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第二十三話 結社の秘密
しおりを挟むエリーに化けていた下衆は倒した俺は所長室を後にした。
結社の支部を制圧した俺は全ての武装を一箇所に集めた。
死体とかからもマガジンやハンドガンを集めた。
結構の量があった。
それらを全て乗ってきた車に移動させた。
死体は言力を使って歩かせ、森の奥に移動させた。
よし、後処理は終わったな。
調べるか。
所長室の中に戻り、資料を漁った。
20分ぐらいで全てを調べ終わった。
ハァ、色々と最悪だな。
まず、出てきた情報はあの偽精神病院についてだった。
あの偽精神病院は俺の予想通り、結社の日本の支部の研究所らしい。
国、いや、国の一部の上の人間は俺達のことを精神病患者だと思っておらず、俺達のことを異世界からの帰還者だと知っていた。
それを知っていながら、俺達のことを結社に実験台として売ったらしい。
表向きは精神病院に入院させることにして。
そうやって、俺達の親には説明したのか。
一応、元クラスメイト達のことを調べたが何も見つからなかった。
でも、俺と由奈が逃げているから捕縛命令が出ていることは分かった。
次に出てきた情報はエリーが偶然生み出したバーサークに関してだった。
この資料によると、結社はバーサーク事件の裏を引いていたようだ。
どうやら、資金集めの一環だったらしい。
エリーの情報を集めるのに協力して、相当の資金を受け取ったみたいだ。
裏の組織が崩壊した時の全員の自白と自殺は何かしらの超能力だという予測を立てていた。
それはと調査中書かれていた。
まぁ、無理だろうな。
俺が言力を使っている場面に出くわせて、生きているのは由奈とエリーとアリネだけだからな。
基本的に言力を使ったら、聞かれた人間は全て殺すか、自決させるからな。
それにエリーと出会ってから、直ぐにフランスに逃げたからな。
最後に出てきたのはアリネに関してだった。
これが1番最悪だった。
アリネの事故は全て結社が仕組んだものらしい。
人体発火の実験台が欲しかったため、火事を起こしたのだ。
しかも、アリネの両親が死ぬように調整して。
そして、あの火傷をつけるのも結社が仕組んだみたいだ。
酷い火傷をおい、天涯孤独になった少女を誰も助けることはないだろう。
結社にとって都合が良いのだ。
クソ過ぎる。
アリネの人生を壊したのか。
結社のために。
慈悲を掛けるべきではないな。
全ての資料を調べ、所長室を出て行った。
その途中の部屋で結社の本部の場所が分かった。
結社の本部はドイツにあるのか。
行くべきだな。
だが、その前にこのことを由奈達に伝えないと。
特にアリネには。
俺は結社の支部に弾薬庫にあった爆弾や爆薬を仕掛け、タイマーをセットした。
俺はセットした後、車に乗り込み、言力を使って、家に帰った。
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