フェアリーリング

雛乃飛成

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第7話 【楽】を知らない少女

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みな「。。。なんでしょうか、マザー様」
マザー「カナトの様子はどうだ?」
みな「ええ、大人しくしてますよ。。。私の言うことをちゃんと聞いてくれています」
マザー「それは良かった。。。。今日の仕事は少し手強いかもしれない」
みな「なんでしょうか?」
マザーはモニターを表示した
マザー「高宮飛鳥、黒澤凪乃。。。の隣にいるこの少女」
みな「ただの少女に見えますが」
マザー「こいつはおそらく悪魔と女神の間の子。。。。。つまり他種族ハーフだ」
みな「たとえハーフだとしてもこんな少女を何故マザー様が欲しいのですか?」
マザー「女神というものは希少価値が高い、それにこの少女が知らないだけでうまく使うと雅人や我よりも脅威な存在になる。。。。。この少女を仲間に入れるだけであいつらはもう勝ち目がなくなるだろう」
みな「なるほど。。。わかりました」
みなはマザーにお辞儀をしてからその場から去った
マザー「。。。。。」
---------------------------------
かなと「みな」
牢からカナトが顔を出した
みな「少し出かけてきます、貴方はここで大人しくしててください」
かなと「みな、いつまであいつのいうこと聞くの?」
みな「。。。。。。。」
かなと「僕はこれ以上あいつに苦しめられてるみなの顔を見たくない」
みな「。。。。。これしか方法がないのです」
かなと「なんでそこまでして!」
みな「。。。マザーを殺すためです」
みなはカナトの頭を撫でた
みな「あの子と約束しましたから、必ず戻るって」
かなと「。。。。わかった、僕もみなを信じる」
みな「はい、では行ってきますね」
みなはカナトから手を離すと地下室の扉を出た
?「。。。。。なるほど」
------------------------------------------------
「。。マザーを殺すためです」
カチ
?「マザー様、これがあいつの本心です」
マザー「そうか。。。まだ調教が足りないのか。。。。」
?「どうしますか?」
マザー「あの少女を我の元に連れてきたらお仕置きだ」
ガチャンッ
マザーは荒々しくグラスを置いた
マザー「全く、聞き分けの悪い子を持つと言うのは少々面倒臭いな」
-------------------
まなみ「えーと。。。ご飯と卵と」
愛美はメモを見ながら歩いていた
まなみ「ふぎゃ!?」
ドサ
愛美は道端に落ちてた石ころにつまづいた
まなみ「。。。ついてないですね」
「本当についてないわね」
まなみ「誰ですか!?」
みな「ふふ。。。。こんにちは」
まなみ「。。。。。こ。。こんにちは」
みな「ねぇ、あたしとお出かけしない?」
まなみ「これからお昼ご飯があるので、失礼します!」
愛美は早足で歩いて行った
みな「。。。。。ごめんね、こっちも急いでるから」
そういうとみなは愛美を闇に包んだ
--------------------------------------------------------------
あすか「。。。。愛美ちゃんが拐われたって」
?「ほら、あそこ」
クラスメイトが廊下を指差すと数名の教師に囲まれた愛美の父親がいた」
あすか「優字ゆうじさん?」
ゆうじ「愛美ぃぃぃ!!!」
?「落ち着いてください!」
まさと「どうしたんですか?」
雅人が職員室から顔を出した
?「雅人先生!ヘルプ!」
新人教師は雅人に手招きをした
まさと「。。。。どうしたんですか?」
ゆうじ「愛美ぃぃぃぃ!!!
まさと「ちゃんと言ってください、どうしたんですか?」
ゆうじ「愛美はここにいないか!?」
まさと「愛美さんはまだ学校に来てないですね、誘拐とかなんとか聞こえましたが」
ゆうじ「愛美が誘拐されたんだ!!」
まさと「いつですか?」
雅人はポケットからメモを取り出した
ゆうじ「日曜日の。。。。11時」
まさと「日曜日の11時。。。。他には?」
ゆうじ「お昼ご飯を買ってくるようにお願いしたら帰ってこなくなったんだ!いなく。。。。いな。。。愛美ぃぃぃぃ!!!」
優字は発狂した
まさと「落ち着いてください、日曜日の11時に昼飯を買いに行ってそのまま帰ってこなくなったんですね?
