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1章
覚醒
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ミネルバが宿屋で働き始めてから、3年が経過した
アイオテは17歳、ミネルバは25歳になる
アイオテはこの3年間、ミネルバに身体を鍛えてもらっていた
ミネルバは『アイオテのこの細い身体のどこにこんな力が?』と思うほど、アイオテは力もあり、俊敏だった
体力はあまりなかったが、剣の腕も中々のものだった
それでもやはり、アイオテはいじめっ子たちが怖かった
しかし、いじめっ子たちもミネルバにかかれば戦う相手にもならないほどのザコだ
はっきり言って、アイオテの方がよっぽど強かった
ミネルバ「アイオテ…そんな怖がる事ないのよ?…あなたはね、あんなのよりずっともう強いんだから…ね?」
アイオテ「…うん…でもね、怖くって…身体が動かなくなっちゃうの…」
ミネルバ「もう…」
アイオテ「ごめんなさい…情けなくて…」
ミネルバ「いいのよw…ギュ…かわいいんだから…」
ミネルバはいじめっ子を追い払いはしても、暴力を振るわなかった
それをすればいじめっ子も近寄らなくなる事はわかっていたが、出来ればアイオテ自身に乗り越えて欲しかったからだ
そうでなければ、アイオテの為にはならない
アイオテ「ねえ、ミネルバさん…ボク今日お買い物行ってくるね!」
ミネルバ「うん…一緒に行こうか?」
アイオテ「ううん!…へへw…今日はボク1人で行くのw」
ミネルバ「そ、そうお?w…大丈夫?」
アイオテ「うん…すぐ帰ってくる」
ミネルバが宿屋で働き出してから、あと3日で3年ちょうどになる
アイオテはその日にミネルバにプレゼントをしたくて、1人でロアンに買い物に行く事にしたのだ
ロアンに着いて、アイオテはかねてより考えていた物を買った
それはとてもキレイな髪飾りだった
アイオテ(へへw…ミネルバさん、キレイなんだから、このくらいオシャレしたっていいよねw)
アイオテ(喜んでくれるかなあ…喜んでくれたら嬉しいなあ)
アイオテはウキウキと、しっかりプレゼントを抱きしめて、帰途についた
その途中、例のいじめっ子たちがいた
アイオテ(あ!…こ、こっちから帰るのよそう…)
アイオテがいじめっ子たちに気づかれないように方向を変えようとしたその時、猫の苦しそうな鳴き声が聞こえてきた
アイオテは気になり、見てみると、いじめっ子たちは猫を痛ぶって遊んでいたのだった
アイオテはそれを見るなり、その猫の方に駆け寄って、猫を庇った
アイオテ「やめて!…どうしてこんな事するの!!」
男1「あら、アイオテちゃ~んw…どうしてだろうねえw」
男2「代わりにアイオテちゃんが殴られてくれる?…ドカ!」
アイオテ「あう…ギュ」
猫「にゃ…」
アイオテは髪飾りと猫を抱きしめ、背中を蹴られ、踏まれ続けた
あばらが折れ、内出血をし、呼吸が困難になっても、必死に耐えた
周りで見ている者たちも、怖がって誰1人助けに入らない
アイオテは耐えて耐えて…しかしそれでも限界は来てしまう
意識は途絶え、死の寸前、猫も髪飾りもついに手放した
男1「アイオテちゃん、バカなの?ww…こんなもん庇ってさw…グシャ」
猫「にゃ…ガク」
意識が薄れる中、髪飾りと猫が踏み潰されるのを見たその時、アイオテの中は怒りの感情で埋め尽くされた
一瞬、眩い光がアイオテに入ったと思うと、アイオテは何事もないように立ち上がり、いじめっ子たちをものすごい形相で睨みつけた
髪は白く輝き、その顔はいつもの可愛らしい女の子の顔ではなく、野生の獣を思わせる顔に変貌していた
