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母との和解
100円ショップ店員
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物騒な騒動の翌日だったかな?
お互いに冷静になった母と私は色々な話し合いを進め、とりあえず行っていない大学は退学しらその後の治療は実家の地域では出来なかったので当時ドカ打ちしていたホルモン注射も停止。
プラス今後は治療にお金がかかるので大阪から実家に帰って、バイトをしながらお金を貯めるとの事になった。
ただ、家族の中で私は害と言うか恥でしかなかったので父も弟も話しかけてこず、なんならあんなに懐いていた祖母は目も合わせてくれなかった。
唯一祖父は鈍感な人だったので「おはよう、お前太ったな!」くらいの普通の会話をしてくれた。
大阪に戻り、退学等色々な事を整理して当時付き合っていたちょっとアレな彼女とも別れようと思っていた。
だが当時彼女が置かれていた家庭環境もアレだし、この子自分が居なくなってしまったらどうなっちゃうんだろう?との怖さから別れられず、結局その後2年くらいズルズルと付き合う事になる。
男は男らしく!女は女らしく!の地域にある実家に戻った私は、何とも肩身の狭い日々を過ごしていた。
弟がアレだからこそ変な噂が流れてはいけない。だから同級生や先輩、後輩に会わないように、プラス親の知り合いや祖父母の知り合い、弟の友達にも今の状態の私はバレてはいけないと息を潜めて生きていた。
そんな腐った日々を過ごしていたら母が言った
「あんたのやりたい事ってそんなもんだったの?!」
「え…?あれ?寧ろ普通に過ごしていいの…??」
母はあの包丁事件の翌日には図書館に行き、性同一性障害の本を借りてきてくれていた。
言い方は悪いがこんな閉鎖的な場所でこんな中途半端な私を雇ってくれる企業なんてないと思っていた。
今後の治療があるので正社員ではなくバイトを何個か掛け持ちして、半年間で100万を貯める事が目標だったが、それは中々難しい事だろうなぁ。。。と思っていた。
「腐ってないで何でもいいから働きに出なさーい!!」
と母の声に背中を押され、同じ地域のショッピングセンターに何気なく行くとアルバイト募集の紙が目に留まった。
あれ?ここの100円ショップ、中学高校でよく祖母や母と一緒に来てたな。
え?しかも長い時間で募集してる。
ダメ元で応募してみよう!
当時の私は名前が◯子と言う子のつく名前をしながら、ホルモン注射の影響で既に声変わりをし、見た目は男女どっちつかずだがどっちかと言うと男の外見をしていた。
100円ショップの店長さんと面接をし、私に関する詳細な事は話していないのだが、後日採用の連絡がありビックリしたのを覚えている。
初出勤の日に「おはようございます!今日からどうぞ宜しくお願いします!」と挨拶をした方が、見た目は本当スナックに居そうな素敵なお姉様で、まさかその方がお店のリーダーさんで採用を渋っていた店長を説き伏せて私の事を採用してくれたらしい。
リーダーさんは本当に気持ちが暖かく、優しくそして厳しい方で、アルバイトであったが仕事の基本のイロハを色々教えてくれた。
面接時に店長に話して居なかった私の事に関しても、働くにつれて何となく察してくれて
「あんた、本当はネクタイつけて仕事したいんじゃないの?」
「え?!良いんですか?!」
「白シャツ、黒ズボンにネクタイでいーんじゃない」
とウーバーイーツ並みにカッコよく言ってくれた。
当時いや今もかな?そのお店は女性はジーパンと私服にエプロン、男性は白シャツスラックスネクタイにエプロンスタイルだった。
品出し時はお客様対応はこの商品は何処にあるの?と言うご案内だけで済んだが、勤務時間が長いとレジにいる時間も多く、昼間は特に高齢者から稀有の目でよく見られ「あんたは男?女?どっちじゃ?」と言う質問も多々受けていた。
リーダーはきっとそんな私の事も気にかけてくれたんだろう。
翌日から白シャツ、黒ズボン、ネクタイにエプロンで働けたのは本当に嬉しかった。
ただ店長がたまにひょっこりお店に来るので、その際にはリーダーに店長の対応を任せてトイレに駆け込んでネクタイだけを外すと言う、なんともスリリング?冒険的?な事をしていた。
不思議そうに店長から見られたが、特に店長から何かを言われた事もないし、リーダーも手で◯を作ってくれていたので閉鎖的な環境だったにも拘らずよく許してくれたな。ありがとうの気持ちで一杯だ。
お金を貯めたい事も話していたので労基的にはアウトかもしれないが、半年後退職だからと1日13時間労働という鬼と言う名の愛のシフトを組んでくれ、私は無事半年後には100万の貯金を元にまた大阪に戻る事になる。
