魔王を倒したが、無実の罪を着せられた俺は、これから好きに生きる

竹桜

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第十九話 八つ当たり

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 俺は、ニアの寝顔を見ながら、ある感情が湧き出てきた。

 おい、真なる魔王とやら。

 お前の所為で、ニアの耳と尻尾を堪能することが出来なかっただろ。

 俺は、ニアを起こさないように、ベッドから出た。

 これは、ただの八つ当たりだ。

 世界を救うためでは無い。

 俺個人の勝手の感情で、真なる魔王を倒そう。

 俺は、スキルで、黒いフードを作り、被った。

 スキルで黒い剣と黒い鞘を作り出し、腰に携えた。

 俺は、真なる魔王の居城に移動した。

 真なる魔王は、移動してきた俺に気付き、多分だが、空に映像を展開したのだろう。

 真なる魔王は、何かを言おうとしていたが、スキルで、真なる魔王の口を塞いで、体を拘束した。

 俺は、「真なる魔王とやら、俺は、世界の為にここに来たわけでは無い」

 俺は、鞘から剣を抜き、「俺は、ただ、お前に八つ当たりに来ただけだ」

 真なる魔王は、怒りの表情を浮かべていた。

 「お前は、やっていけない事をしてしまった。俺の可愛い恋人の耳と尻尾を満喫出来ることが出来なかったからだ」と言い、剣を真なる魔王の足を刺した。

 真なる魔王は、声にならない悲鳴を上げた。

 「なぁ、真なる魔王よ。俺は、怒っているだよ。お前の所為で、俺の可愛い恋人が、落ち込んでしまったんだ。だから、その責任を取って貰うよ。お前の死をもって」と言い、目が笑っていない笑顔を浮かべた。

 真なる魔王は、恐怖を浮かべていた。

 まず、俺は、剣で真なる魔王の足を切り落として、スキルで、止血と治療した。

 真なる魔王は、声にならない悲鳴をまたあげた。

 次に、剣で真なる魔王の腕を切り落として、さっきと同じように、スキルで、止出と治療をした。

 真なる魔王は、恐怖を体と顔に表し、涙を流して、何かを懇願していた。

 俺は、口を解放した。

 真なる魔王は、小さな声で、殺してと呟きを繰り返していた。

 俺は、望みどおり、真なる魔王の首を刎ねた。

 死んだ後は、興味が無いように視線を外し、家に帰った。

 一応、物音でニアが起きないように、庭に移動した。

 庭で、スキルを解除して、自室に戻ることにした。

 自室のドアを音が立たないようにゆっくりと開けると、ニアが、立っていた。

 「ヒツヤ、私にきちんと説明してね。私が、納得出来るように」と言い、ニアは、目が笑っていない笑顔を浮かべ、怒っていた。

 俺は、正座をしながら、説明をした。

 ニアは、その説明を理解してくれたが、恥ずかしがっていた。

 名前は、言ってないが、確かに、全世界の人々にバレたからなぁ。

 ニアは、何かを考えていた。

 「決めた。ヒツヤ、私達、結婚しましょ」と、ニアが、いきなり、言ってきた。

 俺は、驚いて声も出なかった。

 ニアは、そんな俺を置いてきぼりにして、「ヒツヤが、私と結婚したら、無茶なんてしないと思ったから。明日から、準備始めましょ。今日は、もう寝よう」と言い、俺の手を取って、ベッドのまで連れいった。

 俺は、そのまま、ニアに言われるがままに、寝てしまった。

 
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