兄がBLゲームの主人公だったら…どうする?

なみなみ

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中学生編

31 三田1

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女の子は好きだ。
女の子に誘われたら誰にでもついて行った。だって気持ちがイイこと好きだし。セックスして朝になって、そのまま学校に登校することは俺にとって普通のことだったんだ。

俺の名前は三田陽向。
高校一年生。

両親は俺が小さい時に離婚した。
母ちゃんは自由奔放な人だったらしく、どちらかというと厳格な父さんとは気がついたらいつも喧嘩してたように思う。よく結婚しようなんて思ったよな。俺には未だに謎だ。
ある日いまだかつて無いほどの怒鳴り声が聞こえてきた日。
母ちゃんが家を出ていった。残された俺は父さんに引き取られることになった。
父さんはかなりの名家の生まれだったみたいで、かなり厳格な家庭で育ったらしい。
俺は父さんと一緒に爺さんたちの家に住むことになった。離婚する前は父ちゃんと呼んでいたのでそう声をかけたら、爺さんにぶん殴られて父さんと言えって言われた。だからあんな女の子供はダメなんだ。でも男の孫はお前しかおらん。腹だたしいことだ、と冷たい目で睨み付けられた。
どうやら当時男の孫が俺だけだったらしく、俺はそれは厳しく育てられた。勉強は勿論、体を鍛えるために武道を習うことを義務付けられた。できて当たり前。もし出来なかったら、あんな女の血が入ってるからダメなんだこのクズ、と罵られた。子供だって嫌でもわかってくる。あいつらは、俺でなくその血統を見ている。案の定、父さんの弟夫婦に男児が誕生すると、俺には見向きもしなくなった。
中学生になっていた俺はこれ幸いと家を出た。
金だけは与えられたから、家をでてからは好き勝手にやった。
女だって連れ込むし、酒も煙草も好きなだけやった。
父さんが一度会いに来たけど、俺の爛れた生活を汚いものを見るような目で一瞥すると、二度と来なかった。それでも生活費という名のけっこうな金額が毎月振り込まれてくる。

高校に入ってもそんな毎日を送るんだろうとあきらめきっていたら、教室に宝石がいた。
キラキラしていて、とても綺麗だ。俺が触れたら汚れてしまうんじゃないかと思って俺は彼をこっそり眺めていた。
彼の名前は斎藤環といった。
俺は母ちゃんの影響なのか綺麗なもの、可愛いものが好きで。最近はクマ太郎にはまっていた。そのキャラクターのグッズを持っていると、みんなキャラが違うだろって笑うんだけど、その宝石だけは笑わなかった。懐かしいような、微笑ましいようなそんな目で見た。後で知ったのだが、今クマ太郎にはまっている彼の妹を思い出していたらしい。彼は妹をほんとうに可愛がっているようで、とても仲の良い家族像が彼の話から伺えた。
クラスの自己紹介の時に告白したら、軽くスルーされた。話しかけても慇懃無礼に返される。
それでもあきらめられずにまとわりついていたら、彼も観念したのか、いつの頃からか俺に対する話し方が変わってきた。
いつもの穏やかで丁寧な話し方とは違う、少しぶっきらぼうで、でもどこか優しい。俺がわざと甘えても仕方ねえなって感じで受け止めてくれる。

部活をサボってうろついていたゲームセンターで、クマ太郎のクレーンゲームを見つけた俺は、なんとしてでもゲットしてやる、とチャレンジを繰り返していた。なかなか取れないことにイラついて、一度あきらめた俺は、店内をぶらりと一周してまたその場に戻ってきた。すると中学生らしい女の子が俺の前にするりと入ってきた。ぼんやりしてたらそこにいても気がつかないような存在感のない子だった。次に会っても絶対気がつかない自信がある。

どうせとれやしないとタカをくくって見ていたら、彼女は数回のチャレンジで見事クマ太郎のぬいぐるみをゲットしていた。
(地味だけどすげえな。)
俺はもっと近くで見ようとそっと近づいた。
だが、俺に気がつかなかった彼女は、振り向いたときにオレにはぶち当たってきたかと思うと、ものすごい勢いでふっとんでいった。

そこからはとにかく慌ただしかった。
頭うってたらヤバイと思って、休ませようと移動してたら、その子はいつの間にか気絶していた。
俺は真っ青になった。
マジで打ちどころが悪くて死んでたらやばくねえ?
このまま放っておこうとも思ったが、ふとタマちゃんの顔がアタマにうかんできた。彼ならどうするだろう。
ちょっとした悪戯心だった。
タマちゃんに電話すると、やはり罵倒されたが、心配してすぐに来てくれた。

