勇者と妖精の恋と冒険

ヨッシー

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勇者と妖精と猫の生活

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神官さんはオレの頼みを快く引き受けてくれた

オレは明日から三日間、教えてもらう事になった

それからノトスの修行をつけに転移した

ノトス「…ハァ…ハァ…あ、ありがとうございました!」
アレス「ありがとうございました」
エウレカ「ノトスちゃん、すごいねえ…もう全然何してるかわからないよ…速すぎて」
ノトス「…でも、アレスさんに一撃も入れられてないのよ…」
エウレカ「すごすぎる…」
アレス「いやでも、けっこう追いつめてるよ?…オレ、ガードしてたじゃん?」
ノトス「え?…うん」
アレス「オレはいつもは避けるかいなすかしかしないんだよ…当たるかもしれない時じゃないと、ガードはしないんだよ」
ノトス「すごいw…でもそっか…修行は無駄じゃなかったのね」
アレス「無駄どころか、もうしなくても大丈夫だと思うよ?…あと二週間だっけ?」
ノトス「うん」
アレス「じゃああと一週間、修行見るよ…あとの一週間は体調整えるのに使いな?」
ノトス「わかった…じゃあ最後の修行の日はダメージ訓練して欲しい」
アレス「おw…自らすすんで?」
ノトス「うん…それで精神的なコンディションを整えるから」
アレス「わかった…重要だな…ところでさ」
ノトス「ん?」
アレス「ドラゴンの結婚式はウエディングドレスとか着るの?」
ノトス「着る///」
アレス「そっかそっかw…人間の場合は婚約指輪とかあるんだけどさ…そういうのもある?」
エウレカ「あるある!」
アレス「じゃあキスもする?」
エウレカ「キスって?」
アレス「口と口をつけるの」
エウレカ「ああ~///…ドラゴンはベロとベロをくっつけるんだよ///」
アレス「へぇぇw」
ミリア「やってやって!」
エウレカ「え?!…そんな恥ずかしいよ~///」
ノトス「うん///」
アレス「ははははw…それはキスじゃなかったら、なんて言うの?」
エウレカ「アイリスって言うよ」
アレス「アイリス…アレスってちょっと近いじゃんかw」
ノトス「そうなのw」
ミリア「ゲラゲラ(* ≧▽≦)ノ=3」
アレス「はははw…わかった…じゃあさ、あと一週間修行して、残りの一週間は人間式の結婚式の練習しよう」
ノトス「大会前に?!」
アレス「不謹慎かな…」
ノトス「そ、そうね」
アレス「じゃあ大会終わってからにしようか…」
エウレカ「そうする」
アレス「わかった」
エウレカ「いろいろありがとね…いつも」
ノトス「ほんとに…」
アレス「気にするなよ」