男1「な、なんだよ…やんの…
アイオテは男が喋り終わる前に目にも止まらぬ速さで顔に掴みかかり、両手の親指を男1の両目に突っ込んだ
男1「いぎゃああああ~!!!」
あまりの激痛に、アイオテの手を掴み、ほどこうとするが、ものすごい力で掴まれたアイオテの手はびくともしない
アイオテはそのまま3回ほど強烈な頭突きをくらわせ、男1の頭蓋を砕いた
そして、意識のなくなった男1をまるでゴミのように投げ捨てると、今度は血まみれになった顔で男2と男3を見た
男2「う、うわ、うわあああ!!」
男3「ま、待って!…待ってくれ!!」
アイオテは男2に瞬足で踏み込むと、両側から脇腹を掴み、ねじった
男2「うぎゃああああ!!!」
男2の内臓は潰れ、口からゴボゴボと血を吐く
それを見た男3は逃げようと背を向ける
そこへアイオテは男2を投げつけ、もろとも倒した
仰向けに寝転がる男3に乗っかり、顔を執拗に殴る
顔面の骨が砕け、ぐちゃぐちゃになると、今度は呻いている男2に近寄り、足が折れるまで何度も踏み付けた
それはまるで地獄のような光景だった
ミネルバ「アイオテ!!」
帰りの遅いアイオテを心配して探しに来たミネルバが駆け寄った
ミネルバ「なんてこと……アイオテ!!…しっかりして!!」
ミネルバがアイオテを掴むと、アイオテはそのミネルバの温かさで正気を取り戻した
アイオテ「あ…ミネルバさん…ああ!…これは一体…ひ、ひどい…」
ミネルバ「あんた…覚えてないの?…これはアイオテがやったんじゃ?……ちょっとそこのお前!…見てたんだろ?…これは誰が?!」
見物人「そ、そこの…男の子が…急に凶暴になって…」
アイオテ「ぼ…ボクが?!…そんな…」
ミネルバ「覚えてないの?!…それにその髪…と、とりあえずおうち帰ろっか…」
アイオテ「あ…あ…待って!…猫ちゃん!!」
アイオテは地面にうずくまった猫に駆け寄った
アイオテ「あああ…グス…ごめんね、ごめんね…ボクは君を守ってあげれなかった…グス」
そう言って血だらけの猫を撫でていると、アイオテの手から光が放たれ、虫の息だった猫が一瞬で回復し、鳴いた
猫「にゃああん」スリスリ
アイオテ「あれ?!…あ!…元気になったよ!…ミネルバさん!!…なんで…」
ミネルバ「アイオテ…まさかあんたが『伝説の勇者』だったなんて…」
「勇者様!!」
「間違いない!…勇者様だ!」
見物人たちはガヤガヤと騒ぎたてた
アイオテ「ボクが勇者?…まさか…あ!…ああ…か、髪飾り…グス」
ミネルバ「ど、どうしたの?」
アイオテ「これね…ボク…ミネルバさんがうちに来てあと3日でちょうど3年だから…ボク…プレゼントしようと思って…グス…でも壊れちゃった…ごめんなさい…グス」
ミネルバ「アイオテ…ギュゥ…ありがとう…グス…それを買いに行ってたのね…本当にかわいい…かわいいんだから…ギュゥ」
アイオテ「…これね、とってもキレイだったの…キレイなミネルバさんに似合うと思ったのに…」
ミネルバ「いいのよ…これはアタシちゃんと直して使うw…こんな嬉しいプレゼント初めてだよ…ありがとうアイオテ…大好きよ…チュ」
アイオテ「…///」
ミネルバ「それよりアイオテ…ここに転がってる3人も…早く治してやらないと死んじゃうよ!」
アイオテ「あ!…う、うん…」
アイオテは1人ずつ手をかざしていった
そのたびに光を放ち、たちまちケガが全快する
男1「う…アイオテ!!…こ、このやろう!!」
男1はアイオテに殴りかかった
しかし、アイオテにはその拳が遅く見えた
アイオテはその拳を掴むと、凄まじい握力で拳を握り潰した
男1「ぎゃあああ!!…放せ!…放してくれええ!!」
