21 / 21
第七章
生徒会初の仕事
しおりを挟む
昨日副会長になった俺は、会長に生徒会の仕事内容を聞いてみた。
「君の仕事は校則を破った者を風紀委員に引き渡す、それだけだ」
冬霧は驚いた顔をして、頬をつねってみたが夢ではなかった。
「簡単に言うと俺には、パトロールをしろと?」
「まあそうなる」
は、嵌められた………。
このままパトロールをしてたら、臀蝦蟇の手がかりすら得ることが出来ない。
「………分かりました、では行ってきます」
「行ってらっしゃーい」
よく考えたら、校則を破る奴なんて………いない事もない。
でも麻理を風紀委員に引き渡すわけにもいかないこともない、そもそもあのイベントの事件は麻理が作った薬のせいでもある。
が、きっと父親を助ける為にどんな依頼も受けていたんだろう。
「くたばれーー!」
おいおい、いきなり仕事発見かよ。
喧嘩らしいが武器を使ってるな、廊下でやるなよな。とりあえず校則違反と見ていいだろう。
「お前ら、そこまでにしとけ」
冬霧は剣を抜いて、喧嘩している二人の間に入って攻撃を受け止めた。
「何すんだ!お前には関係ないだろ!」
「それが、関係大ありなんだなー。ほら」
冬霧は生徒会の腕章を見せた。
「せ、生徒会………。でもお前みたいな奴は見た事ないぞ!」
「そりゃ見た事ないだろうよ、昨日副会長に任命されたんだから」
「マジかよ………」
「分かったらお前ら、風紀委員とこに行くぞ!」
冬霧は、二人の襟を掴んで風紀委員室までズルズルと引きずりながら連れて行った。
「ご苦労様です!」
引き渡した風紀委員の生徒が敬礼をしたので、こちらも敬礼で返した。
「ご苦労様、また後で来るかもしれないんでよろしくお願いします」
「分かりました、冬霧副会長!」
副会長って呼び方はちょっとやめてほしいな、なんか照れる。
また喧嘩か、やるならトレーニングルームとかに行ってやってくれよ。
もうまどろっこしいから、見つけたらどっかに縛りあげておこう。
こうして冬霧の副会長としての仕事は、三時間と続いた。
ちなみに冬霧が捕まえた人数は占めて九十人、普通ならありえない人数だが人並み外れた冬霧の能力と身体を持ってすれば可能である。
「ご、ご苦労様……です」
「はい、これでラスト!後は頼んだぞ、風紀委員さん」
「も、もちろんです!ご苦労様でした!」
はぁ、なんで校則違反をしてまで喧嘩をするのか分からん。
「お疲れ冬霧副会長、初の仕事としては上出来だよ 」
「その呼び方はやめてください、後もう帰っていいですか?」
「いいよ、お疲れ様冬霧君」
明日は校則違反する奴が少なければいいんだけどな、そんなわけないか。
そして次の日、学校にてある相談を冬霧は聞いていた。
「それで、盗まれた物はどんな物なんだ?」
「えっとですね、盗まれた物は麻理さんに作ってもらった薬品ばかりで………」
また、あいつ絡みか………。
「盗まれた薬品は、どんな効力なんだ?」
「体を麻痺させたり、眠らせたり毒殺したり出来る効力をもった薬品です」
「………一つ聞いていいか?なんでそんな薬品を持っているんだ?」
「あ、私暗殺科の物なんで暗殺の依頼しかないので麻理さんに薬品を作ってもらってるんです」
………やっぱりか、毒殺って言葉聞いた時に分かったがもしかしてって思ったけど、意味なかった。
「そして、最近バッグごと盗まれたと」
「はい、そうなんです」
「バッグには発信機とか、付いてるか?」
「一応付いてますが、一人ではとても無理だったので………」
いやあんた、暗殺科の人間だろ!
そんな事考えてる場合じゃなかった。
おそらく、バッグごと盗んだのは臀蝦蟇の奴らだろう。
こんな芸当出来るのは更に限りられてくる。
「なぜ無理だったんだ?」
「塀の高さが以上でして、約百メートルはあるかと」
なるほど、確かにその高さじゃ生徒の暗殺者でもまだ届かない高さだな。
「分かりました、俺が取ってくるんで場所を教えて下さい」
「はい、場所は神霧山の頂上付近です」
言われた通りに来たのはいいものの、確かにこりゃ高いな。
でも俺は暗殺科の人間じゃない、こそこそ行くより強行突破の方が俺にはあってるからな。この壁をぶち壊す!