そして翌日

午前中、10時くらいまで作業をし、それからみんなの昼食を用意してから、スージーさんの所へ行くために、ビリーママさんちの前に転移した

いつものようにスージーさんの視界で転移して、ビックリして万一心臓止まったりしたらまずい

なんせスージーさんは若くないからだ

それに、ママさんも誘えるし、ここが良いと思った

オレは早速ママさんを誘い、一緒にスージーさんの家に行った

ママさんもスージーさんも、とても喜んでくれた

アレス「スージーさん、またこないだの焼肉屋でいいかい?」
スージー「うーん…わがまま言って申し訳ないけど、今日はその気分じゃなくて…」
アレス「わがままなもんかw…スージーさんの行きたい店に行くのが目的なんだからさぁw…ギュ」
スージー「優しいねえ…」
マノン「ほんと優しいねえ…」
アレス「普通だよ…じゃあ今日はどこにしたいかな?」
スージー「そうねえ…うーん…」
アレス「よくわからない感じ?」
スージー「うーん…」
アレス「だったらさ…オレが行ってみたい店があるんだよ…そこはいろんなメニューがあったし、食べたいのもあるかもだよ…美味いかはわからないけど」
マノン「へぇぇ…アレスさん、この町の者じゃないのに、そんな店知ってんのかい」
アレス「ああ、サラっていたろ?…あの子が働いていた店さ…サラが辞めるって時に一緒に行って、サラが辞めやすいように説得したんだけどね?…その時の店主さんが良い人でさ~…いつか行くって約束したんだよ」
スージー「へぇぇ!…アレスさんが良い人って言うなら、興味あるわ~」
マノン「うんうん…きっと料理も美味いわよ」
アレス「じゃあそこでいいかい?」
スージー「うん!」
マノン「行こう行こう」
アレス「こっから歩いて15分20分くらいのとこだよ…行こうか」

スージー「近いのねえ」
マノン「行った事あるかね」
アレス「見た事はあるかもねw…けどさ、案外、家の近くにある店って行かないもんだよね」
マノン「そうそうww」
ミリア「なんでえ?…近い方が便利よ?」
スージー「なんでかねえ…」
マノン「いつでも行けるって思うからかね…」
アレス「いや、たぶん…自分のよく行く範囲…場所ってのは、もはや何の店があっても、ただの景色になってるからじゃねえかな…ここはこういうモンだ…みたいな…改めて見てみるって事をしない…意識の外になってるんじゃないかな…そういうのは大人になって、だんだんと物事に新鮮味がなくなってくる程、そう思うんだと思う」
マノン「ああ~…なるほどねえ!」
スージー「そうだわ、きっと!」
ミリア「そうなのー…意識の外…」
アレス「そう…そこいらの石ころとか雑草とか、わざわざ『あっ!石ころがあるよ!』…とはならないだろ?…ミリアでも」
ミリア「ならないゲラゲラ(* ≧▽≦)ノ=3」
アレス「本当は良く見てみたら、石ころだって色んな形や色のがあって、雑草だっていろんな植物があるのに、誰も見ずに誰にも知られずに通り過ぎてく…そういうのを意識の外って言うんだよ」
スージー「なんか風流だね…」
マノン「ね」
アレス「けどさ、もしもこれから行く店が意識の外のモンだったとしたらさ?…美味しかったりしたらすんごい儲けた気分になるよねw」
スージー「なるねえ!」
マノン「本当そうだよ」
ミリア「ふうん…」
アレス「例えばさ、いつも湖の周りで遊んでたりするじゃん?」
ミリア「うん」
アレス「で、小石もいっぱいあるけど、そんなのミリアは気にしてないじゃん?」
ミリア「うん」
アレス「けどさ…もし、その小石の一つにカーくんがつまづいて転んだりしてね?」
ミリア「うん」
アレス「そんな時くらいはその小石を見たりするだろ?」
ミリア「…ああ~…うん」
アレス「で、その小石がたまたまホイミンの形をした石だったりしたら、なんか嬉しくない?…転んだカーくんには悪いけどさ、いつもの見慣れた場所に、宝物が隠れてた…みたいな」
ミリア「おお~!!…嬉しい!!」
アレス「なんか得した気分になるだろ?」
ミリア「なる~!!」
アレス「そういう事さw」
スージー「上手い事言うねえ!」
マノン「なんでそんなすぐ例え話浮かぶんだよ」
アレス「え?…ははw…たしかにw」
ミリア「でもいつもそうやってしてくれるから、わかりやすいのよ」
マノン「学校の先生とか向いてるかもねw」
スージー「向いてそうw」
ミリア「お兄ちゃんは勉強もできるし、頭も良いもんね」
スージー「完璧な人だねえw」
ミリア「そうなのよ…なんでも出来るのよ」
アレス「なんでもってわけじゃないよw…良い奴とか、弱ってる奴をボコしたりは出来ないし」
マノン「そんなの出来ない方がいいww」
スージー「あはははww」
ミリア「ゲラゲラ(* ≧▽≦)ノ=3」
アレス「なんかさあ…オレの故郷の国では、悪者が簡単な事を例える時にね?」
スージー「うんw」
アレス「『赤子の手をひねるより簡単だ』…みたいな言葉があるのよ…」
マノン「へぇぇ…」
アレス「たしかにさ、赤ん坊なんて弱いからさ…手をひねり折るのは物理的には簡単だよ?…けどさあ…オレにはそれより難しい事ってあんまりないと思う」
マノン「たしかにww…無理だわ~」
ミリア「そんな奴は死んだ方がいいのよ」
スージー「ほんとねww」

