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番外編 倉庫
しおりを挟む先生に、倉庫の整理を頼まれたので、倉庫の整理をしていると、緋月が、やって来た。
様子を見に来たらしい。
何故か、緋月も手伝うと、言い出した。
僕は、遠慮したが、緋月は、引き下がらなかった。
結局、僕が折れて、手伝ってもらうことにした。
それからは、緋月と一緒に、黙々と倉庫の整理を続けた。
倉庫の整理が終わり、出ようとすると、ドアが開かなかった。
力を入れて、開けようとしたが、開くことは、無かった。
「エレン様。私が、壊しましょうか?」と、緋月が、聞いて来た。
「うーん。辞めておいた方がいいと思う」と、答えた。
僕は、「後で、先生が、開けに来てくれるから」
緋月は、「分かりました、エレン様。では、待ちましょうか」
「立つのではなく、座って待ちましょう」と言い、緋月は、マットがある方を指差した。
「そうしようか」と答え、マットの方に向かった。
先に、緋月に座って貰った。
僕もマットに座ろうとすると、足を滑らせてしまった。
緋月の方に。
僕は、緋月のことを押し倒してしまった。
何故か、僕の右手には、柔らかい感触を感じた。
僕は、右手の方を見てみると、緋月のやや控えめの胸を触っていた。
僕は、顔を赤くしながら、緋月の方に視線を戻すと、緋月の顔も赤くなっていた。
「エ、エレン様、だ、大胆ですね。も、もし、エ、エレン様が、望むなら、私は、そ、そういうことも大丈夫ですよ?」と、緋月は、顔を真っ赤にして、聞いて来た。
「ご、ごめん」と答え、俺は、緋月の胸から右手を離し、緋月から離れた。
その後、少し距離を取り、マットの上に座っている。
僕も緋月もどちらも、顔を少し赤くして、会話が無かった。
そんな状況が、1時間後ぐらい経つと先生がやって来て、ドアの鍵を開けてくれた。
僕達は、会話が無いまま、寮に帰った。
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