アイオテ「い、嫌だ!!…君は…君たちは…どうしてボクをいじめるの?…どうして猫をいじめるの?…どうして!!…どうして何もしてないのに!!」
男1「うぎゃあああ!!」
男2「ご、ごめん!…は、放してやってくれ!」
男3「もうやらないから!!」
アイオテ「ボクは理由を聞いてるんだ…どうして?…どうしていじめるの?」
男2「い、いや…深いわけなんてねえよ…」
男3「た、ただその…面白かったから…」
ミネルバ「クソどもが!!」
ミネルバはあっという間に男2と男3をボコボコにした
男2「や、やめて…ください…」
男3「あ、あが…」
アイオテ「そんな…そんな理由でボクを苦しめてたの?…グス…そんな理由で…この猫ちゃんを殺そうとしたの?」
男1「うっ…ぐ…も、もうしませんから…許してください…」
アイオテ「いやだ…ボクはお前たちに何度も痛めつけられて、苦しめられたんだ…こんなくらいじゃ許せない…」
ミネルバ「よし!やっちまえアイオテ!!」
アイオテはもう一度回復させ、痛めつけ、また回復させて痛めつけた
男2「許して…ガタガタ…もう痛いの嫌だ…」
アイオテ「ボクはそう何年もずっと!!…何年もそう思ってたんだ!!…バキ!!」
男3「すいませんすいません…」
男1「もう二度と顔出しませんから!」
アイオテ「このやろう!!…バキ!ドカ!!」
ミネルバ「カッコいいよ!アイオテ!」
そうしてしばらく痛めつけて、やっとアイオテの気が済んだ
アイオテ「ボクは君たちを見つけるたんび、痛めつけてやる…ボクが今までそうされてたように…君たちが誰かを痛めつけるのを聞いたら、探し出してまでやってやる…」
男1「わ、わかりました…も、もうしませんし、姿も消しますから…」
男2「許してください…」
男3「もう二度と誰もいじめません…」
アイオテ「…帰ろう、ミネルバさん…猫ちゃんも一緒に行こう?」
猫「にゃん♪…スリスリ」
アイオテ「わ///…かぁわいい///…ミネルバさん、猫ちゃんかわいい///」
ミネルバ「ブフww…あんたがかわいいわよw」
アイオテは最後は治さず、ミネルバと共に帰っていった
ミネルバ「この髪飾り…お店に持ってけば直してもらえるかな?」
アイオテ「また新しいのプレゼントする!」
ミネルバ「ううんw…これがいいの///…アイオテがアタシを思って買ってくれたんだもん」
アイオテ「ミネルバさん///」
ミネルバ「かわいい…ギュ…」
アイオテ「わぶ…///…ミネルバさん…ギュ」
ミネルバ「でもさっきのアイオテはマジカッコ良かったよw…髪の色も変わっちゃったけど…似合ってるw」
アイオテ「変わっちゃったの…ほんとだ白い」
ミネルバ「眉毛も白いよw」
アイオテ「まつ毛も?」
ミネルバ「うんw…かわいい」
アイオテ「ほんと?…ミネルバさんはボクが変わってもかわいい?」
ミネルバ「うんw…すんごくかわいい」
猫「にゃあ」
アイオテ「良かったあw」
ミネルバ「お股の毛も変わったかな?」
アイオテ「…///…ボク…ボクね…お股の毛生えてないの///…子どもだから?」
ミネルバ「ええ!…そうなの?w…もう普通なら生えてるよw」
アイオテ「うう///」
ミネルバ「見せて?w」
アイオテ「や、やだよぅ///」
ミネルバ「見せてよぉw…グイ」
アイオテ「きゃあww…やだあ!」
ミネルバ「あはははw…ほんと女の子みたいw…いや、女の子よりかわいらしいw」
アイオテ「も~///」
2人はふざけ合いながら、髪飾りを買った雑貨屋に行き、修理に出して、それから宿屋へと帰っていった
そんな2人をはるか上空から見つめる男女が居た
「でも、どうしよう…」
「説明はしてあげないとだわ…」
