聖女を隷属させてこき使う国は捨てちゃいます!

SHEILA

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魔法との出会い

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ララは、親の愛情を求める、普通に子供らしい子供だった。
どんなに両親に虐げられ暴力を振るわれても、彼らを嫌うことはなかった。

見た目は今の自分にはどうすることもできないけれど、他のことで自分を好きになってもらおうと、物心ついてから、努力を続けた。

ララには誰もなにも教えてくれなかったので、まず最初に、バーバラが家庭教師から習っていることの中で、遠くから目で見て覚えられる礼儀作法やダンスを学んでいった。

他の勉強もしたかったので、ララが入っても咎められない部屋にある本のすべてを、繰り返し読んだ。
なぜか文字すら教わっていないのに、全ての本を読むことができた。

ある日、本に紛れていた日記を見つけたララは、ご先祖様に魔法が使える人がいたことを知った。

日記には、ご先祖様が使えた魔法と憧れの魔法について書かれていた。
そのご先祖様が使えたのは、小さな火を発現させる魔法とそよ風を吹かせる魔法だけだったようだが、この世には火・水・風・土・光の魔法が存在し、勇者や聖女のみがすべての光の魔法が使えると書かれていた。
日記の主は光魔法への思いが強かったようで、特に癒しの力や結界の力に対する憧憬が伺えた。
そして、一族から王家に仕えることができる魔法使いが現れることを、先祖代々切望していることが綴られていた。

魔法に興味を持ったララは、魔法に関する本がないか探してみた。
魔法に関する本は直ぐに見つかった。
バーバラのために買い揃えられ、不要となってしまった、数冊の魔法の本だった。

本を読みながら、魔法が使えないか試したら、あっけないくらい簡単に魔法が発動した。

(先祖代々切望している魔法使いに私がなれたら、お父さんとお母さんが褒めてくれるかもしれない。)

両親から優しくされる未来を夢見たララの魔法は、練習すればするほど上達した。

(ちょっと魔法が使えるくらいじゃきっとダメ。褒めて貰えない。お父さんとお母さんが絶対に褒めてくれるくらいまで上達してから、魔法が使えることを打ち明けよう。)

そうララは考えた。
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