56 / 62
最終話 ファンタジーだった元の世界
しおりを挟む結婚式を終えた俺達は俺達用に購入してもらった家に帰った。
この家は俺の父親が結婚祝いで購入してくれたものだ。
本当に感謝しかない。
俺が会社を継ぐのは5年後と決まった。
その時までは普通の会社員として経験を積む。
まぁ、3ヶ月ぐらいは働かないが。
今は由奈達との新婚生活を楽しむか。
結婚してから1ヶ月が経った。
俺達は飛行機に乗り、ハワイに向かった。
そう、4泊5日の新婚旅行だ。
俺達はハワイを満喫した。
4日目に俺は車を運転して、ある場所に向かった。
到着した場所はマウナ・ケア山の山頂だ。
周りには世界各国の天文台が並んでいる。
ここは標高4200メートルの山頂からは星空がよく見える。
更にハワイ島は赤道付近に面しているから、日本では絶対に見ることが出来ない星空を見ることができる。
由奈達はその星空に見惚れている。
確かにこれは見惚れるな。
幻想的な光景だ。
でも、まだだ。
更に幻想的な風景に出来る。
俺は右手を空に向け、言力を使用した。
「幻想的な星空よ。星を降らせろ。更に幻想的な光景になれ」
すると流れ星が流れ始めた。
それは1つだけではなく、数れ切れない程だ。
由奈達は空を見て、目を輝かせていた。
幻想的な風景だった星空に流れ星が流れ始め、更に幻想的な風景になったのだ。
後でニュースになるだろうな。
こんなにも流れ星が流れれば。
俺は愛しい妻達の名前を呼んだ。
愛しい妻達は俺の方を向いてくれた。
俺は片膝を地面に着いた。
そして、愛しい妻達に右手を伸ばした。
「俺、檜山 朋也は星降る幻想的な星空の下で誓いを立てる。檜山 由奈に、エリー・檜山に、アリネ・檜山に、永遠の愛を誓うと。どうか、俺の誓いを受け取ってくれるか?」
すると、愛しい妻達は星降る幻想的な星空よりも美しい微笑みを浮かべていた。
「うん、うん、受け取るよ。僕、檜山 由奈も檜山 朋也に永遠の愛を誓うよ」
「受け取らさせてもらうわ。私、エリー・檜山も檜山 朋也に永遠の愛を誓うわ」
「う、受け取らせてもらいます。私、アリネ・檜山も檜山 朋也に永遠の愛を誓います」
俺は立ち上がって、愛しい妻達の方を向いた。
「ありがとう。この世の誰よりも愛している。由奈、エリー、アリネ」
愛しい妻達は顔を見合わせ、微笑みを浮かべた。
そして、俺の方を向いた。
「私(僕)達もこの世の誰よりも愛しています。朋也(さん)」
そう言い、愛しい妻達はこの世界で1番美しい笑顔を浮かべた。
星降る幻想的的な星空よりも美しい笑顔よりもだ。
この世と思わない程美しい笑顔だったのだ。
俺と由奈はファンタジーな異世界に召喚され、元の世界に帰還した。
元の世界に帰還したら結社に売られたが、俺と由奈はなんとかイギリスに逃げることが出来た。
イギリスでバーサークを偶然生み出してしまったエリーと出会った。
エリーを助け、バーサークをこの世から消し、フランスに逃げた。
フランスで結社によって家族を失い重度の火傷を負ったアリネに出会った。
マジノ線の地下要塞に出来た支部を潰し、真実を知り、俺達はドイツに向かった。
本部に行き、神を名乗る不死者を神言で無力化し、元クラスメイト達を重機関銃で介錯した。
その後は由奈達と恋人になりドイツで過ごしていたが、異世界に召喚された。
異世界で由奈の妹の莉奈と再会し、魔王を倒し、2度目の帰還を果たした。
家に無事に帰還し、エリーとアリネを紹介し、普通に過ごしていたら神を名乗る者が現れ世界を暗闇に包んだ。
俺は言力を使用し、暗闇から解放し、世界に頼んだ。
あの神を倒してくれてと。
人類は答えてくれた。
俺は恋人達の力で神に傷をつけ、最後の神言を使用し、倒した。
俺に恨みを持つ者達に泥の体を与え、俺を襲ってきた結社の残党の外道を今まで集めた武器で倒した。
本当にファンタジーだったな。
異世界から帰ってきたが元の世界もファンタジーだった。
それでも、俺は大事な妻達と出会い、守ってきた。
これからは愛しい妻達を守っていき、幸せになる。
そんなことを思っていると流れ星が俺たちの周りに降り注ぎ始めた。
それはまるで世界が俺達のことを祝福しているようだった。
星降る幻想的な星空の下にいる夫婦はこれからも幸せだろう。
世界から祝福されたのだから。
0
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
異世界で至った男は帰還したがファンタジーに巻き込まれていく
竹桜
ファンタジー
神社のお参り帰りに異世界召喚に巻き込まれた主人公。
巻き込まれただけなのに、狂った姿を見たい為に何も無い真っ白な空間で閉じ込められる。
千年間も。
それなのに主人公は鍛錬をする。
1つのことだけを。
やがて、真っ白な空間から異世界に戻るが、その時に至っていたのだ。
これは異世界で至った男が帰還した現実世界でファンタジーに巻き込まれていく物語だ。
そして、主人公は至った力を存分に振るう。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる