい、かわいい、女の子ですか 等々の言葉、降り注ぐたくさんの視線にさらされてきたため、外界と自分との間にバリヤーを張り巡らせて、やり過ごしてきた。上京してからバリヤーを突き破る勢いで人々が押し寄せてくるようで怖ささえ感じる。
浮名類大学生 東京一人暮らし
金曜日 朝の日差しの明るさが嘘だったかのように 俄かに空はかき曇り 大粒の雨が落ちてきた。見回すと向かいのオフィスビルエントランス前スペースで雨宿りが出来そうだった。最寄り駅まで走れなくはないが、今日は絶対濡らしたくない書類を持っていたので、ビルに出入りする人々の邪魔にならないよう端の方によけて雨の様子を見ることにした。オフィスビルだが、まるでホテルのように車回しがあり、濡れずに車から乗り降りが出来るつくりになっていた。
エントランス前エリアの端にたたずむ類の前で、濃紺のレクシスが止まり、ウインドーが下がると、運転席から声がかかった。運転しているのは、名乗りはまだだったが、先日マンションのエレベーターに乗り合わせた人物だった。帰るところなら乗せてくれるとのことで、同じマンションの住人とわかり、甘えることにした。類は715号室だが、3207号室の星川とのこと。
マンションエレベーターホールで、星川は、類に ひとりでは食べきれないほど苺をたくさんもらって困っているので、手伝ってと部屋に誘った。類は果物全般、特に苺は大好きなので、玄関先でもらってすぐ自分の部屋に帰るつもりでついていったが、お土産分もあるけど、一緒に食べようと言われ、部屋に入った。32階からの眺めは素晴らしかった。神田川沿いの桜並木が満開だった。桜の開いた花ひとつと桜の蕾ひとつとを比べると同じ重さだと思うが、蕾の方が重そうで、花が咲揃うと 花の方が蕾より嵩と重さが増すように感じられる。部屋全体の雰囲気もモデルルームばりに洗練されていた。
高い天井から床までのガラス窓から差し込む陽射しでカーテンを通しても部屋全体がほの明るかった。たっぷりとった睡眠と空腹を感じて目覚めたものの、違和感があった。よく見まわせば、あきらかに自分の部屋ではなかった。こんな大きなベッドもおかしい。それにいまだかつて、裸で寝たことはなかったし、まさに一糸まとわぬ姿に自分で驚いてしまった。服はベッド足元のチェストのうえにあった。靴下片方は床に落ちていた。トランクスが見付からなかったが、部屋をはやく逃げだしたかったし、自分の部屋は同じ建物内だから下着なしでジーンズをはき靴下はポケットに入れ、そっとドアを開けて、リビングを覗いた。昨日星川と名乗る男の部屋で 苺を食べてシャンパンを飲み・・・・までしか覚えていなかった。星川の姿は見えなかったが、体をかがめてソファに隠れるようにしてドアまですすんで、三和土の靴をもって廊下に出た。エレベーターにすぐ乗れた。自分の部屋に戻り鍵をかけると座り込んでしまった。
星川は目覚めたとき 昨日連れ込んだ少年がよく眠っていたので、起こさないようにベッドから出て、シャワーを浴び、バスローブ姿でキッチンに行こうとしたところで、少年がこっそり移動しているのを視界にとらえ、ドア陰に隠れた。住居も氏名も把握していたので、ここは一旦逃がすことにした。
浮名類(うきな るい)18歳金城大学1年生。エレベーターで偶然最初に乗り合わせたときから、目が離せなかった。言葉は交わさなかったが、7階で降りるときに、軽く会釈してくれた。初回で声をかけなかったのは、このマンションの住人なのか、誰かを訪ねてきたのか もう少し情報が欲しかったからだ。築年数は15年になるが、山手線内側にある高級マンションで、全戸分譲。少年がオーナーとは思えない。パトロンがいるのではという想像がしっくりくる。
次に車中から雨宿りをしている少年を見つけたときは、思わず顔が綻んだ。
さらに苺で釣れた!大量の苺をもらってしまい困っていたのは事実。星川はもともとシャンパンのお伴に苺を食べていたので、類にも勧めてみた。あんなにアルコールに弱いとは思わなかった。あっさり酔いつぶれた類をベッドに運んだ。華奢だが、のびやかな肢体、つやとはりのある柔らかな肌、匂いたつような美しい裸身だった。しかも男に初めて抱かれたフレッシュな体だった。これほどの器量良しが よくここまで無事だったと思う。ローカルな狭いコミュニティで大事に育てられただろうことは想像に難くない。一度抱いたら絶対離したくない。滅多にない出会いに しかも一夜をともに出来た。まるで奇跡だ。もう少し若かったらバク転バク転で部屋を横切りたいくらい高揚している。
逃げ出す類を見逃がしたのは、まだ俺を受け入れていないからだ。計画的ではなくても酔い潰れたところを ものにした。次は正気での同意が欲しい。今朝は追い詰めてはまずいと自身に言い聞かせた。類の肌に触れていたものは全部取っておきたかったが、類に気付かれないようにトランクスと靴下片方にとどめた。
類が自分の部屋に戻り人心地着いたころに星川からのラインに「忘れ物をドア前に届けた」とあり恐る恐るドアを開けると 苺4パック入1箱があり、ドアノブにはレジ袋が提げてあった。中はお湯を注ぐだけで飲めるアスパラガスのスープ。玉子サンドとレタスハムサンドだった。食べ物に罪はないと自身を説得して 星川からの差し入れで朝食にした。
昨夜星川の部屋で苺を食べながらシャンパンを飲んでいたところまでしか、類は覚えていなかった。実際なにがあったのかと考えるのが恐ろしい。星川と顔を合わせたくない一心で、しばらくエレベーターを避け階段を使った。お上りさん無防備すぎる類もさすがに全般気を付けるようになり、そのことは類の美貌ゆえの近寄りがたさを漂わせ 誰彼声をかけてくることはかなり減った。
類の通う金城大学は 星川の母校でもあった。準教授になった友人もいるし 知己を得ている教授も多かった。久しぶりに母校を訪れ さりげなく類の行動パターンを探った。この頃マンションで会わないので、偶然の再会をたくらみ中だ。
類は初めての東京暮らし、一人暮らし、大学生活と 初めて尽くしは、好奇心が支えてきたが、結構なストレスになっていた。実家では料理や洗濯を手伝ったことはあっても 家事代行サービスの利用も含め両親が担っていたし、類の分担は自分の部屋の掃除くらいだったから、全部ひとりでこなすのは想像以上に大変だった。特に料理は負担だった。コンビニで総菜を買うとか、レトルト食品と電子レンジの活用とかでかなり手軽にできることに気が付くまでは。学食が開いている時間は極力、学食で済ませた。街中の飲食店より学食はリーズナブルだが、それでも外食ばかりでは出費がかさむ。自炊のほうが費用は抑えられる。ゴールデンウイーク直前には蓄積した疲労で抵抗力が落ちたところにサークルの飲み会帰り、夜間急激に気温が下がり震えながら やっとマンションに辿り着き、エレベーターを待つ間さえ壁に体を預けたが、立っているのも辛かった。
いまは寒くない。気分もよくなった。旨味たっぷりの出汁の香に空腹を気付かされた。「起きられるならこっちで食べようか」
着ているパジャマは自分のではない。この部屋、そう星川の? 先ほどの声も星川?
起きだしてリビングに行くとテーブルには食事の用意が整っていた。
星川が笑顔で、
「だいぶ良くなったみたいだね。君がエレベーターホールでいまにも倒れるときに ちょうど居合わせたんだ。」
気力も失った状態の類は星川の世話を素直に受け入れた。
ゴールデンウイーク、類は当初の予定通り帰省した。弟の櫂から帰ってくるように矢の催促で、「兄さんが帰らないなら、俺が上京する」と言われ、自分の面倒さえ危ういのに弟の面倒までは見れないと自覚して「必ず帰るから」と返事した。
大学のある東京に遊びに来たことはあっても 暮らす、通学するということが日常になるまでは、まさに「お上りさん」状態。住まいは B区にあるマンションで、築年数は古くても管理がゆきとどき、セキュリティを都度上げ、大規模改修もされて、居心地がよかった。学生の分際で借りられるはずもなく、借主は父だ。めぐまれたスタートと言える。両親ともに仕事絡みで、上京することも多いため、6年ほど前から借りている。学年・学部でキャンパスが異なるが、ここからなら通学可能に思えた。
ローカルな実家暮らしから 東京での暮らしは騒がしくなった。マンションに帰宅すれば、独りなので、静かだが、通学途中でも、買い物していても、大学構内にいても やたら話しかけられる。小さいころから、きれい、かわいい、女の子ですか 等々の言葉、降り注ぐたくさんの視線にさらされてきたため、外界と自分との間にバリヤーを張り巡らせて、やり過ごしてきた。上京してからバリヤーを突き破る勢いで人々が押し寄せてくるようで怖ささえ感じる。
浮名類大学生 東京一人暮らし
金曜日 朝の日差しの明るさが嘘だったかのように 俄かに空はかき曇り 大粒の雨が落ちてきた。見回すと向かいのオフィスビルエントランス前スペースで雨宿りが出来そうだった。最寄り駅まで走れなくはないが、今日は絶対濡らしたくない書類を持っていたので、ビルに出入りする人々の邪魔にならないよう端の方によけて雨の様子を見ることにした。オフィスビルだが、まるでホテルのように車回しがあり、濡れずに車から乗り降りが出来るつくりになっていた。
エントランス前エリアの端にたたずむ類の前で、濃紺のレクシスが止まり、ウインドーが下がると、運転席から声がかかった。運転しているのは、名乗りはまだだったが、先日マンションのエレベーターに乗り合わせた人物だった。帰るところなら乗せてくれるとのことで、同じマンションの住人とわかり、甘えることにした。類は715号室だが、3207号室の星川とのこと。
マンションエレベーターホールで、星川は、類に ひとりでは食べきれないほど苺をたくさんもらって困っているので、手伝ってと部屋に誘った。類は果物全般、特に苺は大好きなので、玄関先でもらってすぐ自分の部屋に帰るつもりでついていったが、お土産分もあるけど、一緒に食べようと言われ、部屋に入った。32階からの眺めは素晴らしかった。神田川沿いの桜並木が満開だった。桜の開いた花ひとつと桜の蕾ひとつとを比べると同じ重さだと思うが、蕾の方が重そうで、花が咲揃うと 花の方が蕾より嵩と重さが増すように感じられる。部屋全体の雰囲気もモデルルームばりに洗練されていた。
高い天井から床までのガラス窓から差し込む陽射しでカーテンを通しても部屋全体がほの明るかった。たっぷりとった睡眠と空腹を感じて目覚めたものの、違和感があった。よく見まわせば、あきらかに自分の部屋ではなかった。こんな大きなベッドもおかしい。それにいまだかつて、裸で寝たことはなかったし、まさに一糸まとわぬ姿に自分で驚いてしまった。服はベッド足元のチェストのうえにあった。靴下片方は床に落ちていた。トランクスが見付からなかったが、部屋をはやく逃げだしたかったし、自分の部屋は同じ建物内だから下着なしでジーンズをはき靴下はポケットに入れ、そっとドアを開けて、リビングを覗いた。昨日星川と名乗る男の部屋で 苺を食べてシャンパンを飲み・・・・までしか覚えていなかった。星川の姿は見えなかったが、体をかがめてソファに隠れるようにしてドアまですすんで、三和土の靴をもって廊下に出た。エレベーターにすぐ乗れた。自分の部屋に戻り鍵をかけると座り込んでしまった。
星川は目覚めたとき 昨日連れ込んだ少年がよく眠っていたので、起こさないようにベッドから出て、シャワーを浴び、バスローブ姿でキッチンに行こうとしたところで、少年がこっそり移動しているのを視界にとらえ、ドア陰に隠れた。住居も氏名も把握していたので、ここは一旦逃がすことにした。
浮名類(うきな るい)18歳金城大学1年生。エレベーターで偶然最初に乗り合わせたときから、目が離せなかった。言葉は交わさなかったが、7階で降りるときに、軽く会釈してくれた。初回で声をかけなかったのは、このマンションの住人なのか、誰かを訪ねてきたのか もう少し情報が欲しかったからだ。築年数は15年になるが、山手線内側にある高級マンションで、全戸分譲。少年がオーナーとは思えない。パトロンがいるのではという想像がしっくりくる。
次に車中から雨宿りをしている少年を見つけたときは、思わず顔が綻んだ。
さらに苺で釣れた!大量の苺をもらってしまい困っていたのは事実。星川はもともとシャンパンのお伴に苺を食べていたので、類にも勧めてみた。あんなにアルコールに弱いとは思わなかった。あっさり酔いつぶれた類をベッドに運んだ。華奢だが、のびやかな肢体、つやとはりのある柔らかな肌、匂いたつような美しい裸身だった。しかも男に初めて抱かれたフレッシュな体だった。これほどの器量良しが よくここまで無事だったと思う。ローカルな狭いコミュニティで大事に育てられただろうことは想像に難くない。一度抱いたら絶対離したくない。滅多にない出会いに しかも一夜をともに出来た。まるで奇跡だ。もう少し若かったらバク転バク転で部屋を横切りたいくらい高揚している。
逃げ出す類を見逃がしたのは、まだ俺を受け入れていないからだ。計画的ではなくても酔い潰れたところを ものにした。次は正気での同意が欲しい。今朝は追い詰めてはまずいと自身に言い聞かせた。類の肌に触れていたものは全部取っておきたかったが、類に気付かれないようにトランクスと靴下片方にとどめた。
類が自分の部屋に戻り人心地着いたころに星川からのラインに「忘れ物をドア前に届けた」とあり恐る恐るドアを開けると 苺4パック入1箱があり、ドアノブにはレジ袋が提げてあった。中はお湯を注ぐだけで飲めるアスパラガスのスープ。玉子サンドとレタスハムサンドだった。食べ物に罪はないと自身を説得して 星川からの差し入れで朝食にした。
昨夜星川の部屋で苺を食べながらシャンパンを飲んでいたところまでしか、類は覚えていなかった。実際なにがあったのかと考えるのが恐ろしい。星川と顔を合わせたくない一心で、しばらくエレベーターを避け階段を使った。お上りさん無防備すぎる類もさすがに全般気を付けるようになり、そのことは類の美貌ゆえの近寄りがたさを漂わせ 誰彼声をかけてくることはかなり減った。
類の通う金城大学は 星川の母校でもあった。準教授になった友人もいるし 知己を得ている教授も多かった。久しぶりに母校を訪れ さりげなく類の行動パターンを探った。この頃マンションで会わないので、偶然の再会をたくらみ中だ。
類は初めての東京暮らし、一人暮らし、大学生活と 初めて尽くしは、好奇心が支えてきたが、結構なストレスになっていた。実家では料理や洗濯を手伝ったことはあっても 家事代行サービスの利用も含め両親が担っていたし、類の分担は自分の部屋の掃除くらいだったから、全部ひとりでこなすのは想像以上に大変だった。特に料理は負担だった。コンビニで総菜を買うとか、レトルト食品と電子レンジの活用とかでかなり手軽にできることに気が付くまでは。学食が開いている時間は極力、学食で済ませた。街中の飲食店より学食はリーズナブルだが、それでも外食ばかりでは出費がかさむ。自炊のほうが費用は抑えられる。ゴールデンウイーク直前には蓄積した疲労で抵抗力が落ちたところにサークルの飲み会帰り、夜間急激に気温が下がり震えながら やっとマンションに辿り着き、エレベーターを待つ間さえ壁に体を預けたが、立っているのも辛かった。
いまは寒くない。気分もよくなった。旨味たっぷりの出汁の香に空腹を気付かされた。「起きられるならこっちで食べようか」
着ているパジャマは自分のではない。この部屋、そう星川の? 先ほどの声も星川?
起きだしてリビングに行くとテーブルには食事の用意が整っていた。
星川が笑顔で、
「だいぶ良くなったみたいだね。君がエレベーターホールでいまにも倒れるときに ちょうど居合わせたんだ。」
気力も失った状態の類は星川の世話を素直に受け入れた。
ゴールデンウイーク、類は当初の予定通り帰省した。弟の櫂から帰ってくるように矢の催促で、「兄さんが帰らないなら、俺が上京する」と言われ、自分の面倒さえ危ういのに弟の面倒までは見れないと自覚して「必ず帰るから」と返事した。
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