「邪魔するぞ、臀蝦蟇の第四幹部暗殺部隊ボスのコリア!」
「ほう、どうしてここが分かったんだい?」
「お前らが盗んだバッグには発信機が付いていてな、場所を特定するのは簡単だ」
あいつだけじゃなく、他にも隠れているが何百と暗殺者がいるな。
「それで、ここに来た理由はなんだい?」
「そのバッグ奪還とお前らの監獄送りだ!」
コリアの指示か、周りからとてつもなく多い短剣が冬霧に向かって飛んできた。
だが冬霧はこの状況に微動せずに立ったままでいた。
「なんだ、足がすくんで動けないのかい?哀れだね〝双剣の騎士〟よ!」
「残念だったな、もう勝負はついてる」
冬霧に飛んできた短剣は全て打ち落とされ、かつ部下と思われる人物も次々と転げ落ちてきた。
「冬霧流双剣術〝黒揚羽〟」
「何が起こったんだい?」
「教えてやるよ〝黒揚羽〟は〝陽炎〟と組み合わせて使う技だ。まず〝陽炎〟で多くの自分を作り出し敵に気づかれず五連撃繰り出す技だ」
最も、この技は〝陽炎〟が使えない限り不可能な技だが今となっては十分に使える。
「終わりだ、コリア!」
「負けてたまるかーー!」
まったく、手間を取らせるんじゃねぇよ。
「〝双剣の騎士〟よ。これだけ言っておくぞ、他の幹部はこんな簡単にいくと思うなよ」
コリアは、警察に連れて行かれる際に冬霧に忠告をしてパトカーに乗った。
冬霧は、バッグを持って学園に戻り持ち主の元へ返した後生徒会室に向かったが、そこには誰一人おらず置き手紙だけが机の上に置いてあった。
「えっと『教室に来なさい』これ書いたの圭人だな、仕方ない行くか」
「君の仕事は校則を破った者を風紀委員に引き渡す、それだけだ」
冬霧は驚いた顔をして、頬をつねってみたが夢ではなかった。
「簡単に言うと俺には、パトロールをしろと?」
「まあそうなる」
は、嵌められた………。
このままパトロールをしてたら、臀蝦蟇の手がかりすら得ることが出来ない。
「………分かりました、では行ってきます」
「行ってらっしゃーい」
よく考えたら、校則を破る奴なんて………いない事もない。
でも麻理を風紀委員に引き渡すわけにもいかないこともない、そもそもあのイベントの事件は麻理が作った薬のせいでもある。
が、きっと父親を助ける為にどんな依頼も受けていたんだろう。
「くたばれーー!」
おいおい、いきなり仕事発見かよ。
喧嘩らしいが武器を使ってるな、廊下でやるなよな。とりあえず校則違反と見ていいだろう。
「お前ら、そこまでにしとけ」
冬霧は剣を抜いて、喧嘩している二人の間に入って攻撃を受け止めた。
「何すんだ!お前には関係ないだろ!」
「それが、関係大ありなんだなー。ほら」
冬霧は生徒会の腕章を見せた。
「せ、生徒会………。でもお前みたいな奴は見た事ないぞ!」
「そりゃ見た事ないだろうよ、昨日副会長に任命されたんだから」
「マジかよ………」
「分かったらお前ら、風紀委員とこに行くぞ!」
冬霧は、二人の襟を掴んで風紀委員室までズルズルと引きずりながら連れて行った。
「ご苦労様です!」
引き渡した風紀委員の生徒が敬礼をしたので、こちらも敬礼で返した。
「ご苦労様、また後で来るかもしれないんでよろしくお願いします」
「分かりました、冬霧副会長!」
副会長って呼び方はちょっとやめてほしいな、なんか照れる。
また喧嘩か、やるならトレーニングルームとかに行ってやってくれよ。
もうまどろっこしいから、見つけたらどっかに縛りあげておこう。
こうして冬霧の副会長としての仕事は、三時間と続いた。
ちなみに冬霧が捕まえた人数は占めて九十人、普通ならありえない人数だが人並み外れた冬霧の能力と身体を持ってすれば可能である。
