光の勇者外伝・アイオテ

ヨッシー

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2章

ルーチェと精神融合

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ところ変わって、ここはロアーヌ大陸より南に位置する島『デッドアイランド』

アイオテが1人で買い物に行く少し前の頃である

「ああ…前の資格者が全滅させたと思って安心してたのに…まただよ」
「うん…どうしてかしら…」

2人はデッドアイランドの様子を、上空からため息まじりに眺めていた
空を飛ぶ『スピーダー』という、バイクのような乗り物に2人で乗っている
2人は共に、頭以外の全身が鎧のようなもので包まれていた
とても美しい外見をした男女だった
男の名は『シグマ』、女の名は『フランシス』といった

シグマ「ああ…ボクがいってやっつけるのはなあ…」
フランシス「それはあなたの役目ではないわ…」
シグマ「だよね…それにこんなに島中に居るんじゃ、なかなか帰れなくなる…」
フランシス「うん…それにわたしは怖いわ」
シグマ「だよねえ…ああ…ルーチェ資格者の反応はないよね?」
フランシス「ないわ…」
シグマ「うーん…そうなると最低でも100年はほったらかしになっちゃう…」
フランシス「かわいそうよね…もう少しここに居て、もっと探してみましょう」
シグマ「探して見つかるもんでもないけど…」
フランシス「そうよねぇ…」
シグマ「うーん…ルーチェ…自分で探してきて?w…なんちゃってw」
フランシス「のんきなんだからw」
シグマ「へへw…ああーー!!」
フランシス「え?」

シグマの伸ばしていた手から、突然『ルーチェ』という光の塊が北の方角に向けて飛び出していった

シグマ「あ…なんか出てっちゃった…どうしよう…」
フランシス「あなた!…ルーチェ資格者の反応がある!」
シグマ「ええ~!!」
フランシス「行ってみましょう!」

シグマとフランシスがルーチェのレーダーを頼りに辿り着くと、そこはアイオテが暴れているところだった

シグマ「あの子にルーチェが…」
フランシス「あわあ…残酷…」
シグマ「ちょっと見てようか」

シグマ「ああ…どうしよう…あの3人死んじゃうよ」
フランシス「助けに入る?」
シグマ「あ、ちょっと待って!」
フランシス「あ…ああ!…精神融合者だわ!」
シグマ「ええ?!…それじゃ、あの子に任せてみよう」

その『精神融合者』というのはミネルバの事であった
ミネルバがアイオテに近づくと、アイオテは正気に戻り、猫を救い、3人を救い、また痛めつけ始めた

シグマ「あらあ…」
フランシス「あの子…相当怒りが溜まってたのね…かわいそうに」
シグマ「けどもうルーチェを使えてるね…」
フランシス「うんw…あなたはなかなか使えなかったのにねw」
シグマ「ねw…うん…気の済むまでやっちゃえ、アイオテちゃん」
フランシス「そうねw…いい薬よ」

それからアイオテとミネルバの2人は、じゃれ合いながら雑貨屋へと向かう

シグマ「なんかほんとミネルバちゃんの言う通り、女の子より女の子みたいにかわいいねえw」
フランシス「ええ…抱きしめたいw」
シグマ「あんな子が資格者に選ばれるなんてねえ…」

アイオテとミネルバは雑貨屋から出て、手を繋いで帰っていった

シグマ「でも、どうしよう…」
フランシス「説明はしてあげないとだわ…」
シグマ「うん…けど、説明したらルーチェ返しちゃわないかな…」
フランシス「でもしないのはずるいわよ…」
シグマ「だよねぇ…」

エレンの宿屋
アイオテ「た、ただいま~…」
エレン「おかえり…アイオテ!…どうしたの!その髪!」
ミネルバ「実は…アイオテは伝説の勇者に選ばれたようなのです…」
エレン「え?!…そんな…」

エレンはがくっと膝をついた
勇者に選ばれる事…それは『デッドアイランド』に行く宿命があるということだった
アイオテはその事を知らなかったが、それは常識的にみんな知っている事であった
そして、デッドアイランドがどういう場所なのかも…

