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第1章 追放
なんだこれ?
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なんか、温かい。
ずっと室内にいても肌寒いくらいの気温だったんだけど、今朝はなんか、温かくて心地よくて目が覚めた。
まだ生後数日なので、相変わらず目はよく見えていないはずなんだけど、なんだこれ。
目の前に鎮座するものが信じられず、思わず心の中で呟く。
『失敬な。』
「おぎゃ?」
『これとはなんだ、これとはっ。』
「あ・あ・・あぅ・・・おぎゃああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁっ!(しゃべった~!)」
『五月蠅い!耳元で叫ぶなっ!』
コンコンと控えめなノックの後、部屋に人が入ってきた。
「アリスティアナお嬢さま、どうされましたか?」
「あぶぅ、あぶ・・っ・・・・おぎゃあああぁぁぁっ!(なんかいるの、変な生き物がいるの!)」
一生懸命訴えるが、伝わらない。
「お腹が空いたのかしら。おむつは・・まだ大丈夫ですね。ごはんにしましょうか。準備してまいります。」
お腹も空いているけれども、
「おぎゃあああっ!(そうじゃないのよ!)」
そうじゃないと全身で訴えてみたけれども気づいてもらえず、女の人は部屋から出て行ってしまった。
泣き叫んでいる乳児を放置ですか・・・
変な生き物とバチっと目が合う。
じっと見つめあう。
怖い感じはしない。
でも、だって、なにかが変なんだもの。
真っ白い毛で覆われたまんまるな体。
少しグレーのブチ模様が良いアクセントになっている。
まるで豆大福のようだ。
ピンと立った耳。
ゆらゆら揺れる長いしっぽ。
そうだ、まんまるだけど、痩せたらあれだ。
猫だ。
ただ・・・
目の前には、くっきりしっかり鮮明に、服を着て、二本足で立っているまんまる猫が見える。
布団の上で腕を組み、片方の足を上下に動かし、ぽすっぽすっと間抜けな音を発している。
(変な・・・・・猫だっ・・)
『猫ではない。我はケットシー。妖精だ。』
(・・・?)
『アリスティアナ』
(・・・・・!?)
『我は長くこの地を守護する一精霊であったが、新しい領主になってから、不浄な気が発生し続け、土地の力が衰えてきたため、この地を去ろうと思っていたところに其方が生まれた。其方が望むなら、これから我は、土地ではなく、其方を守る守護者になろう。』
(・・・・・・・?????)
『なんか言え。古からの転生者よ。』
「おぎゃ!?」
ずっと室内にいても肌寒いくらいの気温だったんだけど、今朝はなんか、温かくて心地よくて目が覚めた。
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「おぎゃ?」
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「あ・あ・・あぅ・・・おぎゃああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁっ!(しゃべった~!)」
『五月蠅い!耳元で叫ぶなっ!』
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「あぶぅ、あぶ・・っ・・・・おぎゃあああぁぁぁっ!(なんかいるの、変な生き物がいるの!)」
一生懸命訴えるが、伝わらない。
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お腹も空いているけれども、
「おぎゃあああっ!(そうじゃないのよ!)」
そうじゃないと全身で訴えてみたけれども気づいてもらえず、女の人は部屋から出て行ってしまった。
泣き叫んでいる乳児を放置ですか・・・
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真っ白い毛で覆われたまんまるな体。
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まるで豆大福のようだ。
ピンと立った耳。
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そうだ、まんまるだけど、痩せたらあれだ。
猫だ。
ただ・・・
目の前には、くっきりしっかり鮮明に、服を着て、二本足で立っているまんまる猫が見える。
布団の上で腕を組み、片方の足を上下に動かし、ぽすっぽすっと間抜けな音を発している。
(変な・・・・・猫だっ・・)
『猫ではない。我はケットシー。妖精だ。』
(・・・?)
『アリスティアナ』
(・・・・・!?)
『我は長くこの地を守護する一精霊であったが、新しい領主になってから、不浄な気が発生し続け、土地の力が衰えてきたため、この地を去ろうと思っていたところに其方が生まれた。其方が望むなら、これから我は、土地ではなく、其方を守る守護者になろう。』
(・・・・・・・?????)
『なんか言え。古からの転生者よ。』
「おぎゃ!?」
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