ゆうじ「。。。はい」
まさと「。。。。。ここにはいないです、しかし僕に心当たりがあるので少し時間をくれませんか?」
ゆうじ「。。。はい」
優字は雅人の手をとった
ゆうじ「。。。あの子は僕の大事な一人娘なんです。。。。だから、いい子に育てたくて。。。将来グレるのを恐れて他者との関わりを遮断した。。。。でもそれはあの子を縛り続けるだけだと知った。。。。。でも知ったときにはもう遅かった」
まさと「。。。。大丈夫です、必ず助けますから」
雅人は優字を宥めて職員室に戻っていった
あすか「。。。。。なぎさちゃん」
なぎさ「。。。。ただの家出かそれとも」
-------------------------------------------------------
みな「。。。マザー様、連れてきました」
マザー「よくやった、みな」
まなみ「。。。。。」
愛美が連れてこられたところは薄暗いところだった
マザー「そんなに怖がらなくてもいい、我の名前はマザー・ダーク・クルッダ、この国の。。。いや、全世界の魔王だ」
まなみ「。。。。魔王」
マザー「そう、我の計画を続行するには君の力が必要だ。。。。女神と悪魔の子よ」
まなみ「何言ってるのかわかりません!」
愛美は後ろに後退りをした
マザー「まぁ。。そううまくいかないか、みな」
みな「はい」
マザー「クロエがいる部屋に閉じ込めておけ」
みな「承知」
みなは愛美を腰から担ぐと部屋の扉を閉めた
バタン
マザー「。。。。焦る必要もないか」
-------------------------------------------------
まなみ「きゃ!」
ドサ
みな「マザー様の報告があるまでここに閉じ込めておくわ」
まなみ「いくらあの人がどんな手を使おうが私はあの人の仲間にならない!!」
みな「どうかしらね、マザー様はどんな手を使ってでも貴方を仲間に引き入れる。。。。。。貴方の大切なものを人質にしてもね」
まなみ「私の大切なもの。。?」
みな「ええ」
愛美はしばらく考え込んだ
まなみ「。。。。私の大切な宝物は飛鳥さんと渚さんです」
みな「あら、そうなの」
みなはそういうと無言で扉を閉めた
バタン
まなみ「。。。。。。」
コツン
まなみ「誰!?」
?「。。。。。お姉ちゃん、だーれ?」
そこにいたのはどこか見たことある子だった
まなみ「。。。。飛鳥さん。。。ではないですよね」
少女の要素は飛鳥と瓜二つの顔と髪型だった
まなみ「。。。。私は西園寺愛美です、貴方は?」
?「クロエはクロエっていうの」
クロエはクマのぬいぐるみを抱き抱えながらにっこりと笑った
まなみ「クロエちゃんはずっとここにいるの?」
クロエ「そだよ!あのね、お父さんと一緒にいるの!」
まなみ「へぇ。。。お父さんってどこ?」
クロエ「あそこだよ!」
クロエはベッドの横に置いてある小さな箱を指さした
まなみ「え。。。。。」
クロエ「お父さん、お友達だよ!」
クロエはベットの横に置いてあった小さな箱の中身を出して見せた
まなみ「。。。!?」
箱の中身は人骨だった
クロエ「。。。。。あのね、お父さん。。。死んじゃったの」
クロエは人骨を箱に戻した
クロエ「マザーの怒りを買ったからお父さんは死んじゃって骨になっちゃったの、クロエ。。。。一人になっちゃったの」
まなみ「。。。。。。何かする?」
クロエ「クロエと遊んでくれるの?」
まなみ「うん」
クロエ「じゃあ、オセロやろ!」
------------------------------------------------------------雅人の部屋
まさき「この街には不審者情報も出てないし不審な車も通ってないって」
真咲はスマホの通話を切った
ガチャ
あすか「雅人先生!」
まさと「君たち、授業は?」
あすか「私はお腹が痛いと早退してきました、渚ちゃんもです」
なぎさ「おう」
まさと「。。。なるべく子供は巻き込みたくなかったんやけど」
雅人がそう呟くと飛鳥の指輪からファミラが出てきた
ファミラ「最初に飛鳥達を巻き込んだのはあんた達でしょうが!」
あすか「いや、ファミラだよ」
ファミラ「ゔっ」
なぎさ「ど正論だな」
渚は笑った
まさき「あの、街の人たちにも聞いてみる!」
真咲は扉を開けて走っていった
まさと「真咲が戻ってくるまでわいらは何もできない、大人しくまっておこう」
---------------------------------------------------------------------
