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ドルメンの館
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しおりを挟むん、ベッド。
隣にはスワロフ。
何で?
俺確かなんかよくわからないお仕置きされてそのままどうなった?体がダルい。
「ニオ~おはよ。ニオに愛された朝は最高だな」
「は?」
「お仕置きの後に愛しあっただろ?」
隣にいるスワロフは嬉しそうに俺の顔を見た。
体を見ると生々しく腕に革の後やしっぽで叩かれた後が残る。
「もしかして…やった?」
「やった」
「最後まで?」
「最後まで」
「うギャー!何してくれてんだよ!ばかー!」
「?」
スワロフは悪びれる様子もなく答え仁緒の顔をさわる。
「俺の同意は!」
「あったよ」
「え!」
「好き好き言ってたし」
「言ってない!」
「忘れたならもう一度やるが」
「やめろ!!」
顔を触る手をパシと弾いた。
思い出せ、思い出せ俺。
俺が昨日の天井を見るとスワロフが言う。
「何かあるのか?」
首を振った。昨日つるされた場所は何もない。この部屋の仕組みはどうなってんだ。途中までは覚えている。スワロフが俺にシスさんに駆け寄った事をしつこく聞いていた。
その時凄く冷たい目をされたんだ。
その後は……
仁緒の体を抱き寄せ自分の膝上にのせた。
「ほら、昨日ここでしたんだよ」
「や、やめろ!」
脚を広げられ、穴に指を当てられとんとんとさわられた。指を咥えるのかと穴が独りでに反応しひくついた。
「や、や、何で勝手に」
「俺のがここに入ったの思い出した?」
「や、やめろ!わかった、わかったから!」
自分より体の方が覚えていて思い出した。
そうだ…俺は快楽に負け好きを連呼した。
何でそんな事を言ってしまったんだ。
「モノ」
「はい」
「どうだ?」
「安心ください。しっかりついてます」
「オクタは」
「警備の強化と見回りをしています」
「そうか」
「スワロフ様のご機嫌がいいですね」
「久しぶりにニオと結ばれたからな~」
「ふざけんな!」
「ニオと初めてした時の約束として同意したならしていいと言った。欲しいと言ったのも好き好きと言ったのもニオだ」
「ぐっ…そうだけど」
言うというよりは言わされたの方が正しい。俺はこの館で何をしてんだよー!
前に一度だけ体を許してしまい、もうしなくていいように合意なきセックスはしないと二人の間で契約をかわした。なのに、なんでだ!
…何で俺はスワロフを求めてしまったんだ。
今日はこのままゆっくりスワロフのベッドで寝せてもらうことにした。体もダルいし、擦り傷も所々ある。モノが世話しなく俺の体を気づかい動く。何故か昨日俺がモノと呼び捨てをしたのが気に入ったらしくモノさんからモノと呼ぶことになった。
「でわ、お休みください」
バタンと扉が閉まると再びスワロフと二人きりになった。ベッドには俺だけが寝ていてスワロフは何か書き物をしていた。悪魔も仕事をするんだろうか…社会とかモラルみたいなのはあるのかわかんないけど。
変なやつ。
館の主で俺の事が多分好き。
こんなにも俺は逃げようとしてるのに。
今は帰れない…必ず帰す…本当かな。
何か帰れない理由が俺にはあるんだろうか。
銀色の髪が光る。見ているだけなら綺麗。
「ニオ、見つめるのもいいが初めてのお仕置きキツかっただろ?ゆっくり休め」
「な!そう思うならするなよ!」
「それは無理だ。ニオがあんな事をしなければ良かったんだよ」
「じゃあ、最後にだ…抱いたのは何だよ…」
「愛するものに好きと言われれば自然とその行為をしたくなる。それにニオがやめるなって言ったんだ」
「無理矢理、言わせたんだろ!!」
椅子から立ち上がるとスワロフは仁緒に近づきベッドの横に座った。唇に手を当て目を見つめる。
「何だよ!」
「この口が嘘でも無理矢理でも俺を好きと言ったんだ。覆らない」
「そ、それはそうだけど。俺の気持ちは!」
「嫌いなのか?」
う、ズルい。
それを言われれば嫌いではない。
「そう言う問題じゃない」
「わかってる。ニオは俺との好きに差がある。だから、俺はそれを埋めようとしている」
「埋まらないかもしれないだろ」
「埋まるかもしれない」
「体からはいる好きは嫌だ!無理矢理も嫌だ!」
「うーん、ならどうしろと」
「待てばいいだろ!」
仁緒は毛布を頭からくるまり寝てしまった。スワロフはベッドから立ち上がりまた机に向かい書き物の続きをした。
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