ミネルバ「ママさん…大丈夫!…アタシがついてる!」
エレン「ああ…ミネルバちゃん…グス…」
アイオテ「ど、どうして泣いてるの?」
ミネルバ「アイオテ…アイオテは知らないんだね…」
アイオテ「なにを?」
ミネルバ「アイオテは『デッドアイランド』は知ってる?」
アイオテ「…ううん」
ミネルバ「それも知らないのね…」
アイオテ「それは何?」
ミネルバ「…後で…パパさんが帰ってきたら、みんなで話そうよ…それまでアイオテはママさんと2人で過ごして?」
アイオテ「…よくわからないけど、わかった…」
ミネルバ「ママさん…今日はもうアイオテと休んでて?…あとはアタシがやっておくから」
エレン「うん…ありがとね、ミネルバちゃん…アイオテ…さ、抱きしめさせて…ギュ」
アイオテ「お母さん…ギュ…」

アイオテの部屋
エレン「アイオテ…かわいいアイオテ…ナデナデ…」
アイオテ「お母さん…一体なんだっていうの?」
エレン「ううん…ふふw…なんだか久しぶりにアイオテを触ったけど…ずいぶん逞しくなったんだね…」
アイオテ「そ、そう?///…へへw…ミネルバさんが鍛えてくれたからかな///…でも背はあんまり伸びてないんだw」
エレン「ミネルバちゃんには感謝してもしきれないねw」
アイオテ「うん!」
エレン「アイオテはミネルバちゃんの事好き?」
アイオテ「え?///…うん…」
エレン「それはどういう好きなの?w」
アイオテ「ええ~!!…恥ずかしいよ///」
エレン「恥ずかしい好きなのねw…女性として愛してるって事かな?」
アイオテ「や、やめてよお母さん///」
エレン「わたしはミネルバちゃんなら大事なアイオテを預けられるわ」
アイオテ「お母さん…」
エレン「いっつも…わたしよりもアイオテを見守ってくれてて…支えてくれてたもの」
アイオテ「うん…そうだね…グス…」
エレン「ミネルバちゃんはアイオテをどう思ってるかねえ…」
アイオテ「うん…」
エレン「ずっと一緒がいいねw」
アイオテ「う、うん///」
エレン「ずっと…この宿屋でずっと仲良くみんなで暮らしたいね…」
アイオテ「うん…本当にそうだね…ボク…また学校に行ってみようかな…」
エレン「あら!…どうしたの?w」
アイオテ「えへへ///…あ、でも…学校行くのお金かかるよね…」
エレン「そんな事気にしないのw…お母さんはアイオテが幸せならなんでもしちゃうんだからw」
アイオテ「お母さん…お母さん!!…ギュ…グス…おかあさん…」
エレン「…グス…かわいいアイオテ…」

シグマ「…グス…」
フランシス「アイオテちゃん…グス」
シグマ「なにもあんな子を選ぶ事ないのに…」
フランシス「ねえ…グス」

そうしてしばらく経つと、父親のミシェルが帰ってきた
宿屋の仕事がひと段落し、4人はテーブルに座り、夕食をとる

ミシェル「アイオテ…その髪は…」
アイオテ「ああ…ボクね…今日ね…急にこんな変わっちゃったの…」
ミシェル「それはまさか…伝説の勇者…なのかい?」
アイオテ「それ…なんなの?」
ミシェル「そのさ…何でそんな事が起こったか…聞かせてみて?」
アイオテ「う、うん…でも…ボクの事嫌いになるかも…グス…」
エレン「何があったの?…大丈夫よ、アイオテ…何があっても嫌いになったりしないわ」
アイオテ「…ぼ、ボクね…今日…

アイオテは今日の出来事を説明した
途中からミネルバも加わった

アイオテ「ボクは…ボクをいじめてたアイツらが憎くて…何度も治して、何度も痛めつけたの…お父さん、お母さん…こんな暴力をする息子でごめんなさい…」
ミシェル「何言ってるんだアイオテ!…すっごい見直したぞ!…よくやった!…それでこそ男だ!」
エレン「そうよ!…あんなのぶっ殺したってバチが当たらないわよ!」
ミネルバ「そうだよw」
アイオテ「あう…」
ミシェル「アイオテ…ごめんな…父さんの方こそ…」
アイオテ「え?…どうして?」
ミシェル「父さんはいつも仕事でいなくて…お前をいうも守ってあげれなくて…いじめられてるのに…ごめんな…」
アイオテ「だ、大丈夫だよ…お父さん…お父さんはボクたちを守るために一生懸命働いてるんでしょ?…ボクは感謝してるよ!」
ミシェル「アイオテ…グス…」
ミネルバ「ほんとかわいい…」