そんな話をしつつ、店に着いた

アレス「ここだよ」
スージー「ああ!…ここ!」
マノン「ああ~…いつも見てたけど、入った事ないわww」
アレス「はははw…意識の外だ…入ろう」

店内に入ると、空いている席に案内された

オレは店主を呼んでもらった

店主「ああ~…サラの友達の方!…アレスさんだっけ?」
アレス「うんw…約束通り、食べにきたよ」
店主「ありがとうありがとうww…サラは元気にしてる?」
アレス「充実した顔をしてたよ」
店主「それなら良かったよ」
アレス「サラが居なくて大変になった?」
店主「少しの間はねw…けど、また別の人を雇ったからさ…まあ、まだ仕事はサラには及ばないけど、そんな事はこれからいくらでもある事だからさ…上手くやるよ」
アレス「うん…本当申し訳なかったよ」
店主「いやいや…アレスさんは迷惑料で大金くれたじゃないか…めちゃくちゃ助かったんだよ、それは」
アレス「へぇぇ…」
店主「友達の為にあんな大金を簡単に出せるなんて、粋だよねえ」
アレス「それがオレの金の正しい使い方だからさ…みんなが物を買うのと変わらないさ」
店主「おお、カッコいい…」
マノン「カッコいいねえ」
アレス「いやいやw…そんなんで他人の信用を貰えるなら、安いモンだ」
スージー「大人だ…」
店主「うん…まぁ、口に合うかわからないけど…安くするから、なんでも頼んでよ」
アレス「ありがと…でも、ちゃんと払うよ?」
店主「いいよ、今回は…なんかそうしたいからさ…」
アレス「じゃあお言葉に甘えるよ」
店主「うん」

そうしてオレたちは、注文を決めて、料理を頼んだ

マノン「大金って…どのくらい渡したんだい?」
アレス「そんな金額なんかはいいよw…そういう話は無粋ってやつだ」
マノン「…ごめんよ」
スージー「だけど…サラさんって子は、この町の子なんだろ?…てことはアレスさんの昔からの友達ってわけでもないんだろ?…それなのにそんな大金を出したのかい…」
アレス「たしかにサラはここに来て出来た友人だから、付き合いは短いよw…けどさ、それでもオレはサラが信用に足る人物だってのはわかるし、そうするだけの価値ある心を持ってるのもわかる…そんな事言うなら、一日しか会った事ないスージーさんに、メシをご馳走するのもおかしいってなっちゃうよ?…けど、今こうしてスージーさんの笑顔を見るのが、オレには無駄な事にも、おかしい事とも思えない…それとも、スージーさんはオレを信用してないの?」
スージー「…ウル…ほんとそうだ…アタシは一日しか会ってないけど、アレスさんを信じてるもの…」
アレス「そうだろ?w…オレはサラは価値ある心を持ってるって見極めた…そんでも、それが万一違ってて、オレを騙してたとしても、『オレが』そう判断したことだよ…騙されたオレが悪いだけだよ」
マノン「潔いねえw…男らしい」
スージー「ねw」

話してるうちに、料理が提供されたから、みんなで食べてみた

普通に美味かった…けど、サラの料理の方が美味しいとオレは思ったw

ウエイトレスとして働いていたサラの方が、実は美味しいもの作れるって、なんか面白いw

けどまあ、サラが料理人だったら、すんなり辞める事も出来なかったろうから、良かったんだと思う
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