お互いに冷静になった母と私は色々な話し合いを進め、とりあえず行っていない大学は退学しらその後の治療は実家の地域では出来なかったので当時ドカ打ちしていたホルモン注射も停止。
プラス今後は治療にお金がかかるので大阪から実家に帰って、バイトをしながらお金を貯めるとの事になった。
ただ、家族の中で私は害と言うか恥でしかなかったので父も弟も話しかけてこず、なんならあんなに懐いていた祖母は目も合わせてくれなかった。
唯一祖父は鈍感な人だったので「おはよう、お前太ったな!」くらいの普通の会話をしてくれた。
大阪に戻り、退学等色々な事を整理して当時付き合っていたちょっとアレな彼女とも別れようと思っていた。
だが当時彼女が置かれていた家庭環境もアレだし、この子自分が居なくなってしまったらどうなっちゃうんだろう?との怖さから別れられず、結局その後2年くらいズルズルと付き合う事になる。
男は男らしく!女は女らしく!の地域にある実家に戻った私は、何とも肩身の狭い日々を過ごしていた。
弟がアレだからこそ変な噂が流れてはいけない。だから同級生や先輩、後輩に会わないように、プラス親の知り合いや祖父母の知り合い、弟の友達にも今の状態の私はバレてはいけないと息を潜めて生きていた。
そんな腐った日々を過ごしていたら母が言った
「あんたのやりたい事ってそんなもんだったの?!」
「え…?あれ?寧ろ普通に過ごしていいの…??」
母はあの包丁事件の翌日には図書館に行き、性同一性障害の本を借りてきてくれていた。
言い方は悪いがこんな閉鎖的な場所でこんな中途半端な私を雇ってくれる企業なんてないと思っていた。
今後の治療があるので正社員ではなくバイトを何個か掛け持ちして、半年間で100万を貯める事が目標だったが、それは中々難しい事だろうなぁ。。。と思っていた。
「腐ってないで何でもいいから働きに出なさーい!!」
と母の声に背中を押され、同じ地域のショッピングセンターに何気なく行くとアルバイト募集の紙が目に留まった。
あれ?ここの100円ショップ、中学高校でよく祖母や母と一緒に来てたな。
え?しかも長い時間で募集してる。
ダメ元で応募してみよう!
当時の私は名前が◯子と言う子のつく名前をしながら、ホルモン注射の影響で既に声変わりをし、見た目は男女どっちつかずだがどっちかと言うと男の外見をしていた。
100円ショップの店長さんと面接をし、私に関する詳細な事は話していないのだが、後日採用の連絡がありビックリしたのを覚えている。
初出勤の日に「おはようございます!今日からどうぞ宜しくお願いします!」と挨拶をした方が、見た目は本当スナックに居そうな素敵なお姉様で、まさかその方がお店のリーダーさんで採用を渋っていた店長を説き伏せて私の事を採用してくれたらしい。
リーダーさんは本当に気持ちが暖かく、優しくそして厳しい方で、アルバイトであったが仕事の基本のイロハを色々教えてくれた。
面接時に店長に話して居なかった私の事に関しても、働くにつれて何となく察してくれて
「あんた、本当はネクタイつけて仕事したいんじゃないの?」
「え?!良いんですか?!」
「白シャツ、黒ズボンにネクタイでいーんじゃない」
とウーバーイーツ並みにカッコよく言ってくれた。
当時いや今もかな?そのお店は女性はジーパンと私服にエプロン、男性は白シャツスラックスネクタイにエプロンスタイルだった。
品出し時はお客様対応はこの商品は何処にあるの?と言うご案内だけで済んだが、勤務時間が長いとレジにいる時間も多く、昼間は特に高齢者から稀有の目でよく見られ「あんたは男?女?どっちじゃ?」と言う質問も多々受けていた。
リーダーはきっとそんな私の事も気にかけてくれたんだろう。
翌日から白シャツ、黒ズボン、ネクタイにエプロンで働けたのは本当に嬉しかった。
ただ店長がたまにひょっこりお店に来るので、その際にはリーダーに店長の対応を任せてトイレに駆け込んでネクタイだけを外すと言う、なんともスリリング?冒険的?な事をしていた。
不思議そうに店長から見られたが、特に店長から何かを言われた事もないし、リーダーも手で◯を作ってくれていたので閉鎖的な環境だったにも拘らずよく許してくれたな。ありがとうの気持ちで一杯だ。
お金を貯めたい事も話していたので労基的にはアウトかもしれないが、半年後退職だからと1日13時間労働という鬼と言う名の愛のシフトを組んでくれ、私は無事半年後には100万の貯金を元にまた大阪に戻る事になる。
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