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第69話 恐怖体験

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きょーもわたーしはゆーかきーしょーお。
なんで私ばっかり落ちるんだろう?はっ、あれか、私の寝相が一番悪いのか?
うーん、ちょっと早く起きすぎた。
宿を歩こうかな。

ぽす。
頭にミニマム化したソルリアが乗る。
ソルリアっていつ寝てるのかな?いつも一人で行こうとするとソルリアがいる。召喚獣は呼び出せるのに。
まぁ、2歳児だからね。護衛してくれるのはありがたい。
と、いうかこんな子供かうろついてたら兄様とハルバの責任になる

今日はアサバさんにアクセサリーを作ってもらう。
やっぱり一回でも防御してくれる方がいいか。
アクセサリーが発動するが早いか召喚獣達の攻撃が早いかだが。

ブツブツ
ブツブツ
ブツブツ

「エアリア、何か聞こえるぞ」
「うん、ここアルにいしゃまのおへやねごとかな?」
「いや、中の人間は起きている独り言だ」

気になる。
そろー
ひたっ
耳をドアに寄せる。

「何故だ、何故お揃いだと言ったじゃないかエアリア、家族皆んななんて、フリーデルとアティラナは要らないよ兄様はエアリアと二人お揃いがいいんだなんで俺の愛は伝わらないかなぁ、あぁ、エアリア、エアリア、愛しいエアリア」

…そっと耳をはなす。
なんかストーカじみてる兄様やばい。

「ソルリア、どうしたらいい?」
ソルリアも若干青ざめている。流石に引いたらしい。
「うむ、そうなると、鉱石の形だけでもお揃いにしたらどうだ?あのままだとあと2人の兄姉が危ないぞ」
「う、うん、だいじょうぶかなぁ?なんかきのうからにいしゃまくりゃかったし」

あのどんよりはこれが原因か‼︎

こっそりとソルリアと話す。

「こうしぇきもおしょろいにしてどうにかしなきゃ」
「家の父君に連絡した方がいいのでは?」
「なんて?にいしゃまがいつもよりへんって?」
「そうだな、そのへんはハルバに任せるか」
「あい」

こうして私とソルリアの朝の恐怖散歩は終わった。
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