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第106話 お土産

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ユティアルにスキルのことを聞いた次の日
実際にスキルを見せてもらった。
スキルとは流石、凄まじい威力だった
ユティアルの断裂はスキルレベル179らしい。
大体普通の人はレベル10が良いところろらしい。ユティアルも最初は1だったが度重なる戦で気付けばここまでになっていたとの事。
棒切れでダイヤモンドを真っ二つにした。
別に何も持たないでも発揮するらしい。

…こんなに頑張って戦ったユティアルを邪魔者扱いとはあの国もお馬鹿なものだ。

「ねぇユティアル、スキルレベルは最大いくつなの?」
「さぁ?ただ昔鑑定スキルの方が580の方が居たと言う話は国でよく聞きました」
「何を鑑定すればそんなになるのかしら」
「まぁ、最初から20や30の人もいるようですしスキルについて研究している方はいませんでしたから」
「え、国でも貴重な能力なのに?」

あり得ない。

「スキル鑑定と言いながら英雄探しのアイテムの様な扱いでしたので、そのせいで俺は魔法は得られませんでしたから」
「そうなの、そうだ‼︎この国の神殿に行って魔力の祝福を受けてみたら?」

こんなに良い人だもの

「それは良い案だね、他国の人も我が国で祝福を受けるだけに来る人もいるから行ってみる価値はあるよ」
父様も賛成してくれる。

「となれば早速手筈を整えるからエアリアは着替えて来なさい」
「はい」

と、言う訳でお着替えタイム。
メイド達に揉みくちゃにされる。
うん。流石うちのメイド。素早い。

赤のワンピースにツインテール。
髪にはリボン。

アティラナ姉様の新作らしい。

馬車に乗って神殿へ。
相変わらずラスハルさんはキラキラしている。

「エアリア様、どの様にすれば」
ユティアルは不安そうだ。
「自由よ」
「え?」
私も最初は驚いたが慣れてしまった。

「どの様な形でも構いません」
ラスハルさんがフォローしてくれる。

像が光ったと思ったら、レイアとキャメルが居た。
思わず周りを見るが神の間では無い。

「何してるの?」
「エアリアの気配がしたから出てきちゃった」
来ちゃったじゃ無いよ‼︎何軽々しく出てきてるんだ‼︎

「ユティアルには支援、治癒、風の魔力を」
「それからハルバ、君にも支援と治癒の祝福を」

ユティアルの魔力貰いに来たらハルバにも新たに祝福してくれた。

「それから、これはこの国に」
キャメルは大量の水晶玉をくれた。

「これはスキル鑑定の‼︎」

え?これダルエット国の?

「昨日滅ぼした時貰ってきた。」
山賊か‼︎
「この国ならスキル持ちが現れても良いかなって」

もう何も突っ込まない。

「エアリア試してみて」

レイアがワクワクしながら言う。

嫌な予感。

そろーと水晶玉に触る。

料理 15607
鑑定 900
絶対記憶 2591
育成 7567
家事 452
勇気 850
制作 1350
逃げ足 7000
根性 760
幸運 2063

…ナニコレ?

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