俺はビックリした。
今まで俺の周りにいるヤツだったら、面倒だから捨てとけば?で済んでたと思う。

何故か一条もしばらくしてやって来た。タマちゃんと一条は幼馴染みらしく、とても仲がいい。そして何故か、一条も俺に文句を言いながらも仕方ねえなあ、と結局面倒をみてくれる。
家の事情のこともあるが、俺自身も荒れていたこともあり、俺は中学生の頃、周囲から腫れ物に触れるように扱われていた。
だから、朝学校にいって、授業をうけて、休憩時間は友達と過ごす。こういうフツーの学校生活が、俺にとってはどこかくすぐったくて、照れくさい。でも、本当に楽しかった。
タマちゃんといたら、なんだか俺もイイ人になったみたいでうれしかった。

でも、俺とぶつかった地味な中学生がタマちゃんの妹だったのには驚きだった。
全然似てねえし。ありえねえだろ。

それからも、タマちゃんとフツーの生活を楽しんで。
たまに会う妹ちゃんにも優しく接することができたと思う。


だけど、やっぱり俺はイイ人にはなれないのかもしれない。
その日、俺は久しぶりにさやちゃんに呼び出された。
さやちゃんとはセフレというか、お互い後腐れなく、気が向いたらセックスするような関係だった。入学してすぐに声をかけられてそのままズルズルと今に至る。


その日も呼び出された俺が、さやちゃんとの待ち合わせ場所に行こうとすると、妹ちゃんに会った。
なんだか不安そうなので、話をきくと、どうやらストーカーされてるらしい。タマちゃんに連絡すると、タマちゃんは今剣道部の合宿に参加しているのでかわりに家に送ってやってくれないかと頼まれた。
タマちゃんに頼まれるなんて、めったにないから、俺は張り切って妹ちゃんを家まで送るというミッションを完遂しようとした。さやちゃんとの待ち合わせなんて、妹ちゃんに指摘されるまですっかり忘れていた。

そうこうしてるうちに、さやちゃんがやって来て気を使ったのか妹ちゃんは一人で帰っていってしまった。

まあ、中学生だし、一人で帰れるでしょと思って、そのままさやちゃんと一緒に行くと、さやちゃんが嬉しそうに俺の腕にしなだれかかってきた。

「やっぱり陽向は、私を選ぶわよね。」

そう言って微笑むさやちゃんが何のことを言っているのか分からず、首を傾げたが、考えてもわからないので、俺は気にしないことにして、目の前の快楽に没頭した。やけに携帯電話に着信が続く。さすがに気になって確認しようとしたが、さやちゃんに止められた。

「私と会う時は私だけを見るのがルールでしょ?」

蠱惑的な笑みをうかべて、俺を誘う。
その時俺は彼女の行動を疑問に思うべきだったかもしれない。

さやちゃんと別れて、携帯電話を確認した俺は、履歴を見て驚いた。
「なにこれ。」
タマちゃんから何度もかかってきてる。
慌ててかけ直すけど、もう寝てしまったのかタマちゃんが電話にでることはなかった。

タマちゃんの妹ちゃんが俺と別れたあとストーカー被害にあったときいて、殴られたような衝撃と、頭のどこかでああ、やっぱり、という思いが
俺の中でせめぎあった。

さやちゃんは、お気に入りを手に入れるために手段を選ばないところがある。今までに彼女の犠牲になっていたヤツがいるのは知っていた。
タマちゃんに会うまで、俺は誰がどうなろうとかまわないと思っていたし、興味もなかった。
こんな俺のこと、タマちゃんはどう思うかな。
急に目の前が暗くなった気がした。

数日後。俺はタマちゃん達と映画を見に行くことになった。
妹ちゃんも一緒だ。
前は助けてあげられなかったけど、気分転換ならしてあげることができる。
俺はそう思って、タマちゃんとも一緒にいることのできるその日をとても楽しみにしていた。

さやちゃんから電話がかかってくるまでは。

「陽向、今度映画見に行くんですって?」
「うん。よく知ってるねえ。」
「……ねえ、斎藤くんに妹がいるでしょ。」
「ああ。うん。いるね。すげえ地味な子。さやちゃんが気にすることなんてないよ?」
「まあ、ふふふ。どうしたの?陽向ったら。私はただ彼女と話がしたいだけよ?」

嘘だ。

俺は直感的にそう思った。
彼女の今回の標的は誰だろう。
今さやちゃんが手に入れたいのはおそらく一条だ。
だとしたら、狙いはタマちゃん?それとも妹ちゃん?


