異世界転生はうっかり神様のせい⁈

第0話 神様の言い訳。

なんか聞こえる…うーんまだタイマーは鳴ってないよね？

ねぇ…ねぇ…起きてくださいー‼︎ 

ふわふわといい眠り。まだ寝ていたい。ぐぅ。

え？あれ？魂まで損傷してるの⁈
お願いします起きて‼︎

ぱちっ。
目を開けると真っ白な空間。ココはドコデスカ？
「…朝？」
……あ、起きました。
では、自己紹介を。
神様です‼︎
「なんだ夢かぁ。邪魔しないでよ」ぐぅ。
夢ではありません‼︎此処は神界です‼︎
「深海？明るいよ？深海は暗いんじゃないの？」
違います‼︎神がいる場所です！海の底ではありません‼︎
「え？…貴方はどちら様ですか？」
だから神様です‼︎

………

「神々しく無い。偽物？」
え？偽物でもないし詐欺でもないです‼︎本物です‼︎
その拳を仕舞ってくださいー‼︎

自主規制

えー簡単に言いますと僕のミスで貴方は死んでしまいました。
この度は本当に本当に申し訳ありませんでした。
おお、神様の土下座を見れるとは貴重だなぁ。しかし
「うーん、死んだのか。しょうがない」
え、死んだのはしょうがない？
「墓は入りたく無いなぁ、いや、入れないか。あんなダメ人間だったし」 
墓は入りたく無い⁉︎あのー？
「何でしょう？」
実は貴方に謝らなければならないのです。あのですね、貴方の人生が壮絶な不運だったのは僕のうっかりなんです！
「私、不運だったの？」
自覚なかったんですか⁉︎
「人生上手くいかないことが多いなぁと思ってたけど」
その程度で済ませてしまうのですか‼︎駄目ですよ‼︎で、お詫びに転生させる事にしました。第二の人生です‼︎

「成仏したい。」
成仏？あぁ、天国ですか、無理です。
「成仏」
無理です。
…私あまり気長くないんだよね。

思わず神様の胸ぐら掴んで凄んでしまう。

「何隠してる、地獄なら良いってかゴラァ」

ギャー‼︎すいませんすいません‼︎
ただ、世界は広い事、自由な事を知って欲しくて、僕のワガママです‼︎

「…決定？」

はい。
ただ、転生するのは今まで生きて来た星ではありません。異世界‼︎
何か希望する事ありますか？

「転生後の名前は短い方がいい。」
ふむ、…それだけですか！
「んじゃぁまた勉強したくない。」
他は…
「無い」
なんでぇそれだけなんですか‼︎もっと沢山言ってくださいよ‼︎
「欲張ると良くない気が…」
ギクッ


あははではこちらで好きに付けますねー
「ちょっ」
前世記憶引き継ぎ
料理上手
んー（手続き）めんどくさい、いわゆるオールチートにしときます。

「あの」

あ、生き物に好かれるのもいいですねぇ

「あn

体は健康体にしときますねー

「ちょっと」

では異世界での人生楽しんできてくださいね‼︎

人の話聞かないのか神様ってのは‼︎

手続き完了です‼︎さぁ行きますよ‼︎

「神様、貴方の名前は？」

僕？レイアですが？

レイアね、こうなれば。

「レイア、ありがとうございます。とことん楽しんで生きます。いつか貴方を再び殴り飛ばす為に」

なんで‼︎いつか殴る気ですか‼︎理不尽な‼︎

「いや人を不運人生にしてミスで死人にしてパンチ一発で済ませるだけ優しいと思ってよ」

うう…まぁではよい生活を‼︎


はぁ、やっとこれで…あ、あれ？愛し子になってる⁈
どうしよう‼︎よりにもよって愛し子なんて‼︎
…まぁいいか。愛し子の誕生はいい事だしね。
さて、最高神にご連絡～
愛の子の誕生を。