「うん…けど、説明したらルーチェ返しちゃわないかな…」
「でもしないのはずるいわよ…」
「だよねぇ…」
アイオテは17歳、ミネルバは25歳になる
アイオテはこの3年間、ミネルバに身体を鍛えてもらっていた
ミネルバは『アイオテのこの細い身体のどこにこんな力が?』と思うほど、アイオテは力もあり、俊敏だった
体力はあまりなかったが、剣の腕も中々のものだった
それでもやはり、アイオテはいじめっ子たちが怖かった
しかし、いじめっ子たちもミネルバにかかれば戦う相手にもならないほどのザコだ
はっきり言って、アイオテの方がよっぽど強かった
ミネルバ「アイオテ…そんな怖がる事ないのよ?…あなたはね、あんなのよりずっともう強いんだから…ね?」
アイオテ「…うん…でもね、怖くって…身体が動かなくなっちゃうの…」
ミネルバ「もう…」
アイオテ「ごめんなさい…情けなくて…」
ミネルバ「いいのよw…ギュ…かわいいんだから…」
ミネルバはいじめっ子を追い払いはしても、暴力を振るわなかった
それをすればいじめっ子も近寄らなくなる事はわかっていたが、出来ればアイオテ自身に乗り越えて欲しかったからだ
そうでなければ、アイオテの為にはならない
アイオテ「ねえ、ミネルバさん…ボク今日お買い物行ってくるね!」
ミネルバ「うん…一緒に行こうか?」
アイオテ「ううん!…へへw…今日はボク1人で行くのw」
ミネルバ「そ、そうお?w…大丈夫?」
アイオテ「うん…すぐ帰ってくる」
ミネルバが宿屋で働き出してから、あと3日で3年ちょうどになる
アイオテはその日にミネルバにプレゼントをしたくて、1人でロアンに買い物に行く事にしたのだ
ロアンに着いて、アイオテはかねてより考えていた物を買った
それはとてもキレイな髪飾りだった
アイオテ(へへw…ミネルバさん、キレイなんだから、このくらいオシャレしたっていいよねw)
アイオテ(喜んでくれるかなあ…喜んでくれたら嬉しいなあ)
アイオテはウキウキと、しっかりプレゼントを抱きしめて、帰途についた
その途中、例のいじめっ子たちがいた
アイオテ(あ!…こ、こっちから帰るのよそう…)
アイオテがいじめっ子たちに気づかれないように方向を変えようとしたその時、猫の苦しそうな鳴き声が聞こえてきた
アイオテは気になり、見てみると、いじめっ子たちは猫を痛ぶって遊んでいたのだった
アイオテはそれを見るなり、その猫の方に駆け寄って、猫を庇った
アイオテ「やめて!…どうしてこんな事するの!!」
男1「あら、アイオテちゃ~んw…どうしてだろうねえw」
男2「代わりにアイオテちゃんが殴られてくれる?…ドカ!」
アイオテ「あう…ギュ」
猫「にゃ…」
アイオテは髪飾りと猫を抱きしめ、背中を蹴られ、踏まれ続けた
あばらが折れ、内出血をし、呼吸が困難になっても、必死に耐えた
周りで見ている者たちも、怖がって誰1人助けに入らない
アイオテは耐えて耐えて…しかしそれでも限界は来てしまう
意識は途絶え、死の寸前、猫も髪飾りもついに手放した
男1「アイオテちゃん、バカなの?ww…こんなもん庇ってさw…グシャ」
猫「にゃ…ガク」
意識が薄れる中、髪飾りと猫が踏み潰されるのを見たその時、アイオテの中は怒りの感情で埋め尽くされた
一瞬、眩い光がアイオテに入ったと思うと、アイオテは何事もないように立ち上がり、いじめっ子たちをものすごい形相で睨みつけた
髪は白く輝き、その顔はいつもの可愛らしい女の子の顔ではなく、野生の獣を思わせる顔に変貌していた
男1「な、なんだよ…やんの…
アイオテは男が喋り終わる前に目にも止まらぬ速さで顔に掴みかかり、両手の親指を男1の両目に突っ込んだ
男1「いぎゃああああ~!!!」
あまりの激痛に、アイオテの手を掴み、ほどこうとするが、ものすごい力で掴まれたアイオテの手はびくともしない
アイオテはそのまま3回ほど強烈な頭突きをくらわせ、男1の頭蓋を砕いた
そして、意識のなくなった男1をまるでゴミのように投げ捨てると、今度は血まみれになった顔で男2と男3を見た
男2「う、うわ、うわあああ!!」
男3「ま、待って!…待ってくれ!!」
アイオテは男2に瞬足で踏み込むと、両側から脇腹を掴み、ねじった
男2「うぎゃああああ!!!」
男2の内臓は潰れ、口からゴボゴボと血を吐く
それを見た男3は逃げようと背を向ける
そこへアイオテは男2を投げつけ、もろとも倒した
仰向けに寝転がる男3に乗っかり、顔を執拗に殴る
顔面の骨が砕け、ぐちゃぐちゃになると、今度は呻いている男2に近寄り、足が折れるまで何度も踏み付けた
それはまるで地獄のような光景だった
ミネルバ「アイオテ!!」
帰りの遅いアイオテを心配して探しに来たミネルバが駆け寄った
ミネルバ「なんてこと……アイオテ!!…しっかりして!!」
ミネルバがアイオテを掴むと、アイオテはそのミネルバの温かさで正気を取り戻した
アイオテ「あ…ミネルバさん…ああ!…これは一体…ひ、ひどい…」
ミネルバ「あんた…覚えてないの?…これはアイオテがやったんじゃ?……ちょっとそこのお前!…見てたんだろ?…これは誰が?!」
見物人「そ、そこの…男の子が…急に凶暴になって…」
アイオテ「ぼ…ボクが?!…そんな…」
ミネルバ「覚えてないの?!…それにその髪…と、とりあえずおうち帰ろっか…」
アイオテ「あ…あ…待って!…猫ちゃん!!」
アイオテは地面にうずくまった猫に駆け寄った
アイオテ「あああ…グス…ごめんね、ごめんね…ボクは君を守ってあげれなかった…グス」
そう言って血だらけの猫を撫でていると、アイオテの手から光が放たれ、虫の息だった猫が一瞬で回復し、鳴いた
猫「にゃああん」スリスリ
アイオテ「あれ?!…あ!…元気になったよ!…ミネルバさん!!…なんで…」
ミネルバ「アイオテ…まさかあんたが『伝説の勇者』だったなんて…」
「勇者様!!」
「間違いない!…勇者様だ!」
見物人たちはガヤガヤと騒ぎたてた
アイオテ「ボクが勇者?…まさか…あ!…ああ…か、髪飾り…グス」
ミネルバ「ど、どうしたの?」
アイオテ「これね…ボク…ミネルバさんがうちに来てあと3日でちょうど3年だから…ボク…プレゼントしようと思って…グス…でも壊れちゃった…ごめんなさい…グス」
ミネルバ「アイオテ…ギュゥ…ありがとう…グス…それを買いに行ってたのね…本当にかわいい…かわいいんだから…ギュゥ」
アイオテ「…これね、とってもキレイだったの…キレイなミネルバさんに似合うと思ったのに…」
ミネルバ「いいのよ…これはアタシちゃんと直して使うw…こんな嬉しいプレゼント初めてだよ…ありがとうアイオテ…大好きよ…チュ」
アイオテ「…///」
ミネルバ「それよりアイオテ…ここに転がってる3人も…早く治してやらないと死んじゃうよ!」
アイオテ「あ!…う、うん…」
アイオテは1人ずつ手をかざしていった
そのたびに光を放ち、たちまちケガが全快する
男1「う…アイオテ!!…こ、このやろう!!」
男1はアイオテに殴りかかった
しかし、アイオテにはその拳が遅く見えた
アイオテはその拳を掴むと、凄まじい握力で拳を握り潰した
男1「ぎゃあああ!!…放せ!…放してくれええ!!」
アイオテ「い、嫌だ!!…君は…君たちは…どうしてボクをいじめるの?…どうして猫をいじめるの?…どうして!!…どうして何もしてないのに!!」
男1「うぎゃあああ!!」
男2「ご、ごめん!…は、放してやってくれ!」
