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番外編

6 いか編 ⑥

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 まるでイカ対熊の戦いだ!

巨大魔物同士が取っ組み合いをしている。

どうやら原因は俺らしい。

 イカが俺を襲おうとして足で俺の体を掴んだんだけど我らが最強のナグマが剣を振りかざそうとした瞬間凄い勢いで横やりが入った。その相手は同じく巨大化した熊の魔物だった。

いきなり現れた熊に皆が驚き呆気にとられた。そしてなぜ急にイカを狙ったのかと思った。

「何で熊が!?」

「恐らくあれです!」

 クラムが指を差す先はやまと。

「河口君ですか?」

「の、衣装です!あの婚儀の衣装は熊牙魔物を参考に作られた衣装です。やまとさんが熊牙魔物の仲間と思い、光魔物に襲われていると勘違いしたのかもしれません」

 何だってー!?

 てことは俺はこのままいくとイカか熊に連れ去られるのか。どっちがいいのかな~

 そんな事を考えていたら取っ組み合いが始まりイカの足から外れた俺は宙を舞った。

「ひぃ~!!死ぬ!!」

 フィグが大きな剣を地面に刺してつばの部分を足場にジャンプをして俺を見事にキャッチした。

「フィグ~!!」

 この時ばかりはフィグを離すまいと俺は必死にに掴まった。

「大丈夫か?」

「超怖かった」

 流石の俺も白目になりかけていたが持ちこたえた。フィグにしっかり掴まった俺はイカ対熊の闘いを見ていた。
 周りもどうなる事かと固唾を飲んで見ている様子。ただ、なかなか決着がつかず飽きてきた。

「フィグ、このまま帰ったらどーなんの?」

「特に問題ない」

「なら、寒いから帰ろ」

「わかった」

 撤収!!

 そんな事が似合う場面だった。てことで結局なんだったかよくわからないけどオチもなく解決した。

「結局、求婚は断れたの?」

「多分な、俺が殴ったからもう来ないだろう」

 そんなんでいいのか?

「そっか」

「河口君、危うくイカの子供できる所だったね」

そーいや、松君はどさくさに紛れフィグに何かとんでもない事を言っていた気がする。

「いや、イカとはちょっと…怖すぎる」

「だよね、どうせ試すならフィグさんがいいよね」

「何を?」

「子作り」

「え!」

「ナグマ国、男でもできるらしいよ」
 
ま、ま、松君がナグマの子作りを先に知っていた!!

「え、あ、みたいだね」

クラムさんとフィグを見たら頷いていた。
やっぱり子供できるのかな~なんて思ったがそんな事より松君の手首に拘束痕がついていたことのほうが俺の興味をさそった。

 ソルトさんと…まさか子作り?

 んなわけないか!


 ………ちゃぽん

 やまと達の知らぬ間に魔石は湖へと落ち深く深く底へ沈んでいったのだった。

            いか編おわり



□□□ おまけ

「おい、何で拘束が両手同士なんだよ!」

「片手、片足同士だと歩くの大変ですから」

 フィグさんに言われ念のため拘束をしたがソルトは両手同士にそれぞれお互いの手を拘束した。そんな事をしたから動きが同じになるし、何より寝るときが大変でどうしても向き合いになる。

