母の全てを送るまで

くろすけ

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母との和解

殺せるもんなら殺してみろーい!!

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ある意味当時私は破滅的な考え方で、もうどうにでもなれと思っていた。

母に殺されるのも致し方なし、そもそも社会的に死んでるも当然なので死んだらさむりんが迎えに来てくれるかな?
ぐらいの感じである。

事前に母に送った手紙に私は全てをしたためたつもりだったが、どうやら母はバイセクシャルと言うか、父と結婚する前に彼女が居た時期もあったらしく、それがお互いに大きな誤解を生んだとわかったのは後々の話である。

「殺すんなら殺してみろよ、ほらほら!!」
馬乗りになった母が持っている包丁を、グイグイと自らの喉元に突き刺す娘を見て、あれだけ強情だった母が「いい加減にしなさい!!馬鹿!!」と包丁を投げ出し何処かに行ってしまった。

私は突き刺したと思っていた場所が喉元から少し離れた場所で、しかもそんなに出血もなく、何とか助かってしまった。。。の気持ちでいっぱいだった。
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