男3「もうやらないから!!」
アイオテ「ボクは理由を聞いてるんだ…どうして?…どうしていじめるの?」
男2「い、いや…深いわけなんてねえよ…」
男3「た、ただその…面白かったから…」
ミネルバ「クソどもが!!」
ミネルバはあっという間に男2と男3をボコボコにした
男2「や、やめて…ください…」
男3「あ、あが…」
アイオテ「そんな…そんな理由でボクを苦しめてたの?…グス…そんな理由で…この猫ちゃんを殺そうとしたの?」
男1「うっ…ぐ…も、もうしませんから…許してください…」
アイオテ「いやだ…ボクはお前たちに何度も痛めつけられて、苦しめられたんだ…こんなくらいじゃ許せない…」
ミネルバ「よし!やっちまえアイオテ!!」
アイオテはもう一度回復させ、痛めつけ、また回復させて痛めつけた
男2「許して…ガタガタ…もう痛いの嫌だ…」
アイオテ「ボクはそう何年もずっと!!…何年もそう思ってたんだ!!…バキ!!」
男3「すいませんすいません…」
男1「もう二度と顔出しませんから!」
アイオテ「このやろう!!…バキ!ドカ!!」
ミネルバ「カッコいいよ!アイオテ!」
そうしてしばらく痛めつけて、やっとアイオテの気が済んだ
アイオテ「ボクは君たちを見つけるたんび、痛めつけてやる…ボクが今までそうされてたように…君たちが誰かを痛めつけるのを聞いたら、探し出してまでやってやる…」
男1「わ、わかりました…も、もうしませんし、姿も消しますから…」
男2「許してください…」
男3「もう二度と誰もいじめません…」
アイオテ「…帰ろう、ミネルバさん…猫ちゃんも一緒に行こう?」
猫「にゃん♪…スリスリ」
アイオテ「わ///…かぁわいい///…ミネルバさん、猫ちゃんかわいい///」
ミネルバ「ブフww…あんたがかわいいわよw」
アイオテは最後は治さず、ミネルバと共に帰っていった
ミネルバ「この髪飾り…お店に持ってけば直してもらえるかな?」
アイオテ「また新しいのプレゼントする!」
ミネルバ「ううんw…これがいいの///…アイオテがアタシを思って買ってくれたんだもん」
アイオテ「ミネルバさん///」
ミネルバ「かわいい…ギュ…」
アイオテ「わぶ…///…ミネルバさん…ギュ」
ミネルバ「でもさっきのアイオテはマジカッコ良かったよw…髪の色も変わっちゃったけど…似合ってるw」
アイオテ「変わっちゃったの…ほんとだ白い」
ミネルバ「眉毛も白いよw」
アイオテ「まつ毛も?」
ミネルバ「うんw…かわいい」
アイオテ「ほんと?…ミネルバさんはボクが変わってもかわいい?」
ミネルバ「うんw…すんごくかわいい」
猫「にゃあ」
アイオテ「良かったあw」
ミネルバ「お股の毛も変わったかな?」
アイオテ「…///…ボク…ボクね…お股の毛生えてないの///…子どもだから?」
ミネルバ「ええ!…そうなの?w…もう普通なら生えてるよw」
アイオテ「うう///」
ミネルバ「見せて?w」
アイオテ「や、やだよぅ///」
ミネルバ「見せてよぉw…グイ」
アイオテ「きゃあww…やだあ!」
ミネルバ「あはははw…ほんと女の子みたいw…いや、女の子よりかわいらしいw」
アイオテ「も~///」
2人はふざけ合いながら、髪飾りを買った雑貨屋に行き、修理に出して、それから宿屋へと帰っていった
そんな2人をはるか上空から見つめる男女が居た
「でも、どうしよう…」
「説明はしてあげないとだわ…」
「うん…けど、説明したらルーチェ返しちゃわないかな…」
「でもしないのはずるいわよ…」
「だよねぇ…」
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