111 / 115
最果ての森・成長編
108. 全部と最後の違い
しおりを挟む
「ウィル君に関する噂については、私が処理をするとして···。おそらく森の異変の原因はアーダンとセラさんだと思うけど、念の為、他に異常はないか調べようと思っているんだ。現状がどんな様子かも見ておきたいしね」
さすがライ。原因を突き止めて終わるのではなく、他に異常がないことまで確認されたら、こんなに安心することはないだろう。
こんなふうに真面目にきっちり仕事をしてくれるところも、すぐライに調査の依頼が来る理由の一つなんだろうなあと思う。
というか、『対処』じゃなくて『処理』と言ったことについては、あえて触れないようにしておこう。
「だから最短でも、そうだなあ···5日はかかるかな?その間は、ウィル君とティアに魔法を教えられそうにないんだ」
ライが「ごめんね」と申し訳なさそうに言う。
「ワレはそもそも魔法を教えてもらえるだけでもありがたいのだ。ライの仕事を手伝うことはできないが、応援するのだ!」
「ぼくも、おーえんする!らい、がんばってー!」
「ふふ、二人とも、ありがとう」
ライが微笑んで僕の頭を撫でる。
ちなみにティアは、ライの腕の中にスポッと収まっている。完全にフィットしていて、居心地が良さそうだ。
「ライ、オレが手伝うぜ?」
「ぼくもー!」
「テム、ファム、ありがとう。そんなに難しい仕事ではなさそうだから、大丈夫だよ」
ライのことだから、別に強がってそう言っているのではなく、本当に難しくない仕事なのだろう。···ライにとっては。
でも、この森ってかなり広いよね?
以前ジルに抱えられて上空から見たときに、森の果てが見えなかった記憶がある。
たった5日で、それほど広大な森全体の様子が分かるものなのだろうか。
···はっ!もしかして、またファム特製のポーションを使って徹夜する気では···?
「らい、ちゃんとやすむ?」
「うん?···ああ、大丈夫だよ!ウィル君に言われてからは、きちんと睡眠時間を確保するようにしているんだ。前回の森の調査は3日で終わらせたんだけどね、今回はちゃんと休憩もするよ!」
···つまり、前回は3日間、睡眠どころか休憩もせずにぶっ通しで調査してたってこと?
オーバーワークは、極めるものでは、決してない。
「···これからは、ちゃんとやすむなら、いい」
ライに小一時間ほど説教をしたい気分だが、過ぎたことはもうしょうがない。ライが元気で本当に良かった。
これからも元気でいてもらいたいから、くれぐれも無理はしないでほしい。
「ふふ、ウィル君、心配してくれてありがとうね。···さて、早く仕事を終わらせるためにも、そろそろ行かないとね」
ライが名残惜しそうにティアを降ろす。
「それじゃあ、調査が終わったらまた来るよ。みんな、またね」
「ライ、ちょっと待て」
席を立とうとしたライを、ジルが呼び止めた。
どうしたのだろうか。
「どうかしたのかい、ジル?」
「いや···気にすることではないかもしれないが、異常と聞いて思い出したことがある。昨日アーダンが別れ際に念話で言っていたんだが···」
ジルは、そのときのことを思い出す。
『ジル!言い忘れてたんだが、ここに来る前にリーナの所にチラッと寄ったぞ』
『そうか』
『おいおい、もうちっとは興味を持てよなあ。リーナのやつ、すんげー忙しそうだったぞ。人材の育成がどうとか、吸魔石の値上がりがどうとか、ジルは元気かとか、色々言ってたぞ。まあ、俺様も興味ねえけどな!』
『···そうか』
『ハァーッ。とりあえず、情報は提供したからな。ジルの菓子を食った詫びにしといてくれや』
『···いや、俺は気にしていないが』
『あんたねえ、こんな情報がお詫びになるわけないでしょう!もっとマシなものはないの?』
『おわっ!セラ、なんで念話に入ってきてんだ!?お前には届けてねえぞ!?』
『馬鹿ねえ、そんなの簡単よ!···あ、あーたん、はね、魔力操作が雑なのよ。ふんっ、聞かれたくないなら、もっと丁寧にやりなさいよ!』
『聞かれたくないとは言ってねえぞ。ただ、なんつーか、そんな器用なことができんなら、ジルみたいに料理とかも···イッテー!』
『あら、なにか言ったかしら、アーダン?』
『ジ、ジル!俺様の後頭部がヤバい!···イッテー!』
『···そうか』
『おいこらジル!もっと興味を···』
ここで、アーダンからの念話は途絶えた。
「ソルツァンテで吸魔石が値上がりしているらしい。ブラムス王国でもそうなのか?」
吸魔石とは、魔力を吸収する性質を持った石のことだ。体内魔力が多くて制御できないときなどに握ると、吸魔石が体内の魔力を吸収してくれる。
僕も一度使ったことがある。マンティコア···つまり、前世のティアを倒してしまったときに急激にレベルが上がり、それに伴い体内魔力がグンと増えて、制御できなかったのだ。ライが急いで吸魔石を握らせてくれたから、事なきを得た。
あのときのことを思い出し、ぎゅっとティアを抱きしめる。
ティアは「ご主人···?」と不思議そうにしていたが、抱きしめられたままじっとしていてくれた。
「うーん、まだそんな話は聞いていないけど···。気に留めておくよ。情報ありがとう」
「あのときは何も思わなかったが、ふと気になってな。···もしかしたら俺の気にしすぎかもしれん」
「ふふ、そうだとしても、情報はありがたいよ。···あ、今日のお菓子の件も、ありがとう。ふふ、自分でも驚くくらい取り乱してしまったよ」
少し恥ずかしそうにライが笑う。
「ああ、気持ちは分からないでもない」
「ふふ、そう言ってもらえるとありがたいよ。あれで全部だったんだよね?私のために残しておいてくれて、本当に嬉しいよ」
ライがそう言うと、ジルが少し言いにくそうに答えた。
「いや···全部ではないが···。最後だ」
「うん?それはどういう···ああ、なるほどね。ふふ、ジルも相当親バカだねえ。まあ私も、その気持ちは分からないでもないよ」
ジルの言葉の意味を理解したライが、ニヤニヤしながらジルをからかう。
「う、うるさい」
少し赤くなっている僕の父親が可愛すぎる。
「あはは!ジルはやっぱりかわいいねー!」
やはりというか、ファムがこんな美味しいシーンを見逃すわけがない。待ってましたと言わんばかりに、ジルをからかっている。
「んん?全部じゃないけど最後?どういう意味だ?」
首を傾げるテムに、ファムがコソコソと教えている。
「···ほうほう。そういうことか!ブハハ!ジル、やるな!お前、カッコいいぜ!」
「···」
テムが若干涙目になりながら笑い、ジルの顔の赤みが増す。
そう。ジルのマジックバッグには、僕がジルと一緒に作ったコロコロがまだ残っているのだ。いつか食べるためではなく、大事な思い出として。
時間経過がほぼないからできることなのだろうが、これを親バカと言わずになんと言おうか。
「···そのうち、食べる」
ジルの言葉に、その場にいた全員がこう思った。
果たしてジルの言う『そのうち』は何年後、いや、何十年後になるのだろうか。というか、『そのうち』が訪れる日は来るのだろうか。
まったく説得力のないジルの言葉にライは思わず笑ってしまう。
ここ最近で様々な表情を見せるようになった愛すべき親友だが、こんなに変わったのは、目の前にいる小さな男の子のおかげだ。
この子はよく「しあわしぇ~」と言うが、幸せをもらっているのは自分たちの方だと思う。
この子が来てから、毎日が楽しい。この子が些細なことにも幸せを感じてくれるから、私もそれを幸せだと感じられる。何気ない日常をこんなに素敵な日々に変えてくれたこの子には、本当に感謝しかない。
そう思えるということは、私も、この子と出会って変わったのだろう。
これからも、この子は色々な人と出会い、影響を与えていくだろう。···本人にその自覚はないだろうけど。まあ、それもこの子の面白いところだ。
「ふふ、ウィル君は本当に可愛いね」
ティアにガシッと抱きついているウィルを見ながら、ライは微笑む。
···もしかして、ティアを持ち上げようとしているのだろうか。プルプルしながら頑張っているが、出会った頃より一回り、いや二回りほど大きくなったティアを持ち上げるのは難しいだろう。
「そうだな」
ここで即答するジルを、微笑ましく思う。ジルに親バカを隠す気はないらしい。
ウィルはウィルで、ジルの肯定が聞こえたのだろう。ニマニマしながらティアに顔を押し付けている。どうやらティアを持ち上げるのは早々に諦めたらしい。
「ふふ、君たち親子は本当に面白いね。···それじゃあ、今度こそ出発するよ」
「ああ、またな」
「ライ、またねー!いつでも手伝うからねー!」
「オレもだぜ!」
「らい、がんばってー!」
「ライの帰りを楽しみに待っているのだ!」
みんなに見送られ、森へ入る。
鬱蒼と木々が生い茂るこの場所でも、ライの気分は爽快だ。
調査が終わったら、次はどの魔法を教えようか。今度はどんなことをして驚かせてくれるのだろうか。どんなことに、幸せを感じてくれるだろうか。
