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第47話 ヨルダン魔法国で挨拶
しおりを挟むヨルダン魔法国の王宮には、フェリスがいるお陰で、すぐに入ることが出来た。そして、応接室に通され、ヨルダン魔法国の国王にテレスとアリアが簡単の挨拶を済ませ、フェリスの家族に挨拶することになった。
[ヨルダン魔法国の国王視点]
アレク殿一行を別室に案内し、家族を全員集合させた。
「父上、一体どうされたのだ」と、息子が聞いてきた。
「今日は、大事な用があって皆を集めたのだ」と、答えた。
「大事な用とは、何ですか?」と、息子が聞いてきた。
「まぁ、すぐわかる。入ってくれ」と、ドアに言った。
[アレク視点]
中から、声が聞こえて来て、僕達は、フェリスを先頭に部屋の中に入って行った。
中にいたフェリスの家族達は、フェリスの姿と僕とテレスとアリアの姿を見て、驚いた。
「では、アレク殿、自己紹介をお願いする」と、国王陛下が言って来た。
僕は、その言葉を聞き、自己紹介を始めた。「お初にお目にかかります。私、ハロルク王国にて、伯爵の地位を預かっています、アレク・フレックと申します。以後お見知り置き」と、言った。
「私は、アレクくんの婚約者のテレス・アングーレと申します」と、僕に続いて言った。
「私もアレクくんの婚約者のアリア・グレークと申します」と、テレスに続いて言った。
その後は、簡単な自己紹介をした。
「まさか、風神の剣士と呼ばれているフレック殿が来るとは思いませんでした。でも、なぜここに?」と、フェリスの兄が言った。
「それは、アレクが、私の、婚約者、になった、挨拶に、来たから」と、フェリスが答えた。
その言葉を聞き、えっとフェリスの家族が驚いた。
「ど、どういうことだ?」と、フェリスの兄が聞いた。
「私の方から、フェリスのことをアレク殿の婚約者にしてくれと頼んだ。そして、アレク殿は、その提案を受け入れてくれた」と、国王陛下が答えた。
その後は、色々と聞かれた。例えば、フェリスの何処が好きなのかとか、フェリスの魔法研究に関してどう思うかなどを聞かれた。
話しているうちに夜になり、夕食を食べて、解散となった。
僕達は、客間でゆっくりとしていた。
「アレク、疲れた?」と、フェリスが聞いて来た。
「いや、疲れてはいないよ。ただ、フェリスとの婚約を認めてもらえて、良かったと思っているだけだよ」ど、答えた。
「そうですね。婚約発表は、まだ出来ないですけど、正式に認めて貰いましたから」と、アリアが言った。
「そうだね。フェリス、改めてこれからよろしくね」と、テレスがフェリスに言った。
「うん、みんな、これから、よろしく」と、フェリスは言った。
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