第1王子だった私は、弟に殺され、アンデットになってしまった

竹桜

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第五十三話 隣の大陸の者達

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 リーシアが、学園を卒業してから、半年が経った。

 私達は、結婚式の準備をしながら、過ごしていた。

 突然、父上から、連絡がやってきた。

 父上から、事情を聞くと、驚くことだった。

 どうやら、隣の大陸の者達が、エアリアル王国にやってきているそうだ。

 そして、来ている者達の大体が、王か公爵だという。

 更に詳しく事情を聞いてみると、隣の大陸の者達は、避難と救援要請に来たようだ。

 何故、エアリアル王国に来たのかと父上が、問うと、隣の大陸の者達は、黒き英雄を頼るためと答えたらしい。

 私は、1時間後に王城に行くことを伝え、魔法具を切った。

 直ぐに、セレリア達に、このことを話し、1時間後に王城に行くので、準備して欲しいと伝えた。

 セレリア達は、今起きている事態を理解し、準備するために、各々の自室に戻った。

 私は、念の為、隣の大陸の者達と会うときは、シャドーナイトの装備を着るか。

 そんなことを思いながら、セレリア達の準備が終わるまで、紅茶を飲みながら、待っていた。

 40分ぐらいで、セレリア達の準備が終わり、最終確認をしてから、王城に、シャドートラベリングを使って、向かった。

 王城に着いたら、セレリア達は、弟とエスリスとクリメのところに預け、私は、更に詳しく事情を聞くために、父上のところに向かった。

 「父上。一体、隣国では、何が起こったのですか?」と、聞いた。

 「どうやら、魔王が、隣の大陸に現れたみたいだ」と、父上が、答えてきた。

 「魔王が?それぐらいなら、隣の大陸の者達でも対応できると思いますが?」と、聞いた。

 「それが、どうやら、その魔王は、不死身みたいだ」と、父上が、答えてきた。

 私は、不思議そうな表情を浮かべ、「不死身だけなら、何も問題無いじゃないですか。囲って、殺し続ければ」

 父上は、「普通の不死身ならな。その不死身の魔王には、闇と呼ばれた存在と同じように、魔物を呼ぶ力があるようだ」

 私は、「それは、厄介ですね。ですが、私の影の属性の魔法を使えば、何も問題無いですね」

 「頼もしいな」と言い、父上は、安堵の表情を浮かべた。

 父上は、私の目を見て、「最後に、ニース。今回から、参加させる」

 「弟達をですか?」と、聞いた。

 「ああ、そうだ。そろそろ、経験を積ませないといけない」と言い、父上が、腕を組んだ。

 私は、「確かにそうですね。私も出来るだけフォローします」

 父上と話してから、1時間後に、謁見が開かれた。

 セレリア達は、特に関係ないので、別室で待機して貰っている。

 謁見の間には、シャドーナイトの装備を着た私、父上、弟、エスリス、クリメ、宰相、数人の高位貴族だけだ。

 少しすると、隣国の者達が、謁見の間に入ってきた。

 その内の1人が、エスリスのことを指差し、「な、なんで、こんなところにいるんだ?魔女め」

 その発言には、謁見の間にいる者達は、驚きを隠せなかった。
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