映画を見たあと、トイレに行った妹ちゃんが一人になったところで、さやちゃんに連絡した。
さやちゃんの満足そうな笑い声が聞こえてきた。
彼女はねっとりとした声で俺にお願いしてきた。

「ありがとう。ねえ、陽向。私、彼女と別れたあと、一条くんを誘おうと思ってるの。彼女には帰ってもらいたいからお願いね?」

「はあ?めんどくさ。タマちゃんは?」

「ふふっ。陽向は、斎藤くんがお気に入りなのね。ごめんなさい、彼は私のクラスメイトが一緒に遊びたいんですって。……でも、彼女が帰るときに一条くん達が女の子に囲まれてたら妹さんはどう思うかしら。楽しみね。じゃあね、陽向。」

「はあ?さやちゃん、待ってよ……?うわ。きられちゃった。」

俺はため息をついた。
さやちゃんのワガママも以前は可愛いなって思っていたけど、最近はかなりめんどくさく感じるようになっていた。
なんだかやる気がおきなくてぼ~っとしてたらいきなり肩をたたかれた。
「三田くんじゃん。久しぶり~。」

誰かと思ったら、中学校の時の同級生だった。
荒れてた頃つるんでたヤツで、退屈な毎日をバカばかりして過ごしていた。
相変わらずバカやってそうなツラしてる。
まあ、俺もそう変わらないんだろうけど。
俺はふと思いついた質問をヤツに投げかけた。
「あのさあ、もし俺が人殺したって言ったらどうする?」
「はあ?知るかよ、そんなの。勝手に鑑別所でも刑務所にでも行けばあ?オレ関係ねえし。じゃあね~。」
そいつは、俺を面倒くさそうにみると、さっさとどこかへ行ってしまった。
まあ、そうだよな。

俺を心配して来てくれたタマちゃんは、やっぱり特別なんだ。


俺は今からすることを考えて、深いため息をついた。
妹ちゃんを一条やタマちゃんよりも先に帰らせなくてはいけないらしい。
怒らせたら、私帰りますって自分から言ってくれるかなあ。
やる気のレベルがかなり下がった俺は、大量のケーキを前に呆然と座っている妹ちゃんを見つけると、さっさとミッションを始める事にした。

とりあえず彼女の前の椅子にすわる。
でも怒らせるって言ってもなあ。
何言って怒らせよう。それとも誘惑して、一緒に帰るほうが楽かなあ。
どちらにしても。もしかしたら、いやもしかしないでもタマちゃんに言いつけられるよねえ。

タマちゃんに嫌われたらヤだなあ。

気が付いたら俺はさやちゃんに、連絡したこととか、彼女の計画とかポロポロと喋ってしまっていた。

どうしてかは自分でもよく分からない。
でもきっと妹ちゃんは怒るだろう。
裏切り者とか言われるかな。



俺の予想に反して、妹ちゃんは冷静だった。
俺のこと裏切り者だとは思ってないらしい。
騙されたって思うほどお互いを知らないから?
ていうかすげえはっきり自分の意見を言ってくるよな。
でも、心配するとこはケーキなんだ。

俺は妹ちゃんをじっと見た。
初めて彼女をちゃんと見るような気がする。
彼女はタマちゃんの妹という認識でしかなかったし。

どう見てもやっぱり地味だ。
しかも小さい。細いし抱き心地も悪そう。
でも、なんだろう。
さっき俺に自分の気持ちを伝えてきた彼女は、凛としてきらきらして見えた。話し方も落ち着いてるっていうか。俺の知っている女の子達の媚びたような話し方と全然違う。
やっぱりタマちゃんの妹だからかな。
キラキラしてるのは。
あ、でも名前覚えてねえや。

大量のケーキを持って、店を出ていった彼女のことを俺は、放っておこうと思った。
中学生だし。一人で帰れるでしょ。
今日はさすがにストーカーいないでしょ。
………いないよね?

コーヒーを飲むと、苦い味が口の中に広がっていく。
甘いのに、苦い。

「あああああっ!」

俺は雄叫びをあげると、椅子を蹴倒して走りだした。

これはタマちゃんのためだから。
妹ちゃんに、何かあったらタマちゃんが悲しむし。まだ、嫌われたくないし。

店を出ると、急いで妹ちゃんを探す。
やべえ。地味すぎて見つからない。
焦ってきた俺は、やっと見覚えのある巨大なケーキのケースを持ってよたよた歩いている地味な後ろ姿を見つけた。

焦っていた俺は、彼女の腕を後ろからつかまえた。
仕方ないから家まで送る、と言おうとした俺は言葉を発することが出来なかった。
振り返らせた妹ちゃんの顔が恐怖に歪む。
そして、彼女はその場に崩れ落ちた。
息が、おかしい。
ひどく、苦しそうな彼女をなす術もなく呆然と見ていることしか出来なかった俺を、誰かが殴りつけてきた。

「阿呆か貴様!過呼吸だろうが。そこをどけ!」

いや、すでに俺あんたに、殴られてどいてますからね。
俺はムッとして、怒鳴りつけようとしたが、見知った顔に驚いてあんぐりと口をあけた。その人は学校の、桜木先生だった。

「……桜ちゃん。」
「だから、桜ちゃんと呼ぶなと言ってるだろう。」

桜ちゃんは手際よく妹ちゃんを介抱すると、ちっと舌打ちした。

「気絶してしまって起きませんね。……私の家に運ぶしかないですかね。仕方ない。三田君、手伝ってください。」

桜ちゃんは言うだけ言うと、そのままさっさと歩きだしてしまう。
俺は慌てて妹ちゃんを抱き上げると彼の後を追って歩きだした。






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