貧乏男爵家の四男に転生したが、奴隷として売られてしまった

竹桜

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第二十三話 予選

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 ケリーア王国に到着したら、宿で2日間休んでから闘技場に向かう。

 リリ達とは闘技場の入口で別れる。

 別れた私は参加者入口に向かう。

 参加者入口に到着したら、送られてきた招待状で無事に入ることが出来たのだ。

 そして、直ぐに順番が回ってくる。

 私は手に馴染む斧を手に持ち、予選に向かう。

 予選は乱闘だ。

 だから、闘技場内に結構の人数がいる。

 どうやって戦うかを考えていると予選開始の音がなる。

 その音と共にニタニタと笑いながら、剣を構えながら突撃してきたのだ。

 しかも集団で。

 普通なら絶望だと思うだろう。

 だが、私はこう思ってしまった。

 期待外れだと。

 思わず私は溜息をついてしまう。

 どれも一般兵士に毛が生えた程度。

 ただ数だけだ。

 本当に舐めているな。

 なら、一撃で終わらせてやる。

 私は姿勢を低し、斧の刃を横にして構える。

 目一杯力を溜め、それを私の周りを一周するように放つ。

 私が放った攻撃は突撃してきた者達を戦闘不能にしたのだ。

 残ったのはたった1人だけだ。

 どうやら、近くにいた者を盾にしたようで無傷だった。

 だが、顔には恐怖を浮かべている。

 そして、足もガタガタと震えているな。

 「お、お前はな、何だ?た、たかが斧くせに剣が負けるなんて有り得ないことだ」

 ここまでか。

 ここまで剣を至高だと思っているのかよ。

 ヤバすぎだな。

 「1つ質問があるんだが。剣が1番強いだと誰が決めたんだ?」

 「そ、それは」

 明らかに口籠んでいる。

 まぁ、そうだよな。

 誰が決めたとか言えないよな。

 答えられない残った者は剣を強く握り締め、奇声を上げながら、突撃してきたのだ。

 それはただ突撃してきているだけだ。

 何の技能を感じられない。

 だから、構える必要もない。

 私はただ突撃してきた者の腹に斧の腹で攻撃する。

 攻撃された者はその場で地面に崩れ落ちる。

 それを確認した私は斧を肩に置き、入口に向かって歩き始めたのだ。

 その間、観客席からは何も聞こえない。

 その後、私は予選を突破し、いきなり本戦に行くことになったのだ。

 手間が省けたからいいな。

 その後、私はリリとノラと一緒に夕食を食べている。

 バースナ子爵は用事があると言い、何処かに行っている。

 なので、リリとノラと一緒に食べている。

 夕食は2人と話しながら楽しんだ。

 夕食を食べた後、私達は部屋に戻って話していると違和感を感じたのだ。

 違和感を感じたのはタンスの方からだ。

 いや、正確にはタンスの下。

 タンスの下を漁ってみるとある魔法具が出て来たのだ。

 おいおい、この魔法具は。

 最悪犯罪になるぞ。

 そんなことを思っていると2人が不思議そうな表情を浮かべながら、私の方にやってきていた。

 「そ、それは何?」

 「これは録音の魔法具だ」

 「録音の魔法具?それはなんですか?」

 「本来この魔法具は証拠の為に記録する物だ。だが、誰かの部屋に勝手に設置するのは犯罪になる。だから、ここに設置されているのは誰かが設置したものだ」

 私の言葉に2人は驚きを隠せなかった。

 一応、発見後にリリとノラが泊まっている部屋も調べてみたが、何も異常は無かった。

 あったのは私の部屋だけか。

 ハァ。

 取り敢えず、部屋は変えよう。

 本戦が終わったら、直ぐにこの国を出ていこう。

 何もいいことがないからな。
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