シグマ「ああ…かわいいねえ」
フランシス「うん…ねえ…アイオテちゃんが返すって言ったら…そうさせてあげようよ」
シグマ「うん…そうだね…あんな子が長い事また苦しむのは…」
フランシス「また100年経ったら…新しい資格者が見つかるかもしれないし…」
シグマ「どうかねえ…」

アイオテ「そ、それで…『勇者』って何をやるの?」
ミネルバ「うん…それはね…デッドアイランドを救うって使命を果たす役目があるのよ」
アイオテ「デッドアイランドってどんなとこ?」
ミネルバ「この大陸の南にある島にね…恐ろしい『元』人間たちがたくさんいるの…」
アイオテ「『元』?…どういうこと?」
ミネルバ「アタシもよくは知らないけどね…元々はちゃんと生きていた人間たちだったんだけど…そいつらは死ぬとね…死んだまま動いて…どんどん人を襲うんだって…で、襲われた人はまたその『動く死体』になってまた襲う…恐ろしい島なのよ」
アイオテ「え?…死んだのに動くの?」
ミネルバ「信じられないけどそう言われてる…アタシも見たことないけど…」
アイオテ「…ボクはその島に行って…そいつらをやっつけるの?」
ミネルバ「勇者はそういう役割があるのよ…」
アイオテ「嫌だよ…怖いよ…」
ミネルバ「うん…そうよね…何もアイオテがそんな事する必要ないよ…ねえ!…みんなでどっか行っちゃおうよ!…ママさんもパパさんも一緒に!」
エレン「…そうしましょ!」
ミシェル「…そうなるとまたとても苦労はするが…アイオテがかわいそうすぎるからな…よし!…オレも今までアイオテを守ってやれなかった分、これからは守るぞ!」
アイオテ「お父さん…お母さん…ミネルバさん…グス…ありがと…」
ミシェル「よし…そうと決まれば早速荷造りだ!」
エレン「ええ!…もう何もかも捨てて遠いところに行きましょう!」
ミネルバ「よーし!…ほら、アイオテも支度支度!」
アイオテ「う、うん!」

そうして、4人は二度と帰らない覚悟の旅に出る支度を始めた

シグマ「あれま…」
フランシス「うーん…そうなるよわよねw」
シグマ「うんw…仕方ないね…ルーチェだけは返してもらおうね」
フランシス「そうね…仕方ないわ」
シグマ「せっかく精神融合体ありの資格者だったんだけどねえw」
フランシス「うん…仕方ないわよ」

そう言うとシグマとフランシスは、アイオテの部屋に透明になって入っていった
アイオテとミネルバは、部屋の扉が突然開いて閉まった事に驚いた

アイオテ「な、なに?!…なんで勝手に…」
ミネルバ「誰か居るの?!」

すると、目の前に鎧を身に纏った2人の美しい男女が現れた

アイオテ「だ、だれ?!」
ミネルバ「何者!…チャキ」
シグマ「待った待った!…シー」
フランシス「ごめんなさいね…急に…ビックリしたわよね…」
ミネルバ「何者なの、一体…」
シグマ「ボクはシグマ…こっちの人はフランシス…ボクらはね…『ガーディアン』っていうんだよ」
ミネルバ「ガーディアン?…なに?…それは?」
シグマ「うーん…この星の守護者」
ミネルバ「この星の守護者?…何を言ってるのよ」
シグマ「信じられないのも無理はないけど…そうなのよ」
ミネルバ「つまり…あんたたちは神様みたいな?」
シグマ「そう思ってくれて構わないよ」
ミネルバ「嘘をつくな!」