「ご、ご苦労様……です」
「はい、これでラスト!後は頼んだぞ、風紀委員さん」
「も、もちろんです!ご苦労様でした!」
はぁ、なんで校則違反をしてまで喧嘩をするのか分からん。
「お疲れ冬霧副会長、初の仕事としては上出来だよ 」
「その呼び方はやめてください、後もう帰っていいですか?」
「いいよ、お疲れ様冬霧君」
明日は校則違反する奴が少なければいいんだけどな、そんなわけないか。
そして次の日、学校にてある相談を冬霧は聞いていた。
「それで、盗まれた物はどんな物なんだ?」
「えっとですね、盗まれた物は麻理さんに作ってもらった薬品ばかりで………」
また、あいつ絡みか………。
「盗まれた薬品は、どんな効力なんだ?」
「体を麻痺させたり、眠らせたり毒殺したり出来る効力をもった薬品です」
「………一つ聞いていいか?なんでそんな薬品を持っているんだ?」
「あ、私暗殺科の物なんで暗殺の依頼しかないので麻理さんに薬品を作ってもらってるんです」
………やっぱりか、毒殺って言葉聞いた時に分かったがもしかしてって思ったけど、意味なかった。
「そして、最近バッグごと盗まれたと」
「はい、そうなんです」
「バッグには発信機とか、付いてるか?」
「一応付いてますが、一人ではとても無理だったので………」
いやあんた、暗殺科の人間だろ!
そんな事考えてる場合じゃなかった。
おそらく、バッグごと盗んだのは臀蝦蟇の奴らだろう。
こんな芸当出来るのは更に限りられてくる。
「なぜ無理だったんだ?」
「塀の高さが以上でして、約百メートルはあるかと」
なるほど、確かにその高さじゃ生徒の暗殺者でもまだ届かない高さだな。
「分かりました、俺が取ってくるんで場所を教えて下さい」
「はい、場所は神霧山の頂上付近です」
言われた通りに来たのはいいものの、確かにこりゃ高いな。
でも俺は暗殺科の人間じゃない、こそこそ行くより強行突破の方が俺にはあってるからな。この壁をぶち壊す!
「邪魔するぞ、臀蝦蟇の第四幹部暗殺部隊ボスのコリア!」
「ほう、どうしてここが分かったんだい?」
「お前らが盗んだバッグには発信機が付いていてな、場所を特定するのは簡単だ」
あいつだけじゃなく、他にも隠れているが何百と暗殺者がいるな。
「それで、ここに来た理由はなんだい?」
「そのバッグ奪還とお前らの監獄送りだ!」
コリアの指示か、周りからとてつもなく多い短剣が冬霧に向かって飛んできた。
だが冬霧はこの状況に微動せずに立ったままでいた。
「なんだ、足がすくんで動けないのかい?哀れだね〝双剣の騎士〟よ!」
「残念だったな、もう勝負はついてる」
冬霧に飛んできた短剣は全て打ち落とされ、かつ部下と思われる人物も次々と転げ落ちてきた。
「冬霧流双剣術〝黒揚羽〟」
「何が起こったんだい?」
「教えてやるよ〝黒揚羽〟は〝陽炎〟と組み合わせて使う技だ。まず〝陽炎〟で多くの自分を作り出し敵に気づかれず五連撃繰り出す技だ」
最も、この技は〝陽炎〟が使えない限り不可能な技だが今となっては十分に使える。
「終わりだ、コリア!」
「負けてたまるかーー!」
まったく、手間を取らせるんじゃねぇよ。
「〝双剣の騎士〟よ。これだけ言っておくぞ、他の幹部はこんな簡単にいくと思うなよ」
コリアは、警察に連れて行かれる際に冬霧に忠告をしてパトカーに乗った。
冬霧は、バッグを持って学園に戻り持ち主の元へ返した後生徒会室に向かったが、そこには誰一人おらず置き手紙だけが机の上に置いてあった。
「えっと『教室に来なさい』これ書いたの圭人だな、仕方ない行くか」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる