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第三十六話 召喚
しおりを挟むパーティーが終わってから、1週間が経った。
私達は、変わらない日常を過ごしていた。
私は、気分転換に森の中を散策していると、突然、光に包まれた。
私は、瞬時に、危険と判断した。
「シャドーアーマー」と、唱えた。
私の体は、シャドーナイトの装備で、包まれた。
私は、その光に呑まれた。
次に、気がつくと、何処かの洞窟の中にいた。
その洞窟の中には、汚れたドレスを着た10歳ぐらいの少女と汚れたメイド服を着た20歳ぐらいの女性がいた。
メイドらしき女性は、祈るように、両手を握って、「救世主様、私達のことをお助けくださいませ」
だが、私の姿を見て、メイドらしき女性は、固まった。
「えっ、ブ、ブラックナイト?なんで、アンデットが。ひ、姫様」と言い、メイドらしき女性は、ドレスを着た少女を庇うように、抱き締めた。
ハァ、確実に訳ありだな。
10歳ぐらいの少女のことを姫様と呼んでいたし、汚れているドレスにメイド服。
それに聞いた言語は、隣の大陸のものだな。
つまり、隣の大陸の訳ありの者達に召喚されたのか。
私は、シャドーナイトの装備を解き、近付いた。
足音で気付いたのか、メイドらしき女性は、顔だけ私の方を向けて来た。
「ひ、姫様に、近付かないでください。殺すなら、あれ?ブラックナイトは?」と、メイドらしき女性は、不思議そうな表情を浮かべでいた。
私は、少し頭を下げ、「怖がせて申し訳なかった。私は、シャドーナイトのニースという者だ。元は、人間だった」
「えっと、えっ、シャドーナイト?元人間のアンデット?」と、メイドらしき女性は、困惑の表情を浮かべでいた。
私は、優しい表情を浮かべ、「困惑するのも無理は無いですね。1から説明しますね」
私は、ある程度のことを説明した。
説明し終えると、私は、2人の方を見た。
「さて、私のことは、説明し終わりました。そちらの事情を聞きたいのですが、大丈夫ですか?」と、メイドらしき女性に、聞いた。
メイドらしき女性は、頷いて答え、説明し始めた。
どうやら、メイドらしき女性は、少女の専属のメイドで、名前は、クリメと言うらしい。
そして、少女の方は、今いる国の第3王女のエスリスというみたいだ。
エスリス嬢とクリメ嬢は、ある公爵家に王城を乗って取られ、この洞窟まで逃げて来たらしい。
そして、私がここに来た原因は、救世主を召喚するという召喚魔法陣を起動させてからみたいだ。
「お願いがあります、ニース様。どうか、姫様だけでも助けて下さい」と言い、クリメ嬢が、頭を下げて来た。
「や、やだ、やだ。クリメも一緒に逃げるの。助けて、私達を」と言い、エスリス嬢は、涙を流した。
ここで見捨てのは、無理だな。
私は、出来るだけ優しい表情を浮かべ、「頭を上げてください、クリメ嬢。そして、エスリス嬢も安心してください。お二人とも、助けますから」
「ありがとうございます、ニース様」と言い、クリメ嬢は、涙を流した。
「本当にありがとう。私達、助かるんだ」と言い、エスリス嬢は、クリメ嬢に、抱きついた。
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