クロエ「お姉ちゃん強いね!」
まなみ「えへへ、ありがとう」
クロエ「。。。。クロエずっとひとりぼっちだったから、遊び相手がみなお姉ちゃんしかいなかったの」
まなみ「みなさんって。。。マザーの仲間なんじゃないの?」
クロエ「ううん、みなお姉ちゃんはね、マザーを殺そうとしてるんだ」
まなみ「でも。。だったらなんで私を。。。」
クロエ「わかんないけど、まなお姉ちゃんを危険な目に合わせないと思う」
まなみ「そう。。ならいいんですけど」
クロエ「まなお姉ちゃん!次は何する!?」
まなみ「そうですね。。。」
------------------------------------------------
まさと「本当か?真咲」
真咲は息を切らしながら口を開いた
まさき「本当や。。。女の人が愛美ちゃんと思われる小さな女の子と黒いブラックホールみたいなところに入ったって」
まさと「。。。。。。。優。。といったか?」
雅人はスマホで情報を調べてる優字に問いかけた
ゆうじ「ゆうじですよ。。。それでなんですか?」
まさと「。。。。どうもお前からは一般の地球人の匂いがしない、正体はなんや?」
雅人の言葉に全員が驚愕した
なぎさ「愛美の親父が地球人じゃない。。。!?」
まさと「お前と出会った時から地球人とは違う匂いがしてたんや、どっかで感じたことのある匂い」
ゆうじ「なら、まず貴方の正体から教えてくださいよ」
優字が雅人に詰め寄った
ゆうじ「愛美から全て聞いてるんですよ貴方が教師として学校に来た時期。。。。。。そして貴方が来てから周りで不可解な事が起こってることも、一つ目は渚さん行方不明事件。。。そして二つ目は学校の生徒が他の生徒を襲った殺傷事件。。。。そして、愛美が行方不明。。。。全て貴方が来てから起こってるんですよ」
優字は雅人を睨んだ
ゆうじ「貴方は一体何者なんですか!?」
まさと「。。。。。わいは魔族や」
ゆうじ「。。。。。。。。は?」
雅人は優字に全てを話した
ゆうじ「。。。。なるほど。。では、一連の事件は貴方ではなくそのみなっていう人がやっていたと、もちろん愛美を拐ったのも」
まさと「みなの可能性がある」
ゆうじ「。。。。僕は魔界で組長をやってました」
優字が口を開いた
まさと「。。。。裏社会のか?」
ゆうじ「そうです、そんな荒れた日々にある時一人の女性と出会ったんです」
優字は座った
ゆうじ「その女性の名前はミソラ、女神です」
まさと「ミソラ。。。聞いたことあるな、確か全知全能の女神やと聞いたが」
ゆうじ「そうです。。。そしてミソラと僕は両想いになり。。。愛美を授かった。。。それが神にばれた僕らは神に二つの選択肢を与えられた」
あすか「選択肢?」
ゆうじ「。。。。ミソラを処刑するか愛美をその場で殺すか、僕は二つとも嫌だった。。。。でもミソラは」
..........ゆうさん.....どうか..まなちゃんを.....私の分まで.....生きさせて...幸せな人生を.......
ゆうじ「そう、最期の言葉を残して神に首をはねられました。。。。。愛美もその時の記憶ははっきりと覚えてるはずです。。。。」
まさと「愛美ちゃんを過保護に育てた理由は?」
ゆうじ「。。。。もし、悪い子に育ててしまったらミソラに申し訳ないと思って賢い子に育てたかったんだ」
まさと「なるほどな、でもこのままいくと西園寺さんグレるぞ」
ゆうじ「。。。。その気がしてました。。」
優字は肩を落とした
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クロエ「あ!お昼ご飯の時間だ!」
まなみ「そうだね」
クロエ「あのね!お昼ご飯はね!みなお姉ちゃんがおいしいご飯を持ってきてくれるんだよ!ちなみに昨日はオムライス!」
クロエはガッツポーズをした
まなみ「。。。。そんな豪華なもの作れるの?」
クロエ「ううん、作れないよ。。。でもみなお姉ちゃんはマザーの目を盗んで買い出しとか行ってるんだ」
まなみ「へぇ。。。」
キィ。。。
クロエ「あ、きた!みなおねぇ。。。。。。。だれ?」
興奮したクロエが扉に近づくが
そこにいたのはみなでは無かった
クロエ「みなお姉ちゃんは?」
?「ミナ・サーシャン・シルフィアはマザー様の裏切り行為を働いたので拷問と尋問を受けている」
まなみ「。。。。。え?」

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