ミネルバはシグマにすごい勢いで剣を振り降ろした
シグマはその剣を指で弾いて、剣を折った

ミネルバ「な…に…?」
シグマ「ごめん、壊しちゃった…」
フランシス「加減しないと…」
シグマ「ごめんね、ミネルバちゃん…」
ミネルバ「え…どうしてアタシの名を?」
シグマ「うん…今日ずっと君たちを見てたからね」
アイオテ「ぼ、ボクたちを?」
シグマ「そう…今アイオテちゃんには『ルーチェ』っていうのが入ってる…それはね、『光の力』なんだよね…元々はそれ、アイオテちゃんに入るまでボクの中にあったの」
アイオテ「…この髪が白くなるやつ…ですか?」
シグマ「そう…アイオテちゃんは『ルーチェ』に選ばれた資格者なの」
アイオテ「そ、それは…『伝説の勇者』のこと…ですか?」
シグマ「うん…この星ではそう言われてるね」
ミネルバ「なんでこんな優しいアイオテを選んだ?!」
シグマ「シー!…もっと静かに…別にボクが選んだわけじゃないんだよ…『ルーチェ』が選んだの」
ミネルバ「その力が?」
シグマ「そう…その力に選ばれる人間は何億…いや、何百億人に1人…アイオテちゃんはそれに選ばれたのよ」
アイオテ「そんな…なんでボクなんか…」
シグマ「なにで選んでるのかは、ボクもよくはわからないの…ごめんね…」
ミネルバ「あんたらさっき『星の守護者』って言ったよね?…なら、あんたらがデッドアイランドに行ってやっつければいいじゃない」
シグマ「それはね…違うんだよ…ボクらはたしかに星を守るけど…それは『人』を守る為じゃないの…だからね、かわいそうだけど、星が破滅するような出来事じゃなければ、ボクらは介入出来ない…だけど、アイオテちゃんは違う…アイオテちゃんはこの星の人間だから…アイオテちゃんがこの星の人間を守るのはいいの…その為に『ルーチェ』はたった一つの希望としてあるの」
アイオテ「この力があれば…守れるの?」
シグマ「もちろん絶対とは言えない…でも、可能性があるとしたら、アイオテちゃんだけだよ」
アイオテ「ボクだけ…」
シグマ「でもね…ボクらは今日、君たちをずっと見ててね…こんなかわいらしい子に、そんな悲惨な運命を押し付けるのはかわいそうだと思ってね…君たちも今、その運命から逃がれる為に旅支度をしてるだろ?…だからね、その『ルーチェ』だけは返してもらおうと思ってね…」
ミネルバ「え…そ、それでいいの?」
シグマ「うーん…まあ、仕方ないよねw…無理強いは出来ないもの」
ミネルバ「し、シグマさん…でもあの…さっきは…何百億人に1人って言ってましたよね?」
シグマ「うん」
ミネルバ「…てことは、アイオテがルーチェを返してしまったら、デッドアイランドの死体たちはどうなってしまうんですか?」
シグマ「…それは…また次に資格者が見つかるまでは…ほったらかしだね…」
ミネルバ「ほったらかしでも…大丈夫なんですか?」
シグマ「どうして気にするの?w…逃げたいのでしょう?」
ミネルバ「う…」
アイオテ「ボクは…聞きたいです…」
シグマ「うーん…ほったらかしで大丈夫かって問いは…あんまり大丈夫とは言えない…彼ら動く死体の事をボクらは『ゾンビ』と言ってるんだけどね…ゾンビはどうやらウイルスっていうのでなってしまうようなのね…」
ミネルバ「ウイルス?」
シグマ「うん…病気の元みたいな」
アイオテ「病気…なんですか?」
シグマ「そんなようなものだね…治せない病気…それは噛まれたり、引っかかれたりで簡単に感染する…」
ミネルバ「じゃ、じゃあ、誰もデッドアイランドに行かなければ…大丈夫なんじゃ?」
シグマ「それはわからない…ウイルスっていうのは形を変える性質がある…今は噛まないとうつらないかもしれない…でも、数年後には風に乗ってうつったりするようになるかもしれない…」
ミネルバ「ええ?!」
シグマ「そうなったら…きっとこの星の人間も獣も植物もほとんどは死んでしまうだろうね…」
アイオテ「そ、そんな…」
シグマ「もちろん、そうならない可能性もある…けど、そんな不確実な事を信じてもね」
ミネルバ「ああ…なんてこと…」
アイオテ「もしも…そんな事になったら…お父さんもお母さんも…ゾンビになっちゃうの?…グス…」
シグマ「アイオテちゃんの近くに居ればならない」
アイオテ「え?…どうして?」
シグマ「それはね…君がルーチェを持っているならのお話」
アイオテ「え?」
ミネルバ「ルーチェって一体…」
シグマ「ルーチェはね、いろんな力があるんだけどね、その中の一つに持った者を『不老不死』にするってのがあるの」
ミネルバ「ふ、不老不死ぃ?」
シグマ「そう…今のアイオテちゃんは死なないし、歳もとらない…それだけじゃないよ…ミネルバちゃん」
ミネルバ「は、はい」
シグマ「君はね、アイオテちゃんの『精神融合体』なの」
ミネルバ「そ、それは?」