そんなことを考えながら、ライは森の調査を開始した。
さすがライ。原因を突き止めて終わるのではなく、他に異常がないことまで確認されたら、こんなに安心することはないだろう。
こんなふうに真面目にきっちり仕事をしてくれるところも、すぐライに調査の依頼が来る理由の一つなんだろうなあと思う。
というか、『対処』じゃなくて『処理』と言ったことについては、あえて触れないようにしておこう。
「だから最短でも、そうだなあ···5日はかかるかな?その間は、ウィル君とティアに魔法を教えられそうにないんだ」
ライが「ごめんね」と申し訳なさそうに言う。
「ワレはそもそも魔法を教えてもらえるだけでもありがたいのだ。ライの仕事を手伝うことはできないが、応援するのだ!」
「ぼくも、おーえんする!らい、がんばってー!」
「ふふ、二人とも、ありがとう」
ライが微笑んで僕の頭を撫でる。
ちなみにティアは、ライの腕の中にスポッと収まっている。完全にフィットしていて、居心地が良さそうだ。
「ライ、オレが手伝うぜ?」
「ぼくもー!」
「テム、ファム、ありがとう。そんなに難しい仕事ではなさそうだから、大丈夫だよ」
ライのことだから、別に強がってそう言っているのではなく、本当に難しくない仕事なのだろう。···ライにとっては。
でも、この森ってかなり広いよね?
以前ジルに抱えられて上空から見たときに、森の果てが見えなかった記憶がある。
たった5日で、それほど広大な森全体の様子が分かるものなのだろうか。
···はっ!もしかして、またファム特製のポーションを使って徹夜する気では···?
「らい、ちゃんとやすむ?」
「うん?···ああ、大丈夫だよ!ウィル君に言われてからは、きちんと睡眠時間を確保するようにしているんだ。前回の森の調査は3日で終わらせたんだけどね、今回はちゃんと休憩もするよ!」
···つまり、前回は3日間、睡眠どころか休憩もせずにぶっ通しで調査してたってこと?
オーバーワークは、極めるものでは、決してない。
「···これからは、ちゃんとやすむなら、いい」
ライに小一時間ほど説教をしたい気分だが、過ぎたことはもうしょうがない。ライが元気で本当に良かった。
これからも元気でいてもらいたいから、くれぐれも無理はしないでほしい。
「ふふ、ウィル君、心配してくれてありがとうね。···さて、早く仕事を終わらせるためにも、そろそろ行かないとね」
ライが名残惜しそうにティアを降ろす。
「それじゃあ、調査が終わったらまた来るよ。みんな、またね」
「ライ、ちょっと待て」
席を立とうとしたライを、ジルが呼び止めた。
どうしたのだろうか。
「どうかしたのかい、ジル?」
「いや···気にすることではないかもしれないが、異常と聞いて思い出したことがある。昨日アーダンが別れ際に念話で言っていたんだが···」
ジルは、そのときのことを思い出す。
『ジル!言い忘れてたんだが、ここに来る前にリーナの所にチラッと寄ったぞ』
『そうか』
『おいおい、もうちっとは興味を持てよなあ。リーナのやつ、すんげー忙しそうだったぞ。人材の育成がどうとか、吸魔石の値上がりがどうとか、ジルは元気かとか、色々言ってたぞ。まあ、俺様も興味ねえけどな!』
『···そうか』
『ハァーッ。とりあえず、情報は提供したからな。ジルの菓子を食った詫びにしといてくれや』
『···いや、俺は気にしていないが』
『あんたねえ、こんな情報がお詫びになるわけないでしょう!もっとマシなものはないの?』
『おわっ!セラ、なんで念話に入ってきてんだ!?お前には届けてねえぞ!?』
『馬鹿ねえ、そんなの簡単よ!···あ、あーたん、はね、魔力操作が雑なのよ。ふんっ、聞かれたくないなら、もっと丁寧にやりなさいよ!』
『聞かれたくないとは言ってねえぞ。ただ、なんつーか、そんな器用なことができんなら、ジルみたいに料理とかも···イッテー!』
『あら、なにか言ったかしら、アーダン?』
『ジ、ジル!俺様の後頭部がヤバい!···イッテー!』
『···そうか』
『おいこらジル!もっと興味を···』
ここで、アーダンからの念話は途絶えた。
「ソルツァンテで吸魔石が値上がりしているらしい。ブラムス王国でもそうなのか?」
吸魔石とは、魔力を吸収する性質を持った石のことだ。体内魔力が多くて制御できないときなどに握ると、吸魔石が体内の魔力を吸収してくれる。
僕も一度使ったことがある。マンティコア···つまり、前世のティアを倒してしまったときに急激にレベルが上がり、それに伴い体内魔力がグンと増えて、制御できなかったのだ。ライが急いで吸魔石を握らせてくれたから、事なきを得た。
