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第十八話 デュラハン
しおりを挟む話し合いが終わった後、私は、シャドートラベリングを使って、街に行き、幻術の魔法具を購入して、サリラに、渡した。
リタは、サリラに、初対面で、睨まれたため、サリラと殆ど話すことがない。
サリラが、居るときは、リタは、私の後ろに隠れている。
なので、サリラは、私に話しかけることが殆ど出来ず、セレリアと話すことが多い。
これは、時間が解決するだろう。
私は、サリラに護衛として、影の魔物をつけようとしたが、サリラに止められた。
堕天使になったとしても影の魔物を護衛につくのは、嫌らしい。
なので、シャドーアサシン1体だけを護衛としてつけている。
それ以上増やすと、サリラに、気づかれてしまう。
サリラと出会ってから、1週間が経った。
サリラは、外に散歩してに行くと言い、翼を広げ、何処かに行ってしまった。
セレリアとリタと過ごしていると、サリラの護衛につけていたシャドーアサシンから、報告が来た。
対処出来ない事態になったと。
私は、直ぐに、シャドーナイトの装備をつけ、このことを2人に伝えた。
2人に、サリラのことを助けて欲しいと言われた。
私は、頷いて答え、シャドートラベリングを使って、サリラの護衛のシャドーアサシンの近くに移動した。
シャドーアサシンは、サリラを庇うように、前に立っていた。
そして、サリラは、女の子座りをしていた。
そんなシャドーアサシンの前には、首が無い馬に跨り、黒い鎧に身を包んだ首が無い騎士がいた。
そして、その周りには、槍を持った影達が立ち、その後ろには、弓を持った影達が立っていた。
あれは、デュラハンか。
S級中でも上位な強さを待っている。
そして、周りにいるのは、シャドーランサーとシャドーアーチャーか。
シャドーランサーは、D級の魔物で、シャドーアーチャーは、C級の魔物だ。
「ブラックナイトか?何故、こんなところにいるんだ?」と、デュラハンは、疑問を浮かべていた。
デュラハンは、私の腰に携えている2本の漆黒の大剣を見て、固まった。
「いや、待って。その2本の漆黒の大剣。貴様、ブラックナイトでは無く、シ、シャドーナイトか?」と、デュラハンは、聞いてきた。
「ああ、そうだ。それで、デュラハン。お前は、何故、彼女を殺そうとしている?」と、聞き返した。
「お、おい待て、シャドーナイト。そこに居るのは、堕天使だ。忌むべき天使達の罪人だ。それを殺すのが、我々アンデッドの本能だろう」と、デュラハンがら答えてきた。
デュラハンが、言っていることは、理解できる。
アンデッドからしたら、聖魔法を使う神官達が、崇める神の使いの天使を殺すのは、普通のことだろう。
だが、私は、元人間だ。
天使だからという理由で、殺すことは無い。
私は、「デュラハン。私は、元人間のアンデッドだ。だから、そんな本能は、持っていない」
デュラハンは、驚きの表情を浮かべたが、直ぐに、怒りを露わにした。
「そうか。なら、死ね、なり損ない」と言い、デュラハンは、私達に向かって、手を伸ばした。
すると、シャドーアーチャーが、矢を射ってきた。
私は、矢が飛んでくる方に手を伸ばした。
「シャドーイーター」と、唱えた。
すると、影が、影の矢を全て喰らった。
デュラハンは、驚きながらも、次の指示を出した。
シャドーランサー達が、突撃を開始してきた。
「来い、シャドーソルジャー」と、命令した。
すると、私の前に、シャドーソルジャー達が現れた。
「蹂躙しろ、シャドーソルジャー」と、命令を下した。
シャドーソルジャー達は、シャドーランサー達を蹂躙した。
S級対D級だ。
その強さの差は、絶望的だろう。
デュラハンは、自分の配下の魔物では無理だと悟り、首が無い馬を走らせ、私に突撃を仕掛けてきた。
私は、2本の大剣を抜いて、シャドートラベリングを使った。
私は、突撃してきているデュラハンの真横に移動し、首が無い馬を攻撃した。
デュラハンは、魔核を残し、消えた。
デュラハンは、特殊な魔物で、核が、首が無い騎士では無く、首が無い馬の方にある。
その核を壊せば、一撃で倒すことができる。
シャドーアーチャー達の方を見てみると、1体も残ってなかった。
シャドーソルジャーに、全て倒され、魔核だけになっていた。
影の魔物には、必ず核がある。
その核を壊すか、聖魔法で、浄化する以外倒すことが出来ない。
シャドーソルジャーを帰還させ、シャドーウォリアーに、魔核の回収を命令した。
私は、2本の大剣をしまい、サリラに近付いた。
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