実家から追放されたが、狐耳の嫁がいるのでどうでも良い

竹桜

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第二十三話 告白

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 飛空挺に乗って4日が経った。

 今日は大事な日だ。

 飛空挺の折り返し地点で、俺は告白するんだ。

 折り返し地点には世界一美しいとされる滝がある。

 その滝は月に照らされると更に美しくなる。

 そこに到着するのが丁度満月の日で1番美しい時に行くことが出来るのだ。

 俺はその滝がよく見える個室を取っている。

 そして、俺はそこで告白する。

 今は準備だ。

 店員に特別のコースを頼み、値段が高い酒も一緒に頼んだ。

 俺はツキミにバレないように注意して、過ごした。

 過ごしている中でツキミが告白する予定の滝が楽しみと言っていた。

 その時、バレたのかと驚いたが純粋に楽しみにしているだけだった。

 時間は過ぎ、夕食の時間になった。

 俺達は店員に個室の前にある場所に案内された。

 案内された場所は個室の近くにある衣装室だ。

 ここで服を着替えるのだ。

 俺はしっかりとした服に身を包んだ。

 こんな服、貴族の時以来だな。

 着替え終わったので衣装室の近くでツキミを待っていた。

 10分ぐらいすると後ろから声がツキミの声が聞こえてきた。

 「リ、リアン、後ろ向いて」

 俺は後ろを向いたら、見惚れてしまった。

 そこには、ツキミに合うドレスに身を包み、少し化粧したツキミがいた。

 「ど、どうですか?似合っていますか?」

 そう言い、ツキミが少し照れながら聞いて来た。

 そして、ツキミの狐耳と尻尾も少し恥ずかしそうにいた。

 「ああ、とても似合っているよ。綺麗だよ」

 「あ、ありがとう」

 そう言い、ツキミはまだ少し赤い顔で笑顔を浮かべていた。

 着替え終わった俺達は店員に個室に案内された。

 そして、グラスに酒が入れられた。

 俺は高いワインで、ツキミは高い果汁酒で乾杯した。

 いつもよりも高いコースを夕食して食べた。

 デザートを食べ終わるとアナウンスが流れた。

 世界一美しい滝に到着したと。

 俺達は滝を見た。

 滝は美しかった。

 世界一美しいと言われている理由が分かった。

 ツキミはその滝に見惚れていた。

 見惚れているツキミを呼んだ。

 ツキミは俺の方を向いた。

 俺は立ち上がり、ツキミの前に膝を着いた。

 そんな俺を見たツキミは慌てていた。

 「い、いきなり、どうしたの?」 

 俺はその問いに答えず、懐から小さい箱を取り出した。

 そして、小さい箱から水色の宝石が埋め込まれている指輪を取り出したのだ。

 その指輪を見て、ツキミは察し、両手で口元を押さえている。

 「ツキミ、私と結婚してくれ。これからも一緒にいたいんだ」

 そう言い、俺は指輪をツキミの方に差し出した。

 「はい、私もリアンとこれからも生きていきたいです。不束者ですがよろしくお願いします」と

 そう言いながら、ツキミは指輪を受け取ってくれた。

 ツキミの答えを聞いた俺は立ち上がった。

 「ありがとう、ツキミ」

 「ううん、私の方こそありがとう。リアンに出会えて本当に良かった」

 そう言い、ツキミは笑顔を浮かべていた。

 その笑顔は先程の滝よりも美しかった。

 告白が成功した後、俺達は部屋に戻り、いつもの時間を過ごし、あっという間に寝る時間になった。

 寝る時間になると、ツキミが俺のベッドに潜り込んできた。

 「今日は一緒に寝たいんです」

 可愛い婚約者のお願いだ。

 断る訳がない。

 俺はツキミと一緒のベッドで寝ることになった。

 「リ、リアン、後、1つだけお願いがあります」

 「お願い?」

 「はい、お願いです。ま、また私の尻尾を握って下さい」

 そう言い、ツキミは少し顔を赤くしていた。

 「それぐらいなら、お安い御用だよ」

 そう言い、俺はツキミの尻尾を握った。

 尻尾を掴まれたツキミは嬉しそうに微笑んでくれた。

 俺は尻尾を握りながら寝ることになった。

 結局、俺が寝れたのはツキミの可愛らしい寝息が聞こえてから1時間後だった。
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