シグマ「それはね、アイオテちゃんとミネルバちゃんは2人で一つの精神って事…2人とも、初めて会った時からお互いをとても愛さなかった?」
ミネルバ「あ、愛した…」
アイオテ「ぼ、ボクも…///」
シグマ「少し触っただけで、とても快感だったり」
ミネルバ「う、うん///」
アイオテ「あう///」
シグマ「2人はね、そういう仲なんだよ…ボクとフランシスちゃんもそう…お互いが命より大事なパートナー…それはずっとずっと変わらない…ボクらも何千年と一緒にいるんだよ…ケンカ一つせずにねw」
ミネルバ「な、なんか…嬉しい///」
アイオテ「うん///」
シグマ「ルーチェは老いない…つまり、身体が劣化しないから…どんな病気にもならない…デッドアイランドでゾンビに噛まれても平気なんだ」
ミネルバ「そ、そうなの?」
シグマ「そう…そして、精神が一つのミネルバちゃんもそう…」
ミネルバ「アタシも?」
シグマ「そう…そして、アイオテちゃんはさっきあの3人や猫ちゃんを治したよね?」
アイオテ「は、はい」
シグマ「あれはどんな病気やケガでも治す力がある…だから、お父さんやお母さんが感染しても、ゾンビになる前なら治せる」
アイオテ「おお…」
シグマ「でも、良いことばかりじゃない…治すとその代わりに、治された者の寿命が失われる」
アイオテ「え?!」
シグマ「そう…だから、今日アイオテちゃんが痛めつけてた3人も、相当寿命は減ったよw」
アイオテ「ええ!!」
シグマ「でも、あんなのはそのくらいのバチがあって当たり前だからねw」
ミネルバ「ブフw…アタシもそう思いますw」
フランシス「そうよ…面白いって理由でアイオテちゃんや猫ちゃんをずっと痛めつけるなんて…」
アイオテ「…神様がそう言ってくれて少し助かります」
シグマ「うん…気にしないでねw…だからつまり、お母さんが病気になって、それを治したら、お母さんの寿命も少なくなっちゃうってこと…」
アイオテ「ああ…そっか…」
シグマ「それでも…ルーチェを持っていれば安全ではある…だけど、アイオテちゃんがデッドアイランドからの運命から逃げるなら…悪いけどそのルーチェは返してもらわないといけない…それはとても大切な物だから」
アイオテ「ああ…ボクはどうしたら…」
ミネルバ「不老不死って事は、絶対に死なないのですか?」
シグマ「いや…殺されるほどのダメージを受けたら死ぬし、食べなければ死ぬよ」
ミネルバ「そう…」
シグマ「そして、君たちは精神が繋がってるから、どっちか片方が死んだら、一緒に死ぬ事になる…」
ミネルバ「え?…ほんと?!」
アイオテ「ほんとですか?!」
シグマ「うんw…嬉しいでしょ?w」
ミネルバ「はい///」
アイオテ「嬉しい///」
フランシス「うふふw」
シグマ「それはルーチェを持ってなくてもそうだよw」
アイオテ「そっかあw」
ミネルバ「嬉しい///…ずっと一緒ね」
アイオテ「うん!」
シグマ「…ボクはね、本当に無理強いをするつもりはない…アイオテちゃんがどうしても嫌なら…返してくれればいい…ボクに手を出して、『ルーチェよ…帰れ』と念じるだけでいい…だけど、少し考えてみるかい?」
アイオテ「…はい!」
ミネルバ「…考えてみた方がいいね…」
シグマ「そう?w…無理強いをするつもりはないけど…ボクから一つ教えるとすれば…ボクの師匠から教わったことだけどね…『力を持った者にはそれ相応の責任がある』って事…それは力の大小とかそんなんじゃなくてね…『才能』の事ね…どんな人でも何かしらの才能があって、それを知ったらその役割をしていこうねって事…このボクだってそう…ボクは今この『ガーディアン』って役割を果たしてるだけw」
アイオテ「役割を果たす…」
シグマ「特にアイオテちゃんには今、誰も持てないような唯一無二の『力』がある…その事をよく考えてみてね…だけど、どの道を進むかはアイオテちゃんの自由…どんな道でもボクは怒らないよ…また明日の夜に来るね」
アイオテ「…はい」
シグマ「だけど、あまり人には見られたくないからね…出来るだけ2人っきりになっていてね?」
アイオテ「あ、はい…」
ミネルバ「わかりました…」
シグマ「あ、そうだ…もしもね…アイオテちゃんたちが戦う決心をしたなら…ボクからもう一つプレゼントをあげる」
ミネルバ「それは?」
アイオテ「な、なんですか?」
シグマ「最強の剣だよw…2人にあげる…さっき壊しちゃったしねw」
ミネルバ「ほ、欲しい…!」
アイオテ「ぼ、ボクもちょっと興味ある…」
シグマ「ふふふw…返すならそれはそれでいいからね…よく考えるんだよ?」
アイオテ「はい!」
ミネルバ「はい!…ありがとうございます!」
シグマ「じゃあ、またねw」
フランシス「またね、アイオテちゃん…抱きしめていい?」
アイオテ「あ、はい///」

フランシスはEPS(鎧の事)を一旦解除して、アイオテを抱きしめた

フランシス「ああ…かわいいw…ギュ…」
アイオテ「…///」
フランシス「またね…ナデナデ」
アイオテ「はい///…スリスリ」
フランシス「うふふw」
シグマ「また」
ミネルバ「はい!」

シグマはそう言うと、フランシスもアイオテを放し、EPSを装着して、透明になった
そうして、2人は帰っていった
入れ違いに、アイオテの助けた猫が入ってきた

アイオテ「あ、にゃんこ…おいで」
猫「にゃん♪」
アイオテ「ああ…かわいいなあ…スリスリ」
ミネルバ「すごい懐いちゃったねw」
アイオテ「うんw…嬉しい…ボクのお友だち」
猫「にゃん」
アイオテ「お名前付けてあげる…何がいいかなあ」
ミネルバ「なんだろw」
アイオテ「うーん…ハムちゃん」
ミネルバ「え?…かわいい///…でもなんで?」
アイオテ「なんとなく///」
ミネルバ「あははw…お前、ハムちゃんだってさw…気に入ったかい?…ナデナデ」
ハム「にゃあ♪」
アイオテ「あははw…かわいいねえ…ギュ」
ハム「ゴロゴロ…スリスリ」
ミネルバ「ねえ…どうする?」
アイオテ「…うん…ボクは…やっぱり怖いんだ…」
ミネルバ「じゃあやめる?」
アイオテ「…わからない…それもいけないと思うの」
ミネルバ「ね…あのシグマさん…本当に神様みたいだった…優しくて…なぜか信じられた」
アイオテ「うん…ボクも…それにフランシスさんはとても温かかった…」
ミネルバ「変なこと言うけど、お母さんみたいな人だったね」
アイオテ「そうなの…ボクにはお母さんがいるのに、『お母さんみたい』って思ったの」
ミネルバ「やっぱり神様なんだろねえ…神話とかだとさ、神様たちって結構くだらない性格のやつばっかりだけど…やっぱ本物は違うね…なんていうか優しくてあたたかいよ」
アイオテ「うん…そんで、このルーチェはあの優しい神様の贈り物なんだ」
ミネルバ「アイオテにしか持てない力か…なんかさ、アイオテには悪いけど、アタシはなんかそんなのに選ばれたのが誇らしいよ」
アイオテ「ありがと///…でも、なんでボクなのかなあ?…もっと強い人とかたくさんいるのに…」
ミネルバ「うん…きっといろいろあるんだろうねえ…でも、アイオテは自分で思うよりもだいぶ強いよ?」
アイオテ「そうなのかなぁ…全然わからないよ…」
ミネルバ「だよね…実戦経験がないもんね…さっきのアホどもなんていくらやっつけてもわからないしね…」
アイオテ「ボク…あいつらの命を削ってしまったんだ…」
ミネルバ「それは本当に気にしなくていいと思うよ?…シグマさんも言ってたじゃん」
アイオテ「うん…けど…実際にそうしちゃったって思うとなんだか辛いな…」
ミネルバ「それはわかる…アタシなんか寿命どころか、命をいくつか終わらせてしまったもの…」
アイオテ「ミネルバさん…」
ミネルバ「アタシ…そう…人殺しなんだ…アイオテに愛される資格なんてないよね…ウル…」
アイオテ「そんなこと言わないで!…ギュ…ボクはミネルバさんを愛してる!…誰よりも大事!…大好きだよ!」
ミネルバ「アイオテ…ギュウ…」
アイオテ「ミネルバさん…」
ミネルバ「…ん?」

アイオテは思い切ってミネルバにキスをした

ミネルバ「…ん…」
アイオテ「…大好き…ずっと一緒に居て?…ウル」
ミネルバ「うん…ウル…チュウ」
アイオテ「…ん…ね…」
ミネルバ「ん?」
アイオテ「ボク…まだミネルバさんから見たら…子どもかもしれないけど…その///」
ミネルバ「……サスリサスリ」
アイオテ「あ…///」

ミネルバはアイオテの股間を撫でた
アイオテの股間はすでに大きく、硬くなっていたが、ミネルバに触られるとさらに快感を感じて、さらに大きくなった
そして、ミネルバが少しこすると、すぐに射精してしまった

アイオテ「ああ!///…き、気持ちいい…」

ミネルバはアイオテのそんな様を見て、とても興奮した

アイオテ「ぼ、ボク…おちんちんから何か出たよ///…ベチャベチャする…」
ミネルバ「じゃあ脱がなきゃ…」

ミネルバはそう言いながら、アイオテのズボンとパンツを脱がせた
アイオテの毛のないツルツルで、皮のかぶったペニスがそそり立っていた
ミネルバはそれから目を離せなかった
自身の股間からもジワジワと液が溢れた

ミネルバ「キレイにしてあげる…」

ミネルバはそう言うと、アイオテのペニスをくわえ、口の中でペロペロと舌で先っぽを舐めた

アイオテ「あ…あ…うう…ビュッ…ドク…ドク…」

アイオテは慣れてないうえに、精神融合体であるミネルバの快感に、またすぐにイってしまった
ミネルバは口の中に出された精液をコクンと飲んだ

アイオテ「あ!…ミネルバさん…汚いよ!…そんなの飲んじゃダメだよ!」
ミネルバ「アイオテのが汚いわけないじゃない…ね?」
アイオテ「ミネルバさん…ギュッとして?」
ミネルバ「うん…ギュウ…」
アイオテ「あう///…なんて気持ちいいんだろう…」
ミネルバ「アタシも…すごく気持ちいい…」
アイオテ「ボク…ボクも…ミネルバさんの裸が見たい///」
ミネルバ「うん…脱がせて?」

アイオテは慣れないながらも、不器用にミネルバの服を脱がせていく
アイオテがそう頑張っている間も、ミネルバはペニスを撫でていて、今度はミネルバのズボンにかかってしまった

アイオテ「ご、ごめんなさい…」
ミネルバ「いいのよ…脱がせて?」
アイオテ「うん…」

そうして2人は素っ裸になり、アイオテはミネルバの大きな胸を揉んだ
ミネルバもすぐに絶頂を迎える
精神融合体とはそれほどに快感なのだ

アイオテ「ミネルバさん…」
ミネルバ「ん?」
アイオテ「ボクね…こういうの初めてなの///」
ミネルバ「そりゃそうだよねw…ずっと一緒に居るんだから知ってるよw」
アイオテ「そ、そっか…あの…どうすればいいの?」
ミネルバ「実はね…アタシもね…初めてなの///…だからアタシもよくは知らないの…でも…アタシのこのお股の割れ目におちんちんを入れるのよ」
アイオテ「ここ…なんだかすごくいやらしい…///」
ミネルバ「そう?…アイオテも舐めて?」
アイオテ「うん!」

アイオテはそう言われてペロペロと舐め回した
ミネルバから出るトロトロとした液体が、とっても甘くて美味しいと思った
普通ならそんなはずはないのだが、2人は特別なのだ

アイオテ「ここ…ここにおちんちんを?」
ミネルバ「う、うん…初めては痛いみたいなの…だから…優しくね?」
アイオテ「う、うん…でも…痛かったらごめんね…痛かったらすぐやめるからね」
ミネルバ「いいのよ…痛くてもいいから…入れて?」
アイオテ「うん…」

アイオテは自身のペニスを持ち、割れ目に数回擦りつける
それだけでまた射精する
それでも全然萎える事なく、ついに挿入した

ミネルバ「ああ!…き、気持ちいい…」

ミネルバは痛みを覚悟していたが、ちっとも痛くはなく、それどころかとてつもない快感が押し寄せてきて、すぐにイッた
アイオテも、入れた途端にまた射精した
たしかにミネルバの股間から血が出ているが、不思議に少しも痛くなかった

アイオテ「ミネルバさん、大丈夫?…痛くない?」
ミネルバ「全然…すごい気持ちいいよ…もっとして?」
アイオテ「うん…ボク…やめられない…ごめんね」
ミネルバ「いいのよ…もっとして…たくさんして…」

アイオテはそれから狂ったように腰を動かした
何度もミネルバの中に射精し、そのたびにミネルバも絶頂を迎える
精液と愛液と血液でドロドロになっても、なかなかやめなかった
なんと2時間はずっと腰を動かしていた
そうして、事も終わり、ようやく2人は落ち着きを取り戻した

アイオテ「あう…///…すごい…気持ちいいんだね…」
ミネルバ「ねw…気が変になりそうだよ…」
アイオテ「へへw…でもついにしちゃったね…」
ミネルバ「うんw…嬉しい…」
アイオテ「ボクも…今日ほど幸せな日はないよ…」
ミネルバ「アタシも…愛してる」
アイオテ「ボクも愛してる…チュ…」
ミネルバ「でも…落ち着かないから服着ようかw」
アイオテ「うんw…そうだった…考えないといけなかった…」

2人は服をそそくさと着て、ベッドに寄り添って寝転がった
ミネルバの腕枕にアイオテは寝ている
時間はもう深夜3時だった

ミネルバ「ほんとなんでこんなかわいいの」
アイオテ「う~」
ミネルバ「…でも…どうする?」
アイオテ「うん…ボクね…賭けをしてみようと思うの」
ミネルバ「え?…どんな?」
アイオテ「ボクは本当は行きたくないの…」
ミネルバ「うん…」
アイオテ「でも…もしもそれでもそこに行くような事になったら…例えば城の人が迎えに来たりとか…そういうのがあったら…ボクを引き止める何かがあったら…ボクはその時は…行こうと思う…」
ミネルバ「なるほど…それがいいかもしれないね…」
アイオテ「うん…自分でちゃんと決めなきゃいけないんだろうけど…ボクはやっぱりそんなに強くないから…」
ミネルバ「うん…それでいいよ…アイオテにしてはだいぶそれでも勇気を出してるものw」
アイオテ「う、うん///」
ミネルバ「ふふw…ナデナデ」
アイオテ「ミネルバさんは…一緒に来てくれる?」
ミネルバ「当たり前でしょ!」
アイオテ「ならボク…大丈夫…」
ミネルバ「ずっと一緒よ…」
アイオテ「うん…ウトウト」
ミネルバ「眠くなっちゃった?…サスリサスリ」
アイオテ「あ///」
ミネルバ「その声w…かわいい…」

それからまた始まり、明け方になる頃にようやく少しだけ寝た
こうして2人はひとときの幸せを手に入れたのであった…
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