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空よりも遥か高い島で
しおりを挟む空より遥かに高い場所に、島が浮いている。
その島には、白くて美しい神殿があった。
その神殿の中には、何かを覗いている女性がいた。
その女性は、金色の髪を腰まで伸ばし、青色の瞳を持っている。
この女性は、転生神ミネリアル。
転生させることが仕事の女神だ。
その女神は、嬉しそうに微笑んでいた。
その女神が覗いていたものは、地上のことを写すことができる鏡だった。
その鏡の中には、あの男の家族が写っていた。
そう、あの男を祝福していたのは、この女神だった。
そして、この女神は、60年ぐらい地上に行くことがある。
この女神は、依り代を使って、地上に行く。
そこで、ある男と過ごすのだ。
そう、転生神ミネリアルは、ミネなのだ。
男の記憶を消し、初めてを装って男の妻になったミネだ。
あの男の妻になったのは、惚れたからだ。
3回目の転生の時に、転生神ミネリアルを救ったのだ。
その時に惚れ、あの出会いかたは、嫌なので、記憶を消したのだ。
本当は、毎回、男の妻になりたかったが、女神の仕事があるため、ずっと離れることが出来ない。
なので、2回に1回、男の妻になっている。
だから、ミネは、全ての記憶を持っているのだ。
依り代が死んだだけで、別に転生神ミネリアルは、死んでいないから。
なぜ、クメリが、記憶を持っているかと言うと、転生神ミネリアルが、協力したからだ。
クメリは、あの男よりも生き、最後に、こう願った。
生まれ変わってもレオクの妻でいられるようにと。
転生神ミネリアルは、あの男に少し負い目があったので、それを叶えた。
なので、少しだけ記憶を持って、転生するのだ。
転生神ミネリアルは、最愛の夫を祝福し続けた。
微笑みながら、男の31回目の転生を鏡を見ながら、待っていた。
それから、数百年後。
転生神ミネリアルは、嬉しそうにしながら、髪の色を変えていた。
髪の色は、金色から銀色になっていた。
転生神ミネリアルは、依り代で、地上に降りた。
そして、愛しい夫がいる場所に向かい始めた。
それから、数年後。
女神の腕には、赤ん坊がいる。
銀色の髪をした赤ん坊が。
この子の名前は、ミリア。
女神とあの男との子供。
女神が、子供と一緒に庭を見ていると、同じように赤ん坊を抱えた女性が2人やってきた。
1人は、男の運命を縛った女性と、もう1人は、最後に生まれ変わっても男の妻で居たいと願った女性だ。
そして、2人の女性は、女神に近寄った。
3人で、庭を見ていると、後ろから男がやってきた。
3人は、男に向かって、微笑んだ。
その微笑みからは、とても幸せものだろうと感じることが出来た。
この世界が、滅ぶまで、あの男とあの男の妻になった者達は、幸せだろう。
何故なら、空よりも遥かに高い島にいる転生神ミネリアルが、祝福してくれるから。
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