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第二十六話 地に落ちたトカゲ
しおりを挟む翼が傷ついていることに。
そうか、翼は弱いのか。
なら、作戦は決まった。
俺は左手を耳に当てた。
「全隊に告ぐ。全火力をドラゴンの翼に集中させろ。トカゲを地面に叩き落としてやれ」
すると、兵士達がドラゴンの翼に狙いを定め、撃ち始めた。
攻撃はドラゴンの翼に傷を作っていき、徐々に高度を落とした。
そして、ついに落下した。
ドラゴンはそのまま地面に叩きつけられた。
翼を失って、地に落ちたな、トカゲ野郎。
俺は左手を耳に当てた。
「ガンシップ、地に落ちたトカゲを釘付けにしてやれ」
すると、ガンシップが上空に現れた。
ガンシップは搭載されている機関銃やミニガンやロケットを撃ち始めた。
火力は充分だ。
銃弾がロケット弾がドラゴンを地面に釘付けにした。
俺は左手を耳に当てた。
「全隊、撃ちまくれ。対空砲隊も水平射撃だ」
全ての兵士達は各々の武器を撃ち始めた。
攻撃はドラゴンを更に地面に釘付けにした。
俺は左手を耳に当てた。
「砲撃隊、ロケット隊、トカゲを地面に釘付けにしろ」
すると、砲兵隊とロケット隊が現れ、撃ち始めた。
砲兵隊は砲弾で、ロケット隊はロケット弾で攻撃した。
ドラゴンは1歩も動くことが出来なくなっていた。
さて、仕上げだ。
俺は左手を耳に当てた。
「攻撃機隊に告ぐ。地中貫通爆弾を装備し、ドラゴンに対して、攻撃せよ」
すると、地中貫通爆弾を装備した攻撃機隊が上空に現れた。
そして、攻撃機隊はドラゴンに対して攻撃を開始した。
地中貫通爆弾を投下するのと同時に機銃での攻撃も加えていた。
そして、地中貫通爆弾はドラゴンの硬い鱗を突破し、体内で爆発した。
それで、ドラゴンは木っ端微塵になった。
これで終わった。
この世界にいる3体の神獣と闇ギルドを倒した。
安心だろう。
俺は左手を耳に当てた。
「全隊撤退せよ。諸君らの攻撃は勇猛果敢であり、素晴らしいものだった。感謝する。兵士達よ」
兵士達は感情が無いはずなのにニヤリと笑いながら、霧のように消えた。
そして、兵士達が消えるのと同時に飛空挺の中は歓声が響いた。
客、店員、整備士、機長、料理人、楽師、俺とツキミを除く、飛空挺に乗る全ての人間達が歓声を上げた。
その歓声は収まることはない。
大きくなるだけだ。
俺とツキミはその歓声をうるさいと感じ、手を離して、耳を塞いだ。
歓声は10分ぐらい続いた。
歓声が終わったことを確認した俺達は向き合った。
そして、笑い合った。
神獣達よ。
すまなかった。
俺自身のために倒してしまって。
だが、お前達を倒してでも守りたい存在を見つけたのだ。
だから、この人生を何度やり返そうが俺はお前達を倒す。
俺はツキミ・ギンレイのことを愛しているから。
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