ソルトと反対向きに寝れない。

「とら様、手の位置どこがいいですか?」

「どの向きもお前の特にしかならないだろ」

「はぃ、でもこれは王の命令ですから仕方ないです」

 ニコニコ嬉しそうに言うソルトに呆れて俺は仕方ないからソルトと向き合い寝る…はずだった。

「ソルト…」

「すみません、とら様が近いのが嬉しくて寝たくないんです。お気になさらず寝てください」

 凝視されながら寝れるかよ。毎度ながらこいつは俺しか頭にないやつだな。

「あの…」

「何だよ」

「してもいいですか?」

 ソルトのしてもいいですかは自慰なのだが。俺達は別に付き合ってもないしただの抜きあいを毎回してるだけ。合理的だし楽でいい。だが今は違う。

 こいつに自慰されたら俺の手も動く、それをわかってて言ってくるこいつが気に入らない。俺の手を易々利用できると思うなよ。

 お前の思い通りにはしてやらない。

「おい、してもいいが手は使うなよ」

 ソルトは戸惑いどうして良いかわからない様子だった。身もだえるも手は使わない。

 勃ったまま治まらないソルトのあそこは行き場を探していた。松は体を起こす。それに合わせソルトも起き上がり向き合った。

「とら様…あの…」

「何だよ」

「手が駄目なら足でしていただけませんか?」

 赤ら顔で言うソルトはモジモジしていた。確かにこのままでは多分治まらないし理性を失って襲われても困る。

「いいけど、したことないから下手だぞ」

「はぃ…」

 ソルトは前をくつろがせると大きくなったあそこを出した。俺は片足でツンツンと触ると起き上がりこぼしのようにモノが揺れた。

「はぅ」

「触っただけだろ」

「はぃ…」

 今度は足の爪先で上下に熱いものをなぞる。意外とでかいんだよな、何て思いながら無造作に足を動かした。

「うぅ、微妙な当たりで焦れったいです」

「へーそれでも気持ちいいのかよ?」

「気持ちいいと言うよりとら様に雑に扱われているのに興奮を覚えます」

 なるほど、わからなくもないかも。

「なぁ、俺の足にいつものぬるぬるの付けろよ」

「はぃ」

 ソルトは俺の足の裏にローションみたいなのを付けた。俺はベッドのヘッドに凭れた。ソルトは俺の前に両膝を付き太ももの上に俺の足を乗せた。ソルトの股の間から見えるあそこを両足で掴んだ。

「ひう!」

「何だよ、掴んだだけだろ」

 足の感覚だと力加減がわかりにくいな
 
 足からでも伝わるソルトの熱はビクビクと暴れる。足の裏から抜けないよう強めに挟みぬるぬるで滑りが良くなるアソコを足で左右交互に動かした。びくびくとなるあそこはそれでもたまに足から外れるが掴み直し足でひたすらこすった。

「感覚がムズい」

「あっあっ…とら様…いつもより荒いです」

 先っぽも足の土踏まずでくるくる回した。

「ああ!っそれ、…それ」

「気持ちいいのか?」

「はいっああ!何とも言えない感覚が」 

 プニプニした先っぽを重点的に触った。

「うぅ…とら様…とら様!ああ!」

「まだ、イクなよ」

「はぅあ!ああ!とら様の足が…!」

 松のイクなと言う言葉がソルトを毎回興奮させてしまう。わかってはいるが止められない感情が沸き起こってしまうのだ。

 両足であそこを掴むと激しく擦った。勢いよくソルトの精子が飛んだ。

「すみません!いってしまいました、はぁはぁ」

「スゲー飛んだな」

 意外と楽しめたな 

 そう思っていたらソルトのあそこはまたすぐに元気を取り戻していた。

「とら様…とら様も苦しそうです。直ぐ楽にしてあげますね」

「俺はほっとけばいいんだよ!」

 いつの間にか勃っていた。

「私にもさせてください」

 俺は思わず手を引くが結局繋がっているから離れようとしたが意味はなかった。寧ろソルトが俺に引っ張られ抱きつくような体制になった。

ソルトが足ですると言ったがMでもないから足は嫌だと言い仕方ないからいつものように抜きあいをした。手はソルトと同じ動きになる。

両手で自分とソルトのを擦りこの上からソルトのでかい手が覆い被さっている。何度かしたがソルトは体温が高い。

「ん…っ出る」

 熱いからいつも熱がダイレクトに伝わる。 

「とら様…」

「ん?」

「指、入れたいです」

「ふざけんな」

 こうして二人はやまとの知らぬ所で抜きあいっこをして過ごしているのだった。
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