あのときのことを思い出し、ぎゅっとティアを抱きしめる。
ティアは「ご主人···?」と不思議そうにしていたが、抱きしめられたままじっとしていてくれた。
「うーん、まだそんな話は聞いていないけど···。気に留めておくよ。情報ありがとう」
「あのときは何も思わなかったが、ふと気になってな。···もしかしたら俺の気にしすぎかもしれん」
「ふふ、そうだとしても、情報はありがたいよ。···あ、今日のお菓子の件も、ありがとう。ふふ、自分でも驚くくらい取り乱してしまったよ」
少し恥ずかしそうにライが笑う。
「ああ、気持ちは分からないでもない」
「ふふ、そう言ってもらえるとありがたいよ。あれで全部だったんだよね?私のために残しておいてくれて、本当に嬉しいよ」
ライがそう言うと、ジルが少し言いにくそうに答えた。
「いや···全部ではないが···。最後だ」
「うん?それはどういう···ああ、なるほどね。ふふ、ジルも相当親バカだねえ。まあ私も、その気持ちは分からないでもないよ」
ジルの言葉の意味を理解したライが、ニヤニヤしながらジルをからかう。
「う、うるさい」
少し赤くなっている僕の父親が可愛すぎる。
「あはは!ジルはやっぱりかわいいねー!」
やはりというか、ファムがこんな美味しいシーンを見逃すわけがない。待ってましたと言わんばかりに、ジルをからかっている。
「んん?全部じゃないけど最後?どういう意味だ?」
首を傾げるテムに、ファムがコソコソと教えている。
「···ほうほう。そういうことか!ブハハ!ジル、やるな!お前、カッコいいぜ!」
「···」
テムが若干涙目になりながら笑い、ジルの顔の赤みが増す。
そう。ジルのマジックバッグには、僕がジルと一緒に作ったコロコロがまだ残っているのだ。いつか食べるためではなく、大事な思い出として。
時間経過がほぼないからできることなのだろうが、これを親バカと言わずになんと言おうか。
「···そのうち、食べる」
ジルの言葉に、その場にいた全員がこう思った。
果たしてジルの言う『そのうち』は何年後、いや、何十年後になるのだろうか。というか、『そのうち』が訪れる日は来るのだろうか。
まったく説得力のないジルの言葉にライは思わず笑ってしまう。
ここ最近で様々な表情を見せるようになった愛すべき親友だが、こんなに変わったのは、目の前にいる小さな男の子のおかげだ。
この子はよく「しあわしぇ~」と言うが、幸せをもらっているのは自分たちの方だと思う。
この子が来てから、毎日が楽しい。この子が些細なことにも幸せを感じてくれるから、私もそれを幸せだと感じられる。何気ない日常をこんなに素敵な日々に変えてくれたこの子には、本当に感謝しかない。
そう思えるということは、私も、この子と出会って変わったのだろう。
これからも、この子は色々な人と出会い、影響を与えていくだろう。···本人にその自覚はないだろうけど。まあ、それもこの子の面白いところだ。
「ふふ、ウィル君は本当に可愛いね」
ティアにガシッと抱きついているウィルを見ながら、ライは微笑む。
···もしかして、ティアを持ち上げようとしているのだろうか。プルプルしながら頑張っているが、出会った頃より一回り、いや二回りほど大きくなったティアを持ち上げるのは難しいだろう。
「そうだな」
ここで即答するジルを、微笑ましく思う。ジルに親バカを隠す気はないらしい。
ウィルはウィルで、ジルの肯定が聞こえたのだろう。ニマニマしながらティアに顔を押し付けている。どうやらティアを持ち上げるのは早々に諦めたらしい。
「ふふ、君たち親子は本当に面白いね。···それじゃあ、今度こそ出発するよ」
「ああ、またな」
「ライ、またねー!いつでも手伝うからねー!」
「オレもだぜ!」
「らい、がんばってー!」
「ライの帰りを楽しみに待っているのだ!」
みんなに見送られ、森へ入る。
鬱蒼と木々が生い茂るこの場所でも、ライの気分は爽快だ。
調査が終わったら、次はどの魔法を教えようか。今度はどんなことをして驚かせてくれるのだろうか。どんなことに、幸せを感じてくれるだろうか。
そんなことを考えながら、ライは森の調査を開始した。
42
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~
涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる